ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

このブログは 「ワイン遍歴の終着点はブルゴーニュである」と
密かに確信しつつあるワイン好きのひとりごとである。

高名な評論家が何を言おうが 権威ある本に何と書かれてあろうが
そんなことは知ったことではございません。
信じるのは自分の五感のみ。
これは 長年音楽を聴いてきた経験からの自負である。

売らんがための美辞麗句はどこにでも存在する。
わたしは誰にも媚を売る必要がないから 駄目なものは駄目とはっきり書ける。
ただ 自分の未熟さを反省する謙虚さだけは失いたくない。

読者を増やす努力は一切しない。
ランキングにはまるで無関心。
読者のためのバイヤーズガイドを目指さない。

音楽を語ると敵が増えるが、酒を語ると友が増える。
今日もひとりでブルゴーニュを開栓して ひとりごとを語り始めよう。

この40日は、普通の開業医にあるまじき東奔西走の日々であった。

タイムリーに学会とメーカー主催のプレゼンが連続したこともあるが、

そこへ義父の相続事務手続きが発生したため、開業以来記憶に残る忙しい日々であった。

 

前回の記事のあと、

11月26日に2回目のM3.comの生放送でプレゼンをした。

前回の座長はイケイケの同業者の先生で、わたしとの相乗効果もあり

過激な発言が相次いでいた。

 

福山のS先生が録音してくれていて、2回目の講演の前に自分で聴いてみたが、

なるほど、これは面白い。

受けるはずだ。

 

2回目のプレゼンの座長は、同じ医局の後輩で、わたしが最後に勤めていた病院の

現在の部長である。

国立系の病院でもあるためか、彼は前回の座長よりかなり過激度が低く、

前回の講演を聴いたあと「相当ぶっ飛ばしてましたね〜」などと言う。

 

演者はやはり座長を立てなければならない。

そこで2度目はノリを控えて大人しく、ゆっくりと喋った。

そしたら終了後に座長が

「今日はずいぶん大人しかったですね〜」などと言う。

「おまえが前回やりすぎやと言うたやないか〜」

と反論しつつ、この日研修に来ていた市民病院の面白い研修医と3人で飲みに行った。

 

この研修医の先生は2年目だが、京都の出身で京都市内の店に詳しい。

京都のあちこちのバーを知っていて、色々教えてくれた。

何と松茸の出る日に割烹「おがた」に1人で行って大枚を叩いてきたと言う。

・・大物だ。

 

その後今週の12月4日(火)、夕方から日帰りで岡崎市内科医会で講演してきた。

最終から3本目の新幹線で帰宅したが、自宅に着いたら日付が変わっていた。

 

岡崎市は、名古屋から名鉄特急で30分くらいのところで、

帰りは最後尾の展望席に座って至福の時間を過ごした。

この特急は岐阜行きだが、時間が許せば名古屋で降りずにそのまま乗っていたかった。

電車に乗って車窓を眺めている時間は、幸福な休息時間である。

 

 

これで今年のプレゼンが終わったわけではない。

昨日12月5日(木)、恒例になっている地元小学校5年生対象の禁煙授業を行ってきた。

自分でパソコンとプロジェクターを持ち込んで、タバコに関する

おどろおどろしい画像を例年提示している。

 

タバコはダメ、とは決して言わない。

タバコを吸ったらこんなことになるよ、と画像でインパクトを与えている。

毎年生徒から悲鳴が上がるほど強烈で、初めて見られた先生方からも

「これは強烈だ」という感想を頂く。

 

昨日も150人の可愛らしい子どもたちを前に講義したが、

これで将来タバコを吸う生徒は相当減るだろう。


これをもって今年のプレゼンはすべて終了した。

数えてみたらこの40日間で9回も学会発表・プレゼン(+座長1回、議長1回)を

行っている。記録的である。

発表の準備には時間はかかっていない。

 

最も時間を費やしたのは、山のような相続関係書類の処理である。

これで相当睡眠時間が減ったが、1か月でほぼ終了した。

事務手続きを簡略化するキーワードは、「法定相続情報」と「遺産分割協議書」である。

第○生命という生保会社だけが、悲しみに暮れる家族の家に上がり込んで、

相続ビジネスをするえげつない会社であることがよく分かった。

 

本業は以前にも増して忙しく患者がエントロピーのように増大し続けているが、

逆に体調が良い。

そしてワインが減らないのである。

 

 

 

 

前回ブログを更新して1か月になるが、この間は目が回るほど忙しかった。

文章を書くのは早くて書くことは楽しいのだが、

パソコンに向かってしなければならない他の仕事が溢れていた。

 

この1か月はやたらにプレゼンが多かった。

まるで畏友北風政史先生並になってきた?

 

10月12日(土)に近畿大学の病院長と、リーガロイヤルホテルでメーカー主催の研究会の

座長を務めることになっていたが、台風19号が来たため中止になった。

わたしが座長予定だったセッションの演者は、ときどき飲みに行く旭川医大の教授だったが

そもそも空港閉鎖で飛行機が飛ばないからどうしようもない。

一緒に飲みに行く機会が減ったが、来年に延期されたので楽しみにしよう。

 

10月26日(土)日本超音波医学会関西地方会で講習会の演者を務めた。

「膀胱・前立腺の超音波検査の実際」というタイトルで40分間しゃべったが、

これまで話したことのないテーマなので面白かった。

半年前に前近畿大学教授から依頼を受け、日常診療の間に画像収集に明け暮れていた。

 

ほとんど行ったことがない学会なので雰囲気が分からない。

勤務医時代に同じ病院の外科の先生が会長をされたので、裏方で手伝ったくらいだ。

この外科の先生は、肝胆膵分野で神の手を持つ医師で、超音波検査の大家でもある。

今回の学会でも200人以上の大観衆の前で座長を務められていた。

 

普段参加していない学会でどんな聴衆なのかも分からないのに、

講習会の講師など務まるのかと思っていたが、膀胱や前立腺の超音波検査では

わたし以上に場数を踏んでいる医師がそう多くいるはずもなく、予想以上に大受けであった。

聴講者の半分以上は検査技師さんと思われ、女性が多かったので話しやすかった。

 

