ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~ -2ページ目

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


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ル・デュモン ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・ファミーユ 2015

購入日    2018年6月
開栓日    2018年6月22日
購入先    かわばた酒店
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   3348円(税別)

 

テッツァ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ コルテマイオーリ 2012

購入日    2017年12月
開栓日    2018年6月22日
購入先    トスカニー
インポーター トスカニー
購入価格   3628円(税込)

 

ようやく今日から大阪モノレールが復活し、大阪の公共交通機関がすべて復元した。

うちの職員2人がモノレールで通勤しているので、この点は大いに助かる。

 

ただしうちのビルの立体駐車場の破損は、まったく修理の目途さえ立っておらず、

内部にクルマ1台を閉じ込められた先生は、非常に気の毒である。

わたしも徒歩(13分)かバス(3分)で通勤している。

 

さて、肉料理に合わせて何となくブルゴーニュでないワインを開栓したくなって、

昨年ワイン会用に購入したイタリアワインの残っていたものを開けてみた。

 

ヴェネト州のアマローネだが、色はもちろん濃いルビー色〜紫色である。

最近は自宅以外ではほとんどワインは飲まず、軽やかで薄味で酸味が強いブルゴーニュばかり

飲みつけているので、こういうワインには面食らう。

 

若い女性メンバーが集まるワイン会用での受けを狙って選んだものだが、

この目論見は当たっていた。

何よりも先に重厚な果実が前面に出てくる。

香りに重きを置き、痩せて酸っぱいブルゴーニュを愛でる飲み手はいわば手練で、

こういう濃いイタリアンの方が親しみやすいと思うのが常識的な飲み手だ。

 

だからわたしは飲んだ瞬間「濃すぎ、甘すぎ、しんどい」と叫び、

グラスに少しだけ飲んでギブアップした。

 

最近和食に合わせて日本酒もよく開けているが、あっさりした軽めの酒ばかり選んでも、

そもそもブルゴーニュやシャンパーニュに比べると糖度が高い。

だから飲んでいると口内がベタついてくることがある。

しかし感覚的な糖度の高さでは、このアマローネも負けていない。

 

そこで同じ日にもう1本シャルドネを開けてみた。

それが仲田さんが造るデュモンのACブルゴーニュだが、これがまた輪をかけて甘かった。

裏レベルには「BOURGOGNE BLANC "BIO"」となっているが、

カリフォルニア産かと思うくらいの濃厚さで、糖度も高い。

 

このワインも、不特定の参加者によるワイン会では大受けするだろう、

と思いつグラスに少しだけ飲んだだけで終了。

 

良く言えばACブルゴーニュでここまで第1印象が濃いワインも珍しい。

ブルゴーニュの繊細な部分、すなわち香りと酸も持っていることはいるが、

それらを覆い尽くす果実の芳醇さがある。

褒め言葉ではなくて、これはネガティブな意味での芳醇さである。

 

翌日(本日)飲んでみたら、やや酸化したためボディが少し細くなっていて、

昨晩より香りと酸が目立って好ましい。

しかし喉ごし後の甘みが長く続いてしつこく感じる。

 

デュモンの本拠地はジュブレ・シャンベルタンだ。

記載がないがこのワインの畑は本当にそんな北の土地なのだろうか。

この糖度の高さが、2015というヴィンテージの特徴だけとは思えないが。

 

さらに本日、先のアマローネも舐めてみたら、おいコラ!という押出しが酸化のため

影を潜め、多少親しみやすくなっていた。

 

この日の2本の濃いワイン、20年前ならもっと喜んで飲んだだろうなあ、

年をとったものだ、と嘆きながら栓をした。

そうなのだ。もはやあらゆる意味で柔らかいワインしか口に合わなくなっているのだ。

 

そして、例外なく今自分が飲みたいワインは濃くて甘いワインより高額であって、

しかも飲み頃のものはほとんど市場にないのだ。

だから自宅には大きな保管庫が必要なのだ。

 

2018年6月24日 追記

ル・デュモン ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・ファミーユ 2015

 3日経って果実が引っ込み、香りも抜けて、上品な砂糖水のようになった。

 やはりブドウに底力が欠けるのである。

 ルフレーヴのACブルゴーニュとはブドウのでき、畑の次元が違う。値段も違う(約半額)。

 開栓すぐのインパクトが好きな飲み手にはいいだろう。

 

テッツァ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ コルテマイオーリ 2012

 こちらも酸化が進み、ふっくらした果実が影を潜め、葡萄の皮の渋みが表に出てきた。

 このワインはあと数年待ち、このタンニンが和らげば楽しめそうだ。

 わたし個人としては、こんな濃いイタリアンを1人で開けるのは年に1度で十分だ。

 

 


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震災があったが、23年前の阪神大震災の時とは大きく異なる。

現代ビジネスの記事によると、マグニチュード 6.1(気象庁発表、6月18日17時現在)、

熊本地震(2016年、M7.3)、兵庫県南部地震(1995年、M7.3)で、

地震の規模としては60分の1らしい。

 

前日16日土曜日は、夕方に帝国ホテルに行き、地元医師会の全員協議会と懇親会に参加。

帰路に1人で口直しにワインバーに行ったら、馴染みのソムリエールが店を閉めていて、

若い男性に替わっていた。

 

旧診療所のワインセラーを造るときにアドバイスをもらったので、

お礼を言いたかったのだが、彼女はどこに行ったのだろう。

2年くらい前に移転して内装をすべて新しくして、センスの良い空間を造ったのに、

わずか1年半で閉めるとは、一体何があったのだろうか。

 

経営を引き継いだ若いイケメンのソムリエに根掘り葉掘り聞くわけにもいかず、

ワインを飲みながらワインの話をし、少し落ち込みながら帰った。

新しいソムリエが営む店が発展するのを祈るばかりだ。

 

