ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

このブログは 「ワイン遍歴の終着点はブルゴーニュである」と
密かに確信しつつあるワイン好きのひとりごとである。

高名な評論家が何を言おうが 権威ある本に何と書かれてあろうが
そんなことは知ったことではございません。
信じるのは自分の五感のみ。
これは 長年音楽を聴いてきた経験からの自負である。

売らんがための美辞麗句はどこにでも存在する。
わたしは誰にも媚を売る必要がないから 駄目なものは駄目とはっきり書ける。
ただ 自分の未熟さを反省する謙虚さだけは失いたくない。

読者を増やす努力は一切しない。
ランキングにはまるで無関心。
読者のためのバイヤーズガイドを目指さない。

音楽を語ると敵が増えるが、酒を語ると友が増える。
今日もひとりでブルゴーニュを開栓して ひとりごとを語り始めよう。

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割烹「もめん」の空間は茶室であり、茶の心が満ちていて、

カウンターの向かいの塗りの壁には、毎月花が生けられている。

 

この1年くらいの花の写真だけをアップしてみた。

気がつかずに過ごしている中にも、心配りがあることがわかる。

 

 


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年号が変わったが、特にどこに行く予定もなく、自宅で床の掃除に専念している。

季節は良いが大阪は昨日も今日も雨で、散歩に行くこともできない。

こんな機会にしか行けないので、今日は入院中の88歳の叔母の見舞いに行ってきた。

 

同業の友人を見回すと、大阪の2人は家族でエジプトとスペインに行っているし、

横浜の先生はクロアチアに行っているという羽振りの良さだ。

ちょっとしょぼいところでも、福山のS先生は石垣島に行っているし、

大阪のはるいちご先生も石垣島から竹富島に行っておられるようだ。

今さらどこにも行けるはずもなく、諦めるしかない。

 

そこでこの休日には音源(要するに音楽CD)の整理をしている。

毎日家にいて24時間をフルに使えるとして、無限に音楽を聴いておれるはずはない。

金と時間が無限にあったとしても、無限にワインや酒が飲めるわけではないのと同じである。

 

30歳過ぎの病理医だった頃、丸1日アルバイト先の大病院で顕微鏡を覗いて

病理診断をする日が週1回あった。

当時出始めたSONYのポータブルCDプレーヤーを持ち込み、音楽を聴きまくっていた。

今でも覚えているが、バッハのマタイ受難曲とマーラーの第6番を聴いた1日があった。

やっぱり若かったのだ。

 

脳のキャパシティには限りがあるので、音源を絞らないと仕方がない。

年も年なので新しい音楽や新しい演奏を取り込む力は明らかに落ちている。

名曲主義に徹し、1曲1演奏に限るのであれば楽であるが、収集癖がそれを邪魔する。

 

Web音源配信サイトNaxosには非常に多くの音源があるが、

自分が昔に買い集めたCDには、アナログ録音をデジタル化したものが多く、

メジャーな録音と思っていたものでも現在では無いものが多い。

かつてヴィヴァルディの四季で一世を風靡したイ・ムジチなど、その一例である。

ヴィヴァルディは多少あるが、アルビノーニが見当たらないのにはちょっと驚く。

 

Web上にある音源であれば、自宅にCDを置いておく意味はないと思うのだが、

収集癖がそれを邪魔する。

思い入れのあるCDはなかなか捨てられない。

 

CDの音質には不満もあるが、昨年に一新したオーディオ装置では、

1970年くらいまでの録音を再生するのにまず不満は出ない。

 

 

そこで今や歴史的録音になったカール・シューリヒトの音源を整理しつつ

リッピングなどを行っていたが、1950年代のライブ録音でも音質が明瞭なものが

けっこう存在する。

 

Decca1953年録音のウィーンフィルによるブラームスの2番は、

1960年代からアナログ盤で聴いてきたが、今でも同曲演奏を代表する名演であると思うし、

同じくウィーンフィルとの1956年録音のモーツアルトの38番は、

その後のパリ・オペラ座管弦楽団とのステレオ録音と同じスタイルの名演である。

 

