ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

カツマタポイント より続いております。

現在地は第二師団歩兵第十六連隊突撃地点御慰霊地点よりやや東方椰子林


変形したコカコーラの瓶と砲弾片に続き滑走路の補修に使われたと思われる鉄板を発見。

この鉄板、飛行場に限らずそこら中で目にするので滑走路の補修だけではなく悪路の補修にも使われていたような気がします。

歩16の突撃地点近くでレリック(戦争遺物)も発見し次回に向けての反省点としてカツマタポイントに詳しい案内人を捜索する事が先決であると納得し天気の良い時に又来ようと考え次の目的地アンドー村へ
天気は遂に回復しなかった( ̄ー ̄;

現在地より一路南下


正面に見えて来た丘がテインネルヒルであります。

第二師団総攻撃の際、主力歩兵連隊に続き第一野戦病院はテインネルヒル南麓まで進出した記録が残っております。
此の地まで進出した第一野戦病院は負傷者が続々と後退して来る姿を目にし総攻撃は失敗したのだと認識されております。
其の後モカヒル北麓、ルンガ屈曲点に第一野戦病院を開設となります。

このテインネルヒルに登れば左にムカデ高地、正面に飛行場、手前がカツマタポイントとなり絶好の眺望地点であることは間違いありません。
テインネルヒルに登ろうと一瞬考えては見たのですが・・・
降り続く雨と、登山許可を得るための地主探しが面倒との考えに脳内が占有され、これまた天気が回復したら登頂するぞと固く決意しながら通過。

結局天気は回復しなかったので何と勿体無い事をしたのかと後悔しきり。

暫く進んだ右手に台湾とソロモン諸島の国旗看板


何事かと傾注してみると

ベラハ・コミュニティ・プロジェクト
台湾の出資で農場を造るプロジェクトが進んでいるようであります。
此の地がベラハ村・・・

さらに進むと大きめの河原

テナル川の上流であります。

次に小さめの川

アンドー川

川を越えたところで前方に泥濘の水溜り

四輪駆動なので行ける気もしましたが先にUターン場所が無い場合もありアンドー村は「もう直ぐだ」とマライタ案内人の言葉に徒歩で前進。

すみません

朝のうちに買い込んだ傘を差しての軟弱行軍であります。

五分も歩いたところで集落が・・・

K隊員も傘を差しての軟弱行軍。

敷地内にはスバル・レガシー

この集落こそがアンドー村との事。

位置関係を二師団総攻撃尖兵中隊長であられた勝股治楼氏の地図に書き込んでみました。

長谷川軍医のテインネルヒル
台湾・ソロモン国旗の看板があったベラハ村
そして現在地アンドー村
昭和十七年十月二十二日から二十四日にかけて第二師団の主力が飛行場へと殺到した丸山道であります。
↑地図のアンドー村左下に29i背嚢置き場と記されております。
歩兵第二十九連隊が飛行場近しと突撃すべく背嚢を置いた位置であります。
歩16の突撃地点付近からアンドー村まで車で凡そ30分
当時は道などある筈も無く密林の中を一日かけて踏破されました。
夜襲には必須の敵状を偵察する間もなく、部隊を掌握することも出来ず、作戦の神様が立てた作戦通り、眼前に現れた鉄条網へ波状突撃された日本軍将兵を想うと胸が痛みます。

念願のアンドー村の村長さんとも面会が叶い

すみません、WEBでの公開了承を確認し忘れてしまいましたのでモザイクを入れさせて戴きました。

暫しミーティング
氏曰く、日本軍将兵の御遺骨は今も残っている。
是非其処まで案内を頼む
こんな雨期に来て無理を言うな、乾季に来たら喜んで案内する。
そこを何とか案内料ははずむから
無理だ。この時期は車で近づけない。乾季に来い。
それでは乾季に来れば案内してくれるのか?
喜んで案内する!!

何とも残念ではありましたが村長の意思は覆らず、さらにこの先は雨期で車での前進は難しいとの事。
どうも乾季に今一度来なくては来る必要があるようです。
今一度・・・来れるのか( ̄_ ̄ i)
然し来れたとすれば・・・
アンドー村の村長さんとも知己を得る事が出来たので此の地にベースキャンプを移してアンドー村から第一野病・モカヒル間の探索が可能であります。

妄想は膨らむも微妙な葛藤を胸に前進を諦め帰途についたのでありました。

つづく


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新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



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