日曜日は昼から北野高校の学年同窓会があり、130人もの同期生と2次会まで数時間歓談した。

その後会場を移動して、夕方から大阪府女医会の総会に医会の代表で来賓として参加。

半分ワイン好きのおっさんとして、あと半分は医会の代表として毎年参加しており、

女医会の幹部や茂松大阪府医師会長とはすっかり顔なじみである。

 

2日続けてホテルのディナーとワイン、その間に盛り上がり過ぎの同窓会があって、

疲れて夜に帰宅したが、ハイな状態が続いており、眠くならない。

自宅の建築のことを少しまとめて就寝した。

 

そこで昨日の朝、出勤前の7:58自宅が揺れた。

建てたばっかりの家はさすがに耐震性が高く、揺れたもののピアノの上の小物が落ちた程度

であった。

 

すぐにエス・バイ・エルの担当者から被害状況を心配するメッセージが来て、

夕方には現場監督がやって来た。この辺の対応はさすがである。

 

阪神大震災の際に住んでいたのは、今の家から直線距離3kmくらいの築5年の自宅であったが、

もっと長く、強く揺れた。

その結果家が歪んで、今年の3月に売却後築28年で解体され、更地になった。

 

地震発生後30分程度では、自分の体感した揺れ以上の情報はまだ集まっていない。

クルマに乗って2分の仕事場に行ったら、ビルのオーナーと管理人さんの血相が変わっている。

「立体駐車場のコンクリートの壁が、内部の構造物が当たったため破損した。大事だ」

 

もちろんエレベーターは止まっている。

震災時に職員はすでに出勤していたが、原チャリとクルマで来ていた2人は

自宅が心配とのことですぐに帰宅。

水漏れが起こっていないことを確認して、1人は再度出勤してきた。

食器棚や本箱が倒れて散乱していたようだが、幸い建物には大きな被害はなかったようだ。

 

この日の昼間は大阪メトロ御堂筋線、北大阪急行、阪急京都線・千里線が止まっていたので、

北摂は陸の孤島状態だったが、同日遅くに大阪モノレール以外は運転再開した。

 

国立循環器病研究センターの前の道路の水道管が破裂し、

屋上の貯水槽が倒れて電源が冠水で停止したため業務不能になった。

ICUの患者さんやレスピレーターが必要な患者さんなど約40人の管理ができなくなり、

救急車で済生会千里病院の救命救急センターや済生会吹田病院などに搬送されたようだ。

 

おかげで近隣では救急車が走り回っていたが、

今回の震災の医療情勢で最も大問題だったのは、この点だ思われる。

今日と明日は国循が診療停止となり、今晩心筋梗塞を起こした患者さんは

救命率が下がる可能性がある。

 

今日はモノレール以外は復旧した。

まだ断水地域やガスが止まっている地域もあるが、インフラは比較的保たれており、

都市直下型地震でも阪神大震災とは次元が違う。

 

建物の耐震性も向上しているので、今回は阪神大震災より多少揺れはましだったが、

生きている間にこんなものすごい揺れを2度も体験するとは思わなかった。

 

高層階のマンションなどでは家具が倒れたところが多く、地盤の強度や揺れの向きにより

被害にかなりばらつきがあったようだ。

建物の耐震性と揺れの方向により、体感する揺れと室内被害が大きく異なった。

 

エス・バイ・エルで新築した自宅や、昨年三井ホームで新築した友人宅は揺れも軽くて、

第1印象から地震を過小評価していた。

三井の家に住む極楽トンボの友人は、南千里駅前のスーパーにのんびり出かけたところ、

店内のワインが割れているのに驚いて電話してきた。

 

南千里駅前にいて、「えらいこっちゃな〜」などと今気づいたかのように言うので、

「おい、南千里駅は倒壊の危機だとの報道があるぞ(その後撤回)」と言ったら、

「倒れそうには見えんけどな〜」と言っていた。

物事を大げさに考えない極楽トンボなキャラの方が、きっと長生きしそうである。

 

今回の揺れは東西方向だったようで、東向き、西向きに置いてあった家具が倒れたケースが

多かったと思われる。

これが今回の震災で学んだことである。

 

 


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エネファームのリモコン画面

  

スマホのアプリの画面

 

ガスで発電して売電することもできるエネファームが、5月26日から稼働し始めた。

引っ越したのが10月だから、半年以上してから動き始めたことになる。

友人宅の太陽光発電の売電も半年くらいのタイムラグがあったそうだが、どうも役所の事情らしい。

 

高額な設備投資をしているので、半年も動かさないというのはマクロ経済学的に

大きな損失である。

こんなことをしているからわが国は中国に負けるのだ。

 

何で中国が出てくるかというと、ついさっきまでテレビ東京の「ガイアの夜明け」で

日本の企業を次々と買収する中国企業の番組をやっていたからである。

とても敵わない、と思った。

 

ネットと電話とテレビの契約をしているeo光も、住宅引渡日を半年以上前から伝えていたにも

かかわらず、本格開通したのは引っ越し後半年経った4月3日だった。

あとでわかったが、これはeo光の事務能力の低さが原因だったのではなく、

競合会社の嫌がらせであった、としか説明のしようがない。

 

本宅の北側にある旧診療所を経由して光ファイバーは来ていたので、実用上は困らなかった。

現在土地の所有者は2か所とも義父なので問題はないが、本宅に光ファイバーが来るのに、

地番が別の旧診療所の土地を経由してくるのは不自然である。

将来この土地をもし売るとしたら問題になる。

 

電気は本宅の南側の電柱から来ているから、同じ関西電力系列のeo光の光ファイバーを

引っ張ってくるのは問題ないと思える。

ところが、引っ越してから待てど暮らせど電柱から光ファイバーが来なかった。

 

eo光開通担当部所のKさんという人とは何度も連絡をとったが、

「許可が下りない」というばかりだ。

「一体誰の許可なのか?誰かヘンコな地主でもいるのか?」

と聞いても「それは申し上げられません」の一点張りだ。

 

