ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

このブログは 「ワイン遍歴の終着点はブルゴーニュである」と
密かに確信しつつあるワイン好きのひとりごとである。

高名な評論家が何を言おうが 権威ある本に何と書かれてあろうが
そんなことは知ったことではございません。
信じるのは自分の五感のみ。
これは 長年音楽を聴いてきた経験からの自負である。

売らんがための美辞麗句はどこにでも存在する。
わたしは誰にも媚を売る必要がないから 駄目なものは駄目とはっきり書ける。
ただ 自分の未熟さを反省する謙虚さだけは失いたくない。

読者を増やす努力は一切しない。
ランキングにはまるで無関心。
読者のためのバイヤーズガイドを目指さない。

音楽を語ると敵が増えるが、酒を語ると友が増える。
今日もひとりでブルゴーニュを開栓して ひとりごとを語り始めよう。

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ダニエル・モワンヌ・ユドロ シャンボール・ミュジニー 1er. レ・ザムルース 1997
購入日    2007年6月
開栓日    2016年5月
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター エイ・エム・ズィー
購入価格   16000円

この冬は自宅で良いピノ・ノワールをほとんど開けなかった。
昨年末に北新地のフレンチでグロフィエのボンヌ・マール1997、
2月に岐阜でシェゾーのシャンベルタン1986を飲んだけれど、これらは別格である。

自宅では村名までのワインしか開けていないと思う。
むしろ最近和食が増えているため、不本意ながら?日本酒を飲むことが増えた。
だから自宅のワインがちっとも減らない。

これではいかんと思って、最近ちょっとまともなピノ・ノワールの古酒を開栓してみた。
後継者がいないらしい造り手らしく、2000年以降のヴィンテージを見かけていないが、
今現在この畑はどうなっているのだろう。

自宅にはヴィンテージ違いが他に3本くらい残っていたと思う。
購入時すでに10年ものであったが、購入後さらに9年経過してしまった。
色はオレンジ色になっており、良い具合に枯れているが滋味深く余韻が長い。
当然澱もそれなりにあるが、翌日、そして翌々日まで楚々として凛とした佇まいを保つ。

あ~これだなあ、と久しぶりに思う。
これが自分に一番心の平穏をもたらす飲み物なのである。

手元にこんな古美酒はそう何本も残っていない。
開けてしまうと無くなるから勿体ない、
もっと置いておいたら枯れが進んで面白そう、とかいう理由で置いている。
10年前にもっと買っておけばよかった、と今さら思っても仕方がない。

今ある2005年くらいのものが枯れるまであと10年待ってもいいが、
自分が生きているかどうかも分からないし、酒が飲めるかどうかも分からない。
ワインも生き残っているかどうかも分からない。

新しいヴィンテージの5000円程度のピノ・ノワールは今開けても美味しくないし、
きっと置いておいても今回のワインのように美しく熟すことはない。
安いピノ・ノワールで納得のいくものを探すのは、15年前よりずっと困難になっている。

ブランド・シャンパーニュを大枚叩いて開けるほうが、
よっぽど安全で無難なワインの飲み方だろう。
まったく、ブルゴーニュのピノ・ノワールは困ったワインだ。


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書くことが多すぎると書くのに逡巡してブログ更新が止まっている。
昨年の連休は3泊4日でマカオに出かけたが、今年は自宅と家内の実家の掃除に専念していた。
築50年の家内の実家は建て替えないと住めない状況になっっており、
重い腰を上げて家内が整理整頓に入っているのだ。

診療は努力のかいあって患者数は減っており、かなり身体が楽になった。
その結果、本日提示された税理士さんのレポートでは、昨年比で収入は激減していた。
当然である。

「お金のために働くつもりはない。患者の利益が最優先だ」
「患者を増やすのは簡単だ。減らすほうが難しい」
などと格好のいいことを言っているけれども、ここまで収入が減るとちょっと落ち込む。

しかしまあ良いのだ。
もう一生分のワインはストックしてあるのでブログネタには困らないし、
昔のように安くて旨いワインを探せば良いのだ。
その方が楽しいのだ。
負け惜しみに聞こえるかも知れないけれど、負け惜しみだ。

診療所は多分潰れない、と思う。
何故かと言えば、診療所は医師の力だけで成り立っているのではないからだ。
うちの職員は受付も看護師もレベルが高く、診療所としては完成度が高いので、
院長に常識さえあれば患者さんからの信頼は損なわれることはない。
一朝一夕ではここまで来ることはないというのは事実だろう。

