毎年恒例の桜開花予想の時期がやってまいりました。・・・といって別にこのブログで独自の開花予想をするのではなく、民間気象会社が提供する開花予想を見比べようというのが趣旨ですけど(汗)

さて先日気象庁が発表したエルニーニョ監視速報No.293(2017年1月)によりますと、「エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。今後夏にかけて平常の状態が続く可能性が高い(60 %)」とのこと。
「1月の太平洋赤道域の海面水温は、西部で平年より高く、中部で平年より低かったが、東部では平年並だった(略)。このように、大気と海洋の状態に見られるラニーニャ現象時の特徴は弱く、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている」。
 
ま、過去の経験からすると、気象庁発表のエルニーニョ予測モデルはあんまりあてにならないんですけど。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
 
さらに気象庁発表前3か月間の気温経過をみますと、12月の北日本の月平均気温は平年並みでしたが、気温の変動が激しく。東日本以南では寒気の影響を受けにくかったため、月平均気温は高くなりました。一方1月中旬から下旬にかけて日本付近に寒気が南下したため冬型の気圧配置となり、中旬は東北地方から山陰にかけての日本海側で、下旬は西日本を中心に大雪となりました。
 
では気象庁が開花予想をやめてから8年目の春、日本を代表する民間気象事業者3社が今年の開花前線をどのように予想しているのかみていきましょう。
 
 
今年はバレンタインデーに公開でしたか。

西・東日本は例年並〜やや遅めに

開花時期は、西〜東日本では例年(過去5年平均)とほぼ同じかやや遅く、北日本では例年並〜やや早い予想。というのも、今年は3月にかけて天気が周期的に変化し、日照の少ない日や寒い日がある一方で、4月は平年より暖かい日が多く、特に後半は晴天に恵まれる日が多いためです。

なお、福岡・熊本・高知・静岡・東京の5都市では、3月22日に一斉開花となる見込みです。

ちなみにこの発表は「過去13年間でのべ17万人の「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートと気象予測をもとに」出されたもので、2月28日発表分から今年のつぼみ調査が行われるということですが、膨らみもしていないつぼみをしげしげと見つめたところで時期なんか分からないのは今までの経験で明らかのはず。まったく懲りない会社ですね(笑)
 
ちなみにウェザーニューズの予言では、数ある桜名所の中で「福岡(舞鶴公園)・熊本(熊本城)・高知(高知公園)・東京(靖国神社)・静岡(静岡浅間神社)」が3月22日に一斉開花になるそうです。さらに北海道に開花前線が上陸するのは4月26日で、札幌市ではGWの頃見ごろを迎えるとのこと。これで的中すればつぼみ調査をする意味がないわけですが、お手並み拝見といきましょう。
 
ウェザーニューズの桜開花予想の定義について
 
なおウェザーニューズは独自の開花基準として一輪開花を採用しているので、これから挙げる2社とは単純に比較できないことに注意。
 
つづいて今年は1月24日から開花予想をスタートさせている、ウェザーマップ「桜の開花予想2015」より
 

ひとくち解説【2月16日更新】
2017年のさくらは、関東南部から中国・四国地方にかけては平年並み、九州では平年より遅くなる見込みです。関東北部から東北にかけてはやや早いでしょう。
前回2月2日の予想よりも、3月にかけての気温が高めの傾向が強まったため、特に西日本でやや予想が早まっています。

今年の冬は、関東から西で暖冬傾向となっているため、休眠打破は鈍く、花芽の成長はやや遅れ気味になっているとみられます。この遅れの効果は西ほど強いとみられます。
気温は、2月は最初数日を除いて低めの状態が続いていますが、今後は特に西日本で暖かい日も増えてくる見込みです。2月末から3月の頭には寒の戻りがあるものの、その後はやや高めとなるでしょう。
暖冬による成長の遅れと、3月にかけて気温がやや高めで成長を早める効果で、結果的に開花は平年並みの所が多くなりそうです。
ただ、九州は暖冬の影響が大きいために遅め、東北は暖冬の影響がほとんどないため早めとなる見込みです。このため、今年は桜前線の北上のスピードが速くなりそうです。

ウェザーマップの【第三回さくら開花予想】によりますと、「各地の開花予想は、高知3/23頃、福岡3/24頃、東京3/25頃、名古屋3/26頃」になるとのこと。ただウェザーマップの開花予想対象は気象庁が手入れをしている標本木なので、判断が難しいところです。A(^_^;
 
最後は日本気象協会「桜情報 - 開花予想」より。

各地の桜(ソメイヨシノほか)の2017年予想開花日の傾向(第1回)

桜の開花は、前年の秋から開花日までの気温が影響します。晩秋から冬に厳しい寒さとなった後、春先にかけて気温が高くなるほど開花が早くなるといわれています。この冬は、12月は全国的に気温が高くなりましたが、1月後半は強い寒気が流入し、厳しい冷え込みとなりました。このため、桜の花芽は休眠打破(※)が順調に進んでいると考えられます。この先、2月は東日本、西日本でいつもの年より寒い日が多い予想ですが、桜の開花直前となる3月からは平年並みの予想です。2月に低温の時期があっても桜の開花時期には大きな影響はないと見られ、桜の開花は、全国的に平年並みの時期となる見込みです。

ウェザーニュースと同じく全国的に平年並み(一部で遅くなる見込み)で、4月末の大型連休の頃津軽海峡を開花前線が通過すると予測しているのですが、日本気象協会の場合、開花がもっとも早いのは福岡県福岡市で3月23日頃(平年並み)で、つづいて熊本県熊本市・高知県高知市・東京都心が3月24日頃、長崎県長崎市・佐賀県佐賀市が3月25日頃、愛媛県松山市・神奈川県横浜市が3月26日頃、大分県大分市・宮崎県宮崎市・和歌山県和歌山市・愛知県名古屋市が3月27日頃で、静岡県静岡市は4日遅れの3月29日としているのが興味深かったです。
 
最後に気象庁の1ヶ月予報を紹介しておきます。
特に2月25日からの2週目に、東・西日本で冬型の気圧配置が強まり、日本海側で平年に比べ曇りや雨または雪の日が多く、太平洋側では平年に比べ晴れの日が多くなるという予想が出ています。そして3月に入ると、日本海側では寒気の影響が弱くなり全国的に気温が平年並みか高くなる見通しとなっています。
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