三水館 再訪 2012.8 ③夕食 | くまの温泉旅日記

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宿の情報は宿泊当時のものです。
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あくまで個人的な感想ですので参考程度にご覧下さい。
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三水館さんの夕食をご紹介します。

参考までに過去の宿泊時の夕食記事はこちら。
三水館 ④夕食
三水館 再訪 2011.1 ②食事と感想
三水館 再訪 2011.5 ②食事と感想
三水館 再訪 2012.2 ②食事と感想
三水館 再訪 2012.3 ⑥夕食
三水館 再訪 2012.7 ③夕食


途中私が無駄に熱く語っている部分がありますが、興味のない方はスルーでオッケーです。

夕食は食事処でいただきます。
個室が3室?とテーブル席が4卓です。
今までは食事処一番奥の2卓は座敷席だったのですが先月宿泊したときに館内にあったテーブルや椅子を配置替えして座敷席がテーブル席に変わっていました。
今月の宿泊では食事処に移動したテーブルが元の場所に戻ってました。
そして食事処の奥には、

真新しいピカピカのテーブルセットが配置されていました。
こちらももちろん木製。

井崎正治氏の作品なのかな?

前置きが長くなりましたが夕食レポにまいりましょう。
今回は2ヶ月続けての宿泊ということで一部通常メニューと違う品を用意して下さいました。
が、どれが変更メニューか忘れてしまったのでこのまま紹介します。
お品書きはありませんが今回は食後にすぐにメモに記録したのでほぼ正確な料理名だと思います。

生ビール

旦那の注文。

既にちょっと飲んだ後です。
三水館さんでビールを注文したのは今回が初めて。
それもそのはず、生ビールは夏季限定なのです。
通年は確か瓶ビール2種類があったと思います。


テーブルにある一輪挿し


取り皿など。

シンプルだけど温かみのある器ばかりです。

箸置き


前菜

何度宿泊してもわくわくする美味しい前菜の数々。
ガラスの器が夏らしく涼しげで素敵。


つる菜とモロヘイヤのお浸し
モロッコいんげん
かぼちゃのマリネ

旬のお野菜をシンプルな味つけで調理されていて野菜の美味しさがダイレクトに伝わります。

かぼちゃのマリネって初めて。
さっぱりしていて夏にぴったり。


茗荷のお寿司
もろこし団子
信濃雪鱒の大葉包み揚げ
大葉入りだし巻き卵
もろきゅう

甘酢漬の茗荷が酢飯に合うし、きゅうりは瑞々しい。
出汁巻き玉子は大葉がアクセントになって爽やか。
信濃雪鱒は身が上品な白身魚なので大葉との相性もいい。
そして前菜で一番印象に残っているのはもろこし団子です。
コーンポタージュを団子にしたようなもちもち食感で甘くて美味しい!


温かいコーンスープ

とうもろこしの甘みたっぷり。
こんなに甘いコーンスープは初めて。
砂糖が入っていそうなくらいとても甘いです。
(もちろん砂糖は入っていません)
すごく糖度が高いとうもろこしを使っているのだと思います。
一滴残らずすくって完食しました。
できることならお皿を舐めたいくらい美味しかったです。
コバルトブルーの素敵なお皿はロビーで展示・販売もしています。


枝豆とうふ

枝豆の香りがふわっと広がるもっちりしたおとうふ。
三水館さんのとうふシリーズはどれもうまうま。

わらび餅のようなもっちり食感が大好きな私には堪りません。


冬瓜・茄子・オクラの茗荷餡かけ

茄子は素揚げしてありとろっとろ。
絶妙な火の通りの冬瓜にオクラ。
茗荷たっぷりの餡が合う~。


サラダ

シャキシャキ野菜たっぷりのサラダ。
いつもドレッシングは同じ味だったような気がするのですが、今回いただいたサラダはいつもとドレッシングが違うように感じました。
もちろん今回のドレッシングも野菜によく絡んでいてグッドです。


