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2010-02-10 15:57:55

着物Twitter盛況の日

テーマ:着物

ハッシュタグ #kimono ここには作り手・売り手・使い手がいます。

最近では稀なほど盛り上がりを見せた着物Twitter。

問題点と解決への「Do」が見え隠れ。

Twitterを営業ツールとしてのみ使うのでは、真価を活かしきれないと思います。

願わくば原料から使用までがガツガツ繋がらんことを。

かえって大きな企業体では出来ないことが、そこにはあると感じられるのです。

大きな企業体、それこそがギョーカイの売上のほとんどを叩き出しつつも、
「着物を使う」ことが提案しきれていないと、残念ではありますが感じられてならないのです。

たかだか10年位見ているだけの小僧にはそう感じます。

が、逆にそれらが動かなければ得られない果実があるのもまた真。
(室町ショックの逆法則でもありますね)


未ユーザーにも影響を及ぼす程のうねりが、生まれていきますように。


段階を踏むために、接点のあるギョーカイの人にTwitterを広めるのが、
誰にでも出来る、小さいながらも一歩かも知れません。

もちろん目に見えるように「着物を使ってみせる」ことが重要なのは、
繰り返し述べていることです。

うまいコーヒーも、口にしてみなければ正否はわかりませんが、
「美味しそうに見える(或いは見せる)」ことが大切だと思います。



パソコン通信のときとは、違ってきているんですよ多分

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作




2010-02-09 19:17:30

「木綿展」へ商品発送の巻。

テーマ:着物

そんなこんなで本日は、出張「木綿展」の商品発送でした。

何だか回を重ねるごとに持ち出す量が徐々に増えていますが、取扱い種類や数が増えて

いっているため、自然とそうなってしまう模様。空間と量のバランスは常に悩みのタネです。


是非、機会を見つけて店舗にもお越しくださいませ(汗


はすのやにっき-木綿山(梱包済み)

いうわけで木綿・ウール・綿麻・帯などによる「選抜隊」。

泣く泣く置いた物もあり、また全体の数量を抑えるため、同柄のものは外しています。



はすのやにっき-木綿山(お品書き)

ざっとしたお品書き。詳細は会場 (2Fギャラリー)にてご覧下さい。


なるべく多くのアイテムを、なるべく多くの方に触れていただきたいと考えております。

トピックスとしては、今回より「近江上布」「木綿の馬乗袴」が新たに追加されました。

袴は既製品ではなく、素材をお選びいただいてお仕立てをするという方法を採用しています。

目安は3万円ちょいで仕立て上がりとなるくらいで、もちろん、水洗い可能な仕様です。


上記のお品書きの中でも、特に久留米絣のボリュームはなかなかのものだと思います。

いわゆる幾何学模様の「久留米っぽい久留米」ではありませんので、注目です。


夏物も既にスタートしています。いずれもネット未掲載のものがかなりありますので、

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


大人の事情でネット掲載できない帯もあります。


などなど、見応えはある程度確保できたかなぁと。

精一杯やりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。



染織こだま 愛知出張展のご案内



ふだん着と言っても多くの価値観に沿えるように考えました

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作


2010-02-08 14:12:50

呉服屋さんはいま大変じゃないですか?

テーマ:着物

本日の表題、昨日うちを訪れてくださった方が、お帰りの間際に放っていかれた言葉です。


何が大変だと推察されたかは窺い知られないところですが、「いや、うちは楽しくやってますよ。」と、

咄嗟に口をついて出た言葉はこれでした。


思えば「楽しくやっている」ということは全く素直に出た言葉なので、偽りは無いと思います。


しかしながら、おそらくまだ20代半ばくらいであろうお年の方から、ポーンと投げられるものと

しては、かなり新鮮な響きがありました。

「あー、呉服屋さんって大変そうに見えるのかな?」と、後からになって初めてボンヤリそんな

ことを思ったくらいで、一瞬、「??」となりましたんですよw


穿って見れば「ご同業か?」というところですが、まあそれはわかりません。


世間話の切り口にしてはなかなか面白いですが、なにぶん帰り間際でしたので、それ以上の

会話はありませんでした・・・。



              呉服屋さんはいま大変じゃないですか?