スタッフのレベルが高いとは何を持って言うのか?
看護師はわたしとともに常に臨床現場にいるので分かりやすい。

「先生、次の患者さんは血尿だと言って来ているけれど血尿ではありません。
 今待合室で顔を見ましたが、眼が少し黄色いと思います。胆道系の疾患ではないですか」
などというのは日常茶飯事。
これでこの1年で3人くらい膵癌や胆管癌の患者さんを見つけた。

わたしが見つけるのではない。
わたしが診察する前に、看護師がほとんど見つけてしまう。
「先生、次の患者さん、いつもと様子が違います」
というのもしょっちゅうだし、昨日も腎盂腎炎を先に診断してしまって
先に患者を呼んで点滴の指示を求めに来る。

受付は受付で、
「今からでしたら2時間待ちですねえ、ちょっと外出されますか」
などとにこやかに患者さんと会話している。

実際に2時間待ちになることなど、それほど多いわけではなく、
連休明けなどに限られるのだが、初めての患者さんなどから窓口でかなり苦情が出る。
京都の有名観光スポットのように、同時期に患者さんが集中するのである。

実は受付の能力は非常に重要である。
常連の患者さんなどとは顔見知りになるので、ちょっとした雑談で
和ませることもできるようになる。

待たされて苛ついている患者さんの気持ちを汲んで診察まで繋いでくれることも大切である。
いざ診察となったら、あとは納得させて帰っていただくのはこちらの技量でもあるが、
受付との連携は欠かせない。
だから、日替わりの時給850円の派遣社員やパートのおばさんでは務まらないのである。


毎年連休前に学会の総会があり、今年も3泊4日で仙台まで出かけてきた。
もはや大学教授と同じ年代になっているので、シンポジウムの演者になる機会は減り、
企画と座長を任されるようになってきた。
こんなところでも年齢を感じる。

今年はパネルディスカッションの座長と教育講演の座長をしてきたが、
総会で教育講演(ランチョンセミナー)の座長を町医者がするというのは
あまり例がないように思う。
誰が指名して頂いたのかよく分からないが、非常に恐縮している。

座長だから気が楽だぁ~と思っていたのだが、
やっぱり会場の混み具合も気になるし、質問が出て盛り上がるかどうかも気になる。
時間を守らずにプレゼンされるのが最も気になるのだが、
今回はうまく時間を切ってまとめて終われた。

教授に座長をしてもらったことは何度もあるが、教授が演者である座長をするのは
初めてであった。

今回の総会で印象深かったことが数点。
若いころ同じ研究室にいた仲野徹阪大教授を講演に招致できたこと。
学会長の東北大教授のおかげである。

彼は岩波新書のベストセラー「エピジェネティクス」の著者である。
しかし彼の講演は自分が座長のセッションと重なっていて聴けなかった。
講演終了時に走って彼のところに挨拶に行き、座長を務められた東大名誉教授を
「宇宙人」と言って紹介しておいた。

現職の東大教授とは同世代で気が合って親しいのだが、先代のこの名誉教授には
わたしの講演の座長をして頂いたことがあり、それ以来馴れ馴れしくしている。
天皇陛下の主治医でもあった偉い先生なのだが、ちっとも怖そうではなくて、
気さくな先生である。
東大名誉教授に面と向かって「あんたは宇宙人」と言う開業医はわたしくらいだろう。

「捏造の科学者」の著者である毎日新聞科学部記者の須田桃子さんを招致できたこと。
これまた学会長の東北大教授の英断である。
須田桃子さんは、言わずと知れたSTAP細胞問題の報道の先頭に立っていた女性記者である。
著書を読んで大いに共感し、毎日新聞科学部のレベルの高さを知らされた。

「捏造の科学者」は、日本の科学報道のリテラシーを知らしめた名著である。
須田さんは予想通りの知的な方であった。
ぜひゆっくり話がしたいと思っていたのだが、自分が座長のセミナーが迫っており
時間が押していて名刺を交換して一緒に記念写真を撮っただけであった。
残念だったが、写真が撮れて良かった。

国立がんセンターの元総長で、天皇陛下の主治医でもあった垣添忠生先生に挨拶した。
懇親会場で、親しい東大講師と話されていたので、名刺を出して
「大阪の町医者です」
と言ったところ、初対面なのに
「町医者などと自分を卑下してはいかん! 2度と自分を町医者などと言ってはいけません」
と叱責された。