3日後の10月29日(火)、M3.comのウェブセミナーで生中継の講演をした。

北浜のビル内に、M3の小さなスタジオがあって、カメラの前で喋った。

過活動膀胱の新薬が出て夏に書いた論文も掲載されたこともあり、

絶妙のタイミングでの講演であった。

 

座長は今年鳥取のカニツアーと九州の肥薩線ツアーに一緒に行った同業の先生である。

わたしより3年くらい遅れで大阪府堺市で開業されている10歳以上若い先生だが、

患者数はうちの1.5倍というスーパー開業医である。

 

この先生は京大出身で、頭が回るが舌も回る。

視聴して頂いた先生の感想によれば、演者・座長とも放送コードすれすれの

過激な発言が相次いでいたそうだ。本人は覚えていないけれど。

視聴してくれた福山のS先生からも面白かったとコメントを頂いた。

 

 

打ち上げは福島のリエゾンでコースとワインを堪能。

やはりリエゾンの料理は繊細で優しい。

色調まで神経が行き届いており、大阪のトップクラスのフレンチであると言って良いと思う。

 

明後日の11月26日(火)にもう一度同じテーマでウェブで生中継の講演予定で、

今回の座長はもう少し常識的で大人しい後輩なので、冷静に話すことに努めたい。

できるかな。

 

10月31日(木)には梅田で日本泌尿器科学会東部総会があり、ポスター発表した。

自分の膨大なデータからポイントを抽出するのに多少時間を要したが、

朝一番にポスター掲示を娘に頼んだので、休診せずに済んでやれやれであった。

学会場で翌週招待頂いている金沢医大の教授にご挨拶し、セッションに出席した。

 

わずか5日間で、まったく違うテーマの講演と学会発表をこなすことになったが、

けっこう大変だった。

スライドは普段から準備できているが、何が何だか自分でも分からなくなる。

 

その2日後の11月2日(土)には地元医師会の学術勉強会があり、

市民病院の先生の演題の座長を務めた。

これは準備は要らないので、気は楽である。

 

11月3日(日)朝6時に、高齢の義父が入所している老人ホームから

「そろそろ危なそうだ」電話があり、30分で駆けつけたところ、その後30分後に

安らかに永眠した。

 

しばらく前から状態が悪く、覚悟はしていたが、いよいよ来るべき時がやって来たのだ。

永らくお世話になっていた在宅医は心肺停止後30分後にやって来られて、

739に死亡確認され、丁寧に一礼してあっさりと帰って行かれた。

わたしとはこの時が初対面であったが、よく診て頂いたと心から感謝している。

 

不幸中の幸いで亡くなったのが日曜日の早朝であったので、直ちに老人ホームの

部屋の片付けを済ませ、葬儀場の手配をして慌ただしく1日を終えた。

 

翌11月4日(月)は振替休日で診療所は休診だが、この日は年1回の

大阪府医師会医学会総会が予定されていて、演題を出していた。

朝一番からポスター掲示に上本町二丁目の医師会館に出かけ、発表を済ませたあと

うちの名誉教授で大阪の臨床医会の会長と情報交換しながら昼食。

 

午後に総会に出たあと、今月台風が来なければ研究会で会う予定だったが近畿大学病院長と、

大阪国際がんセンター総長(先輩で昔から飲み友だち)に挨拶して講演を聴いたあと、

慌ただしく戻って通夜に参加した。

 

親戚が少ない家なので、ほんの数人の家族でしめやかに通夜を済ませ、

家内と義母を通夜の会場に置いて娘と夜に帰宅した。

この日も長い1日であった。

 

翌日火曜日11月5日は連休明けで、本葬のため臨時休診にせざるを得ないが、

患者さんはやって来る。

朝の8時には出勤して9:40までに10人余を診察して葬儀に駆けつけ、

本葬を終えたあと斎場まで往復してお骨を拾って葬儀が終了した。

 

家族たちを送り届けて、わたしはその足で京都のつか本に行った。

葬儀当日によく行ったと思うが、できる限り予定を変えずに動かした方が

かえって心の平穏に繋がると思う。

 

葬儀の2日後の11月7日(木)、金沢医大の研究会に呼んで頂いて、

金沢日航ホテルで過活動膀胱について講演した。

新薬を発売しているメーカーが共済だったが、たまたま前日がカニ漁の解禁であったため、

加賀料理の高級店で香箱がにを頂くことができた。

金沢医大の教授はこれまであまり存じ上げなかったが、キビキビとしたストイックな先生で、

リーダーシップに富んだ紳士であるとの印象を受けた。

 

 

金沢から大阪まで早朝のうちに帰るのはちょっとしんどい。

翌日の午前診は休診にして、40分だけ兼六園を散策して帰阪した。

2時過ぎから午後診療に入ったが、幸い20時頃までで終了した。

 

 

11月9日(土)には地元千里医師連合会のの学術勉強会に参加し、酒がまずくなるような

脂肪肝と肝線維化の話を聴いて、みんなでビールと紹興酒を飲んで帰宅。

この日以降、飲酒量がかなり減った。

 

日常診療と遠征の間に義父の相続関係のあちこちに電話連絡し、必要書類の収集に明け暮れた。

法務局で法定相続情報を発行してもらえば以後の手続きがスムーズになる。

わたしは相続人ではなく義母は高齢なので、家内があちこち走り回っている。

 

11月16日(土)には大阪泌尿器科臨床医会の学術集会があり、わたしは議長のあと

最後まで参加して堺の大先生と福山のS先生とで飲みに行った。

 

その3日後の11月19日(火)には、これまた埼玉県最大の病院である

獨協医大越谷病院の親しい病院長と、旧知の姉御肌の埼玉の学術部長に招かれ、

さいたま市(旧大宮市)で講演した。

これまたちょっと型破りな講演をして、美味しい割烹料理店で魚をご馳走になった。

しかし何と言っても生のクジラの赤身が美味しかった。

 

 

大宮市からは朝に出ても大阪に着くのは昼前になる。

翌日は午後2時過ぎから診療開始し、1930にはほぼ終了した。

休診にするとあとが大変だ。

 

この土日の連休では、まず新規に発売された20世紀の大指揮者ブルーノ・ワルターの

CBS(米国コロンビア・元ソニー)の全録音の整理を行った。

すでに全ての録音は手元にあると思っていたが、意外にも欠落している録音があり、

改めてまとめ直した。

他の人には理解不能だろうが、個人的に最も思い入れの強い演奏家なので感無量である。

鳥瞰すると、この指揮者の偉大さがひしひしと感じられる。

 

その後、2日後に迫った2回目のウェブセミナーの準備と雑誌の依頼原稿執筆をこなし、

生命保険会社や証券会社、銀行などに夥しい量の書類をまとめて送付し、

着々と相続の手続きを進めているところだ。

 

あとは来週に岡崎市まで日帰りで遠征すれば今年のプレゼンは終了だ。

これが開業医の日常なのか?

