メリーショコラティエのチョコレート、チョコレートバーや板チョコはすべて手作りで、防腐剤や人工着色料は一切使用していません。100%天然材料を使用しています!
とあってひそかに期待していた最古参のベルギー王室御用達ショコラティエ、Mary SPRL(日本名:マダムドリュック)。
1919 年、ショコラティエ「メリー」はブリュッセルのロワヤル通り126番に、マリー・ドリュック婦人により創設されました。初代マスターショコラティエによるレシピは今日も使用されているとのこと。
1942 年、レオポルド3世のベルギー王室から王室御用達証を授与されます。
1998 年、ショコラティエのオーナーがポイ夫妻に。防腐剤や合成着色料を使用しないフレッシュなチョコレートを作る、メリーの伝統はそのまま受け継がれています。
1999 年 6 月、「メリー」は王室御用達証を受けます。ポイ夫妻の目標は輸出向けのラインアップを開発すること。
と「メリーの歴史」で説明されていますが、おそらくその輸出向けのチョコレートがこのバレンタインチョコレートなのかな、と。
ワクワクしながら開封すると、このようにショッピングバック(日本製)も付いてきていました。
しかし、です。外箱の表記を見て一気に興ざめ(;´Д`)ノ
マダム・ドリュック ロイヤルベルギーアソート《 \2,600 税別》
【種別名称】チョコレート
【原材料名】ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ヘーゼルナッツクリーム、生クリーム、バター、大豆レシチン、バニラ香料、着色料(黄4、黄5、二酸化チタン)
【原産国名】ベルギー
【内容量】6粒
【賞味期限】2010年3月31日
【保存方法】高温多湿を避け冷暗所に保存
【輸入者】デシーマジャパン株式会社
東京都千代田区永田町2-17-8
マダム・ドリュック ノスタルジーボックス《 \3,000 税別》
【種別名称】チョコレート
【原材料名】ミルクチョコレート、ダークチョコレート、ヘーゼルナッツクリーム、バター、ミルク、生クリーム、砂糖、アーモンドパウダー、濃縮オレンジ果汁、オレンジピール、コーヒーエキス、大豆レシチン、香料、着色料(黄4、黄5、二酸化チタン)
【原産国名】ベルギー
【内容量】8粒
【賞味期限】2010年3月31日
【保存方法】高温多湿を避け冷暗所に保存
【輸入者】デシーマジャパン株式会社
東京都千代田区永田町2-17-8
なんだこりゃ。
「二酸化チタン」は白の着色剤ですが、実は住宅用ペンキの白色顔料で一般に使われていて、近年光触媒作用の応用などが期待されていたり。もちろん食品に用いる場合には「着色目的」しか認められていませんが。れっきとした人工添加物。
「黄色4号」は英語ではタートラジン(Tartrazine)と呼ばれ、黄色をだすための合成着色料。「黄色5号」はサンセットイエローFCF(Sunset Yellow FCF)と呼ばれ、橙色をだすための合成着色料。
もっともアメリカ軍の補給物資や宇宙食としても知られる M&Ms チョコレートのように表面を人工着色剤でカラーリングしたものと比べれば摂取量はごく僅かかもしれないですが、それでも日本で買えるガレーのチョコレートは人工着色剤不使用が守られていますよ。
そのため憧れの「マダム・ドリュック」に非常にガッカリ。(ノ_-。)
わたしは食用タール色素(赤色◯号や黄色◯号などと表記される)が添加されているものは基本的に桜餅だろうが洋菓子だろうが買いませんが、それが憧れのベルギーチョコレートでも二度と買いたくないですね(同じ理由で WITTAMER のバレンタイン限定ショコラやマカロンは買わない)。そのためこの件については数日前から Mary Chocolatier の Web サイトで問い合わせてはいるのですが、まだ返事が来ません。
【3/3追記】百聞は一見にしかずというわけで、画像をアップしました。
【2013.2/11追記】この記事を書いた時点で「もう買わない」としていますが、2011年日本上陸のマダム・ドリュック「マノンショコラ エンジェルボックス」と2012年に「ランドグシャ」は購入しました。人工着色料は使っていなかったことを改めて書いておきます。