「なぜ言えないのか?」と聞くと

「かつて直接抗議されて揉めた例があるからです」と言う。

 

うちの場合はたまたま北側からの光ファイバーがあったから困らなかった。

テレビはアンテナを立てれば視聴できるが、ネットと電話が無い生活を丸半年も

過ごすというのは不可能だ。

 

開通までの間はNTTで電話契約して、ネットは携帯電話のテザリングで行う、

ということを提案されたが現実的ではない。

そもそもアンテナ代とNTTの電話回線費用は出してくれないから、余計な出費が要る。

 

eoの担当者は1ヶ月程度で許可が下りると最初は言っていたが、結局丸半年かかった。

スピードが重要な時代にこんなことをやっているようでは、

ビジネスで中国に負けて当然である。

 

国会だって1年以上も「モリカケ」というどうでもいい問題の議論に終始しているし、

これでは政治でも中国に負けて当然である。

「モリカケ」問題というのは、国会機能を停止させてわが国の政治の足を引っ張るための

大陸の国の策略ではないかとすら思えてくる。

 

2日前の新潟県知事選挙でも野党党首が揃って「モリカケ」問題を争点にしていたが、

18日間も職場放棄していた連中が何を言っているのかと思う。

もしわたしが市民派の候補者だったら、決してこんな政治家を応援には呼ばない。

 

だから積極的な与党支持者ではないわたしでも、与党候補が勝利したことに納得するが、

不可思議に思うのは、野党系の候補に50万票が投じられたという事実である。

 

これを「一般市民の現政権への批判票」と捉えていいのか、

わたしごときに判断できる問題ではない。

逆に「マスコミによる情報弱者への洗脳の結果」だとすると、大成功だと言えるだろう。

これを単純に言えば「世の中には予想以上にバカが多かった」ということになる。

 

話がそれた。

ともあれ、初期費用が200万円もかかっているエネファームが稼働したことは喜ばしい。

今月の電気代は上の写真のように300円程度で済みそうで、

わが家は太陽光発電は採用しておらず、エネファームの売電分が

おそらく2500円程度になる見込みで、このままなら電気代としては黒字である。

 

ただしこれからエアコンを使用し始めるので、実際にはマイナスになるが、

前の家の昨年7月支払いの電気代の21.924円と比べると大幅に安くなることは確実だ。

 

問題はガス代である。このままいくと15,000円くらいになる予定だ。

参考までに、今月支払いのガス代は6,501円、前の家の7月支払いのガス代は4,277円であった。

やはり新しい家はエネルギー効率が良くて、経済的である。

しかし機器の寿命が10年程度であることを考えると、エネファームの投資費用約200万円の償却はまず無理だろう。

 

結局のところ、電気代が減る代わりにガス代が増えて、

大阪ガスが儲かって関電の取り分を奪っていくという構図である。

ガス会社による「オール電化住宅」への逆襲というわけだ。

 

関電のeo光に話が戻るが、担当部署のKさんは開通が遅れたことを

平身低頭に謝っておられたが、実は気の毒な立場なのであった。

許可を下ろさなかったのが誰なのか、あるところから難なく情報を得ることができた。

 

それは、元公社の電話会社なのであった。

競合会社の足を引っ張るのが目的なのかどうか分からないが、そう思われても仕方がない。

これでは中国に負けて当然である。

 

 

 


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OPPO Sonica DAC(左)中国系メーカー・米国製?

CDプレーヤー Accuphase DP-560(右)

 

ネットワークオーディオプレーヤー DENON DNP-730RE(上) 本日届いた

下は CDプレーヤー ONKYO C-7030

 

NaimAudio  Mu-so アクティブ・スピーカー(アンプ内蔵ネットワークスピーカー)英国製

 

相変わらす忙しい。

先週の木曜日の5月31日には、診療終了後に午後4時発の新幹線に乗って横浜まで行き、

滞在3時間で講演を済ませ、新横浜2142発の最終新幹線で帰阪した。

新大阪着2345で、電車がないので大嫌いなタクシーで午前0時7分に帰宅した。

 

大変ですね、移動が疲れるでしょう、と言われるが、新幹線はじめ鉄道に座って乗っていて

疲れることなどない。朝から晩まで乗っていたい。

 

自画自賛だが、結果はバカ受けで、狙い通りだった。

横浜の友人M先生の招聘による講演だったが、40人もの同業者にお起こし頂き恐縮した。

呼んでくれたメーカーの担当者にも好評だった。

そりゃそうだろう、これだけメーカーが喜ぶデータが出せて、

笑いが取れる専門医はまずいない(酔っています、すみません)。

 

講演をを知った医療関係者ではない友人が、

「横浜にも多くの専門医がいるだろう。何でわざわざおまえが大阪から日帰りで行くのか?」

と疑問を呈していたが、尤もだ。

 

能ある鷹は爪を隠す。

能ある豚はへそを隠す。

有能な弁者は寡黙。

普段の姿からわたしのエンターテイナーとしての素顔は分からないのだ。

 

 

さて、ブログを読んでくれている知人などから、オーディオ関連の記事を書くと

「何を書いているか分からない」

などという高い評価を頂いている。

一般の常識人が読んで分かるような記事を書いているようでは、まだまだ修行が足りないのだ。

 

そこで今回の記事だ。

自宅のネットワークオーディオで、非常に奇妙な現象が出現している。

OPPO Sonica DACでハイドンのオラトリオ「四季」を再生したときだけ、接続が途切れるのである。

 

デジタルの世界では、白黒がはっきりしているはずではないか。

デジタル機器が、勝手気ままに好き勝手やってもらっては困るのである。

おまえはアルファロメオか、と言いたくなる。

 

便利で手軽なので、最近OPPOのSonica DACを主に使って音楽を聴いている。

Mac-(WI-Fi)-Sonica DAC-(RCA)-プリメインアンプ(LUXMAN L-509X)-スピーカー

という経路である。

 