こういう演奏ばかり聴いていると、新しい演奏がなかなか入ってこないが、

上記の録音に接すると、改めてシューリヒトのキビキビしたスタイルと

当意即妙の棒運びに感心するばかりである。

 

 

 


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今日の自宅の庭 まだ寒いが花は春本番に

 

気がつけばもう4月も月末で、平成も終わりかけているが、今月はまだ記事を書いていない。

一体何をしていたのだろうとカレンダーを見ながら振り返ると、

午後診療オフの火・木・土の午後にはほとんど何か予定が入っていた。

 

学会総会が先週名古屋であって、3日間休診にして出かけていたので、

休診前後の診療が大変だった。

これは自業自得で仕方がない。

 

昨年京都であった総会は、幸か不幸か数年ぶりに何の発表もない学会であった。

もう年だし、これで演者指名して頂いてプレゼンするのも終わりだなあ、

と思っていたら、今年は何と第1会場で「会長企画・次世代に残すメッセージ」

などという大層な発表の機会を頂いた。

 

4月18日の午後、獨協医大の教授、東京女子医大教授と3人で60分間の企画であった。

第1会場は3000人入る大ホールで、こんな会場でのプレゼンと言えば、

第一人者が大仰なテーマで話すのが常である。

 

わたしはただの町医者であって、教授でも何でもなく、

開業医がこんな大会場でプレゼンするのは過去に例はない。

テーマは「地域医療」である。まさに時代を反映している。

 

予想通り聴衆は少なく、3000人も入る大ホールに100人くらいいたかどうか。

だがその100人が恐ろしく、対がん協会会長・国立がんセンター名誉総長の垣添先生はじめ

京大名誉教授、東大元教授など超重鎮の面々がおられたし、現職の教授も何人もおられた。

 

座長はお馴染みの阪大名誉教授で、卒業以来腐れ縁の元学会理事長である。

若い頃一緒に苦労した先生の座長で、たった20分とはいえこんな大舞台で発表できるとは

感無量である。

 

自分としては珍しく、1週間も前からスライド作成に取りかかり、

夕方に訪問されたMRさん3人くらいに仮想聴衆になってもらって聴いてもらい、

100枚くらいの原案から50枚くらいに絞って、

相当完成度の高いものにして本番に挑んだ。

 

原稿などもちろん用意せず、すべて流れを頭に入れてあとはぶっつけ本番。

結果はほぼ満足で、学会長に褒めてもらったし、

初対面だった防衛医大の新教授にも面白かったと声を掛けて頂いた。

 

こういう大テーマでプレゼンするのは、各論をどこまで織り込むかがポイントで、

研究や臨床のテーマと異なる難しさがある。

 

 

 

座長にも面白かったと評価頂いて、当日夜に2人でANAホテルの最上階のバーで、

ドンペリ2008を開けて打ち上げをした。

 

ついでに翌日の夜も同じ場所で、横浜の先生と福山のS先生と東大前教授と4人という

メンバーで、同じドンペリ2008を2本開けた。

何で横浜と大阪と福山の開業医3人と東大前教授が和気あいあいと酒を飲んでいるのか、

関係者以外にはきっと分からないと思うが、非常に楽しかった。

 

超一流ホテルのメインバーで、ドンペリを3本も開けるとはバブリーなことだが、

この日はホテルオープン20周年記念とのことで、何と半額なのであった。

ほとんどネット価格でこんなシャンパーニュをホテルで飲めるとは、ラッキーである。

 

同じバーだが、初日はグラスが肉厚でダメダメ、2日目はドンペリ名入りの軽いグラスで

楽しめた。

香りも良く、残糖感がなく、突出した個性を抑えている点など、

ちょっと悔しいくらい上手くできている。

やっぱりドンペリは外れない。

 

 


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メオ・カミュゼ(ネゴシアン) ACブルゴーニュ 2010

購入日    2012年12月
開栓日    2019年3月
購入先    ウメムラ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   2980円(税別)

 

最近お高いブルゴーニュはほとんど飲まなくなった。

まあこんなもんでいいや、テロワール?それってどういう意味だっけ?

