突然、手術が必要かも・・・と言われました。


4年前の秋のことです。


その数年前から、生理が始まるとどうにもならないほどの


激痛がおなかに走ることがありました。鈍痛ではなくキューと差し込むような疝痛です。



その痛みはまさに



キタ━━━(゚∀゚;)━━━!!!



という感じで突然痛みのピークがやってきて、痛くて痛くて何をしていたとしても



とにかくバタっと倒れて痛みがひくのをひたすら待つことしかできません。



ですが、しばらく時間をおくと不思議なことにすーっと痛みは消え



「あれは、いったい何だったの?」という具合の理解しがたい痛みでした。



フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)によれば


子宮内膜症(しきゅうないまくしょう、 : Endometriosis)は、子宮内膜 やそれに類似した組織が子宮 内腔や子宮体部以外の骨盤内で増殖する疾患。」で




これが私の子宮内膜症の痛みの症状でした。


排便通の一種だったようです。


と申しますのも私の場合、腸の活動だけ(便意やガスを催すだけ)で激痛が走り


排便なんてとんでもない!と言う状態でしたので。


便意が去ると同時に痛みも引いていたようです。


最初、半年に1回、それが生理4,5回に1回くらいで発生するようになり、


だんだんと頻発するようになりました。


とうとう最後に激痛が走った時には、あまりの痛みに吐き気を催し、


(これはさすがにヤバイ。救急車を呼ぶ?)と思っているうちに


気を失ってしまったのでした。


その翌日、取り急ぎ出向いたクリニックで言われたのが


冒頭の「手術が必要かも・・・」でした。


子宮内膜症の痛みは、私のように急性的なものもあれば、慢性的なものもあるようです。


また、痛いのも腹痛、腰痛、排便通、性交痛などがあり、


私のように排便痛ではないけど、催し痛?(勝手に私が命名)ということもあります。


実は気を失う1年ほど前、婦人科を受診しましたが


子宮内膜症を発見してもらえませんでした。


ひとつには、私に原因があります。


生理中ではないときに受診をしたことです。


痛いのは生理中なわけですから、その痛みがあるときに行かねば症状がわかりません。


当時、私は生理中に婦人科を受診してよいものか・・・と


遠慮してしまい、結果病気の発見を遅らせてしまいました。


不妊治療をしている今だからこそ、婦人科受診も特別気をつかわなくなりましたが


当時は婦人科受診自体がとても敷居が高かったのです。


そしてもうひとつの原因は、残念ながら医師の技量の問題だったかと思います。


少しでも子宮内膜症を疑ってもらえれば


おそらく生理中の受診を勧めていただいたうえで、


超音波検査だけでなく、直腸診をしていただけたはずです。


(超音波でわからず直腸診でわかる内膜症もあります。)


そのときは超音波検査だけで月経困難症と診断され、気休めに漢方を処方され


そういう類で治る痛みではないんだけどな・・・と診断を不振に思う一方で


重大な病気ではないのだなと安心したい自分がいて


そのまま放置してしまったのでした。


医師の技量と言っても単なる手技の技量だけでなく


コミュニケーション能力の技量も重要かなと思います。


コミュニケーション能力が高ければ


うまく病気が見つかるよう患者を誘導していただける気がするからです。


そういうお前の日本語の能力はどうなのか・・・という問題もありますが。


患者としてもコミュニケーション能力を高めるのも


病気を早期発見・克服するためには大切かもしれません。






本日のまとめ



・我慢できないほどの生理痛がある


・年々生理痛が重くなっている


・性交痛、排便通(催し痛)がある



少しでもあれ?と思ったら生理中でも迷わず婦人科を受診しよう!




子宮内膜症は超音波検査だけではわからないものもあります。


直腸診もしっかりしていただける医師にかかりましょう。

(→ただし痛みがない場合はそれでも発見ができない可能性もあります。)





追記(平成22年3月25日)


痛み、一人で悩んでいませんか?子宮内膜症
持田製薬株式会社

こちらのサイトがよく書かれていて

参考になると思います。

心当たりのある方はぜひチェックしてください。


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