ソフトはMacBook AirのiTunesを使って再生しているが、

CDからリッピングしてハードディスクに保存したハイドンのオラトリオ「四季」

(ネヴィル・マリナー指揮)だけ、Sonica DACで毎回必ず再生できない。

 

Wi-Fi上のNASにライブラリを置いて、自宅のどこからでもアクセスできるように

していたのだが、下記のトラブルがあって、

ライブラリをパソコン上のハードディスクに移して再生することにした。

やっぱりハイドンだけ再生できず、パソコンとSonica DACの接続が切れてしまう。

他の音源では問題なく再生できるのに、非常に奇妙である。

 

リッピングしたデータで、他にも再生できないデータがあり、

確かめてみたらリッピングの際にエラーが起こるCDがあることが分かった。

具体的には、カール・シューリヒトのハイドンの交響曲100番の第2楽章だったのだが、

何度取り込んでも同じ不具合が起こる。

不思議なことに、トラック名を変更してみると問題なく取り込めた。

 

また、取込み後にコピーを繰り返しているうちに、エラーが起こった例もある。

具体的には、バーンスタインのマーラー第3番のドイツ・グラモフォン録音なのだが、

データ名が勝手に書き換えられていて、再生もできないしコピーもできなくなっていた。

 

これは深刻な問題で、NAS上に置いてあるライブラリが修正もできないし、

データ名変更もできず、驚くことに消去もできない。

Macのディスク・ユーティリティの管理範囲外になるので手が出せない。

結局NASを初期化せざるを得なくなった。

 

この経験から、テンポラリなライブラリをNAS上に置くのは便利だからいいとして、

正確なコピーをどこかにバックアップしておくことが必須であると肝に銘じた。

元のCDを処分したら、その音源は失われてしまう。

 

ウェブ上にデータがあるだろう、CDを書い直せばいい、というのは俗人の発想で、

わたしが聴いているような希少な音源は、どこにでも転がっているわけではない。

ビートルズの「イエスタデイ」や矢野顕子の「丘を越えて」とは違うのだ。

 

再生不可能になった際のMacBook Airの画面

 

話が脱線したが、Sonica DACで再生できない音源の話に戻る。

ハイドンのオラトリオ「四季」(ネヴィル・マリナー指揮)の音源だが、

同じWi-Fi下にあるNaimAudio  Mu-soに繋いでみたら、問題なく再生できた。

他の条件は同じなので、ますます奇妙である。

 

中華系米国製OPPOで再生できなくて、英国製Mu-soで再生できるということは、

英国で活躍したハイドンだから、ということなのか(そんなアホな)。

 

「デジタル機器であるDACは音源を選ぶ」

というのが事実としたら、金輪際物理学と宗教の区別ができなくなるではないか。

 

これは更なる検証が必要である。

そこで昨日午前、大枚を叩いて日本製のネットワークオーディオプレーヤーである

DENON DNP-730REをアマゾンに注文したところ、早速本日午前に届いた。

便利な時代になったものである。

 

午後に梱包を解いて、電源コードを繋いで、iPhoneからWi-Fiに接続設定し、

光ファイバーでCDプレーヤーAccuphase DP-560に繋いで、件のハイドンを再生した。

梱包を解いてからわずか10分、設定は実に簡単だ。

 

価格ドットコムのクチコミによると、無線での接続はあかん、という記事があったが、

ウソだ。

DENON DNP-730REの説明書によると、「無線で繋ぐ場合には背面のアンテナを立てろ」

とあるが、アホかと言いたい。

今どき携帯電話で会話する際に、アンテナを伸ばしているやつがどこに居る?

昔の子どものおもちゃのトランシーバーか、この機械は。

2万5千円もするのだぞ。

 

ネットワークオーディオプレーヤーが何をしているのかというと、

パソコンからのデジタル信号を受けて、光ファイバー経由でCDプレーヤーのDACに

データを転送しているだけだ。

 

どこまで音質に関与しているのか、謎だ。

OPPO Sonica DACと音質を比較したところ、少し透明感で勝っている気がする。

おそらくOPPO Sonica DACとAccuphase DP-560のDAC部分の個性の違いだろう。

 

結論として、デジタルオーディオ機器にお金をかけるのは馬鹿げている。

友人はLinnのネットワークオーディオプレーヤー兼DACを買えと言うけれど、

そんなものに250万円を払うほどわたしは経済観念のない人間ではないのだ。

 

CDプレーヤーやDACなんて2万円でも100万円でも音は変わらない。

そんな金があるなら、まずスピーカー、次にアンプに投資すべきだ、と思う。

 

ともあれ、OPPO Sonica DAC以外ではハイドンは何の問題もなく鳴る。

やっぱり中華系米国人は、ハイドンがお気に召さないのだ。

 

いくらデジタル時代になっても、幽霊が否定できないように、

機械の性癖はコントロールできないのだ。

これ以上科学的検証は無理だ。

これが揺るぎない事実である。

 

素直に受け入れるしかない。

 

 

 


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大阪のフレンチ好きなら誰もが見たことのある外観

 

しかし店の名前は「ポワン」ではなく「リエゾン」になっている

 

昨年9月にポワンが閉店したあと、11月から違うスタッフが新しい店を開いた。

店内はポワンの時と同じで、要するに「居抜き」である。

 

4月にポワンを全く知らない友人からの情報で、フレンチの良い店があると聞いた。

なんや、ポワンと同じ場所やないか。

誰がやっているんやろう?

