ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

このブログは 「ワイン遍歴の終着点はブルゴーニュである」と
密かに確信しつつあるワイン好きのひとりごとである。

高名な評論家が何を言おうが 権威ある本に何と書かれてあろうが
そんなことは知ったことではございません。
信じるのは自分の五感のみ。
これは 長年音楽を聴いてきた経験からの自負である。

売らんがための美辞麗句はどこにでも存在する。
わたしは誰にも媚を売る必要がないから 駄目なものは駄目とはっきり書ける。
ただ 自分の未熟さを反省する謙虚さだけは失いたくない。

読者を増やす努力は一切しない。
ランキングにはまるで無関心。
読者のためのバイヤーズガイドを目指さない。

音楽を語ると敵が増えるが、酒を語ると友が増える。
今日もひとりでブルゴーニュを開栓して ひとりごとを語り始めよう。
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半年以内に家内の実家の築53年のコンクリート住宅の内部を改装し、

新たにワイン庫を作る予定である。

新しいワイン庫ができたらそちらにワインを移動させる予定にしている。

 

最近ワイン購入を止めているが、ワイン棚を作って整理できるようになったら

再び買い始める、ということにはならない。

今後どうやって在庫を減らすかを優先したいと思っている。

 

ワインをあまり買わなくなってお金が余り、最近HMVでCDばかり買っている。

ブルックナーの交響曲全集など未発売予約分を含めて22組もある。

おそらく入手可能なものは全て揃っていると思われる。

 

もちろん全部は聴いていないが、第3、第2、第1の順に聴く機会が多く、

初期作品はあらゆる演奏者の演奏をほとんど聴いている。

昔ダメだと思ったカラヤンの演奏は今聴いてもやっぱりダメだった。

演奏評(感想)はいくらでも書けるが、今回はここで止めておく。

 

流派がかなり異なるマーラーの交響曲全集も数組あるが、こっちはあまり聴いていない。

第2や第7や大地の歌などはそもそも好みではなく、第9は普段聴くには疲れる。

脳天気な第8など第2部のほとんどは退屈だし、やっぱり第3を選ぶことが多い。

完全主義者ブーレーズがウィーン・フィルを振った3番の演奏を聴いたところ、

終楽章でテンポがブレるのに気づいて、少々唸った。

最近亡くなったブーレーズだが、京都の浜作に料理を食べに来たことがあるらしい。

 

こうなると愛好家ではなくて、ただのCDコレクターだが、

流派がまったく異なるラフマニノフの交響曲第2番も何故かお気に入りの作品で、

これも今数えたら19種類の演奏があった。

これは全部聴いている。かなり恥ずかしいが、聴き始めると止まらない。

 

わたしの得意分野はバッハ以前の音楽だと思っていて、ジョスカン・デ・プレのミサも

全曲の録音があるが、年を取って気が短くなり、最近あまり聴いていない。

 

バッハの本分は宗教作品(受難曲やカンタータ、ミサなど)だと若い頃から思っているが、

やはり日本人で無宗教のわたしはカンタータを楽しく聴くことはないし、

マタイなど辛気くさくて最近は敬遠気味だ。

こんなものを通しで聴くには今は忙しすぎる。

 

一方軽い音楽だと半分バカにしていたバッハの管弦楽作品だが、最近改めて聴いてみると実に楽しい。

新しい録音はほとんど古楽器による演奏で、硬い音質で愉悦感に欠ける。

やっぱりわれわれの世代はカール・ミュンヒンガーやジャン・フランソワ・パイヤールに

親近感を覚える。

今思い出したが、2人のサインをもらって自宅においてある。

 

エラートレーベルのパイヤールの録音の多くがすでに入手困難になっているのは悲しい。

テレマンの協奏曲集など名盤の誉れ高いものと思うのだが、CD化もされていない。

バッハのブランデンブルク協奏曲など、最初から聴きだしたら身体が動き出して止まらなくなる。

 

大学生の頃などは、ハインリヒ・シュッツの「十字架上の7つの言葉」などをしかめ面して

何度も聴いていたが、今考えるとキリスト教信者でもない日本人として相当おかしい。

何かに感染していたのだろうか。

 

年齢とともに、作品に対する好みが相当変遷してきているのを自覚している。

理屈っぽさが薄れて軽薄な人間になってきたためだと思うが、

ハインリヒ・シュッツやヤニス・クセナキスを聴いていた自分が

ラフマニノフの交響曲を愛聴するようになるとは思わなかった。

時間というのは恐ろしいものだ。

 

 

 

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得意でない政治ネタだが、あまりに自分の認識と世間の認識とがずれているので、

後出しジャンケンにならないようにここで記録しておく。

 

つらつらとネットを見ていたら、yahooニュースに『民進党・蓮舫代表に「期待する」54%』という記事が出ていた。

どういう世論調査なのか知らないが、いわゆる大衆はそう感じているということだろう。

この結果には呆れるしかない。

 

