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徳冨蘆花「謀叛論」を再発見してたら、
「ソクラテスの弁明」が、なぜ好きなのか、最近になって納得し始めた今日この頃です。

文字どおり「屋上屋を架す」ことを行ないますが、
カレイドスコープ」さんが、
モンサントの食堂での真相についての、
グリーンピースによる或る記事を紹介してくれています。
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http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1108.html

http://www.pakalertpress.com/2012/02/11/monsanto-employees-dont-even-eat-gmos/

モンサントの従業員は
遺伝子組み換え食品を食べない

Monsanto Employees Don’t Even Eat GMOs
greenpeace      2012年2月10日

遺伝子組み換え食品で暴利をむさぼっているグループのひとつ、
モンサント社が、社内の売店や社員食堂では
遺伝子組み換え食品の使用を禁止している
という話が巷を駆け巡っています。

モンサントは、飢餓から人々を救う、というポリシーで、
貧困国に遺伝子組み換え食品を絶えず押し付けているわけですが、
まさにその遺伝子組み換え食品を、モンサントの従業員には(食堂などで)出していない
、ということがFriends of the Earthによって、1999年、暴露されたのです。

このことは英国の権威ある新聞、インディペンデント紙の1999年の記事にちゃんと書かれてあります。


20120213-3.jpg

モンサントの社員食堂ではGM食品を提供することが禁止されている
GM food banned in Monsanto canteen

…………(途中、省略)
(イングランドの)バッキンガムシャー州ハイウィコムにあるモンサントの製薬工場内にある社員食堂を運営している会社は、従業員に提供する食事には遺伝子組み換え食品を一切使用していないと、Friends of the Earthは報告しています。

その社員食堂に張り出された告知によれば、グラナダ・グループが所有するサトクリフ・ケイタリングは、「私たちのレストランで提供するすべての食べ物に、遺伝子組み換えダイズと遺伝子組み換えトウモロコシを使わないことを決定しました」というのです。

「消費者である従業員のみなさまに、私たちが提供する食べ物が確かなものであると実感していただくために、上記のような手順を踏むことにしました」と従業員たちに告知したのです。

モンサントは、自分たちの立場を確認しました。

「はい、そのとおりです。私たちは選択を信じています」とモンサントの広報担当、トニー・クーンビーは言います。

「モンサントの農業生産工場の従業員たちは、遺伝子組み換え生産物を食べることができて幸せだと感じています。
……レストランの告知では、(遺伝子組み換えダイズと、遺伝組み換えトウモロコシ以外の)いくつかの製品には遺伝子組み換え生産物が含まれているかもしれません。
……なぜなら、従業員たちは、噴霧される農薬などの化学薬品の量が少ない食べ物を食べることができて幸せであると感じているからです」
とトニー・クーンビーは言います。

モンサントは自社の農薬については寛容なため、工作を加えられた作物には、少ない農薬でこと足りると言っています。

しかし、批評家たちは、確かにモンサントの農薬を使えば、使用する量自体は少なくなるかもしれないが、その農薬が環境に与える影響は計り知れないほど大きいものであると言っています。

Friends of the Earthの食の運動家、エイドリアン・べブは、
「大衆は、遺伝子組み換え成分に対する懸念を、はっきりと表明しました。
今、モンサント自身の仕出しを提供している会社でさえ、この新技術に対して確信を持っていないようです」
と語った。

モンサントは遺伝子組み換え食品は無害である、と、
ことあるごとに主張していますが、それはまったく証明されていません

仮に、もし遺伝子組み換え食品が無害であるなら、
なぜモンサントの社員食堂が、
外部の「サトクリフ・ケイタリング」の仕出しによって賄われているのでしょう?


なぜ、モンサントの社員食堂で出される食べ物から、
遺伝子組み換えダイズとトウモロコシは除外する、
という決定を通知したのでしょう?

