ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

アンドー村 より続いております。

現在地はルンガ飛行場南方アンドー村


2014年に意図せず勇川上流の丸山道を歩く幸運に恵まれ
本年はタボー・タンブハ・タンブレロからマタニカウ川屈曲点第一野戦病院の対岸まで
そしてカツマタポイント付近よりアンドー村まで辿る事が出来ました。
勝股氏が遺された資料の地図に書き込むと
紫線が今迄辿る事の出来た所であります。
赤丸の部分が未だお邪魔できて居ないところ・・・

アンドー村の村長とも知己を得たので次の機会を得たとすれば・・・
アンドー村よりロギングロードを利用しながら第一野戦病院、そして第一野戦病院が米軍の急襲を受け後退した患者が屍を折り重ねたとされるモカヒル・ルンガ右岸上流を徘徊出来そうであります。
果たして本島に再訪出来るのか曖昧な状況ではありますが・・・妄想は膨らむのでありました。

村長の言う日本軍将兵の御遺骨に後ろ髪を引かれながら・・・

雨期にしか長期休暇出来ない身の哀れを感じつつアンドー村を後にしたのでありました。

降り続く雨に行く当ても無くなり、次に向かったのが過日訪問しながら休館日だったベチカマ戦争博物館でありました。

此の日は門も施錠されておらず、早速敷地内のレリック(戦争遺物)の見学であります。

最初に目に付いたのが94式速射砲前


当時ガダルカナルで米軍に鹵獲された速射砲


網越しではなく接近して撮影であります。


製造番号など刻印されていないか調べてみましたが発見出来ず。
架台の部分のプレート

漢字の刻印が日本軍の速射砲である事を物語っております。

こちらは41式山砲


↓は丸山道で発見した41式山砲

砲身こそ持ち去られておりますが全く同じであります。

こちらはもう少し大型の砲身

砲身の付け根部分を確認するとABS1918ど打刻があります。

WEBで見つけた写真↑と全く同じABS1918

保存状態が良いと↓の姿だそうです。

こちらはガ島の写真ではありませんが同じ大砲のように見えます。

フランスより技術供与を受け米国で造られた75mmキャノン砲との事

続いて米軍のトラクターと思われる無限軌道車

履帯にゴムが装着されており吃驚
今時の建設機械が当たり前に装着しているゴム履帯ですがこの時代から存在していたのですね。

当時のガ島の写真・・・此れと同じような気が・・・


前庭から建物の中に入ると・・・重機関銃や弾丸の類が有るかと思いきや

木製品のお土産売り場となっておりました。
聞けばガ島で内乱となった時、この博物館も襲撃を受け、手で持てる物は皆持ち去られてしまったとの事。
残念な事であります。

売店を抜けて奥の庭に出ると柵のある池が


そうです。此処でワニを初めて目にしたのでありました。

同行のサンディが当たり前のようにルンガ河に棲息しているとのたまった場面であります。

彼が言うには乾季のルンガ河で稀に見かけるとの事。
雨期に冬眠しているとも考えられず、やはり事前にルンガ河=ワニの情報は知っておきたかったですね。
いらっしゃらないとは思いますがルンガ河上流へ行く予定の方はワニに注意であります。

予想に反して展示レリック(戦争遺物)が少なかったのは残念でしたが・・・ガ島で戦跡観光というとこのような感じになってしまうのでありました。

そして雨は降ったりやんだり・・・
どの川も増水して渡河が難しく・・・
愈々もって行く当てを失ってしまったのでありました。

つづく


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