 

まずは3500円のランチからということで、ランチタイムに家内と娘を偵察隊として派遣した。

まだ店の歴史が浅いから、若いシェフと新しいスタッフが頑張っている、と言う。

 

シェフは出崎さんといって、アキュイール時代の中多さんの下にいた人らしい。

田代さんという、テキパキしてユーモアのセンスがあるフロアスタッフがいるらしい。

グラスワインも、リーゾナブルな値段で質の高いものを揃えているようだ。

ということまで分かった。

ふ〜ん、だったら外れるはずはない。

 

そこで今月の連休中に、家内と娘の3人でディナータイムに初訪問した。

勝手知ったる店の位置と内装、違うのは入口の扉の位置と看板だけ。

ポワンの時よりお客さんの年齢層が下がり、若いカップルが多い。

 

アキュイール時代から馴染んでいる、どことなく懐かしい料理の流れ。

和風で女性好みであるのは好みが分かれると思うが、テーブルの上で完成する汁物や

燻製されたバターなど、ポワンと同じテーブルに座っていて違和感がない。

 

ふとそこに、見たことのある顔が・・有名メートルの大林さんではないか。

「お〜何してんの?!」

「あれ〜先生でしたか。奥様の名前での予約だったので分かりませんでしたぁ」

とか言いながら、食事中の会話が盛り上がった。

 

やっぱり大林さんはすごいわ。

見事な話術もさることながら、ムードメーカーとして天才的で、

居るだけでその場の雰囲気が明るくなる。

田代さんは、アキュイール時代にアルバイトでやってきた大林さんの弟子らしい。

 

事情を聞いたら、大林さんはこのレストランを運営する会社のマネージャー役らしい。

この店に中多シェフはいないけれど、西天満のアキュイールからの繋がり・・

それが「リエゾン」という店の名前の由来だった。

 

この夜は大いに満足して帰宅し、5月24日の夜、北海道から学会で来阪した友人を招いて

再訪問した。

今度は自宅のワインを1本持ち込んだ。

 

ミシェル・グロ クロ・ヴージョ 2003

インポーター 八田

 

果実が強い2003だから、まだまだ若いだろうと思ったら、かなり熟成と変化が進んでいた。

開栓早々は頼りなげで、このまま落ちたら悲しいと思ったが、それは杞憂だった。

果実はしっかり残っていて持続力があり、開栓1時間でようやく丸みが帯びてきた。

しかし、明らかに酸が足りない。

 

暑かった年のため果実があるのは当然だが、すでにタンニンはほぐれてゴツさはない。

飲み頃は3年くらい前だったか。

もしくはもっと枯れるまで放置して違うテイストを待つのが正解だったか。

 

ともあれこのワインをネタに、大林さんと田代さんと、久々にマニアックなワイン談義が

できたのは面白かった。

同じワインのヴィンテージ違いはまだ自宅に数本はあったと思うし、

クロ・デ・レアやオーブリュレも何本もある。

最も重いと思われるクロ・ヴージョでこれだから、1級ものの開栓時期は難しい。

 

長崎県産甘鯛の鱗焼き スープ・ド・ポワソン

これが絶品。これだけの料理が出せるフレンチは、大阪で片手以内だろう。

 

ランド産鳩のロースト

文句のつけようがない、個人的にはど真ん中の一皿

 

うちの家族は鳩が大好きなのでわざわざリクエストした。

北海道のI先生、付き合わせてごめんなさい。

この晩の料理の流れも自然体で、突然出てきた若きシェフの力量が伺える。

すでに初期のアキュイールのレベルは備えている。

ここから大いに伸びしろがあると感じられ、今後が楽しみである。

 

価格もポワン時代より安くなって、お手軽なコースもあるし、

すでに昼に3回も行った家内によれば、ランチタイムの3500円は超お得だと言っている。

ワインも3000円で気持ちよく持ち込めるし、これほど嬉しことはない。

大阪でワインが持ち込める1流フレンチがなくて、困っていたのだ。

 

ということで、この店はあのくだらないガイド本の☆を1つ取るのは確実で、

下手をすると☆☆になってしまうであろう。

そうなれば予約困難店になるのも見えており、今のうちに行っておくべきである。

 

出崎シェフ 37歳だそうだ

 

 

 

 


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2018年5月4日 万博公園にて

 

先週の土曜日、自分が企画担当した「開業医の経営戦略とライフプラン」という

シンポジウムの座長を務めた後、わざわざ福山から来てくれたS先生を放っておいて

大阪大学病理学教室の同門会に駆けつけた。

 

大学卒業後4年目から約7年間お世話になった教室で、2年半スタッフも務めていた。

ほぼ毎年この会には出席しているが、昔の先輩や同僚は偉くなるか引退するか

永眠しているか、ということになっている。

 

臨床の教室だったら、偉くなったといってもせいぜい教授・教授経験者が数人いる程度だが、

この教室の出身者には医師としての社会的地位が高い人物がやたらに多い。

教授はもちろん、その辺の大病院の病院長経験者などごろごろいる。

 

この3月で任期満了になった阪大病院長とその前任の病院長もこの教室のOBだ。

ベストセラーになっている「こわいもの知らずの病理学講義」

という書籍を書いた阪大生命機能研の仲野徹前研究科長も現教授の1人である。

 

だからどうだ、ということもなくて、むしろ肩書き的に偉くなっていない同窓生と

語り合うほうが楽しい。

 

会がはねたあと、昔一緒に旅行に行ったこともある後輩と飲みに行った。

花束を持っていたので、

「何か賞でももらったのか」と聞いたら、

「そうじゃなくて、学会の理事長になったんです」

と言う。

 

彼はわが国を代表する法医学者で、わたしが知る頭脳明晰な知人の5人挙げたら

必ず入るくらい優秀な人間である。

「何の学会なん?」と当然聞いたら、

「日本犯罪学会です」と言う。

 

何だか物々しい名前の学会だが、犯罪者が集まる学会ではなくて、

犯罪学を研究する学会だそうで、大昔にはかの江戸川乱歩も学会員であったらしい。

 

日本酒を飲みながらながらわが国の警察と法医学と犯罪学のよもやま話を聞いたのだが、

理屈っぽすぎて簡明に要約できない。

 

すでに彼は法医学の分野ではわが国の第1人者だが、将来の希望を聞いたら

「査読者と専門家以外誰も読まない論文を書くより、ミステリー作家になりたい」

と笑って言う。

 