「大変」


・来店が無い

・売れない

・支払いが滞る

・借り入れがある

・後継者がいない


一般的に考えられる「大変」って、こんなところでしょうか?


現実には、どこにでもありそうなことだとは思わないでもありませんが、世間話を超えて

話し込むにはあまりにリアルな内容になりそうで、それはちょっとコワイかな、と。


確かに、ゴフクヤサンがどういう仕事をして生計を立てているか、一般には知られていないこと

かもしれません。実体の見えにくい「職業」呉服は、イメージだけが先行しているいまの現状を

端的に表しているものかも。


むしろ、そんなひと言を言えるほどに着物、あるいは呉服業に関心があるんですかっ!?と

いう印象もありました。大抵の方はその辺りスルーですので。



呉服店に足を運ぶ方がどちらかというと少数派であるならば、呉服業が何をしている仕事かを

ご存知の方もまた多かろうはずがありません。


それにまつわる産業が何をしているのか、義務教育過程における職業教育の中にも「呉服」で

就業体験や、社会見学をしているところは決して多くないはずです。


もっとも、小売店でそういう機会があったとしても、スーツのおっちゃんがあれこれと説明をして

も何ら説得力が無いと思うのですが。(そこをツッコめ、生徒諸君!)



また、呉服業者が異業種とどれほど近いところで交流をしているか、というのもありますね。

あなたのごく親しい方々も、あなたがどういう仕事をしているかを理解しているかは、意外と

知られていないのではないでしょうか? >着物で飯を食べている皆さん


逆に、そこはなるべく知った上で職業とやりたいことのマッチングを考えてみた方が、より満足

出来る環境で働けるのではないでしょうか >着物で飯を食べたい皆さん



とは言いつつも、自分もこの業種一つをどれだけ知っているかと問われれば、まだまだ知らぬ

ことの方が遥かに多い現状です。これはもう一生勉強のつもりでいないとムリでしょう。

そのつもりでもすべてはカバーし切れないかもしれませんが。(現実には役割分担でしょうけど)


呉服屋さんは、ということで始まった話ですが、そういう風に二、三歩離れた位置からこの

仕事を見てみると新鮮だと感じました。

大変なことや解決困難な課題も確かにありますが、近視眼的にそればかりを見ていると、

呉服業ならではの楽しさや、誰かに幸せになってもらうことを見失ってしまいかねません。


幾つもの目をもって、見る、或いは近づいたり俯瞰してみたりしていかなければ、面白さを

伝えようにも伝え損ねることも出てくるでしょう。


そういうニュートラルな立ち位置に今一度戻って、情報の矢を放てるようにしたいものです。




いや、実際大変なことはイロイロあるんですけどっw

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作



2010-02-07 12:15:31

オススメ!和なサイト・ブログランキングなど

テーマ:雑談

数あるランキングサイトの中で、ちょいと素敵なところをご紹介。


皆様は既にご存知の方もあるかと思いますが、「和」に特化したブログ『瑠璃色Tradition』の

ライターさんであるcraranさんが主宰するコミュニティが『ワノコト』です。


そちらにランキング機能が追加されました。


↓こんな感じです
はすのやにっき-ワノコト~ランキング


既に超有名なガジェット「幕末古写真ジェネレーター 」や古民家スポットを収集していく

コミュニティ「ふるみる 」など、素敵なツールをリリースされているcraranさん。


和にまつわる、ちょっと楽しいことを共有できる場を、次々と提供してくださっています。



今年は僕自身、彼の作ったシステムにどっぷり漬かってみようと思っているのですが、

ハマって情報をつっ込めばつっ込むほど、非常に知的好奇心を刺激してくれるというわけ。


自分のブログが「和」のカテゴリーに入るかわからず、ちょっと躊躇しているところでは

ありますが、これだけピュアに日本内外で形成されている「面白み」に飛び込んでいく

試みも珍しいです。


いつか参加者が急増するシーンがやってくると思いますが、そのためには皆さんの

「これ面白くね?」が何よりの応援なんですよね。


日常生活から旅先のこと、そして身の周りにある「気になる和」を集めてみませんか?



