ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

サイクロン再び  より続いております。

現在地はギフ高地やや南方ベースキャンプ


先日作った南北逆転図では

やはりこちらの方が位置関係が判りやすいですね。

降り続いていた雨も小雨となり・・・

高床下で思案の結果、昨年がけ崩れでお邪魔できなかった歩兵第124連隊の狼陣地へは近づけるかも知れぬとの考えに至る。

昨年辿り着くことの出来なかった狼陣地の記事 → シーホース3 狼陣地
少し拡大して狼陣地の位置

他にも気付かぬ戦跡が有るかもしれず狼陣地を目指しながら周辺を徘徊してみる事に・・・
然し狼陣地へ至るにはマタニカウ川を渡河せねばならないので半ば諦めながらの苦肉の策。

雨足の弱まったところでボチボチと出発であります。


稲垣大隊がギフ高地より最期に脱出突撃され百名近くが散華され、その御遺骨が埋葬されていたとされる辺りを通過し・・・


現在地はヒル31の斜面


東方より
①方面

②方面

③方面

④方面

⑤方面

⑥方面

昭和十八年一月
此の地に布陣包囲されていた歩兵第228連隊第二大隊・稲垣大隊
日毎、米軍の砲火着弾がが西方へと移行し見晴台が静穏となりクルツ岬の小川陣地がからも米軍の砲火着弾が消え、シーホースの岡部隊とは連絡が取れず・・・
戦況は明らかで稲垣大隊のみ此の地に包囲され・・・食無く 弾丸無く マラリア アメーバ赤痢
取り残された稲垣大隊将兵の胸中や如何に・・・

あらためて位置関係

難攻不落のギフ高地を攻めあぐねた米軍は遂に此の地まで戦車を乗り入れる路を構築。
対戦車兵器を持たぬ稲垣部隊は遂に防御線を突破され最期の脱出突撃となり先ほど通りがかった地に埋葬されたのでありました。

そんな感傷に浸っていたところ暴風と共に雨が横から降って来たのでありました。
これにはたまらずヒル31上の民家へ避難・雨宿りであります。

此の日同行した案内人のラファエルとサンディはご近所なので歓迎して戴いたのでありますが・・・

軒下には生活水確保の為、タライとバケツ

水道などある訳も無く水汲みの労働をせずに済むのでしょう。

そして・・・屋根からぶら下がる豚の骨らしき物・・・本当に豚か???

何の繋がりも無く雨宿りを頼むなど思いもよらぬ事。
近代化するホニアラ市内とは異なり昔ながらの生活をされているバラナ村の方々でありました。

雨が小降りになるまで暫し此の民家にお世話になる事にし爾後の行動をどうすべきか再び悩む事になったのでありました。

つづく


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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



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