「嘘じゃないさ。半分は嘘じゃない」
ミハル・ラトキエ
復活したシャア・アズナブル の攻撃を避けるように、次の作戦に向かうホワイトベース。
その作戦の目的を知るべく、シャアはミハル・ラトキエ をスパイとしてホワイトベースに潜入させる。
ミハルが隠れたのは、艦長ブライト・ノア の船室。
そこにやってきたのは、ブライトに呼ばれたカイ・シデン 。
カイがミハルを発見し、なんでここにいるのか問いかける。
その時、ミハルは「カイを思ってついてきた」と答える。
それにカイは「嘘だ」、と返答するがミハルは冒頭の言葉を返す。
この話、ものすごく切ない。
子供のころは、その真意がわからなかったものだ。
生きるために、
弟を養うために、
スパイをせざるを得ないミハル。
生きるすべもない、
生きる目的もない、
戦う以外に何もないカイ。
その二人が出会ったのは、戦場。
しかも、ジオンのスパイと連邦の兵士という立場。
二人とも、その立場を望んだわけでもない。
そんな中、恋をする。
二人とも、恋をする。
ついていくミハル。
でも、ジオンにも命じられているミハル。
その背反の思いがあふれた言葉だ。
そんな内面、子供に分かるわけがない。
子供たちは、素直じゃない女だなあ、
そう思って嫌になる。
機動戦士ガンダム、本当に大人にならないと、その真意がわからないアニメである。
いや。
大人になっても、理解できない部分が多くある。
(過去の名言 )
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