ブルゴーニュのカローラか | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノ ブルゴーニュ・ルージュ VV 2002
購入日    2005年2月
開栓日    2006年1月23日
購入先    ヴェリタス
インポーター サントリー
購入価格   1780円

約5ヶ月前の8月17日に、同じワインを開けてブログに書いた。
グロ・フレール・エ・スールのオート・コート・ド・ニュイ 2001と並んで
昨年開けた安めのブルゴーニュでは、間違いなくこのワインがベストであった。
2000円以下でこんなに美味しいピノ・ノワールが手に入るのは驚きである。

ほんの少し線が細くなり、酸味が出ているかな、といった程度の差は感じるが、
今回の1本も、昨年の印象とほとんど変わることがない。

エア抜きをした翌日、まったく萎えることなくしっかりしている。
わずかに朱色を帯びた酸味が出てきているかな、といった変化しかないのは立派である。

今飲むなら、先日開けた同じ造り手の村名ジュブレ・シャンベルタン2000より、
こちらの方が違和感がない。
最もベーシックなワインだが、ほっとするような安心感がある。

また書くけれども、このワインを毎年ダース買いして開けておれば、
それ以上何を望む必要があるのだろう、という気にさせられる。
日本車に例えるなら、カローラを乗り継いでおけば間違いない、ということに似ている。

だからといって、今のわたしはこれをダース買いして毎日飲む気にはあまりならない。
同じ銘柄のビールを年がら年中晩酌に開ける、という飲酒習慣を持つ人と、
わたしの酒の飲み方とは多分違っているのだろう。

ooisotaroさんのブログを見ていると、毎回毎回毛色の変わったワインが登場して面白く、
追体験をしたくなって、先日同じワインをAlcohoric Armadilloさんから購入してしまった。
それらの印象もまたこのブログで紹介したいとは思っているが、
やっぱりいろんなところを旅するのは楽しいものである。

今日のワイン、すでに2003がヴェリタスで売られているが、2280円になっている。
収量の少なかった2003だから、この程度の値上がりはいたしかたないのかも知れないが、
ブルゴーニュの高騰も何とかこの辺で止まってもらいたいものだ。