テム・レイ ~息子をぶったことがない親父、仕事に生きても報われないんだなあ~ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

シャアに恋して ~ガンダムマニア~ 戦略     ★★★

戦闘     ★  

カリスマ   ★★

かっこよさ  ★★★




2009.3.19up

2012.4.12更新




参考文献

 機動戦士ガンダム

 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 


人物評


有名なアムロ・レイ の名言「親父にもぶたれたがことないのに!」 という中の、「親父」。


その愚直なまでにモビルスーツの開発にかけた姿は、高度経済成長時の親父たちを連想させる。

このブログを見ている皆さんの、父親もしくは祖父がまさしくそうであろう。


なお彼のキャラクターグッズなどはほとんどないが、人気は彼の作った機械たち。

中でも、酸素欠乏症にかかりながら懸命に作った、時代遅れのメカが印象強い。


シャアに恋して ~ガンダムマニア~ 言わずと知れた息子のアムロに「こんなもの!」と投げつけられたメカ。

それがUSB(しかも時代遅れのスペック)でよみがえり、コンビニのくじの景品として売られていた。


ミノフスキー粒子にかけた彼を偲んで、マイナスイオンが発生するらしい。

マイナスオーラが出そうだが。








シャアに恋して ~ガンダムマニア~ 略歴


「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイの父親。

ミノフスキー物理学を提唱したミノフスキー博士の弟子。


ジオンに身を投じ「ザク」を生んだ師匠に対し、民間企業アナハイム社のMS開発部長としてガンキャノンの開発責任者を務めた。


しかしスミス海の虐殺 でザク隊に大敗。

ガンキャノンの性能の低さを実感し、サイド7に移住して極秘にガンダムの製造に着手する。


そしてガンダムをホワイトベースに積み込む時期にきて、ジオン公国軍のザク部隊が奇襲をかけてきた。

またもや「ザク」。


その際、避難民よりもガンダムを優先してホワイトベースに移送させようとする。

しかし、アムロの乗ったガンダムがジーン のザクを撃破した爆発に巻き込まれ、スペースコロニーに開いた穴から宇宙へ飛ばされていってしまった。


その後はサイド6に流れ着いたらしく、ホワイトベースが入港した際に偶然アムロと再会。

しかし、酸素欠乏症の後遺症で正気といえる状態ではなく、以前の切れはなかった。


そんな彼が、アムロに自作したガンダム用の回路部品を手渡した。

しかし時代遅れの古いスペックに、アムロは狼狽し激昂してこれをたたきつける。


その後、息子がガンダムが大活躍している様子を見てはしゃぎ、外に飛び出したところで階段を踏み外し、転げ落ちて死亡。

※生きているとの説もある

正気を失っても、息子のことを一途に思っていた心をもつ父親にしては、あまりにもさみしい最期だった。



私は、彼のような父親は嫌いではない。




他の人物伝