蓮舫は近い将来議員資格を失う。

これはまず確実だ。

そして蓮舫を代表に選んだ民進党は大混乱に陥り、機に乗じて解散総選挙が行われ、

民進党は分裂し、解党へと向かう。

半年以内に起こるであろう未来図である。

 

民進党代表選挙がスタートして以来、インターネットサイトの「アゴラ」が

再三蓮舫議員の二重国籍問題を指摘してきた。

「代表選を辞退すべき」

「民進党は代表選を白紙に戻してやり直すべき」

とまで提言していたが、結局蓮舫は辞退することもせず、民進党はそのまま代表選を強行した。


民進党の松原仁議員らが代表選やり直しを提言していたことは記憶しておいてよい。

さらに、本日放送された読売テレビの「そこまで言って委員会NP」で、民進党の原口一博議員は

「国籍法16条は努力義務ですが、14条によって台湾籍は放棄しとかなきゃいけない。それをなされないということは、14条違反になる。私は総務大臣だったので、そこからひるがえると公職選挙法や政治資金規正法違反になる。国会議員になるには日本人でなければならないという根本的な要件を満たしていない疑いがある」

と語っていた(アゴラのサイトから引用)。

これらの発言から、いまだ民進党内に良識は残っていると分かるが、もはや手遅れだと思う。

 

今日の「そこまで言って委員会NP」で、東京新聞の長谷川幸洋が

「蓮舫が二重国籍なのはわれわれの中では周知の事実だった」と言っていた。

だったらなぜこの時期にアゴラが二重国籍問題を取り上げ、代表選辞退を提言したのか。

 

誰かが民進党と蓮舫に踏み絵をさせたのだろう。

もっと悪く言えば、ミエミエの落とし穴を仕掛けたと言っても良い。

蓮舫は辻褄の合わない釈明を繰り返し、認識している事実関係を二転三転させた。

しまいには、自宅をひっくり返したら台湾のパスポートが出てきたとまで言った。

さてそのパスポートの有効期限はいつなのか。

政治家として質問されたら、嘘を言うわけにもいくまい。

ここまで見事にはまったので、仕掛けた方はきっと笑いが止まらないだろう。

 

自民党幹事長の二階俊博は、二重国籍問題について「追求しません」と答えていた。

これを大人の対応と見る向きもあるが、とんでもない。

「自民党が表立って追求するまでもない。すでに自滅した」

と顔に書いてあった。

 

政治家の発言は重いのである。

もはや蓮舫は「大嘘つき」のレッテルを貼られてしまい、修復不能だ。

攻撃する側に立つと知的な印象があって舌鋒鋭いのに、本当は頭が悪いのがバレてしまった。

 

これからの行先を思うと大変気の毒だとは思う。

しかし、こんなにできない人間でもここまでの地位に上れることに改めて感嘆する。

医療の世界でも同じで、大変無能な人物が医師会長になったり、大病院の院長や総長に

なったりしているのは珍しいことではない。

 

政治の世界でも変わらないのだと、今回の件でよく分かった。

きっと今頃自民党の議員は、解散総選挙に向けて準備を初めているのだろう。

 

 

 

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開業医になって15年になる。

開業当初には、これからは自分のオフィスにこもって、最新の医療からも遠ざかるのだろう、

学会で発表することも無くなるのだろう、

まあそれでいいや、と思っていた。

それより飯が食えるのかが心配だったし、専門医更新の点数確保にも苦労した。

 

ところが現状は大きく違っている。

阪大と近大で漫談みたいな学生講義もしているし、

学会本部にもしばしば会議で出入りするようになった。

開業医としての使命感は少しはあるのだけれど、もう年なので

名誉だと思っているわけでもないし、診療を休む必要もあるので正直相当面倒くさい。

 

今日は土曜日で、世間的には3連休の初日である。

本来は診療があるのだが、休診にして朝5時半起きで東京に日帰りしてきた。

学会認定専門医の試験官としての業務に出かけたのである。

朝10時の東京駅はものすごい人だかりだった。

 

わたしは大学入試や大学院入試で口頭試問を受けたことはあるが、試験官をした経験はない。

東京国際フォーラムに、全国からほとんど教授ばかりの試験担当者が集合した。

口頭試問の出題教授から事前に問題提示を受けてディスカッションしたあと、

3人1組で7名の受験者対象に口頭試問を行った。

1人20分で合計140分、けっこう長い時間である。

 

受験された先生方は卒後5年くらいで、きわめて難易度の高い150分の筆記試験あと、

1人20分の口頭試験に臨まれることになる。

 

試験官3名のうちわたし以外の2名は教授で、1人は親しい旭川医大の教授だった。

例年試験官をされているので、要領を教えてもらって何とか務めることができた。

分かったような顔をしていたものの、正直のところこちらも知らない点がたくさんあって、

自分も勉強してきた気分だ。

 

