犬猫の不安、恐怖症の治療

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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。

前回は、不安、恐怖行動の診断の話をしました。
今回は、不安、恐怖行動の治療の話をします。

不安、恐怖行動は、緊張すると悪化しますので、緊張せずリラックスを心がけます。
リードを短く持って、犬がリラックスして自分から落ち着いて伏せたらゆっくりなでて、優しく声をかけます。
更にご褒美をあげるようにします。
これができるようになったら、リラックスして伏せた状態がキープできるように練習していきます。
これを繰り返し行っていきます。

恐怖反応を起こす刺激に対しては、脱感作をおこないます。
花火の音などが恐怖行動になる場合は、花火の音などが収録されているCDなどを使いものすごく小さい音から徐々に慣らしていきます。
小さい音を聞かせてご褒美をあげて、リラックスができているようなら少し音を上げてご褒美をあげます。
これを少しずつ少しずつ繰り返していき徐々に音を大きくしていくことで慣れていくということになります。

脱感作と条件付けがうまくかみ合っていって、だんだん音に対して慣れてくるとよくなってきます。
決して無理はしないことが大事になります。
もしどこかで、うろうろし始めたり、落ち着かなくなってきたときは、すぐに中止して、その前の段階に戻してください。

不安、恐怖を克服するのは、人でも難しいように動物でも難しいので、ゆっくりと焦らずおこなって下さい。


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犬猫の恐怖症と分離不安症

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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。

前回は、不安、恐怖行動の診断について話をしました。
今回は、恐怖症と分離不安症の話をします。

恐怖症は、雷や花火、車、バイクなど特定の音の刺激や動物病院、ドライブなど特定の場所または状況に対する過剰な恐怖反応を起こすものを恐怖症といいます。
これは、飼主様が特定できることが多く、「うちの子花火の音が嫌いなの」とか「病院は嫌いなの」といわれます。

これらは、特定の刺激がなければ反応をしません。
花火が怖い子は花火がならなければ恐怖行動になりませんし、病院が嫌な子は病院に行かなければ恐怖行動が起こることはありません。

ただ、同じような刺激には反応を示してしまうことがあります。
花火が怖い子はテレビで花火の音がしても恐怖行動を起こしてしまいます。

分離不安は、留守番や夜など飼主様と離れる分離の状況を動物が予測した時から反応が始まります。
分離する前から予測して不安になることによって反応が始まりますので、分離する前から反応が起こります。
軽度の不安反応は正常範囲になりますが、激しい反応を起こしてしまうと問題になります。

猫では少なく、犬の方が多い傾向があります。
家族や特定の人、同居動物から取り残されるという不安反応になります。
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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。

前回は、攻撃行動は治るのか?という話をしました。
今回は、不安、恐怖行動の診断の話をします。

恐怖は、動物にとって正常な反応で、恐怖になる対象が決まっていることが多いです。
ただ、これが過剰だったり、生活の質が奪われてしまう状態であると問題になります。
その場合は、恐怖になる対象が決まっている時もあれば、決まっていない時もあります。

恐怖の反応は、逃走、パニック、攻撃、動かなくなるなどがあります。
犬では、生後8週齢ごろ、猫では生後6週齢ごろに1時的に恐怖刺激が高まります。
この時期に経験した強い恐怖は、生涯にわたって恐怖反応を示すことになります。

不安は、嫌な出来事があった時にそれがまた繰り返されるのではないかという予測に基づいた感覚で、恐怖感覚もその一つになります。

恐怖行動をおこす動物は、分離不安症になりやすいですし、分離不安症を持っている動物は、恐怖行動を起こしやすくなります。

恐怖や不安は制御が難しく、反応をそのままにしておくとどんどん大きくなっていきます。
飼主様がなだめることで、それが強化につながり恐怖や不安を悪化されることが多いです。

恐怖や不安行動は、逃走、パニック、パウンティング、よだれ、穴掘り、吠え、鳴き、震え、自傷、破壊、排泄、嘔吐、下痢、動かなくなるなどの症状がみられるときは要注意です。


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