僕自身の「和」論はここではおいておき、「ちょっと楽しい日本にまつわること」くらいの

ノリでじゃんじゃか関わっていこうかと思っています。



人はやっぱり楽しいこと、気持ちよいことに流れていきます。それは大きな勢いとして。


であれば、感覚的に楽しく心地よい「和」てやつは、とても魅力的で何かをプラスに変えて

いく力を持っているものかもしれませんね。


引き算の美と足し算の美、どちらも遊べる日本てぇのは、実に楽しいものだと思います!



ワノコト

http://wanokoto.net/


瑠璃色Tradition

http://ruri.crara.cc/


Twitter/craran

http://twitter.com/craran



氏は、改めて僕が紹介するまでもないのですが、年齢性別を問わず押さえておきたい人ですw




さて、時間を見つけてやってみよう!

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作



2010-02-06 16:00:30

木綿展「宴会」増えてます

テーマ:染織こだま

名古屋出張「木綿展」、宴会の部も参加者がじわりと増えています。ありがとうございます!


仕事は仕事、遊びは遊びということで、楽しい着物話で時を過ごせたらと思います。


中部・東海方面の木綿着物話も出るかな~。お気軽にお申込み下さい☆


ただ今の参加希望


愛知 3

京都 1

宮崎 3


ずず、おーやん、K、O女史、こだま3人(敬称略)


随時受付。予約の確定をしなければなりませんのでお早めに。


今回もまた仕事を離れたお付き合いが出来ればと思っています。

清く正しく割り勘でお願いしますw


参加の受付はこちらにコメントしていただくか hasunoya☆gmail.com (☆=@) まで

メールを下さいませ。お電話であれば0985-24-7183(染織こだま)へお願いいたします!



お知らせでした

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2010-02-05 19:03:30

「木綿展」準備で店中に木綿・ウール・綿麻反物などが山積みでいよいよだなと

テーマ:染織こだま

本日19:30にメルマガ を発行いたします。木綿展の準備も佳境を迎えてきています。


当初予定していたよりも色んな種類の商品を持っていくことになりました。

染織こだま「木綿展 」は2月13日(土)12:00~です。


少しでもふだん着の着物(もちろん定義は様々ですが)の楽しさ、日常非日常での着物の

面白さをお伝えするために、商品を大移動させて全国各地を訪れようという企画です。


土地によって、それぞれの地域性・気候風土があります。

木綿着物の知名度が高い土地や低い土地。


まず、知っていただくところから始めたいと願っております。



木綿やウールの着物には、着物そのものが「使っていただけるもの」というポジションを

獲得するための無限の可能性を感じています。


家でのお洗濯が可能で、ビックリするほどには高額ではない、そして和裁の技術はしっかりと

詰まってお届けできる、そんな着物を目指しています。


会場では主に反物をあてて、お選びいただくのですが、いつ・どんな時に着ればというご相談、

いつ・どんな時に着たい!というお話を一緒にさせていただければと思っています。


僕は、木綿着物が好きで、おそらく絹のものもある程度着つつも、一生のパートナーはやはり

木綿やウールだと思っています。人生のほとんどが日常生活だからです。



はなはだ微力ではありますが、「着物を着る」ことの後押しが出来れば幸いです。

まず、ユーザーあっての仕事であり、ものづくりです。


見て、触れて、たずねて・・・。

(言い方によっては見放題・触り放題・聞き放題w)


小さなお子さんの着物から散々着物を楽しみ倒した方まで、まずは一度お会いすることが叶う

ことを心から祈っております。



こちらからもご案内中です↓

染織こだまmobile

http://someorikodamas.com/i/



なお、2/13~17まで宮崎の店舗はお休みをいただきます

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作



2010-02-04 12:54:12

やります木綿展「宴会の部」名古屋は伏見で初開催。着物と手羽先☆

テーマ:染織こだま

毎度お馴染みとなりつつあります。染織こだま出張木綿展開催に伴う「宴会」のお知らせ。


名古屋初開催の「木綿展」 http://someorikodamas.com/aichiten.shtml


年に数回、当店の木綿やウールや綿麻着物を数百点、県外へ移動させて行う出張展です。


各種商品をそれぞれ触り比べて見比べて、という販売会なのですが、おかげ様で現地からの

強力な引っ張りもあり、この度、愛知県名古屋市での初開催が叶ったというわけです。


木綿展をやるということは宴会カクテルグラスビールお酒ワインも?