総勢20人ばかりの学会の担当教授や試験官が集まったが、この2週間以内に一緒に

食事をした岐阜大教授や京都府立医大教授もおられたりするし、

7月に招いて頂いた昭和大教授や、7月に講演を拝聴した東邦大教授などもおられた。

 

そう思うと、大阪ローカルの開業医だが知らないうちに顔が広くなっている。

特に望んだわけでもないし、努力したわけでもない。

学会専門医担当だった千葉大教授から2年前に

「専門医制度審議会に開業医が居ないから、先生やって下さい」と言われ、

「はあそうですか」

とうっかり答えたらこんなことになってしまった。

細かい仕事内容まで把握していなかったのである。

 

昨年は診療を理由に辞退させてもらったのだが、

開業して15年、まさか専門医試験の試験官を務めるとは想定外である。

これは別に自慢で言っているのでも何でもない。

 

大事な診療を休んで朝5時半起きで東京日帰りして、

罰ゲームではないか、とか、貧乏くじを引いたのとちゃうか、とか

何も分からない家内は言うが、こんなことをやっている町医者は自分だけやぞ、

と自宅では威張っている。

 

受験された先生方には申し訳ないが、自分が勉強できて面白かったので、

行ってよかった。

お役御免になるためには、誰か後任を見つける必要がある。

今から何とか探したいと思うが、できたら早めに勘弁してほしいなあ。

 

 

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ドメーヌ・デ・ランブレ モレ・サン・ドニ 2002
購入日    2004年11月
開栓日    2016年8月
購入先    ヴェリタス
インポーター ジェロポーム
購入価格   5980円

 

メオ・カミュゼ フレール・エ・スール ブルゴーニュ 2002
購入日    2005年11月
開栓日    2016年8月
購入先    かわばた
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   3500円

 

2本とも2002のブルゴーニュだが、購入したのはリリース直後の10年以上前である。

今から価格を考えると、ランブレ(ランブレイ)は相当お高いし、

メオの方もドメーヌものではないのに当時としてはかなり高い。

 

ちなみに現在売られているヴィンテージ違いの同じワインの価格を調べてみたら、

ランブレのモレ・サン・ドニ村名は9000円くらい、メオのACブルゴーニュは4000円台であった。

 

現在この2本を開けて比べてみると、造り手の実力の違いがありありと見える。

メオのACブルゴーニュはおそらく3本くらい購入していて、これが最後の1本だと思うが、

今が飲み頃である。

購入直後に開栓したボトルの記憶が残っているが、酸っぱくて楽しめないワインであった。

 

裾もののACブルゴーニュであっても、10年以上置くことを前提にして造っている、

というと褒めすぎだけれど、上質なワインはピークまでにそれなりの時間を要するのだろう。

裾ものほどピークの時期が分かりにくくて、その期間も短い。

 

一方のランブレのモレ・サン・ドニ村名だが、洗練度ゼロで思い切り田舎臭い。

モレ・サン・ドニがいくら目立たない地味な地区であったとしても、これは無いだろう。

結果論だが、はっきり言って10年も置く価値の無いワインであった。

造り手の名誉のために書き足しておくが、特級のクロ・デ・ランブレはもっと洗練されている。

 

不思議なことにメオの方は値上がりしていないが、ランブレは1.5倍超になっている。

まあACブルゴーニュなど10年も保管して開ける物好きは少ないだろうから、

これもビックリするようなことでは無いのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

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ドメーヌ・フーリエ グリオット・シャンベルタン 1997
購入日    2011年7月
開栓日    2016年8月
購入先    ウメムラ
インポーター フィラディス
購入価格   ないしょ

 

ちょっとだけ涼しくなって、本拠地ブルゴーニュのピノ・ノワールも少しずつ開栓している。

いきなりハンドルネームのグリオットだが、フーリエのこれは、もはや幻のワインである。

こんなものが自宅にあるのだ。

 

インポーターは古酒で有名なフィラディスだし、完全なバックヴィンテージものなので、

買うときはバクチ気分だった。

しかも3本まとめて購入という暴挙に出た。

これが最初の1本なので、自宅でおそるおそる開栓した。

こんな危なっかしいワインは、レストランには持ち込めない。

 

3本中適当に手にとった1本だったが、キャップシールはブカブカで、

コルクは最上部まで液体が滲みてカビがついていた。

キャップシールをすべて剥がして見てみたが、裏側には吹いた痕跡はない。

 

液体はすでにオレンジ色。

明らかな枯れた古酒で、正直のところテロワールの特長など分からない。

ハズレの1本かと思いきや、これが滋味深くて美味しい。

古酒好きにはたまらないだろうが、エチケットは新しく、

これほんまに1997? ほんまにグリオット?というのが正直のところである。

 

現在ネットで出回っているものはほとんど無く、新ヴィンテージもわが国に何本入ってきているのかまったく分からない。

今このワインが市場に出たら15万円などという馬鹿げた価格が付くようだ。

 