垣添先生は言うまでもなく超有名な大先生なので、さすがのわたしも面食らったが、
この一瞬が今回の学会で一番面白かった。
来年大阪に講演にお越しいただくことになっっているが、覚えていただいているだろうか。

こんなことばかりしていては、収入が減っても仕方がない。

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ドメーヌ・ドニ・ベルトー ジュブレ・シャンベルタン 2013
購入日    2016年1月
開栓日    2016年4月
購入先    湘南ワインセラー
インポーター オルヴォー
購入価格   5800円

最近自宅で摂る食事における和食の率が高まっているため、ストックしている赤ワインを
開ける機会が減っている。

一方日本酒を開ける機会が増えているが、真面目に記録はしていない。
質の高い(値段も高い)ものばかり開けているが、当たり前だが日本酒にも個性はあって、
眉をひそめて神経を集中して飲み比べてしまう。

最近のスタンダードになっているのが贅沢なことに獺祭の2割3分で、
ある意味癖がなく、フランスにも輸出しているというのが分かる気がする。

先日訪れた金沢の地酒を取り揃えた酒屋さんのオヤジさんに、ちょっと獺祭について
話題を振ってみたのだが、どちらかというと批判的で、もっと熟成させた方が良い酒になる
と言っておられた。

獺祭は旧来の日本酒のように麹香が強くなくて、舌離れが良くて香り高くできている。
このあたりが旧来の日本酒好きから支持されない理由ではないかと思う。
だから売れるのだ。

一度だけ飲んだことがある獺祭「その先へ」など極めてあっさりした酒で、
生原酒などを好む飲み手にはスカみたいに感じられて受けないであろう。
わたしは好きであるが、高すぎるし手に入らない。
2割3分ですら4合瓶で5000円もするのだが、このあたりが価格的には許せる上限である。

この冬は、本当に開けた赤ワインの本数は少なかった。
そんな中で、若開けを承知で確認したくなったのがこの1本である。
ドニ・ベルトーはだいぶ前から知っているジュブレ・シャンベルタンの造り手だが、
2013から若い女性が造っているようで、相続のため新しい畑も手に入れたようだ。
(湘南ワインセラーのHPから)

造り手の27歳のアメリー・ベルトーの愛くるしい写真が出ているし、
リアルワインガイドの徳丸さんが絶賛したとかの話題も載っている。

10年以上前のまだブルゴーニュワインが庶民的な飲み物であった頃、
ベルトーのACブルゴーニュは1500円くらいで買えた。
これが実に新鮮なピノ・ノワールで、弾けるような酸が魅力的であった。

このジュブレ・シャンベルタン村名にもまったく同じテイストがある。
出汁っぽくて重心が高い造りで赤系果実を感じさせ、
しっとりと落ち着いたワインとは正反対のブルゴーニュである。

最近ご無沙汰しているブルゴーニュの酸に、久しぶりに頭をどつかれた気がする。
酸性人専用で一般受けしない。
物好きなブルゴーニュ好きにだけを虜にする、影の少ない明るいワインである。

今でも魅力的とはいえ、いくら何でも若開けだった。
最低あと3年くらいは置いておきたかったと思った。
8980円で同時に買ったジュブレの1級畑ラヴォー・サンジャックもあるが、
あと5年は置いておきたい。

かくして、またも死蔵品のようなワイン在庫が溜まっていくのである。


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誰もが通る道なのかも知れないが、だいぶ前からブランド物の高いワインには
興味が無くなっている。
まあ所詮はそんなもんだろう、上には上がない、と限界が見えてきた気がするのである。
不遜だが、そう思うのである。

日常の食事を盛り立ててくれるワインがあればいい。
もちろんまともな価格で。
問題はブルゴーニュではそのまともな価格がまともでなくなっているということだ。
だから最近毎年押さえているブルゴーニュのキュヴェも、買わなくなった。
置き場所もないし、手持ちのものを飲み終えるのに10年はかかる。


3月をもってテレビ朝日の報道ステーションのキャスターが交代になった。
古舘伊知郎はあの態度と語り口が鼻について大嫌いだから、歓迎すべきことだろうが、
最近は間違えて選局しない限り見ないから、実際は関係ない話である。