やります。


パーティーとかトークショーもそれなりに魅力的ですが、同じ席で着物仲間としてわいわい。

時にはぶっちゃけトークもやっちゃって、ワーワーと騒げてしまうのがこの「宴会の部」。


毎度毎度毎度毎度(あまりに多いので四回書きました)、終電逃しが発生する宴会です(汗


今回は地元のO氏に手配をお願いいたしました。


風来坊 伏見店  地図  


時間 20:00~22:30(なるべくスタートは前倒ししたいと思っていますが)

予算 3,000円程度


山ちゃんと双璧を成すという手羽先のお店です。

希望を地元のもの!とお伝えしつつ、終電をある程度逃さない工夫をしつつ、宿に近い。


今回の木綿展会場最寄り駅「御器所(ごきそ)」からも地下鉄ですぐです。

宮崎鹿児島の鶏は南九州の定番。大分は日本一の鶏消費県、馴染みの深い

食べ物であるわけですが、名古屋の鶏も何回か食べてよかったので楽しみです。


そして、名古屋チームに可愛がっていただいた学生の頃からもう7年ほど。

個人的には再会の楽しみもあります。


参加の皆さん同士が仲良くなっていくのもまた良いものです!


ただ今の参加希望


愛知 2

京都 1

宮崎 3


ずず、おーやん、O女史、こだま3人(敬称略)


随時受付。予約の確定をしなければなりませんのでお早めに。

また、これも毎度のことですが木綿展終了後のこれは、どちらかというと着物仲間での

オフ会に近いものがあります。たまたま僕らが着物の仕事をしているというだけの。


着物屋さんも泣き笑いする人間ではありますが、今回もまた仕事を離れたお付き合いが

出来ればと思っています。そういうわけで(そういうわけか?)割り勘でお願いしますw


参加の受付はこちらにコメントしていただくか hasunoya☆gmail.com (☆=@) まで

メールを下さいませ。



お仕事の方は以下のリンクをご覧下さい。

染織こだま愛知出張展のご案内「木綿展」

ただいま宮崎の店舗内には商品の山が出来ています♪これに合わせて仕入れもしますしね。



くれぐれも楽しすぎて帰れなくなりませんよう

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作


2010-02-04 11:29:00

黄楊櫛ひとつと九州ひとり旅、山の暮らしへの憧れとともに

テーマ:

昨日は鹿児島県の指宿(いぶすき)に、薩摩黄楊の櫛を求めて伺ってきました。


黄楊、柘植、ツゲ。


繊細な仕上げによって生み出される黄楊櫛は、しなやかな黒髪とともに一つの憧れです。

椿油で手入れをしながら使い手と一緒に育っていくその存在は、以前から気になっていました。


機会を得てようやく手にすることが叶いましたが、やはり知識と実際では相当に開きがあります。

艶、手触り、髪通りの良さ。

着物と同じく「使うこと」で初めて知ることが出来るものだと感じました。


手の届く範囲ではありますが、このような手仕事にもっと触れてみたい。

それらを通して、自分の仕事の命題にも思いを致したい、そう感じたところです。



指宿を観光し、噴煙上がる桜島を眺め、鹿児島市内を通り、鹿児島インターから高速道路へ。


さらに熊本市を抜け阿蘇へ。

雄大な山並みを眺めながら、普段住んでいる宮崎平野との気候の違いを肌で感じました。


日本的でありながら日本的ではない雰囲気を持つ阿蘇。

近在の温泉群と相まって、九州を代表する観光地の一つです。



帰り道、阿蘇から高森に出て高千穂に至るのですが、押し迫るような山々の斜面を開き、

段々畑が随所に見られます。


平地と違い、耕作出来る土地にも制限が生まれる山間部。

作付け面積がそのまま経済的な成果の部分と関わるのはもちろん、機械を入れるにも

簡単ではない場所があります。


いつの頃からか、強烈に憧れを抱くようになった宮崎の山。

いずれは居を構えたいという思いもあります。


両親ともに、それぞれ3代以上前には山の民であったと言われる家系なのですが、今に

なってそこに抑え切られない憧憬を感じるのは、血のなせる業でしょうか。

海に向かう父と山に向かう息子、人もモノも、流転していくものだと感じてもいます。



翻って、薩摩の黄楊櫛です。

その土地のものには、その土地で成立するための必然がある、黄楊製作所の主の思い

として紹介されていました。


伝統技術に新たな息吹を吹き込むと同時に、今の世の中にそれがある必然を、僕らも

また思い描いていかなければならないのでしょう。



薩摩半島の遥か海と桜島の存在感、阿蘇の雄大さ、高千穂の実直で荘厳な山の暮らし。

意義のある休みを過ごせた一日。



宮崎の家に戻って、あらためて黄楊櫛を手に取ります。

なめらかさ、キメの細やかさ、やさしく馴染む感覚があります。


いつかそんな黄楊櫛を贈る誰かがいればいい。

そんなことにまで思いを馳せた夜でした。




ある図柄を彫って欲しいと思いながら今手元にあるものは無地の男櫛

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作



2010-02-03 17:38:59

ちょこっと出かけて

テーマ:着物
指宿から阿蘇回りで帰宅中。

詳細は後から書きます。
色々とまた思うことあり…。
2010-02-02 14:50:08

青銅組

テーマ:着物

世代的に「青銅聖闘士」がわかる方は、ある程度お年が近いのかなと思います。


今年のテーマは「ガンガンいこうぜ」で、スローガンは「燃えろ俺の小宇宙」なのですが、

ネタ的にはアラサーがニヤリと笑いそうな感じです。


Twitterでもアラサー呉服業仲間がいらっしゃいまして、最近仲良くさせていただいてます。


僕も彼も、「着物の仕事で飯を食っている」わけですが、共通する危機感やふだん着物の

重要性やそれへの期待感などにも、共有できることが沢山あります。



そんな折、都心では博多織メーカーさんのアンテナショップが企図した、生産と販売そして

ユーザーさんの考えを繋ぐ試みが開催間近となっています。


しかし中心部でのそういった機会を捉えて参加することも、なかなか地方住まいには難しく、

多忙な時期であるために、事実僕は足を運ぶことが出来ません。


ここしばらくのブログ記事でもおわかりかとは思いますが、自分の立場では生産現場が今

一番の頼みであり、将来を見据えても欠くべからざる最重要現場です。


実際にお客様と接した上での意見や提案が、流通過程から製造現場にうまく伝わらない

ことなど、自分が着物屋に就職した後でも数多くありました。伝わるとしても時間を要します。



需要と供給のマッチングのことを、小売・流通・製造が皆で意識高く取り組まなければ、

この現状を好転させていくことはあり得ないのではないかと考えています。


先の三者がすべて「ユーザー」を兼ねていれば、着物はもっと面白くなると思うのですが、

これがなかなかそうはいきません。


自分も使わない物を、使う方の身になって扱うことって出来るのでしょうか。

これは「着物を着ない呉服屋さん」全般に言えます。

呉服屋さんが洋服を着ていることのデメリットは、以前にも書いていますが「着物が実際に

着られていること、着ることが出来るものだということを第三者に見てもらうことが出来ない」

点にあります。


そういう観点だと、関連業種でも余程のことが無い限り「出来ない」はずは無いと思います。

荷物を運ぶ時や階段の上り下りがあるから出来ない、というのはもう論外として良いでしょう。



いま卒業シーズンを控え、多くの人が新たに呉服業界に飛び込んでいこうとする時期です。

売上げと着物が好きだという気持ちのマッチングに悩む方もあるでしょう。

業界の商習慣や体質に悩む方もあるでしょう。


呉服だけとは言えませんが、「仕事の内容」を調べた上で一定の覚悟は必要となるでしょう。

着物を一層好きになる、業界に入ることで着物の良さを感じることがあっても、せめて着物を

嫌いにはならないで欲しいと、願わずにいられません。



もうなかなか引くことも難しくなりつつあるアラサーの僕ら、呉服業界の中では(少なくとも

うちの店は)地方の、ちっこい家族経営の店です。ついでに言えば老舗ですらありません。

(あくまでもうちは。呉服業界では1世紀くらいザラに続いている店はありますから)