 

疲れてきたので筆を置く。

 

 

  

 

左から

ダニエル・モワーヌ・ユドロ シャンボール・ミュジュニー 1er レ・ザムルース 2002

購入日    2005年4月
開栓日    2019年9月
購入先    川端酒店
インポーター AMZ
購入価格   10,800円(税別)

 

ドメーヌ・フーリエ ヴージョ 1er レ・プティ・ヴージョ 2004

購入日    2013年4月
開栓日    2019年10月
購入先    フィッチ
インポーター クラレット
購入価格   10,300円(税別)

 

ヴァンサン・ジャニアール シャンボール・ミュジュニー 1er レ・クラ 2010

購入日    2013年2月
開栓日    2019年10月
購入先    ウメムラ
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   4760円(税別)

 

秋になって学会シーズンになったが、9月に学会発表のため2日間休診にしたら

あとが大変だった。

開業後19年目で受診患者数を更新することになり、体力の消耗が著しい。

 

しかも今からまたプレゼンの嵐で、今週の超音波医学会の講習会で講演するし、

来週はWebで生で講演、その後学会発表がまた2つ、その後は出張講演が11月に2つという

スケジュールで、雑誌の原稿依頼も来ているので非常に忙しい。

まあ自業自得だが毎日酒は飲んでいる。

 

ちょっと涼しくなったので、ピノ・ノワールを開けたくなってきた。

偶然だが上記のワインの畑の位置は近い。

高低差のことは詳しくないが、レ・ザムルースはミュジニーの東側の斜面にあり、

プティ・ヴージョはザムルースの南に接する位置にある。

一方レ・クラはボンヌ・マール寄りの斜面の上の方の畑である。

 

上記のワインの1本目は、先月ラブワインさんと緑家さんがやって来られた際に

開けたもので、購入してからはや14年である。

これと同時に購入した同じワインの1986または1988(どっちか忘れた)を開けた

ことがあるが、もっと線が細くて酸が立っていたと記憶している。

 

それに比べるとこのワインは重々しく、香りもくぐもっており、何より酸が足りない。

緑屋さんはこれを「細マッチョ」と表現され、ミネラルの豊かさを感じ取っておられた。

このあたり流石だと思うが、個人的な好みからは、開栓が10年早かったかと反省する。

 

たしかこの造り手の畑は誰かに売却され、違う名前で出ていると思うが、

良年される2002より86/88の方がずっと繊細で、

レ・ザムルースという畑のイメージに近かった。

この畑は特級に近いと言われるものの、昨年開けたグロフィエも襟足が重かったし、

なかなか気むずかしい存在である。

 

次のフーリエだが、このワインも自分の好みからは飲み頃はもう少し先である。

1級らしい風格はありそつなくまとまっていて、ミネラル感も豊かだが、酸が少し足りない。

香りも魅力的とは言っても決して蠱惑的とは言えない。

そして少し残念なことに、翌日にはわずかに落ちる。

 

ヴージョはレ・ザムルースの下に位置するので、確かに全体の特徴は似通っている。

ラブワインさんだったら、ヴージョと言い当てたかも知れないなあ。

 

このワインの最近のヴィンテージは高くなりすぎてとても買えない。

今調べてみたら、2016〜2017は30,000円近い値が付いている。

フーリエには安定感があるが明らかに過大評価だ。

そこまで出して求めるワインではない、と言っておこう。


そして3本目のヴァンサン・ジャニアールのレ・クラだが、これが素晴らしかった。

好みのど真ん中のワインに出会えたのは実に久しぶりだ。

まさに赤い小さな果実のエッセンスで、軽やかで舞い上がる酸が美しい。

「薄衣を纏ったたおやかな美女」という形容が相応しい。

 

この畑は今どうなっているのか調べてみたら、下記のような記載が見つかった。

 今日、レ・クラの所有者は5人で、ジョルジュ・ルーミエ、ジスリーヌ・バルトー、

 ユドロ・バイエ、ディジョン在住の地主グライヨ氏(ヴァンサン・ジャニアールに

 フェルマージュ。フレデリック・マニャンにはヴァンサン・ジャニアールが葡萄で販売)、

 イギリス人のティム・マーシャル(メオ・カミュゼのネゴシアン部門に葡萄を供給)です。

 

フェルマージュの意味が不明なので調べてみたら、下記の記事があった。

 中世後半期にフランスで成立した小作制の一形式。定額小作制と訳される。

 メテイヤージュ  (分益小作制) と対比される。収穫の豊凶にかかわりなく,

 一定額の地代を支払い,種穀,農具,家畜が農民側の負担である点に特徴がある。

 

要するにヴァンサン・ジャニアールは小作人であり、

8人兄弟でレミ・ジャニアールの弟らしい。

現在この造り手のワインはネット上でほとんど引っかかってこないが、

今はどうしているのだろう。

 

同じ時にジョルジュ・ルーミエのレ・クラ2007も併せて購入した。

開けたかどうか記憶にないが、価格は当時でもこのワインの3倍以上であった。

 

ワインとの出会いは一期一会であり、かように怪奇なものである。

2本買ったので、もう1本あったかなあ、このワイン。

どこにあるか分からないが見つかったら嬉しいなあ。

 

 

向島のお茶屋にて

 

自分の専門領域である排尿に関する薬剤データをまとめて、排尿機能学会に演題を

ほぼ毎年出している。

今年は新しい薬剤も発売されたので、データが2つ揃って2題応募した。

 

今年の学会は東京で開催された。

発表日が12日と13日になったため、2日間診療所を休診にせざるを得なかった。

この学会は錚々たる教授の皆さんが参加されているが、アットホームな雰囲気で、

規模が大きすぎる総会より楽しい。

 

東京の大学の女医さんから、12日に向島で飲み会をするから来ませんかと誘われた。

きっと排尿機能学会の偉いさんが集まるお堅い会だろうと思って行ったら、

総勢8人中男性はわたしを含めて3人(親しい教授2名)で、あとの5人全員女医さんであった。

 

要するに「向島で芸者遊びをする」女医の集まりなのであった。

もちろん一見では入れないのだが、教授の実家の繋がりで入れてもらえたようで、

よくもまあこんな敷居の(値段も)高い店に入れたものだと思う。

 

全員仕事熱心な女医ばかりで、大まじめで芸者さん達の前で仕事の話ばかりしている。

男3人は恥ずかしくてコメントもできない。

 

何故かって?

