足が教えてくれること No.3 大腸 | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


昨日、七草粥を食べられた方、多かったようですね。我が家は、セリやダイコンを入れた鍋で、しめにおじやにして代用しました。セリの香りがとてもよくて、野菜たっぷりで、生姜をきかせた鶏肉団子を入れて、美味しく仕上がりましたよ。食材の宅配を使っているので、七草粥に近いメニューを選んでありました。


七草粥は、江戸時代に広まった風習ですけど、お正月のごちそうに疲れた胃腸をととのえるには、いいものですね。お餅は、益軒先生おっしゃるところの「ねばっこいもの」ですから、「多く食べてはいけないもの」「飲酒の後」 に食べてはいけないものに、リストされておりました。また、記事にはまだしていませんが、「便秘しやすいもの」にも入っています。なのに、お正月といえば、お餅にお酒ははずせない。しかも、運動不足にもなりやすい。だからこそ、7日に七草粥なんでしょうね。


さて、「足が教えてくれること」シリーズ、1回目 は目、2回目 は歯と歯茎についてお届けしました。今日の第3弾は、大腸について。食べすぎ・飲みすぎ・運動不足で便秘気味な方は、ぜひご一読くださいね。


リフレクソロジストとして駆け出しのころのことです。お客様のご依頼で、入院中のお父様のもとへ、出張施術に行きました。軽い脳梗塞での入院、70代後半でもあり、意に沿わない病院食のせいか、薬のせいか、便秘に悩まれておりました。緩下剤も処方されていたのですが、これがまったく効かないとのこと。


医師の回診と看護師の検温の合間の施術で、おからだ全体をととのえることと、便秘への対処を中心として、20分ほど足をもませていただきました。その翌日、お客様から、翌朝すっきりと出て喜んでいたとのご報告。下剤とちがって、おなかが痛くならないのもよかったと。うれしい限りです。ご高齢なので、もしかしたら効用がでにくいかとも思っていましたから。


また、当時中学生だった姪っ子が、やはり便秘で苦しんでいたときのこと。ふだんなら、足全体をもんで、大腸のところを多めにするところですが、このときは、胃腸の反射区だけを2~3分、少し強めにもんでみました。その30分後、姪っ子はトイレに駆け込んだのでした。


このほかの経験も加えて、リフレクソロジーが便秘解消にかなりよいことがわかっただけでなく、反射区に痛みを感じるくらい強めの施術のほうが、早く結果が出ることもわかりました。もちろん、受ける方の年齢、からだの若さも影響しますけどね。


大腸の反射区については、すでに「おなかの調子をととのえる足ツボ」 でご紹介していますが、ここであらためて載せることにします。大腸の反射区はピンクで示したところ。もむときは、→(矢印)の順番にやってくださいね。ご自身でなさるときは、げんこつでやってみてください。反射区のところに、まさに何かがつまっているような感触がありますよ。


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一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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