ん~パス・・・ホセ・ド・ニース ロゼ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


レ・ヴァン・コンテ ホセ・ド・ニース ロゼ 2006 (仏ロワール)
購入日    2007年5月
開栓日    2007年7月6日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター コスモ・ジュン
購入価格   2000円

湘南ワインセラーのHPにあるコメントは下記。
 2004年から地元の生産者の葡萄を購入できるようになり、造り始めましたが、
 フランスで人気のあるロゼなので、2005年は売り切れで輸入できなかったそうです。
 白ワインと同じく収穫直後にプレスして造るロゼ。軽やかさを前面に出したタイプで、
 酸味もしっかりと残っています。

わたしはこのワインを甘いと感じてしまい、とても軽やかには思えなかった。
ショップのコメントに異論がある、というわけではなく、わたし自身がずいぶん
ドライなものを好むようになってしまっているのだ。

少し濁った毒々しいまでの赤いイチゴシロップみたいな色。
その色からの予想通り、食前酒にも食中酒にも甘すぎると感じてしまう。
世の中には甘いリキュールベースのカクテルが山のようにあるが、それらと比べると
これはやっぱりワインなのだが・・・

それより、このワインの奥底に、先日のピノ・ノワール・ド・ソワフと共通した
ガメイを感じさせる香りがある。
これがわたしには苦痛で、はっきりと砂糖のように甘いカクテルを口にするより
抵抗がある。

徒然ワインさんがおっしゃるように、鰻や穴子を焼いた料理には確かに合うだろうな、
と思いながらも、どこか楽しめないのである。
このワインのブドウ品種は何かよく分からないが、どことなく漂う土臭さは、
まさにピュズラを思い起こさせる。

チリワインがブームになった際、2000円も出せば美味しいフランスワインはあるから、
チリやオーストラリアのワインに行かなくてもいい、とわたしは言っていた。

その時の気持ちで、手頃なフランスワインはないものか、と探してみるわけだが、
あちこちのショップから出てくる出自が定かでないものを試してみても、
がっかりする方が多くなった。
正直のところ、georgesさんが勧められるものを手に入れる方が間違いがない。

ユーロももうすぐ170円を突破しそうだし、2005のヴィンテージは暴騰している。
そろそろフランスワインから手を引く時期が近づいているのかも知れない。