とすら思うようになった(半分ウソ)。

 

超一流の造り手、メオ・カミュゼネのゴシアンもの、かつ裾ものだが、

今のピノ・ノワールの価格からしたら、ずいぶんお買い得なワインである。

期待以上でも以下でもないが、翌日の方がまろやかに感じられるというのは

それなりにブドウに力があるのだろう。

 

同じワインの2001、2002は、若開けすると口をすぼめるほど酸っぱくて閉口したものだが、

このワインは抵抗なく楽しめる。

たった?7年しか自宅に保管していないのだが、ある意味飲みやすくなっている。

 

さて、新しいヴィンテージの価格を調べてみたら、2015でやっぱり5000円くらいする。

このワインで5000円かあ、と思うと、買おうとするモティヴェーションが下がる。

だったら倍くらい出して、ちゃんと畑名が入った1級ものの方がいいか、と思う。

だったら2000円で買える純米酒か純米大吟醸の方がもっといいか、となってしまう。


モノレール万博記念公園駅から 「ホテル阪急エキスポパーク」を望む

 

一昨日聞いた情報だが、来年3月をもって万博公園にある

「ホテル阪急エキスポパーク」の経営から阪神阪急ホテルズが撤退するらしい。

となると、来年4月くらいからこのホテルの存続は未知数ということになる。

 

先ほどホテルのHPを覗いてみたが、経営撤退のことなど書かれていない。

2020年の予約が入るかなと思って試してみたが、

2020年1月31日宿泊のプランまでは提示されるが、2月1日以降は予約を受け付けていない。

やはりこれは怪しげである。

 

医師会の大規模な講習会や勉強会など、このホテルには毎年何度も行く機会がある。

吹田市内には、大人数の会合ができる広いホールがあるホテルはここしかないので、

どうしても使わざるを得ないという事情がある。

 

しかし、はっきり言ってわたしはこのホテルは大嫌いだ。

サービスや食事内容などのソフト面では大きな不満はないのだけれど、ハード面が悪すぎる。

 

目の前に太陽の塔が燦然とそそり立つ万博公園という立地は良く、

事故が原因で一旦潰れた遊園地のエキスポランドは、エキスポシティとして生まれ変わり、

とても賑わっている。

 

だったら何が悪いのかというと、ホテルそのものへのアクセスが悪すぎなのだ。

上の写真は、モノレール万博記念公園駅の改札前からホテルを撮ったものだが、

目の前にだだっ広い駐車場があり、歩いてホテルに行くには

駐車場を右または左に迂回しなければならない。

雨の日にはもちろん傘がいる。

 

ネット上の情報では徒歩5分とあるが、早足でなければ5分では無理だ。

夜などあたりは暗く、こんなに見通しが良いのに道を迷ったとの記事も見られる。

真夏の昼間だとさらに苦痛で、上着を着てネクタイをしていたりすると最悪だ。

 

このホテルの建設場所を考えた人間は、はっきり言ってバカだ、とずっと前から思っていた。

調べてみたら

「大阪府の外郭団体である財団法人大阪勤労者職業福祉センターが開業した」とある。

やっぱり役人の発想だった。

 

大阪モノレールが開通したのが1990年で、ホテルも同年に開業している。

モノレール駅から雨に濡れず、炎天下の太陽にも苛まされずにアクセスすることを

どうして考えなかったのか、理解に苦しむ。

 

駅から見えているのに、物理的にも心理的にも遠い。

いちおう万博記念公園駅までのシャトルバスもあるにはあるが、

5分ごとに出ないと意味がない。

 

わざわざ?駅から不便にしておいて、

「来たかったらモノレールでも来れまっせ」

というホテル設計者の姿勢にちょっとムカつく。

 

ホテルの玄関は、写真の向こう側(南側)の万博周遊道路に面している。

つまり、車で行くことしか考えられていないのである。

 

しかし駐車場がこれまた死ぬほど使いにくい。

ホテルに隣接する立体駐車場があるが、1台当たりの駐車スペースがひどく狭いため、

幅広くなった最近の乗用車では普通に駐めてもドアを開けてクルマから出るのに苦労する。

 