実は自宅にはリリース直後にラッキーにも購入できた2003、2004、2006があったと思う。

こういうバブリーな価格が付いてしまったワインは、いつ開けたらいいのか、

開けるのに躊躇してしまうのである。

 

 

 

 

 

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ベルターニ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ 2007
購入日    2016年8月
開栓日    2016年8月
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター モンテ物産
購入価格   9482円(税込み)

 

この3年間毎年この時期海外に行っていたが、諸般の事情があって今年はどこへも行かない。

ゴールデンウィーク中もどこも行かなかったが、その間仕事場の片付けと

新居建築の情報収集に終始していた。

 

だから家飲みが多くなるが、大阪はとても暑いので、赤は当然ながらちゃんと冷やしても

シャンパーニュや白ワインですら体感温度が高い。

落ち着いてワインを飲む気になれず、不覚にもビールを開ける日が増えている。

 

松徳硝子社製のビアグラス

 

食事仲間の友人である上七軒のお茶屋のおかみさんから頂いたビアグラスを毎日愛用している。

元は電球製作会社だったという松徳硝子だが、ロブマイヤーもぶっ飛ぶほどの軽さである。

箸より重いものを持ったことがないので、これを使うと普通のグラスやジョッキには戻れない。

 

さて本題のワインである。

先日同じ造り手ベルターニャのヴァルポリチェッラ リパッソ 2012を開けてみたので

その上級の旗艦ワインも購入してみた。


先日のリパッソは阪急百貨店で税込み3000円ほど(ネットショップでは税込み2570円)

だったが、今回のアマローネはその3倍以上する。

 

ブドウを3ヶ月陰干しして貴腐菌がついて糖度がを高めて発酵させ、

6年間長期熟成させて出荷するというワインだそうだ。

確かに干しぶどうをしがんだような、いかにも高級食用ブドウらしい甘さがある。

非常に分かりやすいブドウの味である。

 

ブルゴーニュみたいに尖った酸とは質が違う、柔らかで自然な酸があり、

腰が低くて太めのボディ、タンニンも柔らかで果実が豊潤である。

ヴェローナは北イタリアの町だが、3年前のお盆に行った時は超暑かった。

やっぱりこれは暑い地域で造られるワインなのだ。

 

ヴェローナにあるジュリエットの像 2013年8月13日 炎天下で撮影

 

こんなワインはとてもじゃないが1日で空けることはできず、4日ほどかけて

少しずつ飲んだが、室温に放置していて参加が進んでも僅かしか落ちない。

夏には神経質なブルゴーニュを開けるより、こういう分かりやすいワインの方が楽だ。

 

前回の廉価版リパッソの3倍もするのだが、風格を備えているし、それだけの価値は十分ある。

しかしこれだけ濃いワインだから、2007と2012のヴィンテージ差も気にならないし、

普通の感覚ならリパッソで十分である。

 

1万円のワインをパーティで出すとしたら、

もしわたしがワインバーのマスターだったら、

ヴォーヌ・ロマネの1級を開けるくらいならこちらを選ぶ。

 

ショーソンの交響曲変ロ長調よりドボルザークの第9番、

パッヘルベルの組曲(Partita)第6番(Canonにあらず)よりヴィヴァルディの四季の方が

一般には受ける。

 

しかしこのワイン、もう1本買うかなあ・・

だんだん人間が俗化していっている気がするなあ。

 

 

 

 

 

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この半年ほど住宅建築に関してハウスメーカーと交渉を重ねた結果、
素人ながら少しは賢くなった。
関心のない向きにはなんの意味もない記事だが備忘録として記録しておく。

まず誰もが気にする住宅価格。
坪単価で表示されることが多く、坪単価45〜80万円などと倍くらいの開きがある。
こんなもの、ポンと提示されても何の参考にもならない。
以下を読めばその理由はすぐに分かる。

今回ハウスメーカー3社から何回も見積りを出してもらったが、
システムキッチンやカーテン代、空調機器を含んで出してくるところや、
エネファームなども含めて出してくるところもある上に、
項目分類が各社異なるので標準化しないと意味がない。

各社の見積りには一定の規則はなく、ウッドデッキが本体に入っていたり
外構に入っていたりするし、本体価格に何が含まれているのか不明瞭でもある。
そこで純粋の本体工事費を比較したくて、3社に以下の項目を含むか質問状を出してみた。

以下にメーカーに関係なく必要な経費(不要である可能性があるものを含む)を列記する。
うちの個別な事情ではなく、あくまで一般論であることを強調しておく。
ただし100坪程度の土地を想定しているので、それより狭い土地なら価格は下がる。

・建物解体費用・・・・・約400万円
・屋外給排水工事費用・・約100万円
・上下水道本幹工事・・・約70万円(不要である可能性あり)
・水道市納金・分担金・・約30万円
・ガス配管工事・・・・・約25万円
・地盤改良工事費・・・・約200万円(おそらく不要)
・小運搬費用・・・・・・約40万円(不要である可能性あり)
・印紙代・登記費用・・・約35万円