実はこの5人は女性○機能の専門家の集まりで、その内容はとてもここでは書けない。

テレビだったらピーが出まくり。

 

酒に強い女性医師ばかりで、うち1人の開業医の有名な先生(高校生の子どもあり)

とは初めてワインの話をしたが、

「ジャイエが飲みたい! ルジェを集めるぞ! ルロワも欲しい!」

などと言われる。

 

「ジャイエとルジェのエシェゾーを並べて飲んだら同じ香りがした。同じ畑だから」

と言ったら絶叫され、

「ひえ〜! ○○○(とても書けない)の気分でしたかぁ〜〜」

と言われたので、穏やかに

「先生、今頃からそんなバカみたいな値段のワインを探すのは止めなさい。

 せめてグロフィエとかミシェル・グロにしたらどうですか」

と諫めておいた。

 

5人の女医さんのうち2人は以前からの知り合いで、2度京都のお茶屋さんに

お連れしたことがある。

京都の文化に関心が深い知的な女医さんだが、もし今回の5人セットで

京都のお茶屋さんに行ったら、間違いなくわたしは以後出入り禁止だ。

 

今回の学会は新薬発売後の最初の学会だったので、セッションでの盛り上がりが凄かった。

口演で7演題が提出されていたが、いずれもインパクトのあるデータを示された。

会場には立ち見の参加者も多く、

「まるで記者会見みたいですね」

という一言からわたしの発表は始まった。

 

治験責任医師であるY先生ももちろん会場におられ、プレゼン後も発表者数人で

有意義なディスカッションができた。

前夜の宴会も含めて久しぶりに熱い学会だったが、こんなところで自分はこの分野の

第一人者だと感じるのである。

 

2日も休診にした翌日、土曜日にはいつもの2倍近い患者さんが押し寄せ、

その後の2連休を挟んで週明けの本日は、これまたいつもの2倍近い患者さんがやってきた。

学会準備は大変でしょうと言われるがそんなことはない。

休診後の診療が一番大変なのだ。

 

電子カルテの話に戻るが、学会前日の11日水曜日の午前診療終了間際、

診察室のパソコン(最新の27インチiMac)の動きが悪くなり、ソフトのプレビューが

まったく反応しなくなった。

 

電子カルテソフトをだましだまし使いながら、何とか午前の診療を終了。

休み時間に予備のiMac(6月末まで使っていたもの)に置き換え、午後の診療を終えた。

 

すべてのソフトをクリーンインストールした新しいパソコンがなぜ2か月も経たないのに

不具合を起こすのか、まったく理解不能だが対処するしかない。

ディスクユーティリティを立ち上げ、First Aidをかけてみたが問題なしと出る。

 

やむを得ないのでネットワーク起動し、OSを再インストールした。

そうしたら不具合は改善し、パソコンの速度も改善した!

 

ネットワークの問題や回線速度の問題もある程度は関与しているようだが、

結局はパソコン本体に最も大きな問題が存在していたようである。

 

クリーンインストールした上に、不要なソフトは入れていないはずだが、

なぜたった2か月で問題が起こったのか、まったくの謎である。

とりあえず回復したので、夜になってまたパソコンを入れ替えて学会に参加した。

 

やはり常に非常時に備えておく必要がある、ということである。

 

 

 

 

 

 

 

 

整理後 かなりシンプルになった(どこが?)

 

ほとんどの人には何が書いてあるか分からない記事だと思うが、経過報告しておく。

文系アタマで、感性に従って行動していることを自認しているが、

なんでこんな技術系の記事を書くのか自分でもよく分からない。

 

前回の記事で電子カルテの反応速度が遅いと書いたら、ブログを読んでくれている

大阪大学の基礎工学部の後輩で、かつてLANの開発技術者であった

Tくんからお助けの連絡が来た。

 

2019年8月25日(日)、検証のためわざわざ時間を割いて診療所にやってきてくれた。

持つべきものは友人である。

 

その後の検証による当院LANの状況は以下である。

・インターネットの回線速度はそこそこ出ている(80MB/sくらい)

・朝に電子カルテを立ち上げた際、サーバー(常に電源オン)との通信が遅い

・朝起動時だけプリンターもなかなか動かない

・朝起動時だけCloudに上げているデータへのアクセス速度が遅い

・15分くらいすると徐々に速度が上がってくる

 

若い人は知らないだろうが、昔の真空管テレビは、スイッチを入れてから

画像がぼんやり見えるまで数分かかった。

診療所のパソコンは最新のMacだから、真空管は入っていないと思う。

なぜ暖機運転が必要なのか、謎だ。

 

専門家Tくんに来てもらうまでに、アドバイスを受けて院内LANの状況を調べてみた。

・2008年頃に壁内に引いたLANケーブルは、カテゴリー6である

 (カテゴリー5e以上であれば100MB/sくらいは出るらしい)

・配電盤内のルーター、ハブもほとんどGibabit対応で、100MBくらいの速度は出る

・壁とハブなどの機器を繋ぐLANケーブルにはカテゴリー不明のものがあるので

 ヤマダ電機に行ってカテゴリー7のLANケーブルを10本購入した

 

専門家のTくんを迎え、配電盤内のルーター、ハブ、LAN配線を確認するところから始まり、

どこに速度が出ない(安定しない)原因があるのか検証に取りかかった。

 

・遅そうなLANケーブルをカテゴリー7に交換

・配電盤の配線を整理し、速そうなハブを残し1つハブを取り去った。

・IPアドレスを分けている富士フィルムのX線装置のループ状のLAN配線の片方は

 外しても変化ない(リモートのためのVPN回線用?)

