緊張含めネガティブな感情を受け入れると、ネガティブな要素が消えるメカニズム

こんにちは

東京中央カウンセリング塚越友子です。

緊張・あがりを克服して
ここ一番で実力を出し切る
パフォーマンス向上シリーズ

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これまでの記事

緊張を感じないようにしようと思えば思うほど、
緊張する逆説的効果

http://ameblo.jp/hikarinohane/entry-11983812774.html

思考抑制のかわりに、何をするのか？　
ネガティブ感情へのメンタルトレーニング

http://ameblo.jp/hikarinohane/entry-11984176652.html

なぜ、緊張やあがりには、
まず受け入れることが大切なのでしょうか？

http://ameblo.jp/hikarinohane/entry-11986370083.html

緊張やあがりを受け入れた方がよい理由その２

http://ameblo.jp/hikarinohane/entry-11987499647.html

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緊張は受け入れた方がいいというお話をすると、
それは暴露法ですか？
それならば嫌ですとおっしゃる方がいます。

暴露法とは、
不快な体験イメージとの直面化(エクスポージャー)によって
不快な情動体験の軽減と認知の再構成をもたらす方法です。

たとえば、
パニック発作で電車に乗れなくなった人を電車に乗せて、
発作が起きるのでは？という怖さ・不安と直面しながらも
発作がおきないという体験をして、
だんだん、電車にのっても怖いことはおきないと
意味付けを変えていく療法です。

これは不快を真正面から受け止めるので、
大変苦しいですから、不人気な療法です。

不快な体験を軽くするには、
不快な体験と同時に快適な体験という
拮抗する感情を感じさせることによって、
不快な体験の記憶を減少させることができる逆制止という
メカニズムを利用するのが良いと考えられて
いたので、今まで推奨されてきた療法でした。

ところが、最近の研究でわかってきたのは、

不快と快適を拮抗させて、不快の情動的な意味を減らす
ことができるのではなく、

心理的に平穏な状態の中で、不快と直面化することで、
不快への情動的な意味が軽くなるということがわかってきました。

安全な中で体験するから、
「あれ？思ったほど不快なことではないんだな」
と感情体験の意味付けを変えることができるというわけです。

ですから、東京中央カウンセリングで提供している
フロー・メンタルメソッド
（パフォーマンス向上のためのメンタルとれーにんぐメニュー）でも、
不快を受け入れる平静さをつくりだすことを重要視します。

平静さをつくりだせれば、不快な体験をしても、その体験と
正面から向き合えるようになる。

正面から向き合えれば、緊張がいやだといって、逃げ出したり、
恐怖から体が動かなくなり、パフォーマンスがおざなりになる状態から、
今取るべき、行動を選択し、それに集中する余白をもった状態へ
メンタルを調整できるようになる。

結果、緊張を受け入れたら、良いパフォーマンスにつながった。

緊張はそんなに悪いものじゃない。

緊張体験をこうして書き換えるのです。

毎週火曜日発行の「ソリューションズ」メルマガ
本日号でもお話していますが、

私たちは、
心理的苦痛を克服するまで、幸せは得られない
という思い込みをもっています。

人生を豊かに過ごすことは、
感情的に苦痛を感じずに過ごすこと
とは別物である

と気づけた人から
自分の人生を「生ききれる」のかもしれません。

今日も最後まで読んでくださった素敵なあなたに
たくさんの幸せがおとずれますように

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