ざっと考えつくだけでこれだけあり、どれだけ安い家を建てようが、
合計すると900万円は必要になることになる。
隣家から下水道工事を分ける必要があるのか現時点では不明で、
地盤改良工事も小運搬費用も不要である可能性が高いが、
それらを差し引いても解体工事費が高額なので最低600万円は必要になる。

さらにメーカーによって分類が曖昧な事項のものを整理する。
必要性が疑問なものも含まれるが、家が大きいほど高額になり、凝れば青天井になる。
これもうちの事情ではなく、一般論である。

・屋外照明器具工事・・・・・・・約20万円
・室内照明器具・・・・・・・・・約50〜100万円
・カーテン・・・・・・・・・・・約50〜100万円
・空調工事費・・・・・・・・・・約100〜200万円(全館空調を採用しない場合)
・システムキッチン・・・・・・・約100万円
・造作家具など・・・・・・・・・約100〜200万円
・太陽光発電・・・・・・・・・・約200万円
・エネファーム・・・・・・・・・約100万円
・床暖房・ミストカワック・・・・約200万円
・セキュリティ(セコムなど)・・約60万円

当然取捨選択が必要だが、贅を尽くすとしたら軽く1000万円を超えてしまう。
ミニマムに抑えても、クーラーや照明機器、カーテンやシステムキッチンは絶対必要だし、
作り付けの棚なども最低限は必要である。
400万円程度は最低でも見ておかなければならないだろう。

これらを外して本体価格がいくらになるのか明示してもらわないと坪単価など
議論しても始まらないわけである。

最大手メーカーであるセキスイハウスは、上記のものがすべて標準装備されて
見積りを出してくるし、おまけにアメニティ換気システム100万円というのまで入っている。

営業マンはセールストークで「現在では装備されていて当然です」と言うが、
他社との差別化を図り、高級住宅であることを強調しているわけである。
だからセキスイハウスは高いと言われるのだと思う。

そんな高い家は買えませんという購買層には、
「どうぞローコストメーカーに行って下さい」
という姿勢なのだろう。

同社は年間約1万軒の住宅を建築し、そのほとんど全てに上記装備を載せている。
要するに「てんこ盛り装備の規格住宅」を大量仕入れ・大量販売で割安にして売っているのだ。
品質は間違いないから、ある意味ずる賢いとも言えるし、良心的で堅実だとも言える。
そして個性がない。

さらに、上記に含まれていないのが外構工事費である。
これが個別の土地で差が大きく、最も恐ろしいのである。

一般論に戻る。
50坪の更地があり、地盤補強工事不要、擁壁工事不要、
外構工事費は最小限に押さえて300万円、
水道工事費・登記費用など最低限で200万円、
その他本体以外の必要経費(空調・カーテンなど)が400万円、
住宅本体の延床面積40坪、坪単価50万円で本体価格2000万円、
合計2900万円。

といったところがわが国の新築住宅の標準だそうだ。

ここからうちの個別の事情を含めて述べる。
うちの場合は古家の解体費用や外構工事がかなり高くつくのでその分上乗せされるが、
これはどうしようもないのだ。
古家の宿命でもあり、50年近く前に造られたガレージの安全性が担保されず、
設計上の問題からも埋め戻してコンクリート擁壁を造る必要があるとされた。

新たにガレージを造り、それに立派な門構えでも建てようものならものすごいお金がかかる。
外構工事費だけで最低でも1000万円、
玄関まわりと門扉に凝るなどしたらその倍は必要だと言われ、腰を抜かした。

外構工事費はどこのメーカーでも同じだろうと思っていたら実は大違いで、
住友林業はとんでもなく高い見積りを出してきた。
子会社に住友林業緑化という外構会社を抱えているはずだが、
なぜこんなに高額なのか今でも解せない。
本体価格値引き分でも乗せてきているのだろうかと疑ってしまう。

では実際にうちの実家の場合、現在の古家を解体して建て直しに入るだけで
・解体工事費・上水道工事費等 ・・・600万円
・屋内外照明・カーテン・空調工事・造作家具など大きく見て・・1000万円
・外構・擁壁・植栽工事費・・最低限でも1000万円
合計2600万円が必要になる計算だ。

これに住宅本体価格にいくら払うかが問題だ。
延床面積40坪で、坪単価50万円の本体なら2000万円で、合計4600万円
延床面積60坪で、坪単価80万円の豪勢な本体なら4800万円で、合計7400万円となる。
ハウスメーカーが提示する割引価格とは、この本体から◯%値引きするという形になるようだ。

地元の工務店が新築住宅の80%を請け負い、残りをハウスメーカーが受注する。
そのハウスメーカーにも、品質を保証し低価格を謳うところもあれば、
セキスイハウスのように満艦飾の最高級住宅を大量受注するところもある。