それがいやで、ここ3年ほどは1回もクルマで行っていない。

1990年頃のクルマのサイズは今より幅が狭かったとはいえ、

これを決めた人物は、ホテルに駐めるクルマはほとんど軽自動車と思っていたのだろうか。

 

大阪空港・千里中央・北千里方面からタクシーで行くとすると、

万博周遊道路を300°くらい大回りしないとロビー前まで着けない。

千里中央からモノレールで2駅のホテルにタクシーで行くのに、

万博周遊道路をほぼ1周するので3000円もかかる、というのは理不尽だ。

土地勘のない人は疑問に思わず乗っているのだろうが、地元のわたしには許せない。

 

だから行きにタクシーを使う際には、山田方面から地道で行くことにしているが

(タクシー代約1000円)、土日には周遊道路と交差する信号からホテルに進入できず、

ホテルの玄関までたどり着けない。

徒歩すぐのところまで行けるとはいえ、雨の日には傘が必要だ。

 

結局のところ、モノレールでもクルマでもタクシーでも行きにくく、

このホテルは来客を拒んでいるとしか思えない。

そんな地元の顧客から敬遠されるようなホテルの経営が、うまくいくと考える方がおかしい。

 

このホテルは当初「ホテルオオサカサンパレス」としてスタートしたが、

10年余りで経営破綻し、2004年に第一阪急ホテルズ(現阪神阪急ホテルズ)に売却されて

現在のホテルとしてスタートした。

そしてまた経営破綻したということか。

 

目の前に見えている駐車場のリニューアルも含めて、万博記念公園駅の南側を

再開発するしかないと思う。

 

もしホテルが廃業したら、個人的にはここには行きたくないので歓迎だが、

広い意味ではいろいろ困るのも事実だ。

 

近くの大きなホテルといったら、千里阪急ホテルくらいしかない。

このホテルは豊中市にあるので、吹田市医師会などが繁用したくないのも理解できるとはいえ、

千里阪急ホテルの稼働率は激増し、きっと会場は予約困難になるだろう。

同じ経営者だから、そこまで考えての経営撤退を決断したに違いない。

 

もし全部潰して建て直すとしても10年程度は要するだろうから、

千里セルシーの跡地計画とひっくるめて、10年後には千里の姿も変わっているだろう。

 

 


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あさ開 純米大吟醸 一本義 袋吊り 純米大吟醸  一本義 大吟醸熟成酒 一朋 

久保田 純米大吟醸

 

日本酒は単純なようで実は難しい。ワインの方がすっと違いがわかりやすい。

自分の日本酒に対する評価が定めにくいことが、個人的に悩ましい問題になっている。

 

まずもって、日本酒はワインのように長期に熟成するほど美味しくなることはない。

飲み手の趣味にもよるが、古酒は新酒と同じ基準で判断することはできず、

今手に入る酒が今飲んで美味しいかどうか、旬があるのでなおさら難しい。

 

中性ルネサンス音楽評論家である皆川達夫が、30年くらい前にワインの本を書いていた。

その記述の中で、日本酒はヴァリエーションの幅が狭い、

どれを飲んでもさほどの差はない、という意味の文章を書いていたように記憶している。

 

音楽評論は趣味の世界であり、読むと腹立つ評論家も多いのだが、

そんな中で、皆川達夫は音楽評論家してわたしが最も信頼する人物であり

80歳を超えた現在でも活躍しておられる。

 

しかしこの皆川達夫の日本酒に対する30年前の評価は明らかに大雑把だ。

当時の日本酒のレベルを伺わせる記述と言えるだろう。

 

その後日本酒のレベルは上がっているのだ。

「日本酒はワインより難しい」

そして深い。

これは和食の深遠さともちろん無関係ではない。

 

同じ酒を飲んでも日によって、合わせる料理によって評価が変わる。

自分の感性の不確かさ、日々の不安定さ、食との相性など、色んな要素があるのだが、

評価を定められない自分がもどかしい。

 