鮎の塩焼き

長野県・千曲川の天然鮎です。
先月は小ぶりな鮎2尾でしたが今回は大ぶりで身もふっくらしていてこれぞ夏のごちそうですね。


トマトとズッキーニのグラタン

※ここから私の無駄に熱い語りコーナーです。
私が今回2ヶ月連続で三水館さんに宿泊した一番の理由はこれです。
以前から夏に宿泊された方のクチコミで夏のメイン料理はトマトとズッキーニのグラタンだと知ってました。
トマトもズッキーニも大好物なのでこのグラタンをぜひ食べてみたいと思ってました。
先月宿泊したときは筍のグラタンでそれはそれで美味しかったのですが、トマトとズッキーニのグラタンがどうしても気になりご主人にいつごろから提供予定なのか尋ねたところ、
「まだ○○さんのトマトが安定して確保できてないからもう少ししたら始める予定。トマトは○○さんの作るトマトじゃないと味が決まらないから○○さんのトマトが安定して確保できるようになってからです」
と教えていただきました。
他のトマトでもそれなりに美味しくできるけど、それなりの美味しさであって○○さんのトマトがあってこそのグラタンなのだそうです。
実は先月の朝食のスクランブルエッグにトッピングされていたトマトがグラタンに使用するトマトと一緒なのだそうです。
このトマトとても甘くて美味しかったです。

チェックアウトのときは、

私「来年トマトとズッキーニのグラタン必ず食べます」
なんて言って帰路についたのだけど、ご主人のトマトのこだわりと朝食でいただいたトマトが美味しかったことが思い起こされて食いしん坊の私には来年まで待てそうにありません(笑)

が、三水館さんは休前日は半年先まで予約が埋まっている人気宿。
平日休みは取れそうにないし、そもそも平日もほとんど満室です。
土曜日に直前でキャンセルが出るのを待つしかないと思い、小まめにHPの空室情報をチェックしました。
すると運よく8月の土曜日にキャンセルによる空室を発見してすぐさま予約の電話をしました。
電話に出たスタッフに苗字を言っただけで
「いつもお泊りになる○○さんですか?」
と聞き返されてちょっと恥ずかしかったです(笑)
チェックアウトした数日後に翌月の空室発見して予約する必死な客としてご主人と女将さんだけでなくスタッフにまで顔と名前を覚えられてしまっているみたいです(恥)

だいぶ脱線してしまいましたが、肝心のグラタンのご紹介を。
熱々でジュージュー音を立てた状態で運ばれてきます。
この音が食欲を更に掻き立てます。
写真は2人分でお皿に取り分けていただきます。

グラタンといってもホワイトソースは使用せず、チーズの下にトマトとズッキーニがぎっしり敷き詰められています。
トマトは真っ赤で完熟ジューシー。
味が濃くてあまーい。

ズッキーニは十分に加熱されてとろとろです。
ニンニクも効いています。

こんな素敵な状態のトマトとズッキーニにチーズがとろ~んと絡んで最高!
期待を裏切らない味でした。


椎茸と茄子とオクラの酢の物

刻んで粘りを増したオクラをよく混ぜていただきます。
いつも終盤で出される品はさっぱりとした口あたりでお口直しにぴったり。


みかんジュース

みかんが大好きでいつも必ず注文します。


枝豆と新生姜のご飯

お豆の香りに新生姜のさっぱり感が夏にぴったり。
夏バテしていてももりもり食べられそうなご飯です。

夕顔のお味噌汁

赤だしでした。
三水館さんで赤だしをいただくのは今回が初めて。
もちろんお出汁が効いてて美味。


香の物

私は苦手なのでいただきませんでしたが旦那が私の分も完食。


ほうじ茶


デザートはロビーに場所を移していただきます。
ココナッツミルクプリン 桃とメロンのソース

プリンは先月と同じですが何度食べても美味しいから気になりません。
今回は大好きな桃もトッピングされていて嬉しい。


お茶

白磁器の湯呑みがシンプルだけど素敵。


念願のグラタンは本当に絶品だし大好きな夏野菜たっぷりの料理の数々。
よく考えるとお肉が全くありませんでしたが不満は一切ありません。
今回も大満足の夕食でした。



次回は朝食をご紹介します。