中野といえばサブカルの聖地・中野ブロードウエイ。
中野駅を降り立った若者の多くはブロードウエイへと吸い込まれていく賑わいですが、
周りと同じ行動をとっていては中野で先生を見つけることはかなわない。
先生のためならブロードウエイをあえて通り過ぎる!という英断に先生は必ずや応えてくれるでしょう。
騒々しい駅前から一転して穏やかな薬師あいロード商店街の喫茶店「珈琲館」です。
珈琲館だからってあの珈琲館か と早合点するのはもうそろそろ卒業していただかないと困るぞ。
字体と看板も全然違うでしょうが! 元珈琲館じゃね?というところまで疑えるレベルには達してほしい。
これまでの元珈琲館のなかでも一際グッと大人のダンディな雰囲気が漂ってますね。
駅前立地じゃない珈琲館っていうのも珍しいし、チェーンの珈琲館にはなかなか無いタイプだと思うよ。
ドアもカランコロン♪ですから
伝統と格式ある元珈琲館の先生なら全幅の信頼を寄せることができるよね
やはり先生は行列必至の女子カフェよりも、昭和紳士が寛げる大人の静寂空間が似合うというもの。
しかし先生は落ち着いてなんかいられません。
注文直後にご主人いきなり着火! その後すぐに容器から生地投入という忙しさ!!(ノ゚ο゚)ノ
どうやらタネは既に仕込んで寝かせてあるみたいですね、。寝る子は育つ、これは先生にも言えることなのだよ。
むむっ!この色といい輝きといい、先生はもしかして銅板先生ではありませんか
たっぷり寝かせて自らの持つ美が円熟の極みに達しているというのに、
仕上げが銅板だなんて先生の美へのこだわりは現役珈琲館先生にも劣らない、いやむしろ憧れの的になってしまうかも?
最近発見した現役珈琲館先生・元珈琲館先生の法則、「ナイフとフォークが先生の下にセットされる」
アツアツのナイフとフォークで先生をいただいてほしい、っていう思いからですかね。
こういう気配りがさりげなくできるのも珈琲館先生が内面的にも美人たる所以か
このバターも少し柔らかめにしてあって塗りやすくなってるんですよ。
さっきの既に仕込み済みの生地といい、ここの先生ってかなりの人気者なのでは
(ちなみに生地は純喫茶にぃので最後だったらしく、すぐ新しいのを仕込んでました)
ガッチリみっちり系なことが多い元珈琲館先生に比べるとかなりマイルドな部類に入る先生かな。
ふんわりしっとり優しい食感と香ばしさがあって、端っこでもカリカリ感は全然ないです。
シロップがかなり甘いので、できればシロップ控えめにして先生ご自身のもつ甘さを引き出してあげたいところ。
もちろん価格はなぜか元珈琲館先生によくある380円!
たとえブロードウエイで買い物しすぎてしまっても先生は暖かく銅板笑顔で迎えてくださるのだ
珈琲館先生は駅前の賑やかな場所がお好きな方かと思っていましたが、
駅前の喧騒を離れた落ち着いた場所を好まれる先生もいらっしゃるのだなあと、また一つ勉強になりました
過去に伺った、ここ元珈琲館じゃね?と思った先生たち
・ kohikan (神保町)
・ 世田谷珈琲游 (祖師ヶ谷大蔵)
・ 小野珈琲 (森下)
・ der koffer (本所吾妻橋)
・ たに珈琲店 (亀戸)
・ アルビヨン (椎名町)
・ 上板橋珈琲館 (上板橋)
・ 江古田珈琲館
・ ホッと珈琲館 (練馬)
・ 咖啡珈琲 (群馬・前橋)
・ 珈琲館麗門
(大阪・天神橋筋1丁目)
☆★☆珈琲館(薬師あいロード)☆★☆
住所 中野区新井1-21-6
営業時間 8:00(土日祝9:00)~20:00不定休