第3次補正予算案が委員会で可決 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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本日の衆議院予算委員会で、

 

平成28年度一般会計補正予算案(第3号)

平成28年度特別会計補正予算案(特第3号)

 

 

これに対して、民進党提出の予算撤回の上、編成替えをせよとの動議については賛成少数で否決すべきものとされました。

 

補正予算案に反対の理由について民進党は、

●税収が1.7兆円少なくなる見込みであるにも関わらず財政出動することがおかしい。補正予算は緊急的なもののみである。財政再建に対しての意欲が見られない。

●国際拠出金など、当初予算でなすものが補正予算に押し込まれている。

 

これにくわえて共産党は、

●防衛関係費の膨張

について反対理由としています。

 

以上の二案は、自民党・無所属クラブ、公明党、日本維新の会による賛成多数で可決すべきものとされました。

 

【第三次補正予算案については賛成すべき】

財政赤字の膨張が良くないと言うが、このプラス利子の経済社会では借金を垂れ流すことによって成り立っているのであり、それが経済成長を作る源となっています。

 

歳出においては、熊本地震・東日本大震災の復興、北日本での台風被害、新潟での糸魚川大火などの災害、北朝鮮からの弾道ミサイルへの対応費用は緊急を要するものであるから別として、国際機関への前倒し支払いなどについては先払いすることによって国債の膨張を招くことに寄与する観点から賛成いたします。

 

野党からは今日発表の消費者物価指数が下がっていることが指摘されていましたが、デフレになっていている状態で国債を発行してはいけないというのは矛盾します。

 

消費者物価を上げなければいけないと思っているのならば、国内に流れるお金を増やさなくてはなりません。そこで政府のできることは国債の発行です。そしてそこに利払いが生まれるから世の中にお金が増えて、そして物価が上がっていくのです。

 

そもそも、民進党はこの補正予算案を反対する理由としている内容について、政府への説得が全くなされていません。最初からこの予算案は与党の多数で可決されることが前提であるので猿芝居をせざるを得ない。まずは、この国会の環境を改めるべきであると考えます。