…………
モンサントが、
社員食堂で遺伝子組み換え食品を使用しない
という決定を下したことによって、
自分のところの従業員たちには、
遺伝子組み換え食品を食べるか、食べないかという「選択」の機会を与えていないことが
はっきりと確認されたことになるのです。

これは事実上、
モンサントの従業員には遺伝子組み換え食品を食べさせない、

ということを確約したことになります。

その一方で、モンサントは「我々は選択を信じる」と言っているのです。

――――――――――――――――――――――――――――
転載終了


こうした動きは、
モンサント社みずから
が、
遺伝子組み換え食品
を、
どういうものであると思っているか、

を雄弁に物語っています

まるで野田政権が、
再稼働の判断については責任をもつ、
という弄弁を吐きつつ、
再稼働して大惨事が起こっても、
自分たちは、いっさいの咎(とが)めを受けないことの
閣議決定をしたり、

また内閣や国会からの横槍を受けない
「原子力規制委員会」に、
原発推進派を送り込んで、
国民による追求の責任回避をしようとする
自らの背任行為への自己認識の裏返し
の動きを、
連想させます。


さて、その遺伝子組み換え食品とは、
どういうものなのでしょうか?



過去にも一度、紹介させてもらってのですが、
再度、引用したいと思います。

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遺伝子組み換え大豆で重大影響

ラット新生児の半数が死亡
倉形正則
http://www.gmo-iranai.org/news/93/13.htm

ラットに、遺伝子組み換え大豆を摂取させたところ、
その子どもたちに重大な影響が出た
との研究成果が報告されました。
(『生活と自治』2006年2月号14頁にも掲載)

実験に使われたのは
既に年間1億トンを越える量が生産されている
モンサント社のラウンドアップレディ大豆です。
この度、その実験を行ったロシアの科学者
イリーナ・エルマコバさん(Dr.Irina Ermakova ロシア科学アカデミー高次機能・神経行動学研究所、ロシア予防医学リスクマネージメント学会理事)が来日し、学会でその結果を報告しました。
本誌校了直前のタイミングで、短時間ではありましたが
エルマコバ博士から直接お話をうかがう機会に恵まれました。
その緊急報告です。

エルマコバ博士は、今回学会(第1回医療安全国際フォーラムサテライトシンポジウム「ロシア科学アカデミーとの国際共同研究ネットワークの発展」主催:国際予防医学リスクマネージメント連盟)。

(引用者中略)
エルマコバ博士は、
遺伝子組み換え問題に興味を持ち、
各国の実験報告を探したところ、
動物への影響について、報告されているものが
あまりにも少ない
ことに驚き
自分で確かめてみようとした事が、
今回
[=遺伝子組み換え問題の研究]の動機であったとのことです。


GM大豆投与群の半数以上が死産

今回の実験は、実験用のラットに
モンサント社の遺伝子組み換え大豆(Mon40-3-2)を経口摂取させ、胎児への影響を比較したものです。
実験の概要は次の通り。

A群:ラット用の餌に加えて
GM大豆を粉末にしたものを日量5~7グラム与えた

B群:ラット用の餌に加えて
非GM大豆を粉末にしたものを日量5~7グラム与えた

C群:ラット用の餌のみで飼育
2ヵ月齢のラットを
上記の3群に分けて実施

それぞれの使用大豆は、
実験前にPCRによって、
Mon40-3-2大豆であるか否かを確認。



これを妊娠2週間前から与え始め、
妊娠中、授乳中と与え続けた。

また、それぞれの群で生まれた子どもも同様の餌を与えて、経過を観察した。

その結果、
生後3週間後までの新生児死亡率は
A群 55.6(生まれた仔45匹中、25匹死亡)、
B群 9.0%(同33匹中、3匹死亡)、
C群 6.8%(同44匹中、3匹死亡)
という驚くべき結果となった。

生まれた後も成長不良
またGM大豆を与えた群の子どもたちは、
その後の成長も著しく悪くして死亡
成長不良が多く出た
とのことです。

博士は、
それぞれのラットの臓器についても
解剖して比較したところ、
ほとんどの臓器に発育不良が見られた
ということです。
この結果についての研究論文は、
既にピア・レビュー(第三者の研究者によるチェック)を終え、
近く学会誌に掲載される予定(正式掲載前の詳細公表は禁じられている)。
詳しくはその発表を待つことになります。