・クライアント機にインストールしているFilemaker Proが起動時にバックグラウンドで

 動いているか確認したがこれは否定的

 

その都度、複数の速度測定サイトでインターネットの速度を測定してみたが、

元々それほど遅くはなく、改善もなし。

 

結局専門家をもってしてもハード上の不具合は指摘できなかった、というのが結論である。

 

しかし今回の大きなメリットは、Tくんの指導を得てこの複雑なLAN配線の詳細が

すべて把握できたことで、今後何かトラブルが起きた際には自分で対処できる自信がついた。

配線整理ができたこともあって、翌日からは朝の起動時を除いて若干速度が改善した気がする。

 

サーバーに繋がっていたハブ

 

そうこうしているうちに昨日の午前の診療終了間際、

「せんせ〜、繋がってませ〜ん!!」と悲鳴に近い声が受付と看護師から上がる。

3台のクライアント機とサーバー間の接続が突然切れたのだ。

 

まだ患者さんが3人残っていたが、即刻復旧しないと診療が止まる。

Tくんから教えてもらったパズルの解き方がアタマの中を巡った。

3台同時に接続が切れているから、配電盤内のハブからサーバーへの接続が切れたのは

すぐに判断できた。

 

幸いサーバー機のある部屋には配電盤から2本の回線が通っているので、

壁内の問題でもつなぎ替えれば何とかなる。

 

壁からはハブを介してサーバー機に繋がっているが、まずこのハブを外して

壁から直接サーバー機に繋いだら即刻復旧した。

この間わずか2分38秒。

こうなるともはやネットワークのプロである!

 

上の写真のハブが突然故障したというのが原因だった。

ハブは時々ぶっ飛ぶので、常に予備機を置いておくようにと言われていたのが幸いした。

 

これまで朝の寝起きが悪いのもこのハブが犯人だったら良かったのだが、

新しいハブにした今朝からも、寝起きの悪さは変わらない。

しかもこれは最近半年の症状である。

 

今後も機械との奮闘は続きそうだ。

 

診療所の配電盤

ルーター3つ、ハブ3つが押し込められている

 

インターネットに有線で繋げるだけで、光ファイバーも電子カルテもないアナログ状態で

開院してから18年、この間のIT化は診療所にも大きな変化をもたらした。

 

・電子カルテの導入・レセコンとの連携

・X線のデジタル化(CR化)・電子カルテとの連携

・超音波検査画像のデジタル化・電子カルテとの連携

・レセコンのオンライン請求

等々、少しずつ機器をを整備してここまで来た。

どれだけお金が飛んでいったか、考えるだけで恐ろしい。

 

診療所のIT化の基本となるのはLAN(Local Area Network)である。

上の写真には10数本のLANケーブルが複雑に走っているのが見える。

何か1つでもトラブルがあれば、直ちに診療は止まる。

 

LANの構築には、レセコンの販売会社、2つの電子カルテの販売会社、

X線装置(富士フィルム)の販売会社の4社が関わっている。

まさしくつぎはぎ状態なので、トラブルの際にどこに連絡したらいいのか分からない。

 

このうち最初の電子カルテの販売元とは縁が切れてしまったが、

今でも富士フィルムのCR装置と電子カルテとレセコン(ORCA)のメンテ料として、

月約7万円支払っている。

 

富士通のレセコン・電子カルテを使っている友人の診療所では、

OSと電子カルテソフトの更新に伴う機器の入替のため、

メンテ費用以外に4〜5年ごとに400万円も必要だそうだ。

 

うちの診療所では、6年目でレセコンORCAのパソコン入替に60万円、

電子カルテのサーバー入替(パソコン込み)に40万円かかったが、

大メーカーの機器よりはまだましな方である。

 

開院18年を経て、先月ではこれまで最高のレセプト枚数を記録し、

ますます忙しくなっている。

きわめて嬉しくないが、おかげでキーボードを打つ速度も相当速くなった。

 

そこでイラつくのがパソコンの反応速度である。

ことに朝1番では、クライアント機とサーバーとの間でのデータの転送速度が遅い。

使っていると30分くらいで徐々に速くなるのだが、機械のくせに寝起きが悪いとは

一体どういうことなのだろう。

 

日によって転送速度が速い日と遅い日もあり、まるでかつて乗っていたアルファロメオ

みたいではないか。

 

毎日のことなので、多少お金がかかっても少しでもパソコンの速度を上げたい。

そう思って、2か月前から診療所の電子カルテシステムを見直すことにした。

 

簡単に言うが、これが相当な難作業なのである。

富士通の電子カルテだったら、5年ごとに400万円払えばおしまいかも知れないが、

基本的にわたしは自分で手を付けないと気が済まない性格なのだ。

 

電子カルテのクライアント機の速度が遅いのには、次の要因が考えられる。

1)インターネットの速度が遅い

2)パソコンのハードそのものの性能が悪い

3)院内LANの通信速度が遅い

 

1)はすぐ検証できる。

インターネットの速度測定サイトにアクセスしたら、大まかの速度は測定できる。

自宅のeo光では約100MB/sだが、診療所のNTT光NEXTでは、30〜50MB/sとやや遅い。

通常使うには大きな不満は出ない数字であるが、何とかしたいと思った。

 

診療所ではオンライン請求を行っているので、NTTの回線が必要であるのは知っていた。

しかし何となく理不尽な気がするので、レセコンの販売会社にeoにできないか聞いてみた。

答えは、できなくはないがリモートでのサポートはできなくなるとのことだった。

eoに乗り換えたいと思ってすでに下見のアポイントまで取っていたが、

泣く泣く諦めることにした。

 

次にパソコンそのものの速度である。

診療所ではMacで動く珍しい電子カルテ「Dopanet Doctors」を使っている。

契約上サーバー以外のクライアント機は、自分で勝手に入れ替えて良いことになっている。

 

診察室のiMac 27インチは、購入後すでに丸5年経過しているので、

最新のものに置き換えれば少しは速くなることが期待できる。

そこで、これを機に買い換えることにした。

 

電子カルテのサーバー機には保管しない患者データ(診療情報提供書・他院の紙ベースの

検査データ・超音波検査画像など)23,000人分で約250MBくらいになる。

さらに写真や仕事に関する個人データなども含めると、1TBの容量では不足する。

 

AppleのiCloudの契約容量を2TBとしたが、iCloudは本体内に丸ごとコピーを置くので、

本体容量も2TBにしないと、いろいろと不自由がなことが起こる。

Cloudのデータと本体のユーザフォルダ内のMobile Documents内のデータが

同期する仕組みになっているのである。

 

この点は非常に重要事項であるにも拘わらず、ネットでは明確に書かれていない!

