自民党党歌「われら」
山本直純, 日本フィルハーモニー交響楽団 山本直純フォーエヴァー~歴史的パロディー・コンサート 岩城 宏之 森のうた―山本直純との芸大青春記 |
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トランペットソロのイントロは、Ⅰ-Ⅳ-Ⅱm7-Ⅴ7 【I-2】
オーケストラの伴奏が加わる。 【A】
バース。1~4小節は、 Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰ-Ⅱm7-Ⅴ7 と、この曲はツーファイヴ(参照 )が要所に用いられている曲だ。5~8小節はⅣ-Ⅰヴァンプ(参照 )。
【B】
ブリッジ。1~4小節は Ⅴ7-Ⅰ-Ⅳ-Ⅲ7 4小節目のⅢ7がこの曲における唯一のギミックというかスパイスのような箇所。なんでこうなっているかと言うと、実は3~6小節が1つのブロックになっていて、 Ⅳ-Ⅲ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ Ⅲ7とⅡm7の間にⅥm7を挿入してみると、美少女戦士セーラームーン「乙女のポリシー」 と同様の、「短二度下降の後、完全四度上昇を繰り返す」定番パターンであることが解るだろう。本来マイナーであるはずのⅢ7がメジャーになっているのは、御馴染み、Ⅵm7のドッペルドミナント(参照 )としてだ。その後もツーファイヴ繰り返し。 【C】
サビ。Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰと、ドミナントモーション、歌詞「一人の幸せ、皆の幸せ」で決め。一人が料亭に行ったり、グリーン車に行ったりする幸せが皆の幸せってことか。 山本直純氏による作曲。繰り返し言うが、音に罪は無い。音に思想は書かれていないし、書こうとする奴が悪い。 ■関連リンク:自民党党歌 |