どーも。

他人に言われて、

「そういえば、俺って新婚さんなのか」と

気づかされる大五郎です(´▽`;)


結婚指輪も、つい忘れがちだし(汗)

結婚したのが遠い昔のような気さえしちゃいます(汗)

新婚生活に慣れたのかって言われれば、

まだ慣れてない感じもするけど(-_-;)


いろんな意味で、初心を忘れないようにしたいものです( ̄ー ̄;





今日は、まだ話が途中だった絵空事の続きです。↓

長編絵空事『デパオクの楽園』 その1
長編絵空事『デパオクの楽園』 その2
長編絵空事『デパオクの楽園』 その3
長編絵空事『デパオクの楽園』 その4
長編絵空事『デパオクの楽園』 その5
長編絵空事『デパオクの楽園』 その6
長編絵空事『デパオクの楽園』 その7
長編絵空事『デパオクの楽園』 その8
長編絵空事『デパオクの楽園』 その9

長編絵空事『デパオクの楽園』 その10


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【注意】

再度、念のため書いておきますが、

この絵空事は、すべてフィクションです。

登場する人物、名称、建造物や出来事など

すべて大五郎の妄想です。作り話です。

理論や思想について、かなり偏見がある

お話も出てきますが、所詮は空想・・・

ということで、ご了承ください。


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とうとう10話を越えましたねぇ(-_-;)

数日後には、ちょっと久々に

お笑いのネタをはさんでみたいと思います。


では、どーぞー。↓





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ボクは、この廃ビルの屋上で、
もう何時間、小鳥たちと話しているんだろう?
そう思うほど、ボクは
濃密な時間を過ごしている。
きっと、この先、どんな偉人に会ったって、
これほどスゴイ話は聞けないんじゃないだろうか。
なんてったって、神の使いだもんな。

それにしても・・・。


「ふふふ・・・。」


黄色い小鳥のイタズラっぽい笑い声。
ボクの思考は、小鳥たちに筒抜けだ。
きっとボクが、屋上に来た時から
こっそり辺りを見渡して、
あの『青い鳥』を探していることに気付いているはずだ。



オチつき大五郎え日記


「『求めよ、さらば与えられん。
尋ねよ、さらば見出さん。
門を叩け、さらば開かれん』かな。」


紫色の小鳥が、意味不明な言葉を言い出した。
どういうことだろう?


「ヒトのキミ、
『アノカタ』は見つかったかな?」


白い小鳥がボクの思考を読んで聞いてきた。
そうか、ここに来た時に
小鳥たちが話していた『アノカタ』って・・・。


「いや、その・・・あの『青い鳥』って、
みなさんの仲間じゃないんですか?」


「そう、ヒトのキミが言う『青い鳥』こそ、
我々が敬っている『アノカタ』だ。
『アノカタ』は・・・ここにはおられない。
いや、正確には、どこかにおられるが、
我々にも視えることは、ほとんどない。
『アノカタ』は特殊なのだ。」


白い小鳥が説明してくれた。
へぇ~、仲間とは違うような・・・?
敬ってるくらいだから、もしかして
小鳥たちの『上司』にあたるのかな?


「じつは、我々でも『アノカタ』については、
あまりよく分かっていないのだ。」


紫色の小鳥がそう言った。
神の使いでも分からない存在って・・・。


「分かっていることもある。
『アノカタ』の名前は
『しあわせのあおいことり』・・・。
頭にあるのは『四つ葉のクローバー』。
ヒトの世界では、見つけた者に
幸せをもたらすという言い伝えがある。
それは、我々にも言えること・・・。」


「え・・・。」



オチつき大五郎え日記


そう、白い小鳥が教えてくれた。
『青い鳥』の名前が分かったことにも驚きだが、
神の使いたちにも幸せをもたらなんて
『青い鳥』・・・すごすぎる!


「幸せになるには相応の『覚悟』が必要だがな。」


黒い小鳥が、低い声でボソっと言った。
『覚悟』!?
幸せになれるなんて、嬉しいことに
わざわざ『覚悟』なんて必要なんだろうか?


「だから、『相応』だよ。

さきほども言った通り、
『求めよ、さらば与えられん』ということだ。
幸せのカタチは、皆それぞれ、すべて違う。
ただ待っているだけでは、誰かに与えられるわけもない。
求めれば相応のツライ試練が待っていたり
障害物が用意されてたり・・・。
それ相応の覚悟をもって、みずから
求め続ける者だけに、与えられるということだ。」


紫色の小鳥がさきほどの意味不明な言葉の
説明とともに、『覚悟』について教えてくれた。


「中には、そんな厳しい試練から逃れたいがために、
みずから幸せを放棄する者もいる。
そして、そういう勇気がない者ほど、
幸せになれないことを他者のせいにして、ひがみ、
ついでにカルマも放棄して、
一生を無駄に生きてしまうのだ。」


黄色い小鳥の言葉にはトゲがあった。
なんとなく、ボクに向けられた言葉に感じた。



オチつき大五郎え日記


「うつむくことはない。
ヒトのキミは、覚悟をもって、
この屋上まで、みずからの足で登ってきたのだから。」


白い小鳥がボクをなぐさめてくれている。
でも、この屋上には、かなり軽い気持ちで
来てしまっているボクには、もったいない言葉だった。


「覚悟は、いつの間にか身に付くこともある。
これも幸せの感じ方と同じで
覚悟の仕方もそれぞれなのだろう。
我々も『アノカタ』を見たのは
今日が初めてなのだ。・・・我々も覚悟している。」


黒い小鳥が意味深なことを言った。
小鳥たちにとっても、
何か覚悟がいるのかもしれない。
ボクの幸せって・・・なんだろう?
ボクより生きることが困難な人から
比べたら、今のままでも幸せなんだろうけど。


「ずいぶん、怖がらせる言い方になって

しまっているけれど、そんなにかまえなくていいのだよ。

覚悟の捉え方はヒトそれぞれなのだから。

捉え方次第では、楽しくてワクワクすることを

素直に受け入れれる心があるかどうか・・・

そんな感覚だったりするんだ。

幸せは、見ることができない。
比べるものでもない。感じるものだ。
そこを間違えないで欲しい。
目に見えるものに執着したり、
他人の成功をねたんでいては
幸せは決して感じることができないのだから。」


「は、はい。」


白い小鳥に諭されてしまった。
ボクの返事を聞いてから、
白い小鳥は、ゆっくりうなづいた。


「さて、ヒトのキミに、
もうひとつ見て欲しいものがある。」


え? なんだろう?




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つづく。







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「しあわせって感じること、たくさんあるね」と「ことりーず」。


それは、とても幸せなことだね。