古舘がさんざん反自民の姿勢でいたのは立派だけれど、
庶民の見方のような顔をして月収1億円だったというから呆れ果てる。

脳科学者という肩書のコメンテーター、茂木健一郎もテレビで見かけたら
即チャンネルを変える人物である。
したり顔で上から目線の意見を述べているのが生理的に受け入れられない。
数年前に4億円ほど脱税していたのが報道された際には、さもありなんと思った。

脳科学者だという肩書きは実に尤もらしいが、素人のテレビ視聴者には
何をやっている人かよく分からない。
東大卒という学歴がなければ、この人の発言に耳を傾ける視聴者は激減するのではないか。

だからある意味、自分の売り出しに成功している人物と言える。
少なくともわたしには、4億円もの脱税など逆立ちしてもできない。

最近再会した友人で、日本精神科学会理事長という大層な肩書を持つ同期生がいる。
東大理学部入学ー学園紛争で留学して中退ー米国の著名大学卒ー帰国して東大大学院入学ー
中退して阪大医学部学士入学ー卒後15年で阪大精神科教授ー現名誉教授
という経歴である。
同期生ではあるが、医者になる前に東大に2回も入学・中退しているので、大分年上である。

最近一緒に飲む機会があったが、大変けったいなおっさんで、大真面目に飛んだことを言う。
しかしゆっくり話を聴いていると、言葉の端々に独創性が感じられる。
もちろん酒の席で学問の話などしない。

独特の宇宙を持っている底知れぬ人物で、「食い物の味にこだわるのは低俗だ」と言いながら、
天然フグのぶつ切りを「これは旨い!」と言って食べていたので少し安心した。
天皇陛下の前で講演したこともあるそうだが、一体何を話したのだろうか。

彼は元々生化学者だから、テレビに出ても受けないと思うが、
茂木健一郎のような浮ついたところはない。
同じ東大で「脳科学者」と「脳化学者」の違いはあるが、水たまりと深い沼くらいに人物像は違う。
大衆を相手にするのとプロフェッショナルの集団を率いることとは異なるのだ。

余談だが、彼の奥さんは食べ物に関心が高くて、美人で美食家で常識人である。
ところが彼女も教授で、Natureの査読者をしたりレビューを投稿したりされており、
業績を聞いたら腰を抜かす。
いまだに小保方晴子がまともな女性研究者だと思っている人は、
本物の女性研究者が醸し出す独特の知的な空気をご存知ないのだろう。

学歴の話で思い出したが、先日ショーン・Kとかいうハーフもどきのコメンテーターが
学歴詐称を暴露されていた。
3ヶ月位前、珍しく報道ステーションを見ていたらこの人が出ていて、
古舘伊知郎の横で喋っていた。

この日初めて彼を見たのだがとても印象的だったので、早速グーグルで調べてみたところ、
ネット上には、海外の大学卒・経営コンサルタントなど華々しい肩書が並んでいる。
おまけに外見も含めて賛辞ばかりが並んでいる。

これはおかしい、肩書と言っていることが全然違う、と即座に気がついた。
彼がコメントしていたのは経済関連の話題だったが、
内容は番組の趣旨に沿ったもので、ひどく左寄りで現実味が無いものであった。

テレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)のコメンテーターとは
まったくレベルの違う内容で、海外7ヶ所に活動拠点を持つ経済人が
こんなコメントをするはずはない、と思ったのである。

そこで、グーグルで「ショーン・K 左翼」と入れて検索したが、何もヒットしてこない。
その時点で、彼のコメントを聞いている人は内容はどうでもよくて、
外見にしか関心がないということに気付いた。

要するに見かけの良いおじさまが、魅惑的な声で耳障りのよい体制批判をして
衆愚の支持を得ていたのであって、学歴はそのために必要な条件の1つであったということだ。
外見と学歴のいずれかが欠けた時点で、失脚するしかないのである。

学歴詐称が明らかになって以来、「学歴はなくてもよく勉強している」などと
発言内容を評価する発言も見かけた。
テレビ東京のWBSなど見たこともない人の意見だと思う。

そう言えば茂木健一郎も彼を擁護していたようだ。
東大卒の茂木健一郎なら「学歴と実力は関係ありません」と言っても少し説得力はあるが、
そんなこと言っているのだろうか。
そう言えばあの鳩山由紀夫も東大卒だったなあ。

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上七軒歌舞練場

新年度になって最初の日だが、早速ヒマである。
だから診療時間内にブログを書いている。
今年は年度末もゆっくりしていて、ようやくまともな町医者の空気を吸えるようになってきた。

