5年半前に家内の実家が新築した自宅(自分は間借り人)に引っ越した。
この家ががかなり広いので、1台のWi-Fi機器ではとても全ての部屋をカバーできない。

アクティブスピーカー naim mu-so と Air mac Extreme ベースステーション
引っ越し当初は、eo光 1ギガ コースを契約して、Appleの Air mac Extreme ベースステーションを
4台も購入し、ブリッジモードでメッシュWi-Fiを組んでいた。
この機器は、IEEE 8.0.11ac対応なので、Wi-Fi 5に当たる。
5年も経過すると、Wi-Fiの規格も進歩するらしく、
Wi-Fi 4→5→6→6Eと進化してきているらしい。


スマサポチャンネルの動画から
一昨年になって、我が家もeo光 10ギガ コースが契約できるようになったので、
早速アップしたところ、明らかに通信速度が改善した。

Air mac Extreme に大きな不満はなかったが、eoにメッシュWi-Fi機器のレンタルが
あることを知り、早速申し込んで4台レンタルした。
届いたのはTP-Link社製のDeco X20という中国製の軽くてコンパクトな機器である。
この機器はWi-Fi 6対応となっているから、Air Mac Extremeより1ランク規格が上だ。
Air mac Extremeは1台18,000円くらいしたと思うが、
Deco X20は購入価格が2台で15,000円ほどだから、半額以下である。
毎月のレンタル料は、4台で1,100円だから非常に安い。
スマホのアプリからの管理も容易であり、非常に良くできている。
Air mac Extremeと入れ替えて実際に使ってみたところ、
Wi-Fiの通信速度は確かに2割くらい速くなったような気がするが、期待したほどではない。
光の速度が1ギガから10ギガになったことの方が、速度改善には大きく貢献している、
TP-LinkのDeco X20で特に不満はなかったのだが、いろいろネットの情報を見ていると
中国製は・・という記事や動画を見かけるようになった。
ルーター機能はeoの機器が担っているのだが、すべての通信はWi-Fi機器を通すことになる。
実際に以下のような記事がネットにあった。
「2022年3月14日にTP-Link製のWi-Fiルーターが利用者のトラフィック(通信内容)を
Aviraへ送信していることが、海外の掲示板「Reddit」に投稿され判明しました。
「Avira」とはドイツのアンチウイルスソフトウェア企業で、TP-LINKとは共同で
セキュリティサービスの提供を行っています」
これが事実なら個人情報の漏洩であり、明らかに違法行為なのではないか。
わたしは政府の要人でも大企業の幹部でもないので、漏れて困る情報など持っていないのだが、
このような記事を見るとちょっと引いてしまう。

時々覗いているパソコン自作系ユーチューバー吉田製作所のチャンネルで、
自称一億円の自宅に
「有線より速い「爆速WI-FI環境」を構築する方法!【ロマン/トリプルメッシュ】」
という動画がアップされた。
バッファローの最上位機種WXR-6000AX12を何と3台購入し、
メッシュWi-Fiを構築するという、常識をわざと外した受け狙いの動画である。
さすが人気ユーチューバー吉田製作所だけのことはある。
動画でも述べられているように、この機種はバッファローの最上位機種ではあるが、
Wi-Fi6Eには対応していない。
色々調べてみたが、現時点では端末のPCやスマホの対応ができていないので、
Wi-Fi6E対応のWi-Fi機器は宝の持ち腐れのようだ。
そこでわたしもレンタルのTP-Linkを止めてバッファローの
Wi-Fi6の最上位機種に入れ替えることにした。
連休中に地元のヤマダ電機に行き、詳しい販売員を捕まえて、
Amazonと同じ価格にしないと買わないぞと念を押した上で、
吉田製作所より1年新しいバッファローの最上位機種を購入した。
これら機種はWi-Fi 6対応で、Wi-Fi 6E非対応である。

BUFFALO WSR-6000AX8-MB 子機(エージェント)18,735円
BUFFALO WSR-6000AX8-CG 子機(エージェント)上記と色違いで同じもの 18,735円
バッファロー WXR-6000AX12P WXR6000ぁX12P 親機(コントローラー)33,601円
6年前の宅内配線LANケーブルはカテゴリー6aではなく6であるし、
子機(エージェント)に親機と同じ最上位機種は必要ないと考えて上記の選択とした。
合計購入金額何と7万円以上!
子機にした機種は親機よりアンテナ数が少なく、カバー範囲が少し狭いようだが、
普及機なら5,000円程度なので、かなりの上位機種だ。
オンラインゲームもしないし、高画質の画像を観まくるわけでもないのに、
たかが自宅のWi-Fiにここまでお金をかけるか?

親機 巨大な機器でカニのようにアンテナが目立つ

バッファローの子機とLUXMANのプリメインアンプ
子機とネットワークオーディオプレーヤー OPPO SONICA DACと
IO DATAの音楽用NAS Sound Genic は有線LANで接続。
Sound GenicとOPPO SONICA DACとはUSBで有線接続。
iPadの音楽再生ソフトfidata から Sound Genic にWi-Fiで飛ばして音楽再生する。
音質低下を最少限にするには、この接続が最良である。
さすがに親機の性能は優秀で、アンテナ(ストリーム)数が多いので、遠くまで電波が届く。
だからAppleやTP-Linkのように4台は必要ではなく、3台で事足りる。

速度測定の1例 もう少し出ることもある
バッファローの最上位機種を検証したスマサポチャンネルのデータと吉田製作所のデータと
比較しても、この程度の速度が出ればまずまずといったところ。
コストに見合うかどうかは甚だ疑問であるが、Wi-Fi7は次元が違うらしいから期待したい。