夏月
とふ魚の光涼しき砂川の
そこまでみゆる月の影かな
―山縣有朋
梅雨雲の日曜日に
由美ママは、
家族で
都心のお気に入りの
“パワースポット”
2万坪の庭園に佇む『椿山荘』http://www.chinzanso.com/ 内の
豪奢な料亭【錦水】http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/
へと出かけました
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*草の葉を落るより飛蛍哉！椿山荘庭園【料亭錦水】蛍会席＆蛍の乱舞が眺められる蛍の夕べ～7月10日迄
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10910720450.html
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この
『椿山荘』庭園内では、
川のせせらぎを聴きながら
暗闇の中を無数に飛び交う
“源氏蛍”や“平家蛍”の
儚い輝きを眺められますが、
その風雅を愉しむ前に
先ず
庭園内の散歩を
楽しみました
下記「椿山荘の碑」は、
明治10年(1877)西南の役に凱旋した
山縣有朋公爵が、
翌11年
“つばきやま”と呼ばれていたこの地を入手し、
『椿山荘』と命名した際の感懐を刻んだ記念碑です
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小野篁（おののたかむら）ゆかりの「三重塔」は、広島の安芸竹林寺より移築された登録有形文化財
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料亭【錦水】を臨む紫陽花
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庭園内には、
伊藤若冲（じゃくちゅう）の「羅漢像」が、
今も十九体存在します・・・
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*われもまた落ち葉の上に寝ころびて羅漢の群に入りぬべきかな・・『椿山荘』庭園に横たわる若冲の羅漢像
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10579306113.html
（2010年7月3日号他）
さて、
今回の料亭【錦水】は・・・
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玄関内 お庭
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置物のような鴨
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今回のお部屋は「初音」
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座りやすい椅子のテーブル座敷
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掛軸は掲歌、「夏月 とふ魚の光涼しき・・・」の山縣有朋公の書
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床花
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初音の間 お庭
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そして“献立”は・・・
先付「京野菜素麺」人参 長芋 白瓜
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由美ママ贔屓の“シャトーメルシャン” http://www.chateaumercian.com/
無濾過ワイン
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「吸物」水無月真丈 鱧 人参 青味 茸 柚子
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この“水無月”とは、
6月30日に半年の無病息災を祈願する
“夏越の祓い”で食べる和菓子のことですが、
その“京の習わし”については
以前の由美ママブログをご覧ください
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“水無月晦日”の京の習し・・・ “一日一組限定の料亭” 祇園 『別邸 乾坤』夏の膳
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10289845305.html （2009年6月30日号）
お椀の中身はそんな和菓子“水無月”を模した真丈
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「季節のお造り」は鯛の薄造りと鮪
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「温物」は椿山荘伝統の賀茂茄子“鴫焚き” 朧昆布 葱
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この“鴫焚き”とは、茄子に油を塗って焼き、中身をくり貫いた料理のことで、
古くは“鴫（しぎ）”の肉を使った料理でした
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「焼物」鮎塩焼き
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塩分控え目な由美ママは“甘鯛若狭焼き” 初神
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2本目のワインも“無濾過”
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「強物」蝦夷鮑 白芋茎 茗荷 海葡萄 加減酢凝り掛け
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お寿司
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季節の果物
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葛きり
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ゆるやかに 時のながるる 蛍の夜
そんな
ゆるやかに過ぎゆく
至福の時を愉しんだ後は、
『椿山荘』庭園内にて、
“蛍”の飛び交う様を眺められた
優雅な夕べでした
*漆黒の闇に小さな光を発し、
美しく舞うゲンジボタルを鑑賞できる
『椿山荘』“ほたるの夕べ”は、
7月10日まで愉しめます
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http://www.chinzanso.com/event/topics/topics110521.html
椿山荘【料亭 錦水】
東京都 文京区関口2-10-8椿山荘庭園内
【月～金】 12:00～16:00
17:00～22:00
【土・日】 11:30～22:00
無休
03-3943-1101
http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/