犬、猫の異物による耳炎

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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、角化異常による耳炎の話をしました。
今回は、異物による耳炎の話をします。
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異物による耳炎は、植物の種や実が耳の中に入って刺激となって炎症をおこすことがあります。
犬では、夏にノギ状の植物が耳の中に入り炎症が起こることがあります。
ノギ状になっているため、耳の奥深くに侵入してしまうことがあり、なかなか取れないことがあります。
急に片耳を痛み出したりすることがあります。
異物が耳垢の中に混ざってしまうと時間がたってから症状が出てくることもあります。
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異物は、自分のものが異物になってしまうこともあります。
毛や分泌物、耳垢がかたまり耳垢石をつくって異物になる場合もあります。
耳垢石が刺激となって痛みの原因になることもあります。
頭を動かすと耳垢石が毛を引っ張ってしまい、違和感が起こることもあります。
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耳垢石は、麻酔をかけて鼓膜を傷つけないようにそっととるしか方法がありません。
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猫は、異物による耳炎をおこすことはほとんどありません。
なぜか、植物の異物が入ることもありません。




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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、ホルモン異常による耳炎の話をしました。
今回は、角化異常による耳炎の話をします。
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角化異常による耳炎は、ホルモン異常による耳炎とよく似ています。
同じように耳垢性耳炎をおこします。
原発性の角化異常は少なく、2次的な角化異常が多いです。
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炎症が起こると耳垢が過剰に出てきて2次性の耳垢性耳炎をおこします。
犬、猫の耳垢性耳炎では、酵母様真菌の感染が持続的に起こっていることが多いです。
角化異常には、酵母様真菌がつきものになります。
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犬の場合は、皮脂腺炎と原発性の脂漏症が原発性耳垢性耳炎に関連してみられることがあります。
皮脂腺炎の多くが、耳が乾燥した感じの耳垢がでてきます。
これは、全身性に進行することがあります。
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原発性特発性脂漏症がよくみられるコッカースパニエルなどの犬種には、原発性耳垢性耳炎もいっしょに起こることがほとんどです。
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耳垢が過剰に分泌されてしまう原因は、アレルギーやアトピーが多く、甲状腺機能亢進症も多いです。
これらの病気の時は、2次性耳垢性耳炎が起こることが多いです。
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猫の場合は、原発性耳垢性耳炎はかなり少ないです。
食物アレルギーやアトピー性皮膚炎から耳垢が過剰に分泌されて、2次性耳垢性耳炎になることがあります。
甲状腺機能亢進症でも2次性耳垢性耳炎が起こることがあります。
ただ、犬よりも少ないです。
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ホルモン異常による耳炎

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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、猫の耳炎の原因の話をしました。
今回は、ホルモン異常による耳炎の話をします。
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ホルモン異常による耳炎は犬は結構多いです。
甲状腺機能低下症は、耳炎の原因になることが多いです。
副腎皮質機能亢進症による耳炎はあまり多くありません。
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甲状腺機能低下症をおこしてくると耳垢腺の活動が活発になり、大量の脂質を分泌するようになります。
また、甲状腺機能低下症がおこると皮膚バリアが低下してしまい、細菌が感染しやすくなったり、酵母菌が感染しやすくなったりします。
耳垢が多くなり、感染症も起こしやすくなるので、マラセチアやブドウ球菌などが塊となって耳垢性耳炎を起こすことがあります。
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その他のホルモンの異常により、脂質の分泌が活発になり、脂漏症をおこしてきてしまうことがあります。
脂漏症になると膿皮症も起こしやすくなりますし、マラセチアも油が好きなので、感染しやすくなりますので、耳炎が起きやすくなります。
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猫の場合は、犬よりもホルモン異常による耳炎は、圧倒的に少ないです。
甲状腺機能亢進症により、耳垢性耳炎をおこし、マラセチアが感染しやすくなることがありますが、多くはありません。




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