春休みに入って、京都への観光客が大幅に増えている。
3月には京都に3回も行ったが、22日につか本に行くために午後6時前に花見小路を
南に下っていたら、冬の同じ時刻の10倍くらいの人が歩いていた。

そんな観光客の中、花見小路のど真ん中を、前からぽっくりを履いた正真正銘の舞妓さんが
大きな足音を立てて走ってきた。
きっと6時のお茶席に急いでいたのだろうが、観光客の格好の被写体であった。


京の春の踊りは祇園の「都をどり」が有名で、今日から4月いっぱい毎日4舞台あるようだが、
祇園は今では観光客が多くなってしまっている。
京都の昔ながらの人たちは、京都らしさを色濃く残して格式が高い上七軒に出かけるという。
今週の日曜日、毎年この時期に開催されている上七軒の「北野をどり」を見に行ってきた。

昨年は家内と2人で、直前だったのでインターネットで席を取って行ってみたのだが、
会場はほぼ満席で、お茶席は売り切れであった。

最近月に個人的に3回くらい外食をする機会があるが、いつも京都の3人と一緒である。
そのうちの1人、上七軒のお茶屋のおかみさんにお願いして席を取ってもらった。

今年はお仲間が増えて、近くで開業している消化器内科の先生と皮膚科医の奥さん、
そして脳外科医の先生と4人で出かけた。


歌舞練場の内部(基本的に撮影禁止)

歌舞練場に入る前、2回のお茶席に上がったら、昨年秋から芸妓になった勝音ちゃんが
落ち着いた黒い和服ですました顔をしてお茶を点てている。
普段は明るいお笑い系だと脳外の先生に言ったら「へぇ~」と意外そうだった。
撮影禁止なので写真はなし。

席は舞台と同じ高さの桟敷席で、椅子席より高いので何となく舞台がよく見える。
前半は昨秋の寿会で太郎冠者を演じた尚鈴さんが主役を演じておられた「浪花歌祭文」、
後半は華やかな踊りである。



まだ肌寒かったが、京都にも春が来たなあと雰囲気を満喫し、
会がはねたあとは北野天満宮の向かいの「澤屋」さんで粟餅を食した。
ここの店に通い始めてから40年以上になるが、味はちっとも変わらない。
創業天和2年(1682年)だそうだから、40年くらいで変わるわけもないだろう。


平野神社

北野天満宮を一周りしたあと、御土居を超えてすぐ西にある桜の名所平野神社に足を運んでみた。
枝垂れ桜の1本だけが咲いていたが、広い桜林の桜は1~2分咲きといったところ。
きっと今週末には満開となり、ものすごい人だかりになるだろう。

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日本の男性医学の文字通り草分けで、札幌医大名誉教授である熊本悦明先生が主役の
パーティが今日東京ステーションホテルで開催された。
昨日金沢から東京に移動し、今日パーティに出席して、現在帰りの新幹線車中である。

パーティの参加者は150名くらいで、立食であったがものすごい熱気であった。
あちこちのエライ教授陣が顔を揃えていたが、大学の後輩の腎臓内科の教授も出席していた。
熊本先生は今年で数えで米寿で、わたしの父親ほどの年齢だが今もお元気だ。
10年くらい前から親しくさせていただいている。


アトラクションで歌を披露したThe Fujiyama Sistersと熊本先生


基調講演をされる熊本先生とわたし

写真を撮ったのは後輩の腎内教授。
これを傍若無人という。


今回熊本先生が出版された書籍


熊本先生近影 携帯電話に注目



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金沢大学教授・病院長の退職記念祝賀会に招かれて、昨日から金沢である。
本日盛大な祝賀会を済ませ、明日東京で開かれるパーティーに出席するため、
今はもう東京に移動している。

昨晩に前夜祭として教授主催の食事会があるとのことでお誘いを頂き、
診療終了後に大阪からサンダーバードに乗って金沢に行った。
同じ車両に、2日前に会ったばかりの大阪医会会長・名誉教授も乗っておられて、
少し話しながら金沢まで行った。

この名誉教授と金沢大教授とわたしと悪友の4人は、若いころの研究室での盟友で、
一昨年亡くなられた病理学の松本圭史名誉教授の弟子である。
ついでに今の教授も弟子であり、今日の祝賀会では同じテーブルの隣であった。