動物実験が免除されているGM食品


遺伝子組み換え食品を動物に摂取させる実験は、
現在の日本の食品安全委員会による安全審査基準(=CODEX基準)では必須とはされていません

[その事か]GM作物を
最初に食べるのは
私たち世界の消費者

という事態となっています


以前から
直接の長期試験の必要性が要求され続けています
今回の実験結果は、
改めてその必要性を強く要求するものです。



東京都も同じ大豆で摂取試験



実は東京都も
この
Mon40-3-2大豆に限って
ラットによる長期(104週)摂取試験と
マウスによる3世代に渡る生殖影響試験
実施しており、
いずれも有害影響なしと報告されています。

現在流通しているGM作物を対象とした動物実験自体としてはきわめて希有なものです。

この実験について
エルマコバ博士に質問したところ
博士が検索した研究論文の中では見たことがない
とのことでした。

以前から問題のあったMon40-3-2大豆
Mon40-3-2大豆は、
現在のずさんな安全審査作業においてさえも
問題視されていたいわく付きのGM作物です
当初の審査作業時点では未確認だった未知の遺伝子断片
次々とMon40-3-2大豆のDNAから発見されたのです。
その上、
未知の新規タンパクにつながりかねない二次転写物(mRNA)も確認されていました

市民団体からは安全審査のやり直しと
栽培・流通の即時凍結が要求されています。
追加試験とGM食品の凍結処置を!
Mon40-3-2大豆ラウンドアップレディ(RR)大豆、40-3-2系統、除草剤耐性)
世界の大豆生産量の6割1億2千万トン
を占めるほどに拡大
しています。

主に用途は搾油された後に飼料となりますが、
加工原料などでも
私たちの食卓にのぼっている
ものです。

ですから今回の結果は、
地球レベルでの甚大な影響に繋がります

追加実験をすぐさま実施する必要性も 
さることながら、
まずは
RR大豆の種子販売
作付け
流通を凍結することが必要とされるところです。

数千万トンの在庫を凍結することが
可能かどうか、
目眩がする事態ですが、
追加試験の積み重ねによって
原因が究明されない限り、
Mon40-3-2大豆は少なくともこれ以降、
栽培禁止としなければなりません。

同時に、
追加実験の結果の如何を問わず、
すべてのGM作物については、
少なくとも長期の動物実験を義務付けることが改めて要求されます。
多分それでも
GM生物のもたらす影響
私たちにとって
未知の部分が多すぎる
といえるでしょう。


※傍線、強調、着色は引用者。
――――――――――――――――
転載終了。

遺伝子組換食品は臓器の機能を変えてしまう
https://www.youtube.com/watch?v=aBXQKbGmqSU&feature=player_embedded

動画で紹介されている細胞研究によれば、
遺伝子組み換え食品の摂取により
ガンを引き起こす遺伝情報が吸収されていき、
また脳や生殖器官、そして肝臓・腎臓・(心臓)など多くの臓器機能の変異・変更をもたらす事から、

あなたが、遺伝子組み換え食品を摂取すればするほど
あなたは、自然の生物体としての
ヒトではなくなっていくのです。”という総括が出てきています。

こうした「遺伝子組み換え食品」や「モンサント農薬」の、アメリカ国内(モンサントの食堂は除く)での認可流通には、
悪い意味での、きわめて政治的な力が、
働いてきました。
先日も御紹介しましたが、
あらためて確認したいと思います。

――――――――――――
http://cinnamon.tumblr.com/post/29524370/the
より一部引用。 (太字強調と[ ]付記は引用者)


「種苗会社を買収した米国の農薬企業が
遺伝子操作された種の特許取得に乗り出し、
特許料で巨大企業が潤うというシステムです。

その巨大企業の幹部から
環境保護庁次官最高裁判所判事商務長官農務長官米国食品医療品副長官などが輩出されている事実(!)<※>。
あの、ラムズフェルド国防長官[ブッシュJR.政権時] も、
遺伝子組み換え菜種(キャノーラ)を作り特許に乗り出している元モンサントの子会社の社長だったのでした。(だからアメリカでは、遺伝子組み換え容認、その上食品への表示もしないままのか!?)