もちろん酒の席での冗談だが、わたしも鉄道紀行作家を目指しており、

あわよくば芥川賞を取りたいと思っているので(ウソ)、お互い頑張ろうということになった。

 

すでにわれわれは専門書を出した経験があるが、「エピジェネティクス」や

5万部を売り上げている「こわいもの知らずの病理学講義」を書いた仲野徹には敵わない。

この日、たまたま帰りの電車内で3人が一緒になった。

 

彼らと席を同じくしていた四半世紀以上前の研究室時代が想い起こされる。

3人ともまだ30歳前後の若者だった。

こんなどぎつい連中と毎日議論していたのである。頭が鍛えられたわけだ。

 

仲野徹の同期生には、親しい友人でもある北風政史という天才的な循環器内科医がいて、

「ビッグデータが医療を変える」という著書を最近出版した。

(面白いことにこの本の中に、ワインに詳しい友人としてわたしの名前が載っている)

さらに、すでにプロの作家である久坂部羊(ペンネーム)も彼らの同期生だ。

彼には2年前に地元の市民公開講座に来てもらった。

 

同期生の3人だが、超一流研究者でもジェネラルな面を持つ仲野徹と、

徹頭徹尾科学者である北風政史と、医療小説作家である久坂部羊の頭脳構造は

かなり違うようだ。

 

また、わたしの同期生には、女医・倉石祥子シリーズなどで多数の作品を出版している

霧村悠康(ペンネーム)という医療ミステリー作家もいる。

久坂部羊と同じくテレビの医療ミステリードラマの原作になっている。

 

この男も灘高出身の秀才だが、これら友人・後輩の中で、

わたしが一番ふつうの医師であるのは間違いないようだ。

 

 


テーマ:

 

ドメーヌ・ギスレーン・バルト・ブルゴーニュ・ルージュ 2005
購入日    2008年6月
開栓日    2018年4月25日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ミレジム
購入価格   3380円(税別)

 

連休に入って、例のごとく書類整理などにいそしんでいる。

1週間前に京都で学会総会があったが、今回は久しぶりに出番がなく、

2日連続で関西以外の友人を連れて上七軒を訪問したりしていた。

 

本業は相変わらず忙しいが、夕方からの勉強会が減って大阪市内に行くことも

本当に少なくなってきた。

ウェブセミナーに取って替わられて、企業主催のセミナーが減ったというのもあるが、

最新の癌研究のセミナーなどにはお呼びがかからなくなったというのもあるだろう。

もはや糊口をしのぐために働く必要も無いので、そろそろ本格的な引退を考えないといけない。

 

昨年引っ越してから新聞を取るのも止めてしまって、テレビのニュースも見なくなった。

これは、自分が年をとったからだというより、

地上波テレビの報道内容の劣化が著しいからだと感じている。

 

テレビ朝日やMBSは言わずもがな、NHKのニュースですら森友・加計問題や

高級官僚の不祥事ばかり報じている。

まったく見る気が起こらない。

 

森友・加計問題報道で安倍内閣の支持率が30%も低下したそうだから、

まだそれなりにマスコミの力はあるのだろうが。

 

しかし、サラリーマンが帰宅したらビールを飲みながらプロ野球の巨人戦を観て、

そのあとニュースステーションを見る、という時代はとっくに終わったようだ。

 

今では夜のニュースを見るのは50代以上の視聴者が多数だそうで、

若い人のニュースソースがインターネットに移ってしまっているのは明らかだ。

 

それを痛感させるウエブ記事が、4月23に出ていた。

麻生財務相の辞任に関する産経新聞社とFNNの世論調査

http://www.sankei.com/politics/news/180423/plt1804230044-n1.html

 

以下引用

・・若年層ほど辞任は不要との回答が多く、高齢層ほど辞任を求める傾向が顕著だった。

10・20代では71・7%が辞任不要とし、辞任を求めたのは26・8%だった。

これらの比率は年代が上がるほど接近し、60歳以上では逆転。

58・4%が辞任が必要だとし、辞任不要との回答は35・5%にとどまった。

 

母集団の層や人数が明記されておらず、この記事をまともに信用するわけではないが、

ある程度の傾向は捉えていると思われる。

もしこの傾向が続くとしたら、今後10年単位で野党はジリ貧になるのではないだろうか。

複数の新聞を精読する読者は置いておくとして、テレビで情報弱者をコントロールする

のは徐々に難しくなっていくように感じる。

 

 

さてこのバルトのワインである。

自宅に来るまでの温度管理に問題があったという原因から、

2002から2005までの1級ものの状態が外れまくった造り手である。

怒り心頭でそれ以来購入する気にならないが、こればかりは造り手の問題ではない。

 

このACブルゴーニュは輸入ルートが異なるようで、極めて状態は良好であった。

開栓直後は痩せて果実味が少なく、これは時期が遅すぎたなと思ったが、

全くの早とちりであり、開栓後3日目にようやくふっくらとした果実が現れる。

 

こんなに根気よく置いておく飲み手も少ないだろうし、

開栓後に時間をかける飲み手も少ないだろうから、あまり参考になる感想ではないが、

ACブルゴーニュとしては最上級と言えるだけではなく、

10年以上経っても落ちていかない長熟なワインである。

 

不思議なことにこの造り手のワインはまださほど高騰しておらず、

2014のこのワインはまだ4000円くらいで手に入る。

オフヴィンテージのものを購入して早めに開ける方が実際的だろう。

 

このクラスのワインで日常は十分である。

同じ造り手でも1級ものなら、万全な状態であったとして更に長熟だから、

保管を考えると現実的ではない。

もっとも多くのボトルはさっさと開栓されてしまっていると思われるが。

 

 


テーマ:

 

Accuphase DP-560  2018年4月15日 搬入

 