当たり前だが、日本酒は総じてワインより糖度が高く、酸度が低い。

甘いアルコール飲料ほどわかりやすいが、そんな日本酒だからこそ

食中酒として料理との相性が問題になる。

 

居酒屋でアテをつまみながら、酒を飲んで歓談する、というのはそこいらで見かける風景で、

それは食や酒の質そのものが問題になっていない。

酒もつまみも主役ではないのである。

 

ここで話題にしている日本酒とは、世界に冠たる和食に似合う酒は何か、という

極めてハイレベルな問題である。

例えば木綿清次とか塚本秀夫などの天才とも言える料理人が、

丹精込めた食を供するとき、そこに登場する酒は何か、という話なのである。

 

もめんさんの料理には完成された芸風があって、酒に細かくこだわるのは

良しとしないという矜持が感じられる。

一方、つか本には麻里奈さんという感性に恵まれた探究心旺盛な女性がいて、

毎回新しい酒を提示される。

 

毎度つか本の現場で供される酒には納得するするのだけれども、

後日同じ酒を自宅で購入しても、店で飲むのとでは違う印象を受けることが多い。

 

そこで毎回自宅で悩んでしまう。

自分の感性がぶれることを毎日反省し、検証に励む日々なのだが、

ワインだったらここまでブレることはない。

だから日本酒の方が難しいと書いているのだ。

 

酒は、最上の料理人が出してくる料理の魅力を引き立てる大切な役割を担っている。

これはワインも同じで、料理にに介入して塗りつぶすような独立性の強い酒は、

違う観点から評価すべきであろう。

 

自宅には天才料理人はいないけれども、料理が得意な家内がいて、

もめんやつか本にたまに一緒に行くと、そのノウハウを盗み、

自分のレパートリーを増やしており、とても美味しい一品をしばしば出してくる。

そして、自宅で開ける酒も、料理に合わせて斟酌する必要にかられる。

 

自宅の食事は和食が多いので、ワインのストックは多いが、

日本酒は一期一会で、毎週のごとく新しいものを入れ、検証する日々になっている。

終着点は見えない。

 

一昨年まで、決して安くない獺祭をいろいろ購入して試していたが、

工業製品のごとき画一性が鼻について、嫌気がさしてしまった。

内容に比しあまりに高価で、ブランド志向の人間以外には相手にされなくなるのではないか。

「その先へ」を除いて、これはこだわる飲み手向けではない。

 

わたしは今後獺祭を自腹で飲みたいとは思わないが、蔵にはストラテジーがあるそうなので、

世界に向けて分かりやすい日本酒として市場拡張してもらいたい。

 

上の写真の酒はいずれも個性的で、優劣は付けがたいが、獺祭とは比較にならない。

最も安価な久保田の純米大吟醸は食中酒として一歩抜き出ている、と今日は感じた。

きっと明日の印象は違うと思う。

 

ブルゴーニュワインは日本酒よりもっと明瞭だし、

ボルドーワインの違いは自分にとってはどうでもよくて関心がない。

 

かように日本酒は難しい。

 

 

 


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昨年11月27日に新しい過活動膀胱治療薬であるビベグロンが新規発売され、

このところちょっと新しい話題に乏しかった排尿機能学会に活気が戻ってきた。

 

過活動膀胱というのは2002年に疾患の定義がなされ、その後2006年から数年間で

いくつもの薬剤が登場し、すっかり治療法も定着した感がある。

過活動膀胱症状スコアを考案した本間之夫先生は、この流れに乗って東大教授に就任され、

すでに一昨年大学を退官された。

 

この10年間、本間先生には個人的にも非常にお世話になったし、何度も一緒に飲みに行った。

東大教授と大阪の町医者を、過活動膀胱という疾患が取り持ったと言えるかもしれない。

 

治療の主役になる薬剤は、40年前くらいからある抗コリン薬の新薬が

この10年で数種類登場し、治療薬の選択肢が広がった。

しかし、2011年に発売されたβアゴニスト、ミラベグロンが今では市場を席巻していると

言って良いだろう。

今回の新薬は、世界で2番目のβアゴニストである。

 

