以心伝心だったが・・ピノ・ノワール・ド・ソワフ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


レ・ヴァン・コンテ ピノ・ノワール・ド・ソワフ 2005 (仏ロワール)
購入日    2007年5月
開栓日    2007年7月2日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター コスモ・ジュン
購入価格   2290円

家内の師匠でわたしをワインの師匠と呼ぶUTAさんも、同じ日にこのワインを開栓されていた。
ブドウ品種がピノ・ノワールだから購入してみたのだが、黙って飲んだらガメイとしか思えない。

ビオワインらしい、ちょっと濁った感じもするルビー色だが、光に透かすと透明感はある。
最初の香りからして例のイチゴ香がするが、それに加えて独特のビオ香も混じっている。
2日目には、香りの中にわたしの好きなピノ香をほんのり感じるが、温度が上がってくると
ガメイ香に覆われてしまう。

一口含むとほのかな微発泡を感じる。
果実味のしっかりした、旨味があるビオワインで、テュエリー・ピュズラを思い起こさせる。
フルーツたっぷりというのは当たっているが、何とも土臭く、地ブドウで造った地酒という感じ。

所変われば品変わる。
あの高貴で繊細なピノ・ノワールの香りと味わいは、コート・ドールの賜物だったんだな、
と改めて感じさせるワインであった。

ガメイが嫌いなわたしには、残念ながら楽しめないワイン。
まるまる1本開ける気力は、もはやわたしにはない。
もう飲める本数が限られてきているし、ちょっと飲んでみたいな、というワインに
ちょこちょこ手を出すのは、肝臓の無駄遣いと思うようになってきた。
これを保守的と言うのだろうか・・・