4月8日に返品したESOTERIC K-03Xの替わりに購入した、

Accuphase DP-560が数日前に届いた。

時間をかけないと音質の評価は難しいが、並べて聴かないと機種固有の音質を述べるのは

簡単ではない。

 

しかしすでに明らかなことは、断然静かな回転音のCDプレーヤーであるということである。

対照機種であるONKYO C-7030は、回転音は静かだが、

電源を入れただけでトランスがブーンと少し鳴る。

 

40年ほど前、当時発売されたQUADのメインアンプ 405のデザインが気に入って購入したが、

トランスがブオ〜ンと大きく鳴るので、2回返品したことがある。

その後おとなしい個体も下取りに出して、より旧いモノアンプ QUOD 50Eを2台使って

ESLを鳴らしていた。

 

50万円以上の高額CDプレーヤーの市場は、ちょっと常識から外れていると今回気がついた。

返品したESOTERIC K-03Xの回転音がうるさかったのは、

個体が不良品ではないかと思ったのだが、

その後いろいろ調べた結果、機種そのものの特長と考えるに至った、

要するにメーカーがこのやかましい回転音を承知で発売しているのだ。

 

ESOTERICだけの問題ではない。

店頭で1台確認しただけだが、Accuphaseの現行最高位機種 DP-720も相当うるさい。

もしわたしがこれを購入したとしたら、即クレームのレベルだ。

 

いずれも実売価格100万円のCDプレーヤーである。

ここまでの金額をCDプレーヤーに払う人は、音質重視、またはブランド重視で

購入されると思うのだが、不思議なことに機械本体が発する回転音は気にならないらしい。

 

結局わたしはオーディオに関しては趣味人ではなく、

実用本位で機器を選んでいる、ということが今回のCDプレーヤー購入でよく分かった。

 

 

 

 


テーマ:

ミシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・シャリオ 2003
購入日    2006年12月
開栓日    2018年3月25日
購入先    かわばた
インポーター トーメン
購入価格   4599円

 

年のせいで和食中心の食生活になっているため、日本酒を合わせる機会が増えているが、

最近ワインを飲んでいない、というわけでは決してない。

しばらく前に開けたワインだが、印象に残ったので記録しておく。

 

最近はワインが主役になるような食事はしていない。

あくまで食中酒としてのワインを愛でるようになっている。

自分でも食への審美眼がこの3年ほどでぐんと高くなったと感じる。

これも京都の食の大家3人の影響だ。

 

イヤミだからあまり書きたくないが、大阪で最も予約困難店とされる

心斎橋の某店に4年間も毎月通い続けたら、それが味覚のスタンダードになってしまうのだ。

 

赤ワインはピノ・ノワール以外は飲まなく、いや飲めなくなってしまった。

昔はあれほどボルドーが好きだったのに、どうしたことか自分でも分からない。

 

そのブルゴーニュのピノ・ノワールだが、入手困難なルーミエやフーリエを無理して探して

高いお金を払って飲むことに価値が見いだせなくなっている。

どちらの造り手のワインも30本ずつくらいは残っていると思うが、

もちろんほとんど村名で、飲み頃待ちの状態だ。

 

ミシェル・グロはまだ手に入りやすい。

とはいえ、10年前には4000円くらいで手に入った村名も、今では8000円になっている。

もはやブルゴーニュワインは、日常の飲み物ではなくなっているのだ。

ブログを更新できない理由もそこにある。

ともあれまだまだ手持ちはあるので、ワインの新規購入はほとんどしなくなった。

 

そこでこのレ・シャリオだが、2003を1本だけ購入していた。

10年くらい前に2002を開けた覚えがあるのだが、その時の幸福感を思い出した。

やっぱり良い畑だ。

中庸という形容詞が最も当てはまる。何より神経質でないのが良い。

2003年の熟した果実感がしっかり残っていて、今が丁度飲み頃だと感じるし、

今後5年経ってもまだまだ飲み頃が続いているだろうと思う。

 

先週上七軒で北野をどりを見て、京都のとあるレストランで食事をしたが、

食べログ評価が高い人気店で満席だったにもかかわらず、結果的にお金と貴重な一食を捨てた。

一緒に行った自称グルメで、さんざん接待で美味いものを食ってきた

元シンガポール支社長は旨いと絶賛していたが、「おまえはアホか」と一喝しておいた。

シンガポールであれだけ旨い小籠包を食わせてくれたのに、どうなってるんや?

 

テタンジェとラングドックの白を開けてグラスワインも飲んだけれど、

いずれも自宅では飲まないレベルのワインで、2人で総額3万1千円だからねえ。

心斎橋の名店と変わらぬ値段である。

これなら勝牛の定食を食べてビールを飲んで帰った方がましだった。

 

今日も記念パーティがあり、一流ホテルの宴会部の食事をしてきたが、

ワインは当然のこととして、料理も家の方がずっと美味しい。

阪神百貨店の地下で買う刺し身や、明石から届けてくれる魚屋さんの魚を

日常に食べるというのは非常に贅沢なことなのである。

 

だから、食もワインも冒険をしなくなった。

だが、京都の食の巨人によると、セブンイレブンの親子丼は美味しいらしい。

仙太郎の黒糖どらやきも旨いらしい。

食に関して畏敬してやまない京都のYさんが言うのだから、絶対に間違いない。

 

ワインとは合わないとは思うが、今度買ってみよう。

このくらいの冒険ならしてもよい。

 

 


テーマ:

今週の日曜日、先月購入したCDプレーヤーをクルマに積んでジョーシン三宮1番館に

返品に行った。

CDプレーヤーは今のところ必要なので、ESOTERICに替わる機器を選定する目的もあった。

 

高速道路を使って片道50分だが、普段の通勤は片道2分だから、

こんな遠くまでクルマで行くのは久しぶりだ。

 

店に置いてある高級CDプレーヤーの音質と回転音を聴き比べてみたが、

対照用の機器として、自宅にある2万円のONKYO C-7030をバッグに入れて持ち込んだ。

わたしはワインでもCDプレーヤーでも持ち込むのが好きなのだ。

 