これらの薬剤のほとんどは治験段階から関わっているので、

発売以前からそれぞれの薬剤の特徴はある程度つかんでいる。

 

これは臨床医としてのわたしの矜持だが、現場の先駆者だとの自覚のもと、

エビデンスが蓄積されてガイドラインに収載される前に、

薬剤の基本を押さえることに努力している。

高齢者が多いので、処方機会が多くなるのがアドヴァンテージにもなっている。

 

加えて、大学の基礎医学教室時代にたたき込まれた「抄録書き能力」「プレゼン能力」は

年齢とともに磨きがかかり、今や「お笑い芸人レベル」と高く評価されている。


要するに単なる自慢話だが、症例数が多いこととプレゼン力が身についていることで、

自分の専門分野の新薬発売記念講演会によく声がかかるのである。

昨年からちょっと数えただけでも下記のようなものがある。

 

2018年11月10日 講演 大阪市内リーガロイヤル

         横浜市立大学呼吸器内科金子教授と講演

講演の後は、座長を務めて頂いた関西医大病院教授とリエゾンへ

 

この日の赤は珍しくボルドーを持ち込んだ

 

2019年1月24日 座長 市立吹田市民病院 勉強会 千里中央

おなじみの国循の副院長、吹田市民の副院長などと歓談。

 

2019年1月31日 ミニ講演と座長 大阪市内 メイン演者は北風政史先生 大反響!

北風先生の講演に対し、こんなに話がうまい先生がいるのかと絶賛の声多数。

 

2019年2月7日 座長 箕面市立病院 勉強会 千里中央

手術用ロボットダ・ヴィンチの適応拡大に伴う講演。登録医60人近くが出席する大きな会

になった。

 

2019年2月9日 講演2題(前立腺とワイン) 大阪市内 メイン演者はまたも北風政史先生

出題したワインを自分で間違えてばか受け。

会終了後は、リーガロイヤルの「つるや」でまたも盛り上がり。

 

 

2019年2月21日 福井市で講演 座長は福井大学教授 

2次会では教授と講師の先生とともに料亭で美味しい料理と日本酒をごちそういただいた。

福井の酒は旨い。さっそく自分でも購入した。

 

一本義 大吟醸熟成酒 一朋

 

翌日午前休診にしたら夜診が大爆発で帰宅したら22時。休むと後が大変。

 

えちぜん鉄道 福井駅にて 知り合いではないので声は掛けず

 

2019年2月21日 北摂連合医会で座長  千里中央 演者は嘉村康邦先生

嘉村先生は、女性泌尿器科分野のわが国の第一人者で、前から話を聴きたいと思っていた。

初対面だったが事前にお互い顔と名前は知っており、2次会で深夜まで盛り上がって歓談。

 

千里中央 千里の菫にて 

 

翌週2月27日のNHK「ためしてガッテン」を見ていたら「女性骨盤底筋」がテーマで、

誰が解説者として出てくるのかなと思って見ていたら、この先生だった。

飲み屋でもテレビでも変わらずおもろいキャラクターである。女性にもてるはずやわ。

 

2019年3月2日 新薬発売記念講演会 大阪市内 

一聴衆として行くだけと思っていたら、最前列に指定席があって、座長の名古屋大教授に

コメントを求められ、情報交換会では乾杯の発声、会終了後に山梨大副学長と旭川医大教授と

3人で飲みに行って深夜まで歓談。

旭川医大教授から「先生のコメントが今日のハイライトでした」と褒めて頂いたが、

わたしには講演料は一切なく、飲み代が出ていっただけ。

メーカーにとってはありがたい招待客で、後日担当者から深〜〜く感謝されましたわ。

 

帝国ホテルの久兵衛にて

 

2019年3月9日 新薬発売記念講演会 in 和歌山 座長は和歌山県立医科大学教授

2社の大阪支店長が揃ってお出迎え。

力入っているなあと思いきや、同じような話も3回目で話術に磨きがかかり、自称ばか受け。

おそらくここ数年で最も完成度の高いプレゼンが出来たと思う。

2次会では教授から和風イタリアンで美味しい料理とワインをごちそうになりました。

 

