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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
九州丸擱座位置 より続いております。
現在地はガダルカナル島西部戦跡九州丸擱座位置であります。
九州丸の現在状況を確認したところで雨も激しくなり日没までの時間まで残り少なくなって来たのでベースキャンプへ戻る事にしました。
帰路コカンボナで
往路では発見できなかったのですが進行方向左端が陥没しております。
雨と風が激しくなり、またサイクロンでも来たのではないだろうかと嫌な予感が・・・
ホニアラ市街に戻りK隊員共々不安に駆られていたマラリア対策の為、抗マラリア薬を買うことにし案内を頼むと・・・
↓モールの中に薬屋さんがあると言う。
自ら進んでこのモールに行く事は無いと思っていたのですがマラリアには勝てません。
モール内の薬屋さん
ホニアラにもちゃんとした薬屋さんがあるのだと吃驚。
手に入れた抗マラリア薬
此れが抗マラリア薬かとしみじみ見入って裏面
消費期限が2015年8月とありました。
この時2015年3月だったので随分と在庫していた事が覗えます。
此の薬、事前服用だけではなく被弾後の服用でも効果があるとの事。
副作用が無ければよいのだがと不安はつきませんが今現在まで何事も無く過ごしており副作用も体感すねことはありませんでした。
ガ島を訪れる際マラリアが心配な方はこの薬を服用されれば安心かと思います。
チャイナタウン近くのガソリンスタンドで明日に備えペトロールを補給。
参考までに重複を恐れず
ガソリン=米語
ペトロール=英語
此の地でガソリンは通じません。
ガ島に降り立ち既に十日目。
丸山道より文明圏へ戻り二日目が終わろうとしているのですが雨風は激しさを増すばかり。
再びルンガ河を渡河してモカヒル・第一野戦病院跡地訪問を企てているものの天候が許してくれそうもありません。
ルンガ左岸より望むモカヒル・第一野戦病院跡
此の夜のK隊員と行程会議結果
明朝ルンガ河渡河可能であればモカヒル・第一野戦病院跡地へ
不可であれば第二師団突撃地点カツマタポイント、さらに南下してアンドー村方面を探索
という事となったのでありました。
↓二師団総攻撃の際、尖兵中隊長であられた勝股治郎氏の遺された地図
左下紫四角が第一野戦病院、右上紫丸がカツマタポイント
渡河が駄目であればカツマタポイントより丸山道を辿る目論見であります。
グーグルアースに書き込むと↓このような位置関係
道は第一野戦病院近くまで繋がっているように見えます。
雨で決壊していなければ良いのだが・・・
あの日丸山道より一時撤収さえしていなければと悔やまれます。
第一野戦病院がとても遠く感じるガ島十日目の夜でありました。
つづく
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勇一三〇二
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。
ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
