[読書][雑記] 面白かったラノベ作品十選・2014年下半期編 | FFXI FreaQ-Ency

[読書][雑記] 面白かったラノベ作品十選・2014年下半期編

またしても、年越しまでにまとめきれなかったー…。が、誤魔化す方向で。
てか、時間の使い方がヘタなんだよな、きっと…。まあ、色々あるよね、色々…。

私が2014年下半期に読んだラノベ作品(新作)の中から
「読んで面白かった作品(シリーズ)」を挙げております。

条件はこれまでの十選(十五選)エントリで取り上げていない作品で、
期間中(2014年07月01日~2014年12月31日の間)に刊行された新作、
あるいはシリーズの続刊が刊行されている作品、です。


・マギクラフト・マイスター (秋 ぎつね) 現3巻(MFブックス)
 「魔法工学師(マギクラフト・マイスター)」なる破格の知識と才能を持つ魔導士
 の継承者として異世界に召喚された主人公・二堂仁が巻き起こす、異世界転生魔導
 工作物語。ジンが転生した異世界には存在しない玩具・道具・魔導具が次々と創出
 される様子とか、連作短編的な構成でテンポ良く読めるのが、いいんだよね。

・クズが聖剣拾った結果 (くさかべ かさく) 現2巻(電撃文庫)
 「勇者」になりたい少女・来栖麻央と、そんな彼女のとある奇行を目撃した少年・
 苅羽未知の二人が、偶然「聖剣」を拾ってしまった事から始まる日常系(?)聖剣
 ファンタジー学園ラブコメ。マンガやラノベの様な「非日常」に憧れるコが、実際
 に非日常的事象に遭遇したら、どれだけはっちゃけるのか?を描いてて面白い作品。

・この恋と、その未来 (森橋 ビンゴ) 現2巻(ファミ通文庫)
 全寮制の学園を舞台に、「心は男」だという少女・織田未来と同室になった少年
 松永四郎、二人の奇妙な共同生活を描く学園青春ストーリー。淡々とした筆致で
 描かれる学園生活という日常の中で、交流が進んでいく二人の関係性がもうね、
 どうなっていくのか気になって仕方ないんですわコレ…。

・青春ブタ野郎は〇〇の夢を見ない (鴨志田 一) 現2巻(電撃文庫)
 「思春期症候群」が引き起こす奇妙な事象にやたらと遭遇する少年・梓川咲太が
 事態を収束させるべく右往左往する姿を描く、「日常系青春ラブコメSF」作品。
 思春期特有の屈託的なモノをSF的事象と結び付けて描かれてるのが、印象的
 なんだよね。ヒロインの麻衣さんも可愛くてよいよい。

・世界の終わりの世界録 (細音 啓) 現2巻(MF文庫J)
 歴史に名を刻む伝説の「英勇」にそっくりだが、本人の実力不足で周りから軽視
 されていた少年が、秘めた才能を開花させ成長していく姿を描くファンタジー作品。
 「名前負けならぬ容姿負けの乏しい実力と思われていたが、実は隠された才能
 があった」という主人公像が、正に直球で描かれていて良いんだよね。

・モブ恋 (志村 一矢) 現2巻(電撃文庫)
 同級生の「モブキャラ的少女」森崎由布子の「ヒロイン」化を目標に、主人公
 南代春馬(ギャルゲ主人公の友人ポジ)が世話を焼く、メタ系学園ラブコメ作品。
 「モブキャラ」と「主人公の友人」がメインを張るややこしくメタなカンジで、
 直球ではないがらも真っ当にラブコメをやってるのが面白い作品。

・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (羊 太郎) 現2巻(富士見ファンタジア文庫)
 育て親にムリヤリ魔術学院の非常勤講師にされたニートな魔術師グレンのぐうたら
 講師生活(?)を描く学園魔術バトルファンタジー作品。駄目男系主人公をダメ
 ながらもちゃんと動かして、〆るべき所はキッチリ〆る話の展開が面白くてな。
 グレンの過去とか先に向けてのアレコレとかも色々と気になる所で…。

・王女コクランと願いの悪魔 (入江 君人) 全1巻(富士見L文庫)
 「どんな願いもひとつだけ叶える」ランプの悪魔に対し、「願い事などない」と
 一蹴した王女コクランを取巻く事情と後宮での生活を描く宮廷ファンタジー作品。
 悪魔とコクランが繰り広げる会話とか、話の作り・運びとその語り口がとてもとても
 いいんだよね。少しずつ明かされていく「事情」と待ち受ける結末はもう…。

・親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。
 (野村 美月) 全1巻(ダッシュエックス文庫)
 高校生の男子二人と女子一人の関係性を描いた三角関係恋愛ストーリー。
 「これをラノベレーベルで出すのか…!」ってカンジのコテコテでベタベタの直球な
 恋愛モノなんだけど、主人公・弘凪の心情描写とか、その展開の持っていき方とか
 秘められた想いとか隠された思い、親友二人の関係と過去、罪とは?罰とは?
 という部分が260頁弱という尺に収められてるのがビックリな程、濃密なんですわ。

・ひとりで生きるもん! ~粋がるぼっちと高嶺の花~ (暁 雪) 現1巻(MF文庫J)
 ぼっち少年と学校一の美少女、共通点のなさそうな二人がとあるきっかけから仲良く
 なり、共通の目的に向かって打ち込む姿を描く学園ラブコメ作品。「こんな娘いない
 わー」というヒロインと「こんな展開ありえないわー」という展開が存分に楽しめる、
 これぞ「ザ・ラブコメ」と言える、正統派のラブコメっぷりが良いのよ良いのよ!


並びは巻数(2014年12月末時点)順のち五十音順。


ここ一年の新レーベル創刊ラッシュで「ラノベと一般小説の境界は…(略」
なんてな事を考えるヒマもないカンジじゃないかしら…。
てーか、どう頑張っても読める最大分量ってやっぱり限られてくるので…。

2014年12月末までに読んだラノベ冊数は247冊。→ 247冊/184日
年間合計(上半期:246冊、下半期:247冊)493冊。→ 493冊/365日

「なんとなーく出来たらいいな」ぐらいの気持ちで「年500冊読破」を
目標にしていたんだけれども、達成ならず。これはアレだなー。
相当読むのが早いとか、それなりの読書時間を確保出来る・余裕がある、
とかでないと達成するのは難しいカンジかなー。


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