『養生訓』 朝起きる時間(巻五29) | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

寒月はおそくおき、暑月は早くおくべし。暑月も、風にあたり臥すべからず。ねぶりの内に、風にあたるべからず。ねぶりの内に、扇にてあふがしむべからず。


寒い時季は遅く起きて、暑い時季は早く起きるのがよい。いかに夏季でも、風に当たって寝てはいけない。眠っているうちに、風に当たってはいけない。また、眠っている間、扇であおがせてもいけない。


冬季は「早寝遅起きがよい」ことは「腎を助けて冬を元気に過ごそう」で、夏季は「遅寝早起きがよい」ことは「脾を養って梅雨~夏を乗り切ろうで、それぞれお伝えしたとおりです。益軒先生も同じことをおっしゃってますね。


夏、暑いからといって、風に当たったままでいると、風邪(ふうじゃ)が入ります。それをこのように戒めていらっしゃるのですね。風邪についてはこちら→「東洋医学講座 No.27 病気の原因 外邪 その2」


今日は暑いです。外でアブラゼミがさかんと鳴いています。


春月の『ちょこっと健康術』-ペチュニア