昨晩の食事会に誰が来られるのか知らなかったが、部屋の半分は韓国の大学の先生方と
中国の先生で、芸妓さんが最初は言葉でちょっと困っていたみたいだがすぐ打ち解けていた。

あとの半分の日本人は、有名な熊本悦明札幌医大名誉教授夫妻、うちの名誉教授、
名古屋市大学長(阪大の先輩)、聖マリアンナ医大前教授とわたし。
錚々たるメンバーなので、何で町医者のわたしが入っているのかよく分からない。

昨年一緒に金沢で講演したまいどの悪友は、夫婦で翌日参加のため昨晩は不在だった。
明日東京であるパーティは、向かいに座っておられた熊本先生が主役の祝賀会だ。
今日の祝賀会の参加メンバーのうち、少なくとも10人は明日東京で再会予定だ。
(実際にそうだった)

隣にホスト役として金沢大の講師で酒好きなK先生がいてくれて、
金沢の日本酒の話で盛り上がった。
会がはねたあと、そのK先生が聖マリアンナ医科大学の前教授とわたしを2次会で
居酒屋に連れて行ってくれた。

駅から近くの「のんき」という店だったが、ここでも酒を飲んで
世代が違う3人(45歳と72歳とわたし)で盛り上がり、酔っ払ってホテルに帰った。

ホテルから3分位歩いて帰る途中でK先生が、酒を買うなら駅の構内よりここが安い、
と言って酒屋を教えてくれた。
今朝に散歩がてら行ってみたが、昨晩酔っていてどこを歩いたいたか分からない。

今日の昼の祝賀会の席で、K先生にどこやったかなあ?と聞いたら
「えぇ~!昨日歩いたじゃないですか。武蔵の方へ行くんです」
と呆れられたが、酔っていたものは仕方がない。

そこで今日の祝賀会終了後、新幹線の発車時間まで小1時間あったので
もう一度店を探しに行ったらすぐに見つかった。



店内には地元の美味しそうな酒が並んでいる。
何か推薦してもらって送ってもらおうと物色していたら、昨晩の居酒屋の大将が
酒を買いにやって来た。
「やあ大将、夕べはごちそうさん。どれが美味しいの?」
とか言いながら、酒屋の店主夫妻の勧めもあって、一升瓶2本を購入した。

菊姫の黒吟、平成11年もの300本限定酒、などと言われると欲しくなるのであっさり購入。
何と25000円もするのだが、今楽天で調べてみたら1本だけ同じ価格で残っている。
もう1本は「常きげん山廃大吟醸酒」だが、これまた15000円もする酒である。

ワインと比べると安いものだと思ってしまう時点ですでにビョーキで、
後で考えるとものすごく高い買い物であった。
わたしは酒の値段に関しては、0(ゼロ)が1つ少なく見えるようである。





無事酒を送ってもらう算段をして、初めて乗る北陸新幹線に乗りに行った。
昨年から走っている新型車両だが、東京行きの最後尾1両が18席しかない
「グラン・クラス」である。
こちらも大奮発して、指定券を事前に購入しておいた。

専任のアテンダントの女性2名(美人・写真なし)がついてくれて、
軽食が出て飲み物は飲み放題である。



スパーリングワインと洋軽食を所望したが、これが梅酒でほとんど泡のないスパークリングで、
梅シロップみたいな酒であった。
はっきり言って食前酒で小量舐めるための酒で、わたしにとっては飲めたものではない。
あとでブラックコー匕ーで口直しした。

グランクラスとは要するに飛行機のプレミアムシートみたいなもので、
椅子がゆったりして快適である。
長野で満席になったが、今日は普通車もグリーン車も満席とのことだった。
結構飲み物を飲まれるお客さんが多く、赤ワインやビールをお姉さんが頻繁に運んでいた。

これに乗ってしったので、またしてもJR線完乗率99.9%になった。
料金だが、特急券6260円プラス13370円で19630円。これに乗車券代が7340円である。
新大阪ー東京間のグリーン料金よりだいぶ高いが、1両にわずか18人だから
こんなものかなと思う。

酒と鉄道の事になると、どうも良識が飛んで金銭感覚がおかしくなるようである。

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コノスル(チリ) スパークリング・ブリュットNV
購入日    2016年3月
開栓日    2016年3月
購入先    MASHIMO
インポーター スマイル
購入価格   1170円