Microsoftの提供するOneDriveは本体にコピーを残さないので、基本的に異なるのである。

 

ストレージを2TBにしてメモリを16MBにすると、ヤマダ電機では売っていなくて

Apple Storeに注文するしかない。

患者データをクラウド上に上げるのに伴い、看護師用のiMacも、自宅のMacBook Airも

ストレージの大きなものに買い換えざるを得ず、結局3台のMacを入れ替えた。

 

これも速度アップのためとはいえ、合計で90万円近い出費である。

看護師用のiMacはすでに9年、自宅のMacBook Airはすでに丸5年使っているので、

入れ替えてもそう惜しくはないが、これは大きい。

 

税理士さん(女性)に「今月は大出費だ」と言ったら、

「5年で90万円だから、先生のところはよそより相当安いですよ」と言われた。

喜んでいいのかどうか分からない。

 

OSのバージョンが上がるので、電子カルテソフトに連携させているFileMaker Proも

新しいバージョンに買い換えざるを得なくなった。これも6万円以上する。

設定が分からず、電子カルテサポートのエンジニアに何度も電話をして、

それでも分からないので、電子カルテの開発者に問い合わせてもらって解決した。

 

新しいパソコンにIPアドレスを手動で振ること、共有設定くらいは簡単にできるが、

問題は機械にお任せのCloudのデータとの同期である。

 

新しいMac内のデータとiCloud上のデータを同期させるのに、

電源入れっぱなしで何と1週間以上かかった!!

 

eo光の自宅でも5日くらい要したが、明らかにNTTの光は遅い。

同期が終わらないと、機器の置き換えはできないのだが、

こればかりはネットの速度に依存するのでどうしようもない。

 

さて準備が整い、意気揚々と新しいパソコンを使い始めたのだが、

体感上の速度はちっとも変わらない!

何じゃこりゃ?

 

電子カルテの速度が遅いのは院内LANの問題であったと、そこでようやく気づいた。

長い時間の消費と高い出費を払っての結論がこれかと思うと悲しい。

 

・配電盤内のルーターが遅い

・配電盤内のハブが遅い

・配電盤内のLANケーブルが遅い

・院内の壁の中を走っているLANケーブル遅い

・壁のLAN端子と機器の間を繋ぐLANケーブルが遅い

など色々な要因が考えられるが、具体的に自分で入れ替えられるものは限られている。

 

まず配線状態を確認したが、基本知識がないとうっかりつなぎ替えて

動かなくなったら大事である。

何しろ素人なので、お盆の連休中にネットで調べて、WANとLANの違い、

PPPoEとDHCPの違い、ルーターによるLANのセグメントの分け方など調べてみた。

 

設定した富士フィルムの技術者が残していった図面を元に、

不要な線を外して遅そうなハブを1つ外し、配線を単純にした。

 

これでも改善しなければかなりややこしい。

・配電盤内のLANケーブルと機器に繋がっているLANケーブルを入れ替える(これは簡単)

・富士フィルムから提供されたルーターを入れ替える

・壁内のLANケーブルを入れ替える

 これはやや大工事になるが、クライアント1台とサーバー機の間だけなら自分でも

 できないことはない

 

とりあえず本日は、配電盤内の配線をすべて把握できた。

わたしはパソコンの専門家でもネットワークの専門家でもなく、

それがどうした、と言われればそれでおしまいなのだが、

自分の使う機械に拘って調べていくとこういうドツボにはまるのだ。

 

幸か不幸か、来年の学会総会で

「イノベーション時代に開業医は生き残れるか・・オンライン診療時代を迎えて」

というテーマのシンポジウムの演者依頼が来た。

 

まあ元はと言えば自分で思いついたテーマなのだが、うまく採用されたようだ。

福山のS先生、トリをよろしくね。

 

 

今週になって久々にまともな論文(もちろん和文)を書き上げ、一息ついている。

我ながら信じがたいくらいきれいなデータが出てきたので、

論文化されたらこの論文1本で、市場に影響を与える可能性がある。

薬剤を発売しているメーカーにとってはウハウハ状態になるであろう。


ホントにメーカーの収益が上がっても、わたしには何の得にもならないけれど、

一町医者が市場に影響力を持てるとしたら、何となく痛快ではある。

何しろ若い頃、当時の教授(故人)から問題児扱いされたことがあるので、なおさらである。

 

その次の教授も現教授からも、やっぱり問題児(爺)だと思われているとは思うが、

仲良くしているし、年をとると力関係が平衡して何となく平和になるのである。

 

ついでに地元医師会からも、問題児(爺)と思われていると思う。

実際に10年前に医師会の幹部から「お前は問題児だ」と面と向かって言われたことがあるが、

組織の肩書きを振り回す幹部が何と言おうと、信頼関係がある医師と連携ができていれば

何の問題もない。

大企業のサラリーマンでなくて本当に良かった。

 

 

最近テレビも見ないし新聞も読まないので、多くのニュースはネットから入ってくる。

わざわざ見たいとは思っていないのだが、yahooのサイトを開くと

韓国と吉本関連のニュースばかりで辟易する。

あまりにそればっかりなので、情報操作ではないかと勘ぐるのと同時に、

将来は直情径行的な人々が今より量産されるのではないか、と不安になることがある。

 

明日8月2日、韓国のホワイト国外しが閣議決定される予定らしい。

本日の日韓外相会談が平行線に終わったとか、

米国のポンペイオが仲介に入ることを「立ち話で」言ったとか、

菅官房長官がそんなことは承知していないとコメントしたとか、

甘利選挙対策委員長が「100%(閣議決定に)向かう」と発言したとか、

ネットでは読者を右往左往させる情報が飛び交っている。

 

