ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

見晴台7 より続いております。

現在地はガダルカナル島中部戦跡・見晴台


25th Infantary Division Historyの要図に書き込んだ現在地


ヒル53に向かうべく水場の密林から出るとすぐ左に2014年に御遺骨を発見した地点となります。

過去記事 → 見晴台15 御遺骨

その御遺骨発見地点から10米ほど南方に壕らしき穴が・・・


グーグルアースで拡大するとこのような位置関係


さらにもう一つ人が一人屈んで隠れる事の出来る大きさであります。

見晴台一帯は珊瑚の地盤でとても堅く壕を掘るのも難しいのですがこの穴は珊瑚ではなく土なので深く掘られていました。
果たして七十二年前に掘られた壕がこのように崩れもせず残っているものなのかと疑問を持ちながら周囲を捜索すると・・・

嗚呼・・・

昨年御遺骨を掘っていた位置から10米しか離れていないのに全く気付きませんでした。

後方には湧き水と密林・・・命令さえあればすぐ撤退出来る位置であります。
おそらくこの壕がヒル52で激戦を繰り広げた後、後退した深田中隊の抵抗線だったのでしょう。
そして御遺骨や御遺品があるということは撤退命令が出る事無くこのシムズリッジ北端の稜線を死守されたのだと推察されました。

この日御慰霊の為に持参した簡易祭壇セットをベースキャンプより持ってくるのを忘れた為、ご焼香は出来ませんでしたが、黙祷・合掌・海ゆかば・・・

圧倒的鉄量を持つ歩兵一個大隊の米軍精鋭と対峙されたおそらく一個分隊にも満たない日本軍将兵の胸中や如何に・・・


壕より数米、稜線頂部より望む米軍が侵攻して来たと思われる方向
(北東)より
若林中隊が布陣した密林がわずかに見えます。

正面(東)

深田中隊が激闘の上、竹島小哨に分遣した竹島小隊以外の主力が散華されたヒル52が正面に望めます。

(南東)

雄雄しい地形のエクストンリッジ

現在地を確認


さらに25th Infantary Division Historyの要図で確認

目指すヒル53はシムズリッジの稜線を南下であります。

つづく


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石坂准尉の八年戦争さま
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