ブドウ品種はシャルドネ90%、ピノ・ノワール6%、リースリング4%となっている。
ほぼブラン・ド・ブランだがほんの少し他の品種を入れているのは
むろん意図があってのことだろう。
リースリングがちょっとだけ入っているのが面白い。

厳密なシャンパーニュ製法で造られているのではないだろうし、ドザージュも
行われていないと思うが、日当たりが良い畑のシャルドネらしく、糖度がかなり高く感じる。
といってもリースリング由来の一般的なゼクトよりずっとシャンパーニュに近い。

シャンパーニュが他のスパーリングワインと最も異なるのは、
蠱惑的な香りを持つことと、酸のエッジがシャープなことだろう。
このチリのコノスル、香りがまあまあであることと、ちょい甘であることを除けば
相当シャンパーニュと近似している。

コノスルのオーガニックシャルドネが、ブルゴーニュの南の方の日当たりが良い畑のワインと
似ていることを考えると納得がいく。
念のため断っておくが、似ていると言ってもそっくりだなどとは決して書かない。
そんなこと書いたら、ワイン好きから袋叩きに合うのは間違いない。
ジョスカン・デ・プレとパレストリーナくらい違う、と言えば分かりやすいだろう(どこが)。

「ちょっと甘くて香りに妖艶さが乏しいシャンパーニュに似たスパーリング」
と書いておけばいいだろう。

だが何より驚くのはこの価格である。
コストパフォーマンスという言葉は嫌いだが、めちゃくちゃコストパフォーマンスが高い。
「ニコラ何ちゃら」とかいうシャンパーニュを4000円も出して開けるくらいなら、
間違いなくこちらの方が良い。

毎年年末に、某社がスポンサーのワインセミナーで講師をしているが、
参加者の多くは30代の女性である。
昨年はボランジェのスペシャル・キュヴェとロワールのスパーリングワインである
ドゥプレヴィルをブラインドで出したが、参加者の半数が後者に軍配を上げた。

もしこのコノスルを持って行ったら、痩せた印象のあるシャンパーニュより
好む女性はずっと多いと想像される。
コノスルの畑は、ピノ・ノワールよりシャルドネの方が質が高いものができるようだ。

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昨日法人化と祝賀会に関する大阪の臨床医会の会議があった。
その後、会長(名誉教授)と日本医会の副会長(元総長)、
同業の親友(後輩医師だが開業の先輩)の4人で、会合がてら寿司を食べに行った。

同門のメンバーだけで日本と大阪の医会の今後を見据えて意見交換することが目的で、
その点は得るべきものは多かった。

ただ、料理が超不味かった。
あまり大きな声では言えないが、行った店はあべのハルカス内にある寿司屋である。
店内は清潔で明るいし、店員さんもテキパキしている。
周りの客は次々と入れ替わり、3時間の間ほとんど空席が出ないくらいの大繁盛ぶりだ。

会議のあった天王寺の大阪市大病院の近くなので、ここに決めて予約して行ったが、
ここまで不味いとは思わなかった。
全国チェーンの店なのだが、これなら他の店も推して知るべしである。

刺し身は生暖かくて、夕方にスーパーで売れ残ったものを買ったほうがいいというレベル。
酢の物は酸味が舌に合わず、焼き魚はもはや論外で完食が困難。
最後の握りに至っては、盛り付けだけがきれいという代物だった。

店を出て会長と元総長と別れた後、同業の親友に
「あ~不味かった。こんな店に連れて来てすまんこって」
と謝ったところ、
「最後の握りは、シャリの上にネタを乗せただけでしたねえ。
 回転寿司のほうがよっぽどましです」
と同意見であった。
彼はワイン仲間で、もめんさんの常連でもあるから、あっさり見抜いていたようだ。

6000円のコースだったから、決して安くはない上に
食べログの評価も低くはないし、店はたいへん賑わっている。

わたしは普段からいいものを食べ慣れてしまっているということなのだろうか。
いや、食事代が高いか安いかという話だけではないと思う。
先週家内と久しぶりにお気に入りのラーメン屋でラーメンと餃子の夕食を摂り、
たまにはいいなあ、と喜んで帰ってきたばかりなのだし。