これらの記事を読んで一喜一憂している人は多いと予測されるが、

旧メディアでもネットでも、報道される情報には発信者の意図があり、

深読みする習慣をつけないといけない。

経済的に痛い目に遭うのは最も避けたいことである。

 

カメラの前では、日韓外相が睨み合っているポーズをしているだけで、

今後の運びはすでに水面下で決定されているだろう。

 

明日閣議決定が行われたら、どこかの民衆が大騒ぎしている様子が報道されるだろうが、

急激な貿易上の変化が起こるはずもなく、経済は緩やかに変化する。

香港のデモの方が国際的にははるかに大問題だろう。

 

 

最近よく飲んでいる酒といえば、ふるさと納税でもらった「よなよなエール」である。

普通のメジャーなビールよりちょっと深みとコクがあって、

ベルギービールを思い起こさせる。

 

個人的にはもっとあっさりしたビールの方が好みに合っているが、

合わせる食事によってはしっくりとくる。

 

ワインはあまりにも高くなりすぎて購買意欲が消失し、入れてすぐに開ける泡もの以外は

新しいものはほとんど購入していない。

スチルワイン山ほどあるので、あと20年くらいはこのままでも困らない。

 

ビールも泡ものと同じで、その辺のスーパーなどでいつでも買えるし、

物置の奥から出てきた2年前のお中元のビールでも、まあ飲めなくもない。

実際には半年以上も放置していたビールを開けることはほとんど無いけれども。

 

最も困るのが日本酒である。

「つか本」で料理とともに味わう銘柄に惹かれて

自宅で購入することを繰り返しているのだが、店で飲むのとは味が違うのである。

 

シチュエーションの違いが印象に反映するのだろうと思っていたが、

どうもそうとばかりは言えないと確信するようになった。

要するにネットで購入する日本酒は、ワインと同じように

販売店での保管状態に問題があるものが含まれているということだ。

 

ワインでは、信用できる小売店を把握しているが、日本酒となるとそうはいかない。

ワインより販売店はおそらく多く、ブランドが確立していて味わいが予想できる

ブルゴーニュワインより、はるかに魑魅魍魎で複雑怪奇である。

 

日本酒こそ、一期一会というしかない。

 

 

4月の学会以降もいろいろとプレゼンがあった。

500人を前に話す機会も頂き、意気揚々と乗り込んだものの、

マイクの響きが大きすぎて会場を読み切れず、思い切りギャグが不発で落ち込んだりしていた。

 

今月で開業後何と19年目に入った。

にもかかわらず毎日のように多くの新患に来て頂けるが、最近は若い患者さんが多い。

何でやろ〜と思っていたら、ある患者さんから

「ネットでの評価が高いから来ました」と言われて首を傾げた。

 

かつてある口コミサイトで、待ち時間が長いとか、受付職員がだべっているとか、

決してポジティブではないコメントが入っていたので(気にしていないが)、

どこで口コミ点数が高いのかよく分からなかった。

 

自分で自分の診療所をググってみたらすぐ分かった。

Googleの口コミ点数が高いのである。

高いと言っても書き込んである口コミ数はたった数件でしかない。

 

こんなところに書き込む患者さんは、まずスマホを使う年齢の人たちであり、

年寄りではあり得ない。

高評価を頂いているのはもちろん嬉しいのだが、それでますます患者さんが増えて、

仕事がちっとも暇にならない。

 

先週わたしより8年遅れで大阪市内で開業した、15歳若い同業の先生と話していたら、

何とその日は1日で19人の新患が来たという。

年間新患数が2000人ペースで、明らかにうちの2倍である。

 

一般内科ではこうはいかないだろう。

先日肥薩線紀行に一緒に行った堺市の先生は、開業後15年で総患者数はうちの1.5倍、

連日わたしの2倍くらいの患者数を診ている。

開業医乱立の現在、こんなに恵まれた業種も珍しいと思われるかも知れない。

 

だが、違うと思う。

どの業界でも事情は同じだろうが、誰でも職種を選べば成功するわけではなく、

事業主の能力による差は非常に大きい。

広い意味での臨床力が必要で、集客できる医師にはそれなりの理由があると思う。

 

さて、今日は参議院選挙当日である。

消費税増税を掲げたままの自民党の戦略は無謀かなと思っていたのは5月くらいまで。

年金問題を争点にするなど、あまりに不甲斐ない野党のファインプレーもあって、

おそらく今晩の8時には、与党の安定多数確保という結果で終わると予想される。

 

選挙運動中の時期になって韓国への貿易規制強化を打ち出すなど、

政府のストラテジーは非常に巧妙だと思うが、

そもそも理屈の通じない国家にシンパシーを示す政党に

ここまで支持率があること自体、奇妙ではないだろうか。

 

選挙前になって大誤報を連発する朝日新聞や毎日新聞の凋落ぶりにも目を覆いたくなる。

かつて勤務していた大学・病院の医局には毎日新聞が置かれていたし、

2年前までは自宅で朝日新聞を購読していた。

やっぱり朝日の記事は格調が高い、と10数年前までは率直に感じていたが、

最後の方は、いしいひさいちの「ののちゃん」しか見ていなかった。

 

それほど短期間に、自分の中では

朝日の記事=反日・親中・親朝・反安部でウソを平気で書く・謝罪も反省もしない

という評価が確定してしまった。

 

先日同じビルの内科の先生が新聞を手にされていたので確認したら、日経新聞だった。

「待合室に置ける新聞はこれしかないからなあ」

と言っておられたが、その通りだと思った。

 

既存の大新聞ですら、すでに政治色が付いているのだ。

大阪だから、金満でいやらしい巨人軍の経営者である読売新聞は端から論外。

ネットの普及が一因かも知れないが、昔の朝日はここまで偏向しているとは感じさせなかった。

報道はプロパガンダと同義ではないことを忘れたのか。

 

信者でなければ聖教新聞は置かないし、共産党員でなければ赤旗は置かない。

毎日新聞には医療関連でお世話になったことがあるので

あまり悪口は書きたくないが、10年くらい前にはさんざん医者叩きに走った前科がある。

 

結局、今の大新聞には政治色が付いてしまって、

待合室など公共の場には置きづらい、いや置けない存在になってしまった。

産経新聞はずっと報道姿勢に変化が無いように見えるが、

朝日・毎日が思い切り左に振ったため相対的に右っぽくなり、やはり置けば色がつきそうだ。

 