なぜわたしがエス・バイ・エルを選んだかというと、K氏という設計士がいたからである。
クライアントに媚びずぶれない方針があり、
他社の視点の先を見越した洞察力があると思ったのだ。
しかもセンスは群を抜いて突飛である。
そこで地味な家内の抵抗にあった。

出来合いのものをモディファイして持ってくるのではなく、
無に近いところから造りあげる姿勢は、他の2社には見られない。
過去10年以内に、身近な知り合いの医師4人が、エス・バイ・エルに住宅を発注している。

結局住宅建築において何を重視するかということなのだろう。
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ドミニク・ロラン ブルゴーニュ・シャルドネ 2014
購入日    2016年8月
開栓日    2016年8月
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   2280円

たまには本家ブルゴーニュの記事も書かなくては。
しかしこんなネガティブな内容で盛り下がってしまうのは残念である。

超有名な造り手であるドミニク・ローランではあるが、造るワインのレベルはピンキリで、
DRCのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑のブドウを購入して造っているという話もあるが、
こんなひどいワインも造るというわけである。

黙って飲んだら3流造り手の産地不明のソーヴィニヨン・ブランかと思うほど浅い。
香りからシャルドネと判然としないくらいだから、このワインの酷さは推して知るべし。

ブルゴーニュのシャルドネとしては最低価格ではあるが、
こんなものにお金を払うくらいなら、チリのコノスルの
オーガニック・シャルドネ(金800円也)を3本買う方がはるかに幸せである。
コノスルのほうがずっと真面目に造られていて、シャルドネの魅力に溢れている。

ブルゴーニュを冠していてもこれではまったく存在価値が無い。
2000円そこそこしか出さないなら、まともなブルゴーニュは買えないという厳しい現実を
このワインは教えてくれた。

10年少し前だったら、この価格でアンヌ・グロのオート・コート・ド・ニュイ
キュヴェ・マリーヌが買えた。
それは今では5000円はする。

アホらしくて買う気にもなれなくなってしまったが、
ドメーヌ・ルフレーヴのマコン・ヴェルゼも今では5000円。
それ以上出さなければ、もはやブルゴーニュのシャルドネは飲めなくなった
ということだろう。

ピノ・ノワールは何が何でもブルゴーニュでなければならない、と思う。
しかし、普段飲みのシャルドネは別にブルゴーニュでなくても良いのでは。

本当にローラン自身が造っているのかどうか知らないが、
こんなくだらないシャルドネに自分の名前を冠することを恥だと思わないのだろうか。

1本しか買わなくて、本当に良かった。


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今日も日帰りで東京出張してきた。
朝5時半に起きて、新幹線では遅くなるので不本意ながら7時半の飛行機に乗り、
これまた不本意ながらタクシーで六本木ヒルズまで行った。

早朝なので羽田から六本木までタクシーで20分。
電車なら1時間はかかるので勝負にならない。

10時から某製薬メーカー主催のミーティングに参加し、嫌われるのを承知で
「地域医療を動かしたいなら、実際に地域医療をやっている人間の意見を聞くのが第一歩」
「プライマリ医は特定疾患療養管理料が取れない上に手間がかかる疾患を診たがらない」
「点数が下がるから内服薬の数が増えるのは歓迎しない」
などと言って帰ってきた。

専門医からプライマリ医へ情報伝達して患者を利し、ひいてはメーカーの利益を上げる
という戦略は分からなくはない。
しかし製薬会社の学術部門、営業部門が机上で考えることくらい
われわれ開業医はとっくに実践している。
でなければ今頃うちの診療所は閑古鳥が鳴いている。

地域地域に合った草の根の戦略を持って行動しないと、実を取ることはできないであろう。
やっぱりわたしはとことん現場主義の人間であると自分で思う。

とか言いながら、親しい日大教授や杏林大のワイン好きの女医さんなどと談笑し、
一緒に行った担当者とともにヒルズ内のドイツビール店で一杯飲んで新幹線で帰ってきた。
やっぱりわたしは鉄道ファン、飛行機は御免だけれど鉄道は何時間乗っても疲れない。




ベルターニ ヴァルポリチェッラ・リパッソ 2012
購入日    2016年6月
開栓日    2016年7月
購入先    阪急百貨店
インポーター モンテ物産
購入価格   3000円くらい

ブルゴーニュワインももちろん開けているが、書いても面白くないので
あまり記事にしていない。
どこが〜ブルゴーニュの魅力〜だ、これを「羊頭狗肉」という。
そもそも10年前とは価格が大幅に変わっているので、
ブルゴーニュはもはや一期一会で、2度と手に入れることはできないと思って開けている。

