舞台写真その6~浜名湖SAでUターン~ | 舞台裏

舞台写真その6~浜名湖SAでUターン~

みなさま、こんばんは平和交通


フィギュアスケートGPファイナル、ご覧になっていますか?

男子も女子もすばらしいですねスケート。スケート。

男子フリーは13日(日)午前5時から…


うーん、起きられる自信がないですあせる


が、がんばれー!!



* * * * * *



さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。

(ネタバレ注意!)



舞台写真その1~東京発大阪着の夜行特急バス、発車~

舞台写真その2~東京料金所→駒門パーキング~

舞台写真その3~駒門パーキング→東名高速~

舞台写真その4~120km/Hで暴走を始めるバス~

舞台写真その5~日本坂トンネル→たらい回し~




の続きです。

 


* * * * * * *



舞台写真その6



1987年、東京発大阪行きの最新型高速バス「ドリームエクスプレス1号」は、

さまざまな事情と思惑を抱えた8人の乗客と乗務員2人を乗せ、

深夜の東名高速を軽快に走っていました。


ところが、突如原因不明の暴走を始めたのです…。



揺れのせいか、悪夢を見て目が覚めた「松崎」。




「ああー。なんや気持ち悪うなってきた」




さっそく「ティム」にからみます。

(…が、相手にされず)



「浜名湖のサービスエリアへ寄ってもらおか」

と「安川」に念押しします。





「静岡県、パス!」



「運転手」達の代わりに「清水」が答えます。




なんでここで、静岡が出てくるのかと詰め寄る「松崎」。




「客の言う事聞けへんのか」




「田辺」の胸ぐらをつかんで「松崎」がゆすります。



「危ないからやめて」


必死に止める「安川」。そこへ車内電話が鳴ります。


東京営業所からです。



中央道の長野、山梨…

そして再び東京にも受け入れ拒否をされたとのこと。


最終的に、浜名湖SA駐車場内の上下連絡道路、

緊急車専用道路のフェンスを開けてくれることになりました。




「浜名湖SA」に反応する「松崎」。




「分かった分かった、ご苦労さん」



そのまま電話を切ってしまいました。



「冗談じゃないよあせる




再び電話が鳴りますハッ




競うように受話器を取りに行き…





「安川」、弾き飛ばされました汗



勝者、「松崎」ビックリマーク




「分かっとるわい、ゴチャゴチャぬかすな!アホンダラ!」





ガチャッ電話




きちんと前を向いて運転しろと「松崎」。




「おやっさん」に草加せんべい(箱にヤクを隠しています)を届け

「あねさん」との間に何もなかったことを証明するべく、

何が何でも浜名湖SAへ向かわせるつもりです。



ついに浜名湖の看板が見えました浜名湖




「おやっさん、今この松崎がいきまっせ♪




『潮来(いたこ)の伊太郎』を唄い出します。



「浜名湖SAに入るので座って安全ベルトして下さい!」

必死に乗客に呼びかける「田辺」。



一方まだ状況が把握できていない乗客は

「コーヒーでも飲もう」

「じいさんにうなぎ食わしたれや」

「ウナギってなんですそれ?」

のんびりムードです。





「そうや行け!」松崎のかけ声。



そして全員ストップ。




ここで突然音楽が変わり、一人一人に照明が当たります。




  



  



  
チャフや各種の妨害電波…

ECM(電子対策エレクトリック・カウンター・メジャー)について語ります。




ウキウキの「松崎」です。




浜名湖SAに入ります。

若い衆3人が「松崎」を待っているのが見えました。





すさまじい勢いで浜名湖SAを通り抜けるバス。




「止めいちゅうに、アホ!ああー」


「松崎」に気づかない若い衆3人。見る見る遠ざかって行きます。


「しっかりつかまってて下さい」




「ほりゃー。」




「そりゃー。」



ブレーキ音、そしてタイヤのきしむ音と乗客の悲鳴。




「カミカゼ カミカゼ」

「運転手さん、止めて、危ないー」

「ナンマイダブ ナンマイダブ…」




「止めろ止めろ!」




「上り車線へ入ります!しっかりつかまって下さい!」


他の車のクラクションの中、合流して行きます。




「下り車線から上りへ誰が入れって言うたんや!」

「止めい、止め!」


わめく「松崎」。




「止められません」

「どこか故障らしいんですよ。止まらなくなってしまったんです」


ついに真実を語る「運転手」2人。





「清水」以外の乗客に動揺が広がります。



「そこのインテリ」

「さっさと直したれや。エリート!」



横文字がしゃべれるならコンピューターだってわかるはずと

「森下」に無茶ぶりする「松崎」。

「五木」が一蹴します!




ほめているのかけなしているのか…

何とかしろとせまられタジタジ。




「どうなってんですか」「どこへ行くんですか」




「孫に写真届けるのよ」


思わず運転席にかけよる乗客達。


「今、営業所と連絡とりあってますので」と

なだめようとしますが…




「連絡とってどうすんのよ」


かみつく「五木」。




「ダレがわるいんですか?ナニがゲンインなんですか?」


「ティム」も怒りをあらわにします。



「転換」の中、何かに導かれるかのようにさまよう「川上」。





「ああー、おじいさんが迎えに来てくれたんですね」




「善治さーん」




「舞台写真その7」に続きます。




(くまはち)