※ www.maff.go.jp/primaff/koho/seika/project/pdf/gmo3-9.pdf
―――――――――――――――――――――――――――

そうしたアメリカ国内における<遺伝子組み換え許認可>に関する「回転ドア利権構造の他方で、
いま危惧を抱いている<TPP>の場合では、
経団連会長にして住友化学会長でもある米倉弘昌が、
モンサント社
長期協力計画を結んだ上TPPを推進している最中です。
遺伝子組み換え食品に関する問題をはじめ、
こうした点は、「サルでもわかるTPP」/「Project99%」が詳しく、優しく解説・説明。
また田中康夫
 新党日本代表が、
2011年11月11日の衆議院予算委員会で指摘
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=M2an1PMYj-o

「モンサント : 遺伝子組み換え有毒作物・・・Democracy Now! 」
http://www.youtube.com/watch?v=Y84Yhqj1IH0&feature=player_embedded

画面下部の中央右側の[CC]をクリックで赤く灯すと、日本語訳字幕が出ます

すこし話が逸(そ)れますが、
チャップリンの映画の一つに、
キッド(The Kid)』という作品があります。

チャップリンが、捨て子の坊やを拾い、
育てていく物語です。

育てるのに日銭を稼ぐために、
ガラス修繕の商売をするのですが、
窓ガラスが割れているなどガラス修繕を求めている家は、そうそう無いのでした。

そこで、
チャップリン親子の「営業活動」のアイディアが、
ひねり出されるのでした。
その「営業活動」あるいは「販促活動」というのは、
”ガラス修繕の需要が無いのならば、
ガラス修繕の需要を、こちらから作ればいい

というものでした。

方法は簡単。
ジャッキー坊やに石を投げさせて、
ガラスを割ってもらう
、という「需要創出策」/「販路創出策」なのでした。

なぜ『キッド』の話をしたのかというと、
ジャッキー坊や>に
モンサント」を当てはめて

ジャッキー坊やが投げる石>に
遺伝子組み換え食(除草剤を含む)」を当て

そして<ガラス修繕屋チャップリン>に
(<消費税増税>や、<フリーター資本主義による掛け金財源層の喪失>や、TPPの<ISD条項>により、日本で実現化されてしまう)「”市場原理的医療-薬学-保険複合産業」を当てはめると、

市場原理主義型医療システム国アメリカは、医療難民大国!?
TPP加盟導入後で実現される「混合診療」の世界 ~その1~
日本の「混合診療」実現化 (アメリカが1994年から狙ってきたもの) ~その2~
(しかも、メリット・ディメリットがあるけど、
安価なジェネリック医薬品の流通も、
TPPの「特許保護」で抑制されます
し)

(しかも消費税増税でも、
医療経営は崩壊します。)

消費税増税で医療が崩壊する!?~その2(消費税の基本的な仕組み)~
消費税増税で医療が崩壊する!?~その3 (社会保険診療の「非課税」が、病院経営を逼迫する)~
消費税増税が、医療を崩壊させる!?

結果的に、日本国民をカモにした「市場原理主義医療」に病人を生産する、(貧乏人は門前払いの)何とも”見事なまでに残酷悪魔的”な構造を、思い浮かべてしまいます。

こんな「TPP」を推進・賛成する<大阪維新の会>や<みんなの党(川田龍平議員を除く)>、
自民党の石破茂議員や小泉進次郎議員などを、どうして信用できましょうか?

自分も、身内も、知り合いや子供たち、
お年寄りたち
わが町の人々が、
そして他道府県の人々も、
「市場原理的医療」で門前払いされて
野垂れ死んでいくのを、
何もできずに、悔しい思いをしながら、
見聞きしつづける人生を、迎えたいのですか?

自分が死んでいくまで、
それを見聞き続け、耐えられますか?

死んだ後も、
歯痒(はがゆ)い思いをし続けたいですか?

<関連記事>

○ TPPについて (アメリカ人研究者から、日本の皆さんへのメッセージ)
○ TPPをナメるな!(10)~安全基準が剥ぎ取られる~


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