この静かな C-7030の回転音の大きさをレベル1とし、ESOTERIC K-03Xの回転音の

許せない大きさをレベル5として、店頭にある機器のレベルを判断してみた。

以下にその結果を述べる。

CDによっても違うし、クーラーの音や試聴室外の雑音もあるので、

かなりいい加減な判断である。

 

自宅の ONKYO C-7030 

回転音:レベル1 

 

今回返品したESOTERIC K-03X

音質は圧巻 回転音:レベル5

 

店頭にあったこれの後継機種 ESOTERIC K-03Xs の回転音:レベル3

 

ESOTERIC K−01X

高音質の機種  回転音:レベル2.5

K-03Xsより少し回転音は小さい。

 

LUXMAN D-06u

回転音:レベル1

 

Accuphase DP-720

100万円クラスの高級機 単体としてはアキュフェーズのフラッグシップモデル

意外なことに回転音:レベル3<

 

今回購入したAccuphase DP-560

回転音:レベル1

 

持ち込んだCD

ジュリアード音楽院出身のブラウン兄弟姉妹5人のピアニストによる

ストラヴィンスキーの春の祭典

 

5台のピアノが奏でるホールでのライブ録音である。

分離が難しいシチュエーションであるにもかかわらず、よく録れている。

ピアノからマイクまでかなり距離を取り、ホール感も感じられる。

演奏はエキサイティングで、原曲のオーケストレーションを知っていると非常に面白い。

 

 

 

アルビノーニ オペラのアリアと器楽曲集

美形のソプラノ アナ・クインタンスがアルビノーニを歌う

 

声楽が入ったアルビノーニの音源として極めて貴重なもの。

演奏自体は非常に華やかで、最近では掘り出し物の音源である。

新しい録音だが器楽の線が細く、バロックアンサンブルの録音としては神経質過ぎて

エッジも効きすぎである。

 

ジョナサン・ノット バンベルク交響楽団 

ブルックナー 交響曲第3番 第1稿 ノヴァーク版

SACD

 

演奏以前に録音に大きな問題がある。

ダイナレンジが広すぎて、ピアニシモにボリュームを合わせるとフォルテシモ部分では

スピーカーを壊すくらいの大音量になるし、フォルテシモに合わせると

ピアニシモが聴こえない。

 

このCDのプロデューサーは無能だ。

pfaelzerweinさんがコメントされているように、仮想音場をどう構築するかが

まるで分かっていない。

 

ではなぜこんなCDを持ち込んだのかと言うと、回転音がうるさいSACDだからである。

SACDは回転数が高く、特に第1トラックで音がうるさくなるようだ。

回転音の評価のため持ち込んだが、音質の評価にはまったく役に立たなかった。

 

今回持ち込んだCDの選択が悪く、肝腎のCDプレーヤーの音質を聴き比べるには

役に立たなかった。

前回店員のSさんが試聴の際に使われたCDは、店頭用には好適であったのだ。

さすがはプロである。

 

この日の経験から、CDプレーヤーについて色々なことが分かった。

高級なCDプレーヤーに回転音がうるさい傾向がある

回転部分の質量が大きくなるからだろうか。

機器の構造的な問題が隠れているように思われた。

 

音質を追求する高級CDプレーヤーは、回転音がある程度犠牲にされているのでは

ないだろうか。

であれば、音質重視で回転音が気にならないユーザーが購入対象ということになる。

わたしのように音楽を聴くための道具としてCDプレーヤーを使う人間には、

そんな製品はどんな人が使うのかちょっと想像がつかない

 

バッハのマタイ受難曲第62曲のコラール「Wenn ich einmal soll scheiden・・」

の直前に無音の間があるが、この瞬間に聴き手の緊張感が最高潮になる。

そこにCDプレーヤーのキュルキュル音が聞こえるのは許せない。

 

ということで、今回は静かなCDプレーヤーを購入した。

AccuphaseのDP-560だが、LUXMANのD-06uと少し迷った。

前回の試聴ではAccuphaseが気に入ったが、今回アナ・クインタンスの声の定位では

LUXMANが優っていたと思う。

 

オーディオメーカーのブランド力に差があることも分かってきた。

Accuphase>LUXMAN>ESOTERIC

とみなされているようである。

 

その根拠の一例は、ハイファイ堂のHPに公開されている下取り価格である。

自分が下取りに出した経験から、このHPの価格が釣りではないことは知っている。

上記のCDプレーヤーの本日現在の下取り価格を調べてみた。

 

Accuphase DP-560 350,000円

LUXMAN D-06u   280,000円

ESOTERIC K-03X  350,000円

 

新品で購入する場合、AccuphaseとLUXMANはほぼ同額で60万円くらい、

ESOTERICはすでに生産終了だが100万円近くであったことを考えると、

かなり差があると思う。

 

クルマと同じで、下取り価格を考えて気にいらない機種を購入するのは

愚の骨頂だと思うし、自分は下取り価格を参考にして機器は買わない。

 

しかし市場価格というのは現実に存在する。

長く使ったオーディオ装置を先日下取りに出したことから、それは思い知った。

 

シリコンバレーが本拠らしい中国系メーカーであるOPPOがそそくさと

オーディオ機器市場から撤退した。

わずかに数年間IT技術を生かしたヒット商品を造ったが、商売にならないと判断したのか、

新製品の開発を中止するという。

日本のオーディオ機器メーカーとは明らかにスタンスが違う。

 

OPPOはサポートを続けると言っているが、どこまで信用して良いのか分からない。

先日購入したOPPOのSonica DACも、長年使い続けるに値する機器だとは思っていない。

たかが10万円だから、オーディオを趣味とする人にとっては所詮「おもちゃ」だ。

 

もはやCDは絶滅に向かいつつある。

今回購入したAccuphaseのDP-560が、自分にとって最後のCDプレーヤーであって欲しい。

 

 

 

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