どーも。
年賀状のコンテストが開催されているようで、
それに向けて、今、必死に描いてるところですが
どうにもこうにも、くだらないアイディアしか
思い浮かばない大五郎です( ̄Д ̄;
締め切りは明日まで!!!( ̄□ ̄;)
なので、ギリギリまで
無い頭を絞りきろうと思ってますが・・・
くだらないイラストに時間をかけてしまっている(汗)
もう、こうなったら、くだらない年賀状シリーズに
しちゃおうかなと(´▽`;)
コンテスト結果発表は来月上旬らしいので、
その後、コチラで公開いたします。
ご希望があれば販売しちゃおうかなと(´▽`;)
き、昨日の記事のあとに、
すぐに注文してくれた人がいるみたいで・・・
ビックリしました!Σ(゚д゚;)
これまた感謝、感謝ですm(_ _ )m
見てくれただけでも嬉しいのに、
気に入ってもらえたら、さらに嬉しくて・・・
次も、気に入ってもらえるモノを
作ろうって思います(^-^)
ありがとうございます。
さて、今日は、まだまだ続いている絵空事の続きです。
こちら ↓
今月中に終わらなかったな・・・(-_-;)
では、『誰にでもあった昭和のフィクション外伝』
9話目を、どうぞ(^o^)/
++++++++++++++++++++++++++
翌朝のなわとびの朝練は、サヤマさんの提案どおり、
ボクが一番前で飛んでみた。
予想していたとおり・・・
昨日まで飛んでいた回数に
たどりつけない、悲惨な結果に終わった。
「ならび替えさくせん、しっぱいだわ・・・。」
サヤマさんは、ボソっと
そうつぶやいていた。
班のみんなの落胆の声がする。
ボクはこの場から
一秒でも早く逃げたい気分だった。
今さらだけど、
授業はマジメに受けるようになった。
この前のぬきうちテストの結果は
まだ出てないけれど、自信がない。
いつでもテストされてもいいように
せめてノートだけは、しっかり書くようにした。
教科書やノートの落書きも
たまに増えてしまうけれど。
あとは・・・なわとびだけだ。
みんなとの練習で、分かったことは、
そんなに高く飛ぼうとしなくていいってこと。
もともと体力がないから、高く飛んでいると
息があがって、飛べなくなるから、
このコツはボクにとって、ありがたい。
たしか、カトウ君が言ってくれた
アドバイスだった。
ボクは、目の前の席のカトウ君に・・・
カトウ君の背中に向かって
そっと頭を下げていた。
放課後、ボクは下校途中にある
駄菓子屋さんへ寄るつもりでいた。
少ないお小遣いの中で、ボクは
ある物を買おうと思っていた。
・・・『なわとび』だ。
それを買って、家でこっそり
練習してみようと思ったからだ。
ちょっと緊張しているのが自分でも分かる。
下校途中で駄菓子屋に寄るなんて、
ちょっと不良っぽい気分だからだ。
駄菓子屋へ着くと、そこには
見覚えのある男子がいた。
「お、ダイゴロウじゃん。」
ニカっと笑ってスキのある歯を見せている男子。
たしか、サヤマさんと仲がいいスギウラ君だ。
「ダイゴロウ? 変わった名前だな。」
そのウギウラ君といっしょにいる男子が、
ボクをジロジロ見てくる・・・。
同じクラスじゃないし、明らかに背が高いから
上級生かもしれない。
ちょっと怖い・・・。
「こ、こんにちは・・・。」
ボクは恐々と挨拶した。
「よう、ダイゴロウ。」
駄菓子屋の奥から、もう1人、
知った顔の男子が出てきた。
たしか・・・同じクラスの・・・
苗字か名前かは分からないけど、タカオ君だ。
「めずらしいな、おまえがココに来るなんて。
なにか買うのか?」
スギウラ君が珍しそうに聞いてくる。
「う、うん・・・。
じつは、なわとびを買おうと・・・。」
「な、なわとびー!?」
ボクが何を買うのか、正直に話したら、
そこにいた男子3人が笑い出した。
「あははは、わざわざなわとび買わなくても
学校にあるじゃねぇか!」
「なわとびを買いにきたヤツ、はじめて見た!
ぎゃはははー!」
「おまえ、おもしろいなー!あははは!」
ボクは正直に話したことを後悔した。
それに・・・悔しい。
ボクが何を買おうと勝手じゃないか。
「なわとびなんて、学校でじゅうぶん飛んでるから
わざわざ買ってまで飛びたいとは思わないけどなぁ。
女子が学校でゴム飛びしてるじゃん?
