ボトル差か・・ベデルのアントル | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


フランソワーズ・ベデル アントル・シエル・エ・テール NV
購入日    2007年4月
開栓日    2007年7月1日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   6980円

本日正午締めきりの学会の演題登録を深夜に終え、本日午後は小学校で講義のあと
某メーカーで1時間半くらい講演予定。
3つの準備を一気に昨晩やっていたため、更新するもままならず、と言いながら更新。

ビオ派の女性造り手、ベデルさんのRMシャンパーニュである。
稀少品で残り物をあちこちから購入したので、購入価が微妙に異なるが、
いずれも新生アントルで、ピノ・ムニエほぼ100%じゃなく、シャルドネ41%、
ピノノワール35%、ピノムニエ24%のものだと思う。

新生アントルの1本目は、4月末に宇宙人を招いてのワイン会で開栓したが、
リンゴのような香り、非常に繊細な泡など、飲み手を恍惚とさせるレベルのもので、
間違いなく今年最上の泡ものであった。

今回の1本にも、同じ幸せシャンパーニュを期待したが、そこはブルゴーニュの
最上ワインと同じで、箱買いしても、2本はベスト、2本はハズレ、あとは普通という結果となる。
今回の1本は、まあ普通のシャンパーニュを超えるものではなかった。

目を閉じて飲むとかなり繊細な泡だが、見た目には泡が相当粗い。
香りは1本目には遠く及ばず、これならディ・ヴァン・スクレと区別がつかない。
1本目を知らなければまあこんなもんか、と思っただろうが、肩すかしの感は否めない。

しかし、泡がかなり抜けた翌日、残った液体は1本目を彷彿とさせる、えも言えぬ妖艶な
味わいを感じさせる。
やっぱりこのシャンパーニュは、ただものではなかったんだな、とそこで分かった。
RMものには、ボトル差はつきものなのだろうか。