【転記】男女雇用機会均等法のペテン | 矯正知力〇.六

矯正知力〇.六

メモ的ブログ

以下、mixiの猫王さんの日記より転記。

-----------------------------------------------------

『男女雇用機会均等法のペテン』

どうして? “女性の年収、男性の7割以下”

>長い目で見れば得でした。そのため、男女の賃金格差に目くじらを立てることもなかったのです。

ここが同意できない
本末転倒している

得だから専業主婦になったんじゃなくて
差別によって女性の社会進出が阻まれていた
働いたって、昇進できないし給料も安かったわけだ

だから男に経済的に依存しなきゃいけなかったわけだ

社会の構造も、「24時間たたかえますか」というドリンク剤のCM、
男が死ぬほど(比喩じゃなくて、過労死するほど)働かせる
安い労働単価で、利益を上げる構造だった

そのためには、男は仕事以外の日常に煩わされては
無茶働きできないわけで
その分を、女を家庭に押し込めて担ってもらわないといけない

男が女を養うのは義務とか
男のほうがうんぬんというのは
こういう構造のいい訳でしかないのだ


ところが、今の経済の構造は右肩上がりに成長しないといけない
常に大量に生産し、常に大量に売りつけて
生産も販売も利益も右肩上がりじゃないといけない
人口も、労働力人口も、右肩上がりじゃないといけない

しかし、販売も限界にきて
経済は成長できなくなった
そこで、人件費を抑えることで利益を上げようとした

※分かりやすいのは、正規雇用を非正規に切り替えることで
大儲けしたトヨタの例を、最後に紹介する


人件費を減らす一つの方策として
労働力人口を増やそうとした

(そもそも労働力人口も増えないというのもあるけど)

働き手が増えれば、いくらでも変わりがいるということになるので
長時間労働と低賃金で、文句をいえば首にできる
でも、すぐに働き手はみつかる

こういう構図のために、タテマエだけの男女平等社会として
均等法が生まれたのだ

その結果、常に高い失業率が常態となり

有効求人倍率の推移


賃金も一向に上がらない

働く者の三人に一人が非正規雇用
働く者の四人に一人が、年収150万円未満
働く者の半数が、年収300万円未満

となるわけだ


社会はね、継続しなきゃいけないからね
女が子供を生まなければ、社会は継続できないよね
ゆえに、女が働くときには
母性保護規定というのがあったが
均等法とセットで
女性の残業、休日労働、深夜労働に対する規制が全廃された


男がギリギリ継続して働けるように
女の家庭での協力が必要だった

でも、人口が減ってきて、労働力人口も減った
その上、経済の行き詰まりから成長が止まり
人件費を削ることでしか利益を上げられなくなってきた

だから女性を、差別撤廃の理由じゃなくて
経済の要請から、社会進出させるようにしたってだけで
均等法は、差別解消のためじゃない

男女とも、低賃金で長時間働かせるためが
本当の目的

【転記】派遣問題~外国人労働者を受け入れる理由~相対的過剰人口


-----------------------------------------------------

「年金3号」があるから、女性の社会進出が阻まれているって
本気でいってるなら、相当に頭悪いんじゃない?

ダボス会議を主催する世界経済フォーラム(WEF)による男女格差リポートでは
男女平等、日本は過去最低105位 WEF報告
日本は136カ国中、105位だよ

日本の男女賃金格差を見てもそれはハッキリしている

さらに!
働く者の三人に一人が非正規雇用(これは一緒)
働く者の四人に一人が、年収150万円未満
働く者の半数が、年収300万円未満


こういう状況があるから
女がまともに働こうにも、みんなに椅子が用意されてないから
「年金3号」を利用しているだけであって
「年金3号」があるから、女が社会進出しないんじゃないYO!

因果が逆だYO!

こんなこと、本気で言ってたら真剣に頭悪いYO!


参照
【転記】自殺や貧困は政財界による人災


-----------------------------------------------------

『企業にとっては、女性応募者に子供を作るかどうかを訊くのはセクハラのつもりは毛頭ないんだよ』

もちろんセクハラだよ
でも、全くその意識はないんだよ

だって、男並みに働いてくれる労働力を期待しているんだから
子供つくって出産休暇を取るような労働力は要らないだから

そのために!
男女雇用均等法というものが
母性保護規定の撤廃を真の目的に、セットで出来たんだから!

均等法に賛成した社会学者とかフェミニスト
ほんっと馬鹿だよな

図にあるように、日本の男女平等は
長時間勤務に関しては進んでいるんだよねwww



母性保護規定は均等法とセットで改悪されたし
雇用に関する統計も、日記本文で示した通り

雇用機会均等法を批判している学者は
概ね同じような見解で
均等法が作られる当時から、これらの事を指摘して
反対していた、本当の意味で差別に反対している学者も
少なくなかった


-----------------------------------------------------

専業主婦だって
本当はその家事労働の賃金部分も
夫の賃金に含まれていたわけで!

男が家事労働や子育てに関わっていると
十分に、働かせることが出来ないので
それを、女に負担させる
でも、その女の労働力を再生産する部分の賃金は
男の賃金に含んでたってだけなんですよね

社会の要望によって、専業主婦が作られてきたわけで

ところが、今の経済は、なんでも右肩上がりじゃないと
やっていけないのであって
一人の男を、むちゃ働きさせるよりも
(人権も発展してきたし、それもしづらくなるし)
男女を、労働条件を緩和しても
二人働かせるほうが、労働力の総和は大きくなるわけで

(外国人参政権もこれと同じ論理で、右肩上がりで労働力人口を増やすためです)

だから、社会の要請によって
女性の社会進出が図られたんえすよね

ところが、日本の場合は欧米とは違って
男女の平等を実現するかたちでの
女性の社会進出をしたのではなくて
母性保護など無視して、家事労働の部分はうやむやなまま
それを分担していた時代の男の労働の仕方そのままに
女性を投入するようなやり方をしたんですよね
それが、悪名高き男女雇用機会均等法です

「女なんだから!」
とかなんとか言って
社会進出するのはいいけど
女の役割(家事や子育て)はちゃんとやってね
なんて、とち狂ったことを、日本社会や主に男は言うわけですよ

だけど、今の社会では
女性も社会進出をしないとやっていけない
そこでの働き方は、母性保護や女という性の特性を無視して
男と同等に働かされる

そういう状況では、女性に家事や子育てを押し付けることは無理です
だからますます、男女は平等にならざるを得ないわけで

人権の発展というのは
もちろん、社会運動によってリードされますけど
このような、経済による、客観的な条件
(財界がそれを要請せざるを得ない状況)によって
作られ、発展していくわけですニャー


差別主義者をはじめ
よからぬ思想(妄想)を持つ者が
どんなに喚こうが
どんどん社会は、平等になっていく方向にあります

外国人参政権も、男女平等も
近いか遠いかは明確じゃないけど
必ず実現します

差別も、長い目で見れば
短期間の一時的な揺れはあっても
必ず、なくなる方向に進みます


>自分も2010年2月12日の日記に書いたんですけど、資本主義社会でジェンダーによる男女の不平等が起こるのは必然なのではないでしょうか?

同じ資本主義でも、どの発展段階かにもよりますね
これからの日本はむしろ、機械的な平等(悪平等)への道に進みますね
なんでかっていうと、安い賃金で使える労働者が必要なので
労働力人口の確保のためですね

男女雇用機会均等法が分かりやすいです
セットになって、母性保護規定を撤廃しましたから


-----------------------------------------------------

【転記】日本は差別大国
【転記】富の再分配~社会福祉・賃金理論~人権と経済学