呉服小売業界の売上高の大半は、全国チェーン店など少数の企業が占めています。

それらの企業や、ほんの一握りの専門店や百貨店に比べれば、経営規模からいっても

僕らはほんの小さな存在でしかありません。


実力的には、黄金聖闘士と青銅聖闘士、或いはセイントと一般ピープルほどの差があります。

が、セイントの本質は、まとっている鎧(聖衣:クロス)の位や質ではなく、その個人の身体に

内奥に宿されている第七感(小宇宙:コスモ)の爆発力の違いによるものだとされています。


ま、これはあくまでも例えでしかないわけですが、虚仮の一念と言いますか、小粒な山椒と

言いますか、やりようは出てくると思うのです。



中央から全体を変えていく方法と周辺から発信する方法と、やりようは様々ですが、僕は

後者でありまたそうありたいと思っています。


いつまで経っても着物ブームとやらが実感されることは無く、実感として10年あまりの

開きを中央との間に感じています。


しかしながら、着物は衣服。どこででも人の存在している場所で着られるべきもののはず。

「ここは都会とは違うから」は、単なる言い訳に過ぎないのではないでしょうか。


もちろん条件的不利が無いわけではありません。

少ない人口を多くの呉服店で分け合っている現状。

所得が決して高くなく、家計のやり繰りに自然と序列がつき、預金残高は少ない。


ついでに宮崎は城下町や門前町というような着物文化のバックボーンにすら乏しい。

(事実県庁所在地で城が無いところって、そんなにありますか?)



それはそれとして、現状を認識し、モアベターを模索することは出来るはず。

文化が無ければ創り、育てていけばいい。


呉服屋さんって、元々そんな性質を秘めているのではなかったでしょうか。

売ることに執念を燃やす一方で、のんきな業種と思われ、良い時には妬まれ、

悪い時には蔑まれる。そんなポジションって一体どうなんでしょう。


物心ついたころから「坊ちゃん」「若旦那」扱い。

それも決して丁寧にされているわけではなく、半ばあなどる気持ちの垣間見える表現でした。


そんなこともあり、若旦那という言葉は一種のトラウマでもあり、厳に使用をお断りしています。

ガラじゃないんですよ、全く。



ちょっと逸れましたが、地方発信を、まずは同世代で模索できないかと考えているわけです。


このままでは新鮮な情報を手に入れることも出来ず、各個店レベルでの活動しか出来ず、

文化醸成どころかジリ貧のまま売りたいものも無くなってしまいかねません。

生産者の方に迫っている現実は、多くの売り手が感じている状況よりも深刻です。


それには、「儲かっている」こと以前の問題もあります。


使い手で売り手、使い手で運び手、作り手で売り手、そんな世界を生み出すこと、

少なくとも最初の一つがクリア出来ている人間で交流したい。


行動に至ることを前提としつつも、まずはそれ自体をもって世に声を届けたいのです。



ありとあらゆるジャンルで地方発が叫ばれ、うまくいっている例もあれば、そうでないことも

ありますし、仲間内での周知に過ぎずとも満足してしまうことだってあります。


そこからまず一歩を踏み出したく。



幸い平成生まれや21世紀生まれの着物ユーザーも次々と現れています。

ネットショップなどを駆使し、今から業界に入るニューフェイスもいることでしょう。

彼らは、多分、僕らには想像もつかないやり方で続いてくると思いますが、それでも



いま着物の仕事で飯を食っている


現在進行形の僕らが何もしないのか?


着物業界の元気の無さは誰もがつぶやくことではありますし、生産現場の待った無しの

状況は、毎日背中にぞくぞくと迫ってくるような危機感を感じずにいられません。


別に大袈裟なデモンストレーションをする、とかではないのですが、

業界の先達が成すことに対して、対岸の火事のような生き方は出来ない。



というわけで青銅組なりに、小宇宙を燃やしてやろうと思っています。

まだ、自分を含めせいぜい2、3人くらいしか知らないんですけどね。



やると言ったらやる

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木綿着物!染織こだまS  児玉健作



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