梅田のさかなやIだとか、今里のHといった個人の店に行って同じ金額を出せば
もっともっと新鮮で美味しい魚が食べられたものを、一食損をしたという後悔だけが残る。



ということで、今日は高知県四万十町の藤原鮮魚店から極上の刺し身が届いた。
日付指定で届けてもらったものである。
タイの湯引きをおまけの塩で食べると非常に旨い。
同じ魚でも昨晩とはまるで別物で、こういうところが食の面白さであると思う。
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3年くらい前、ある製薬会社のシンポジウムで名古屋大学助教の若い先生と一緒に発表した。
わたしより大分若い先生で、発表時間の割に多くのスライドを用意されていたので、
主催者の担当者がこの枚数でで大丈夫ですかと念を押された。

彼は表情一つ変えずに「大丈夫です」とそっけなく答え、
本番では数百人を前にして、ニコリともせず淀みなく極めてクールに
プレゼンをこなしてのけた。

こいつは只者ではない。
腫瘍部門では人材は多いが、排尿の分野でここまでできる人材は稀有だ、と思った。
それ以降、学会などで彼のプレゼンを何度か注目して見ていたのだが、
毎回客観的なデータに基づき、冷たいと感じさせるほど完成度の高いプレゼンをする。

大阪の勉強会に来てもらおうと思って、昨年札幌であった排尿機能学会で彼を見かけて
追いかけたところ、トイレに駆け込まれて捕獲に失敗した。
ようやく機会が到来し、昨晩地元の勉強会の演者に彼を指名して名古屋から来てもらった。

最初にシンポジウムで短い会話をして以来、個人的に一度も話したことは無かった。
昨晩話して分かったのだが、名古屋大学卒業だが意外なことに奈良の出身で、
息子の高校の先輩だった。
個人的にしゃべると楽しい先生なのだが、あのプレゼンスタイルは関東人的で、
東大寺学園のキャラクターとしては特異だなあ。

たっぷり1時間しゃべってもらったのだが、やっぱり一度も噛まずに流暢にしゃべる。
こんなに切れ味が良いスピーカーは、NHKの教育テレビでお馴染みの日大のT教授と、
東京女子医大のT教授(女性)、関西医大のM教授くらいしか知らない。

日帰りで来られたので、立食の情報交換会で談笑しただけだったのだが、
地元の多くの先生方に囲まれて新幹線の時間まで大盛り上がりであった。
わたしも色んなところに演者で招かれるから分かるのだけれど、
昨晩みたいに多くの地元の先生方に囲まれて時間が過ぎる機会は滅多に無い。

要するに彼のプレゼンが見事であったということと、それを受け止めるわが地元の
メンバーが非常にフランクであったということなのだが、間違いなく彼も喜んでくれたと思う。
色んな候補者がいる中で、彼を演者で指名したわたしとしてはものすごく嬉しかった。
名古屋大学の教授とも懇意にしているので、ちょっとほっとした部分もある。


数日前に、25年もの付き合いであった最古の患者さんが亡くなられたことを知り、
4日前に職場の最古参の看護師さんの義父さんが亡くなられたこともあって、
気分的には相当落ち込んでいた。
お2人とも87歳で十分長生きされたと言えなくもないが、
最後に会ってにこやかに会話したことを思い出すと、もう一度会いたかったと思うのである。

自分のプレゼンも一段落したので、今日の日曜日は暇であったが、
じっとしていると亡くなった人のことを思い出すので、何かすることを探してしまう。
置き場所がないし飲める量にも限界があるので、ワインの購入は極力控えている。
そこで今日は、ネットで簡単に注文できるCD集めに時間を潰していた。

聴ける時間にも限りがあるのだが、ブルックナーの交響曲全集が15組もあったり、
シベリウスの全集が5組もあったりする。
またしても1組ブルックナー全集を追加し、セットになっていたマーラー全集も追加になった。
マーラーは最近あまり聴く気にもならないので、死蔵品になるのは見えているのだけれども。

ということで、今日は珍しくパソコンで新しいゲームを手に入れてみた。
昨年から画像の美しさで世界的に?話題になっている英国産のアドベンチャーゲーム
「Tengami」である
日本人製作者も参加しての和風のゲームだが、和紙で作られた立体絵本のテイストの
画像が特長だ。

美しいと言われれば間違いなくその通りで、上品な画像でありこの独創性は買いたい。
Mac版1200円、iPad/iPhone版600円だが、いくら何でもiPhoneでは画面が小さすぎるので
iPadで見るのがお勧めである。
大昔(1993年頃)のMystを思い起こさせるゲームであると言えば分かりやすいだろうか。









画面をドラッグすると立体絵本のように画面をひっくり返せるのが面白い。
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