どーも。

記事を時間指定更新しときます(´▽`;)

今頃、俺は温泉で一般客に

白い目で見られながら修行してると思われます(爆)


どうでもいい話ですが、ここ一週間くらい腹痛です(汗)

今までしなかった腹巻きもしてるのに、

おかしいなぁと思って、

ふと、腹巻きの製造会社を見たら・・・

腹巻きを作っているわりには優しくない会社名でした・・・



オチつき大五郎え日記



『スパルタ商事』って!!!Σ(゚д゚;)


いや、会社名は無関係ですね(汗)




では、『誰にでもあった昭和のフィクション外伝』

4話目を、どうぞ(^o^)/






++++++++++++++++++++++++++






ボクの『逃げ出したい』という願いが
現実となってしまった。


「1ヵ月後に、また転校・・・ですか?」


学校から居心地の悪い親戚の家へ帰宅して、
与えられた部屋に閉じこもっていたら、
父さんが帰ってくるなり、ボクに告げた。


「すまんな。
こっちへは各支店の応援として来ただけだから。」


素っ気なく、父さんはそう言い放って、
ボクの部屋を出て行った。


「学校はどうだった?」


という言葉がなかった。
すぐに奥の部屋から、父さんと母さんの
話し合いが聞こえてくる。

ボソボソとしか聞こえてこないけど、
母さんが「こんなことなら・・・」と文句を言っているようだ。
ボクもそう思う。
こんなことなら、父さんだけが

飛び回っていればいいじゃないか。
どうして、ボクと母さんを巻き込むんだろうって。

こうして、数ヶ月後だと予想していた
ボクの転校は、予想を上回って1ヵ月後に決まった。
今日、転校の挨拶が終わったばかりなのに。
詳しい日程は、まだ分かってないらしいけど、
どうやら、あの『長なわとび大会』は避けられそうに
ないみたいだった。あ~ぁ。
どうせなら、大会の前に転校したいと思った。


「サイアクのドンゾコだ・・・。」


ボクは、そんな気持ちのまま眠りに就いた。




翌朝、ボクは学校へ向かったが、
まだ転校2日目だというのに、もうヤル気がない。
いつもヤル気があるわけじゃないけれど、
みんなの名前を覚えることも、仲良くなることも、
勉強も、成績も・・・すべて無駄な気がした。


「おはよう、ダイゴロウ!」


「おはよー、シミズ君!」


みんな元気に挨拶してくるのに、
ボクはとても小さな声で挨拶を返す。
みんな、そんなボクの様子に気づくことなく
席に着いていく。


「シミズ君、ちょっと・・・。」


まだ予鈴が鳴る前に、イシカワ先生がボクを手招きした。


「おはよう、シミズ君。」


「お、おはよぅございます・・・。」


「今朝、あなたのお母さんから学校へ
電話があったんだけど・・・1ヶ月後に転校ですって?」


そうか、母さんが電話を。


「はい、そうみたいです。」


「・・・このこと、もう誰かに話した?」


「いえ、まだ、だれにも・・・。」


「じゃあ、しばらく黙っててくれるかな?
ちゃんと話せる時期になったら、
ワタシからみんなに話すから。いい?」


そんなことに何の意味があるんだろう?


「え・・・はい、わかりました・・・。」



オチつき大五郎え日記


ボクには先生の考えていることが分からなかったけど、
別に興味も無くて、黙って従うことにした。

席に戻ると、もうほとんどの子が登校してきてた。


「あれ、朝早いんだね、シミズ君! おはよう!」


隣りの席のサヤマさんが、そう言ってきた。
ボクは、ただ親戚の家に
長く居たくないだけで、いつも
早い時間に学校へ来てるだけなんだけど。


「おはよぅ・・・。」


ボクが元気なく返事したら、サヤマさんは
ボクの異変に気づいたみたいだった。


「どうしたの、シミズ君?
なんか、昨日より元気なさそうだけど?」


「いや、その・・・。」


そういえば、転校のことは話しちゃいけないんだった。
そうなると、元気をなくしていたら、
みんなに心配されて理由を聞き出されてしまう。


「えっと、なんだか、まだねむくて・・・。」


気づけば、ボクはそんな嘘をついていた。


「オレもねむいぜぇ。」


目の前の席の男子が、そう言った。
えっと・・・あぁ、まだ名前を覚えていない。
もしくは・・・申し訳ないけど、
ボクは覚える気がないのかもしれない。


授業が始まった。
昨日も感じたけど、このクラスの授業は、
早くもなく遅くもなく。
ついていくには、ちょうどいい早さだ。
でも、今日のボクは、
まったくヤル気が出なかった。
新しく取り揃えた教科書のニオイが鼻に付く。
ボクは教科書をペラペラめくったり、
ノートの端に、ラクガキをしたり。



オチつき大五郎え日記


昨日はサヤマさんの教科書を見せてもらうために、
サヤマさんと机を並べていたけれど、
今は離れている。
ふと、隣りのサヤマさんの方を見たら、
目が合ってしまった。
慌てて、目を黒板に向けたけど、
その時のサヤマさんの目・・・なんとなく
怖かった気がする。
その理由は、授業後に判明した。


「シミズ君、今日の授業内容、分かってたの?」


「え?」


「別に覗いてたわけじゃないけど、たまたま
見えちゃったから。ノート、真っ白だったじゃない。
授業内容が前の学校と同じだったかもしれないけど、
このクラスでは、ノートを1ヶ月ごとに
先生が回収して、成績に繋がるから・・・
たとえ内容が分かっていても、ノートはしっかり
書かなきゃダメよ?」


あ、そうなんだ。
でも、1ヵ月後には、ボクは・・・。


「ごめん。気をつけるよ。」


とりあえず謝っておいた。
ボクたちの会話を聞いていた他の男子が
割り込んできた。


「おい、ダイゴロウ! しっかりしてくれよ!
今、ビミョーな順位なんだからよ!」


そう言ってきた丸坊主の男子は、昨日、ボクに
体育が好きかどうか聞いてきた子だった。
そうか、同じ班の子だったのか。


「・・・ごめんなさい。」


ボクはその子にも謝った。


「ちょっと、カズ!

シミズ君は昨日来たばかりで
クラスのこと知らないんだから、

そんな言い方するな!」


サヤマさんがすかさず怒った。
本当に、この子は気が利くなぁ。
男子は、カズっていうのか。
同じ班なら、名前を覚えておかなきゃ・・・。
でもフルネームじゃないから覚えてもダメかな。
いや・・・覚えること自体、意味ないのかも。



++++++++++++++++++++++++++


つづく。





人気ブログランキングへ
"応援クリック!"

 ↑

「あ、トト◎だ!」と「ことりーず」。


ドラゴン◎ールや筋肉マン、ジブリまで

いろいろ落書きしてたなぁ(-_-;)