おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。

前回は、老猫で体重減少がみられるときに考えることの話をしました。
今回も、その続きの話をします。

体重が減少してきてしまう原因として、代謝が更新状態になっている場合があります。
甲状腺機能亢進症、腫瘍、心筋症、発熱、炎症性疾患などがあります。
これらの病気は、エネルギーを使ってしまうので、どんどん代謝が亢進してしまい、自分が摂取しているエネルギーよりも代謝されてしまうエネルギーの方が多くなり、体重が減ってしまいます。

せっかく吸収した栄養を代謝できない場合も体重が減少します。
糖尿病になりますと吸収した栄養素を代謝できなくなり、体重が減ってしまいます。

このように体重が減ってくるということでも様々な原因によって、体重が減ってきます。
それぞれ、どのようなことで体重が減ってくるかによって、その後の治療や対応にも変わってくるので、体重減少がどのようなことで起こっているのかを見極めていくことも大切になります。

また、病気が1つとも限らなので、何種類かが重なっていることもありますし、複合的に絡んでいることもありますので、対応も1つだけではなく、複合的に対応しなくてはいけないこともあります。

複雑に絡み合うとなかなか改善が難しい場合もあります。
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おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。

前回は、食欲が落ちている老猫の話の続きをしました。
今回は、老猫で体重減少みられるときに考えることの話をします。

食欲が落ちてくれば、体重が減るので、食欲が落ちる原因を考えていくわけですが、体重が減る原因もいくつかに分けて考えることができます。

体重減少を起こす原因としては、カロリー不足、吸収不足、消化不良、栄養の喪失、代謝亢進の状態、吸収した栄養を代謝できない問題、筋肉量の低下や蛋白質吸収障害などが考えられます。

猫が老化していくことで、筋肉が落ちてきたり、タンパク質の吸収がうまくいかなかったりします。
病気ではなく、ある程度老化によるものもあるので、体重減少がみられます。
例えば、20歳の老猫で肥満な猫はいないです。

先日、話をした食欲がなくなるとカロリーが不足していきますので、体重が減ってしまいます。

腸管疾患や炎症性腸疾患、消化器型リンパ腫、甲状腺機能亢進症などの病気になると腸管からの栄養の吸収がうまくいかなくなり、吸収不良が起きて体重減少が起こります。

膵外分泌不全や甲状腺機能亢進症、消化管内寄生虫などによっては消化不良が起こり、消化がうまくできなくてそのまま栄養が便に出てしまうことで、体重減少が起こります。

糖尿病や蛋白漏出性腸症、蛋白喪失性腎症などの病気になると蛋白などの栄養が漏れていき栄養素が出ていってしまうことによって、体重減少が起こります。

長くなりますので、続きは明日にします。


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食欲が落ちている老猫2

テーマ:

おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。

前回は、食欲が落ちている老猫の話をしました。
今回も、食欲が落ちている老猫の話の続きをいたします。

食欲が落ちている老猫は、内臓の問題でも食欲は落ちます。
食道、胃、小腸、大腸、膵臓、脾臓、肝臓、腎臓、肺、心臓などの内臓に関連した病気でも食欲は落ちてしまいます。

食道炎、胃炎、食道腫瘍、胃の腫瘍、十二指腸炎、小腸の腫瘍、大腸炎、大腸の腫瘍、便秘、炎症性腸疾患、蛋白漏出性腸炎、アレルギー性腸炎、膵炎、膵臓の腫瘍、膵外分泌不全、寄生虫の感染、脾臓の腫瘍、肝臓障害、肝炎、胆管炎、肝リピドーシス、肝臓腫瘍、慢性腎不全、腎臓腫瘍、水腎症、腎結石、蛋白漏出性腎症、尿管結石、膀胱結石、尿道結石、膀胱腫瘍、気管支炎、喘息、肺の腫瘍、心筋症、心臓弁膜症などなど様々な病気で食欲は落ちてしまいます。

その他、脳障害や脳腫瘍などの神経疾患や甲状腺機能亢進症や副腎皮質機能亢進症、糖尿病などの内分泌疾患、メンタルなどの心理的なものもあります。

これらは、症状や経過などの話をお伺いして、血液検査やレントゲン検査、超音波検査、尿検査、糞便検査などの検査をおこない、診断していきます。

食欲が落ちるということは、様々な原因によって食欲は落ちていきますので、ありとあらゆることを考えていきます。

病気は1つでないことも多々ありますので、複合的になっている場合もありますので、食欲が落ちている老猫は、診断するのがなかなか難しいこともあります。



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