今から探しても、同じ銘柄でも価格は2倍で飲み頃は10年後である。
そこまでして追い求めようとは思わないので、在庫処理に徹して新規購入は止めている。

しかしいくつになっても新しいもの、知らないものにはアンテナを張っていきたい。
知らないワインは山ほどある。

痩せて酸っぱいピノ・ノワールはそもそも和食には合わないし、
時には単純な甘さを求めたくなることがある。
分かりやすくて安価なものを気楽に飲みたくなるのも人情だ。

ということで今回の1本。えらく前置きが長かったな。
ふらりと立ち寄った阪急百貨店のワイン売り場でソムリエに勧められて購入したもの。

イタリアのヴェネト州の中心都市ヴェローナのワインだそうだ。
ヴェローナは3年ほど前にツアーで立ち寄ったことがある。
ロメオとジュリエットの舞台となった町で、大規模な野外オペラが開催されるところである。

まったく知らないので、売り場のソムリエのお姉さんから聞いた話と
ネットの情報から書いているだけだが、このベルターニが造っている最高峰のワインが
アマローネだそうで、そのアマローネの搾りかすの上で再発酵させたワインがこれらしい。

と言われてもよく分からないのだが、このワインは実に分かりやすい。
要するに万人受けするが甘さがあり、フルボディで濃いが節度があってアクがない。

トマト系のソースのパスタにはよく合いそうで、いかにもイタリアンである。
こんなワインを愛飲してブログで賛辞を述べるようになったら
これまでの信用と友人を一気に失いそうなのでこの辺で止めておくが、
欠点を探すのが難しいワインだとだけは書いておこう。

やっぱりラテン系やなあ。暑いところでできたワインやなあ。
難しいこと言わんと美味しかったら飲んだらええやん。

ということで、自分の俗っぽさ具合を測るために時折開栓してみたくなるのであった。
それって、イタリア人に失礼な発言かも。

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義父が50年以上前に購入した土地に、築50年近い古家が建っている。
ニュータウン開発時に購入した土地だから区画は100坪くらいと非常に広い。
今時こんな土地を買える人は非常に限られているが、昔は信じがたいほど安かった。
そこで細々と半世紀近く義父夫妻が住み続けてきたわけである。

そんな義父夫妻も、今では老人ホームに軸足を移してしまった。
長生きすればやがては自分が行く道でもある。

今土地を売ればとんでもない税金を取られるので、売却代金の多くが飛んで行く。
自分のものではないから自分が税金を払うわけではないが、
何とか維持して受け継いでいくしかないとは思う。

しかし今の古家のままでは住むこともままならず、地震がやってくるのも怖い。
ということで、今さらながら建て替えざるを得ない状況になった。

自分の家の話ではなくて家内の実家の話なのだが、
建て替えれば実際に居住するのはわれわれ夫婦が主になる。
わたしにすればありがたい話ではある。

座して待っていても話が進まないので、今年の2月の末の用事のない日曜日、
家内とABCハウジングの千里住宅公園にモデルハウスを見に行ってみることにした。
懐かしい。こんなところに何の用もなく出かけたりしないから、28年ぶりである。

さすがの最大手セキスイハウスは、ゲートのすぐ前の一等地にモデルハウスを構えている。
こちらには何の予備知識もないから、ふらりと入ってしまう。
そこで上品でイケメン紳士の営業マンMさんと出会った。

28年前、この公園内に野村不動産というハウスメーカーのモデルハウスがあって、
1歳だった子どもたちを抱きかかえて入ろうとしたことがある。

玄関先で「まず住所と名前を書け」と高圧的に言われた。
子ども2人がぐずって泣き叫んでいるので、あやしながら
「ちょっと待って下さい」
と言ったところ、
「名前を書かないなら入っていただかなくて結構です」
とものの見事に門前払いされた。

当時は若かったから、冷やかしで来たと思われたのかも知れない。
今時こんな態度の営業マンはいないだろうが、
その時のことが外傷体験になっている。

だから今回、セキスイハウスのMさんの柔らかで丁寧な物腰に引きこまれてしまった。
身元調査をすることもなく、丁寧な説明をしてくれて、最後に名刺を渡された。
実に上手い営業で、マダムキラーらしいスマートさも持ち合わせている。

Mさんにセキスイのモデルハウスを3軒案内してもらって、すっかりこの会社が気に入ったが、
他のメーカーのモデルハウスにも見てみたい。
そこで次にダイワハウスの新築の家に入ってみた。

そこには30代半ばの営業マンがいて、物腰は柔らかいのだが、
案の定、先にあれこれとアンケート用紙に記入して下さいと言う。
面倒くさいので、仕事用の名刺を渡して「建て替え計画中です」と話した。

「土地はどこですか」
「ニュータウンです」
「どこのニュータウンですか」
「千里です」
(ここは千里住宅公園やろが、このドアホ)と思ったのだが口には出さなかった。

自分の土地ではないので大きなことは言えないけれど、
いい年をした土地持ちの夫婦が、ちゃんと住所を記した名刺まで出しているのだから
どこに建てるのか分かりそうなものだ。
まさか冷やかしで来たとでも思ったのだろうか。