  

 

ホテルの部屋から見た和歌山城

翌日は日曜日なので、雨だったが和歌山城を散策して帰阪。

 

2019年3月14日 世界腎臓デーに合わせてCKDセミナー 千里中央

阪大腎臓内科がメーカー協賛で毎年行っている勉強会 演者は阪大腎内伊阪教授

毎度緻密な講演が聴けるので、非常に勉強になる。

なぜか門外漢のわたしが乾杯の発声。

 

今後は来月の学会総会での講演1つ、

全国規模の発売5周年記念講演会での以来講演1つ、年末と来年にも講演依頼がすでに

入っているし、この間排尿機能学会にも演題提出を予定している。

 

 

明石のCIRO  ナポリ料理の店 2019年3月3日 訪問

 

個人的には、毎度のもめんに行ったりしているが、それ以外にも今里にふぐを2回食べに行き、

明石のチーロにも先々週に遠征した。

新しく近所の友人も誘ったが、B級グルメの達人の彼にはものすごくツボにはまったようで、

「また行こう!!」とすでに言っている。


堺の「弥助」

 

また、昨日には緑屋さん行きつけの堺の寿司「弥助」をはるいちごさん親子と4人で

初訪問した。

これがまた特長ある名店で、寿司に対する認識が深まった。

緑屋さん、ありがとうございました。

また連れて行って下さい。

 

 

 

 


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ドメーヌ・ギスレーン・バルト シャンボール・ミュジニー 1er オー・ボー・ブルン  2005
価格  12800(円)

購入日    2008年6月
開栓日    2019年2月28日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ミレジム
購入価格   12800円(税別)

 

久々に開けたバルトのシャンボール・ミュジニーの1級もの。

開戦当日は、タンニンが強くてまるでボルドーのようなワインである。

 

わたしが手に入れた2002〜2004のこの作り手のワインは

ACブルゴーニュを除いてことごとく状態不良で、

それが嫌になって2005を最後に買うのを止めてしまった。

 

状態不良、すなわち熱入りだったわけだが、誰に責任があるのかは知らない。

2005まで買い集めたのは、たまたま購入した2001が香しくて軽やかだったからだが、

これはヴィンテージの影響が大きかったようである。

 

この2005はともかく重すぎて、ピノ・ノワールらしい香りも立ってこない。

開栓翌日にはそこそこ柔らかくなり、幸い現在の2005は熱入りから免れていたのかと

思われたが、それでもブルゴーニュワインとして魅力に乏しい。

 

ヴィンテージの特長もあると思うが、ここまでボルドーみたいになってしまった

ブルゴーニュに存在価値があるのか、わたしには理解できない。

ボルドーもブルゴーニュも、評価の高い作年のワインほど扱いにくいというのは

当たっているようだ。

 

 

 

 

 


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今年に入って、相変わらず忙しい。

先月は本業が忙しかったが、今月は本業はヒマで、そのかわり座長やらプレゼンやらの

仕事が一杯あって、連日パワポならぬKeynoteで発表ネタを練っている。

 

先々週は吹田市民病院の勉強会の座長、先週はミニプレゼンと国循の北風先生の発表の座長、

昨日は箕面市立病院の勉強会の座長を務めた。

明日はワークステーション(株)のイベントで

またも北風先生とのコラボで、医療の話とワインセミナーの予定である。

 

先週わたしが座長をした北風先生の講演は、これまでわたしが聴いた講演の中でも

最高に素晴らしいものであった。

参加者は45人もあったそうだが、いろいろな参加者から大きな反響を頂いた。

企画したわたしとしては、してやったりである。

 

この先生の話は毎年聴いていて、すでに7〜8回経験しているが、

今回初めて医師対象の講演を聴き、あまりの頭の回転の速さに舌を巻いた。

 

後輩の先生から「先生の話は上手いと思っていましたが、上には上があるんですね」

という感想を聞いたが、レベルが違う。

明日また北風先生の話が聴けるので、楽しみである。

 