なわとびで遊ぶなんて、アレと同じようなことだぞ?」
スギウラ君が、まだ笑いながら、そう言った。
「まぁ、でも・・・分からないでもないけどな。」
笑い終わったあとで、タカオ君は少しマジメな顔で言った。
「ん? なんで?」
上級生っぽい男子が、笑いすぎて涙目になっている
目をぬぐいながらタカオ君に聞いた。
「こんど、班たいこうの長なわとび大会があって・・・」
「あぁ、イシカワ先生のアレか!」
「ダイゴロウは飛べないもんな。」
上級生っぽい男子に、スギウラ君とタカオ君が
うちのクラスの事情を説明した。
ついでに、ボクが飛べないことまで・・・。
「あ~、かあちゃんがいる班だったよな?
朝練とか、やらされてんだろ? かわいそうだなぁ。」
スギウラ君がスキのある歯に、上級生からもらった
ココアシガレットを挟みながら、そう言った。
「オレたちも、ダイゴロウが来る前は、
かあちゃんとおなじ班だったから、わかるぜ。
ミツマサなんて、朝から家まで呼びに来られてたもんな。」
タカオ君がそう言った。
ミツマサ・・・あぁ、スギウラ君のことか。
そうか、それでスギウラ君とサヤマさんは
仲がいいのか。
「あ、そうだ! ダイゴロウ!
おまえ、給食にたまに出てくる
酢豚のあぶら身、食べれるか?」
スギウラ君が突然、思い出したかのように
そんなことを聞いてきた。
「う、うん、食べるの遅いけど、食べれるよ。」
「アレは、かあちゃんがキライな食べ物なんだよ。
アレをおまえが食べてやって、そのときに出てる
おまえが食べれない物をかあちゃんと交換してやれば
今より早く給食たべれるんじゃないか?」
いきなり言われてビックリしたけど・・・
そうか、サヤマさん、
酢豚のあぶら身がキライだったのか。
それにしても、スギウラ君て
ボクが食べるの遅いの気にかけてくれてたのかな?
「給食を早く食べれたら、昼休みにも
なわとびの練習できるかもな。」
タカオ君がそんなことを言った。
なるほど・・・
他の班は、そういうことをしているのかもしれない。
うちの班は・・・ボクが食べるの遅いから、
それが出来ていないのかも。
「あ、ありがとう。そうしてみるよ。」
「な、なんのお礼だよ、それ! 変なヤツ!」
ボクはお礼したけど、2人とも笑い飛ばしてた。
恥ずかしかったのかな。
「ダイゴロウだっけ? なわとび飛べないからって、
わざわざ買うのはもったいないぜ。
それよりも・・・そこのガム。
1箱に4個のガムが入ってるヤツ。アレをおまえが買って、
オレたちがなわとびのとっくんしてやる代わりに、
ガム1個くれるってのはどうだ?」
上級生っぽい男子が、そんなことを言ってきた。
少しホンワカな空気が一転して・・・
なにか怖い取り引きをしている気がした。
スギウラ君たちが助けてくれるかと思ったけど。
「おー、名案じゃん! そっちのほうが
よっぽどいいお金のつかい方だよ。
そうしろよ、ダイゴロウ!」
スギウラ君の顔には『善意』ではなく
『ガムが欲しい』って書いてある気がした。
「わざわざ他の班のヤツをとっくんしてやるなんて、
あんな小さいガム1個じゃ、足りねぇけど・・・
とくべつだぞ。」
タカオ君は、シブシブっていう感じで言ったけど、
やはり顔には『ガムが欲しい』と書かれている気がした。
ボクにとっては、3人とも、獲物を狙う肉食獣に見えた。
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つづく。
今日の感謝の言葉は
「気づかせてくれてありがとう。」です。
キミが優しすぎて、つい甘えてしまって
それが当たり前になっていた、あの頃。
どんなときもそばにいてくれたこと、
いつも優しくしてくれたこと、
当たり前じゃないってコトに・・・
いなくなってから気づきました。
もうキミの心には届かないし、今さら遅いけど、
感謝の言葉を伝えます。
ありがとう。
↑
「ガム、プリーズ!」と「ことりーず」。
キミたちは飲み込みそうだからダメです( ̄Д ̄;