知識層から見放されつつある一部の新聞社は末期状態で、もがいているように思える。

自業自得で、斜陽産業になるのもやむを得ないのだろう。

 

ロベール・アンポー ヴォルネイ 1er. サントノ 1988

購入日    2005年1月
開栓日    2019年7月
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   4980円(税別)

 

さて、もう14年も前に購入したワインを開栓した。

エチケットには明記されていないが、Ⅰ級畑である。

が、1級であると感じさせるほどの力はなく、平凡で危なげない村名レベルに思える。

 

31年も経過しているのに、果実はきちんと残っている。

小さい赤系果実の酸っぱさがあり、枯れた感じはしない。

むしろ素っ気なく、1〜2日目はちょっと落ち着いた酸っぱいワインでしかなかったが、

開栓後3日でようやく身体に馴染んでくるワインへと変身した。

 

今ではこの畑のワインもずいぶん高くなっているが、もはやそれは言うまい。

14年前ですらすでに古酒に近いものであったが、おそらくその後も自宅のセラーで

ゆっくりと熟成をしていたのだろう。

 

自宅には80年代のワインはほとんどないが、2005年くらいのものなら

まだ200〜300本は残っていると思う。

いつまで飲めるか分からないが、ワインの収集と評価には時間が必要なのだ。

 

 

わが国には「鉄道3大車窓」と言われるところがあって、

個人的にその中で最も好きなのが、今回訪れた肥薩線「大畑ー矢岳」間である。

 

ちなみにそれ以外の2カ所は、篠ノ井線 姨捨駅から東側の車窓、北海道の根室本線の

ぐるり一回りする狩勝峠の車窓である。

篠ノ井線にはちょっとご無沙汰しているが、狩勝峠は昨年訪れて往復した。

 

6月2日の日曜日はあいにくの雨だった。

吉松駅でしんぺい2号にわずかな時間で乗り換え、1149発車。

県境を越えて熊本県の人吉駅に向かう。

 

ホームに石がひかれているので有名な真幸駅(標高380m)を過ぎ、

矢岳駅に向けて山中をディーゼル車は登っていく。

 

矢岳ー大畑間 これがわが国で最も雄大と言われる車窓 雨に煙って見えない・・

 

矢岳駅(標高536.9m)から大畑駅(標高194.1m)に向けて下るが、

いくつかのトンネルを過ぎたあと右側に霧島連峰を望む車窓が広がる。

本来なら、霧島連峰の最高峰韓国岳(からくにだけ)が遠望できるはずであった。

 

大畑駅に至るには高度差が大きいので、ループ線で降りていく。

ぐるりとループを回って引き込み線に入り、1249大畑駅に着く。

 

意外なことに人吉まで行かず、ここで下車する。

 

 

 

駅に隣接する「囲炉裏キュイジーヌ LOOP」 右側にホームが見える

 

大畑駅で下車した目的は、ホーム側にあるレストラン「Loop」昼食を摂るためである。

もちろん立案者である元事務局長が予約していた。

 

入口側から見ると掘っ立て小屋みたいだが、ホーム側から見ると

ガラス張りのモダンな建物だ。

長いコの字型のカウンターがあり、客席数は15席くらい。

昼間だけの営業で、1700まで開店しているそうだ。

 

日に3本(上下で6本)しか列車が来ない秘境駅だが、「満席」の掲示がある

 

3500円の和牛と黒豚のコースを注文

 

看板メニューの野菜のパフェ

 

 

 

メインの和牛と黒豚

酒はビールのあと4人で熊本の「香露」とシャンパーニュを注文

 

もっとゆっくりして次の列車で人吉に向かいたかったが、それだと3時間くらい

待たねばならず、当日中に大阪に帰れない。

 

SL人吉号の発車時刻に間に合うように、人吉からタクシーに来てもらって、1400に乗車。

山道を通って駅に向かった。

人吉駅までの所要時間は約25分であった。

 

出発を待つ SL 人吉号

 

 

こちらが末尾

 

人吉発1438のSLは、ゆっくりと駅に停まりながら、2時間半もかけて熊本に向かう。

もちろん車内では宴会の続きである。

 

八代から旧鹿児島本線に入り、線路が良くなる。

1714に熊本駅に着いたあとは、1735発の新幹線さくらで大阪に帰るだけである。

1916着の福山でS先生が下車し、残り3人は終点の新大阪まで行く。

新大阪着2048。Ⅰ泊2日の長い長い鉄道旅行は終わった。

 

令和元年5月1日に見舞った叔母が、この前々日に亡くなっており、この晩が通夜であった。

新大阪から天王寺まで向かい、叔母に別れを告げたあと、深夜に自宅に戻った。

 

食と酒と鉄道を堪能した旅であった。

 

 

 

マスコミで大きく報道されている通り、昨日吹田市で警察官が襲撃されて、

拳銃を奪われる時間が起きた。

今朝犯人が逮捕され事件は解決したが、重体になっている刺された若い警察官の容態が心配だ。

 

webニュースによる事件経過

 

事件が起きた昨日の朝、家内とともに買い物のため「コーナン箕面今宮店」を訪れた。

犯行現場と近いところに住んでいるが、おそらく犯人は高飛びしているだろうと

勝手に思って、危機意識なく自宅を出たが、あとで情報収集して驚いた。

 

 

 

上記のニュースの一部と自分が受け取ったコーナンのレシートの時間を見ると

6分しか違わない。

 

コーナンは9:30開店である。

日曜日の混雑を嫌って、わざと開店時間直後に行った。

 

家内が商品を選んでいる間、わたしはコーナンのレジそばの出入り口に立っていたので、

ほぼ間違いなく、犯人はわたしの前を通り過ぎている。

ちっとも気づかなかったけれども。

 

今日の診療はとてもヒマだった。

地元で起きたこの事件が影響していることは間違いない。

犯人が逮捕されなければ、今日は学校も休校だった。

 

昨日わたしたち夫婦は、何も考えずに外出してしまったけれど、

軽率では無かったか、と思いつこの記事を書いている。


被害を受けた警察官の方は、地元の大病院に入院中である。

回復を心から祈っている。