ダイワハウスのできたてのモデルハウスを見せてもらったが、
階段の途中に中2階があり、壁面が天井まで本棚になっていて、木製のハシゴがついている。
「ハリーポッターをイメージしました」
と営業マンが誇らしげに語る。
小さい子どもがいる若夫婦向けに設計された家なのだろう。

われわれはもう足腰が痛くなる年齢である。
これから20年くらい住もうと思っている家に、手すりのないハシゴなどあったら
危なくて仕方がない。
われわれは車イスで室内を移動できるバリアフリーな家を求めているのだ。

イメージ戦略ではあろうが、このモデルハウスだって100坪の土地に建っているし、
建築費は建物・外構合わせて5000万円は下らないだろう。
想定している居住者は小学生の子どもを抱える30代夫婦だろうが、
今の時代にこんな豪邸を買える30代夫婦がどれだけいると思っているのだろう。

にこやかに微笑む営業マンに
(責任者出てこい)
と言ってやろうと思ったが口には出さなかった。

この10分間で、ダイワハウスは数千万円の商談をパーにしたのだ。

それ以来約5ヶ月、3社の住宅メーカーと話し合いを重ねて今日に至る。
その3社とは、セキスイハウス、住友林業、エス・バイ・エルである。
大阪府医師協同組合が紹介しているメーカーは10数社あるのだが、
3社いずれも住宅メーカーとしては高額な製品を有する部類に入る。

元来凝り性の性格だから、ネットや友人の口コミなどで情報収集に努めてきた。
だが所詮シロウトの悲しさ、住宅のどこにどれだけお金がかかるのか、
どの構法が最も優れているのかなど分かりようもない。

しかし3社と合計10数回の商談を重ねるうち、おぼろげながら各メーカーの特長が見えてきた。
超大手のセキスイ、木造の最大手住友林業、デザイン性と自由度が売りのエス・バイ・エル
という謳い文句がネットに書かれている。
そう言うのは簡単だけれど、直接交渉してみると構法提示や価格提示に戦略が見え隠れする。

この5ヶ月間多大な時間とエネルギーを取られて交渉を重ねてきたが、
ようやく今週になって最終決断し、エス・バイ・エルに発注した。

ここに至る道は険しかった。
竣工後最も家に長く居るであろう家内と意見が一致せず、
大手メーカーにこだわる家内と最後まで揉めに揉めた。
最終的にわたしが意見を通した格好になった。

やはりわたしは工業製品ボルドーワインより、
個人の産物であるブルゴーニュの方が好きなのである。
家内の実家の建て替え計画なのに、無茶苦茶な話である。


メーカーの宣伝ページも含めてネットでは色々な情報が溢れているが、
簡明にまとめた情報はなぜかほとんど見当たらない。
やはり自分で経験してみないと分からないことが多々ある。

今でも建築される住宅の80%は地域の工務店によるもので、
残りの20%が会社組織の大手ハウスメーカーによるものだそうだ。
耐震性など最低限の条件を当然クリアした上で、安価に家を建てようと思えば
選択肢は多くあるだろう。

セキスイや住友林業のような最大手のメーカーは、直属の解体業者や外構業者、
植栽工事業者を抱えているかも知れないが、
ほとんどのメーカーでは、実際の施工は地元の業者が行っている。
だから地元の工務店に直接発注するほうが安いのは当たり前である。
その地方地方の業者によって同じメーカー製でもレベルの差が出るのは仕方がないのだろう。

構法の違いは基本性能以外に間取りの自由度に影響するものであり、
壁や柱の位置や開口部の大きさに関わるということも理解できた。
アルミサッシやガラスなどの部材の選択肢はいろいろあるが、
自由度の高い構法のものほど高級になって部材価格は上昇するようだ。

最大手のセキスイハウスでは、高い家でも安い家でもアルミサッシの選択肢は1つしか無い。
要するに質の高いものを大量発注してコストを下げているのだ。

目に見える内装は、つまるところどこの製品でも持ってこれるので
どこのメーカーの家でも、内装の見た目は同じものができるとことも理解できた。
ただし当然ながら同じ部材でも仕入れ値はメーカーによって変動する。

住宅建築を考える人がまず訪れるとはいえ、モデルハウスでイメージ以上のものを
提示するのは難しい。
価格交渉はその後になることは明らかだから、モデルハウスは
やり手の営業マンが顧客をキャッチするための蜘蛛の巣の役割が大きいのではないか。

内装などは内装メーカーから入れてきてコーディネートしていることを思うと、
モデルハウスをあちこち見回る意味はどこまであるのか疑問に思える。
だから建物の設計とか構造とか耐震性を強調されるのだろうが、
いちいち住所氏名を書かないと入れてくれないし、あとの営業攻勢を考えると
鬱陶しいことこの上ない。

この5ヶ月間色々な話を聞いて、最も興味深かったのは価格提示のプロセスである。
価格が最終決定の最重要点とも言えないから迷うわけである。
少しは賢くなったような気がするが、ようやく今後具体的な話に入れるので、ホッとしている。


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