鳥取港の汐見亭

 

蟹刺し

 

さて、先週末に仕事終了後、同業の開業医4人で鳥取までカニを食べに行った。

元事務局長と福山のS先生、そして大阪では珍しい京大出身の若手スーパー開業医H先生、

という仲良しの個性的な面々で出かけた。

旅程は、同じく鉄道ファンである元事務局長が手配してくれたので、有難かった。

 

久しぶりに本場に食べに行ったが、内容は言わずもがなである。

ぜひまたこのような大人の遠足に行きたいものだ。

 

出雲市発出雲大社行きの一畑電鉄

 

これは出雲大社の本殿ではない

 

旅カエルが撮ってきた写真

 

翌日曜日には、鳥取を朝に出て山陰本線で出雲大社に向かった。

33年前にクルマで行ってから、久しぶりの訪問である。

 

生憎の雨だったが、参拝後「そば荒木屋」で昼食後、伯備線経由で帰阪した。

この蕎麦屋も旨かったなあ。

3先生方、また一緒に出かけましょう。

 

 


テーマ:

シモン・ビーズ サヴィニー・レ・ボーヌ 1er オー・ゲット 2004

購入日    2015年4月
開栓日    2019年1月3日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター ラフィネ
購入価格   7430円(税別)

 

ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ ヴォーヌ・ロマネ 2013

購入日    2015年9月
開栓日    2018年12月31日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター 八田
購入価格   5980円(税別)


年末年始に開けたブルゴーニュのピノ・ノワールの2本。

最近和食が多くて赤ワインを開ける機会が減っているが、ボルドーはともかく

ブルゴーニュはしばしば飲みたくなる。

 

いずれも1本づつしかないワインであり、価格も購入時期も確認せず開栓した。

価格は同程度と思っていたが、あとで調べてシモン・ビーズが相当高いのに驚いた。

価格差以上に、ヴィンテージが9年も違うのにまた驚いた。

 

シモン・ビーズのサヴィニー1級は、繊細な線が1本通っていおり、

まだまだ硬くてタンニンが解けておらず、時間が経ってもへばらない。

しかしやはりタンニンは解けない。

 

はて、これを置いておいたらもっと高めのピークが来るのだろうか。

1級畑だが、さほどポテンシャルは高そうには思えない。

まだまだ長熟であることは間違いなさそうだ。

 

一方のベルトーだが、このドメーヌもきちんと骨格があって、酸とタンニンのバランスが良い。

サヴィニーより若いが、こちらの方がむしろ飲み頃で、付き合いやすい。

一時狭い業界で話題になった、アメリーという20代の若い美形のヴィニュロンが造った

ワインらしい。

 

ヴァンサン・ドニ・ベルトーの時代から、この造り手のACブルゴーニュも

ジュブレ・シャンベルタンも同じテイストであった。

ヴォーヌ・ロマネの特長よりも、造り手の個性を強く感じる。

 

と思って調べてみたら、ミシェル・グロのモノポール畑であるクロ・デ・レアと

地続きの2つの畑をブレンドしたものだそうだ。

クロ・デ・レアはヴォーヌ・ロマネにありながら、ヴォーヌ・ロマネの特長はやや希薄である。

畑の位置を知って、なるほどと納得した。

 

この造り手はフィサンが本拠だが、テイストは南の方のブヨブヨしたワインと対極にあり、

ブルゴーニュの北の方の雰囲気を保持している。

このヴォーヌ・ロマネ以外のキュヴェはまだまだ価格が上がっておらず、

食中に開けるワインとして最適だろう。

 

 

 


テーマ:

今年も毎年恒例のわが家の自家製おせちから

新居に移って2回目のお正月だ。

 

こちらは本町の「ル・コントワール・デュ・グー」の洋風おせち

 

やっぱりプロの仕事である。

はるいちご先生も、緑家さんも、ここのおせちをお願いしているそうだ。

藤田シェフはとても親切で、店の雰囲気もとても良い。

 

年始めにふさわしいおせちである。

今年も元気で過ごせますように。

 

 

 

 

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