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*みなさまこんにちは。
本日もブログを読んで下さってどうもありがとうございます。
Aさんのモラハラ経験
少し前にカウンセリングにお越し下さったAさん。
Aさんはある意図を持って私に会いに来て下さったのですが、
その前提として、この様なご経験をされたのだそうです。
今回、Aさんの許可を頂いた上でその部分のみブログに書かせて頂きます。
Aさんは多くのクライアントさんと同様に、
結婚以来、夫からのモラハラ、そして時に突き飛ばされたり頭を叩かれるなどの暴力を受けて来ました。
外ではニコニコ愛想よくて「良い旦那さんね」と言われている夫に、
家の中ではいつも怒られたり怒鳴られたりして過ごしているのです。
Aさんの立場になって考える、Aさんの気持ちに配慮するという事は皆無のモラハラ夫ですが、
反対に自分の不快感には非常に敏感で、
Aさんが少しでもモラハラ夫の意見と異なる意見や、モラハラ夫が期待するのとは異なる反応を見せると、
「お前の意見なんてどうでもいい」
「お前の態度が俺の気分を悪くする!」
などと怒鳴られたり責められたりしていました。
また、顕著なのが体調不良の時で、
例えばモラハラ夫が熱も無い些細な体調不良の時ですら、「まるで重病人であるかのように」過剰な気遣いと看病を求める。
けれどAさんが体調を崩したり、重たい病気をして、
「ちょっと今日は調子悪いから先に休ませて」
などと言うと、途端に不機嫌になり酷いと怒られてしまう。
そういう状況で生活してらっしゃいました。
決意したAさん
そんなAさんが少し前にモラハラ夫から言われたのが、
本日の記事タイトルにした言葉でした。
Aさんがある時、少し重ための体調不良に陥ったとき。
これまで同様、
モラハラ夫は不機嫌に家の中で「ドン!」「バン!」などと大きな音を出して病気のAさんを威圧するばかりで、
Aさんはゆっくり休むこともできません。
夫はAさんへの気遣いや労りは皆無で、看病などは全くしてくれなかったそうです。
流石に体調不良が辛かった為、すこし回復した時にAさんが夫に看病を全くしてくれない、と伝えた所、
「看病してくれない?そんなの当たり前だろう!」
と怒鳴られてしまった。
続けてモラハラ夫が言ったのは、
「そもそも病気で家事が出来なくて迷惑かけてる奴が!何で俺が看病までさせられなきゃいけないんだ!」
「看病して貰えないなんて当たり前で、お前は謝らなきゃいけないだろう!」
と。
流石のAさんも少々頭に血が上ったので、一言一句覚えている訳ではないとの事でしたが、
概ねこんな事を言われたそうです。
そしてこの出来事が、Aさんの中のある決意に繋がったのです。
「決意を誰かと共有したい」と言う思い
Aさんは、体調不良の時にモラハラ夫から先に記した様な事をいわれ、
今まで経験した事の無いような、
「腹の芯と言いますか、お腹の真ん中から冷えて行く感覚がありました」
と仰います。
そしてAさんは静かに決意し、それを聴かせて下さいました。
「この人(モラ夫)が私の看病をしないなら、私も将来この人の介護や看病はしない。
けれどそれではお互いに幸せにならないから、別れます。
私、この人がトシをとって介護や看病が必要になる前に離婚します」
と。
そして、
「私、これを誰かに聞いて欲しかったんです」
と。
Aさんの夫は先述の通り、外では「良い旦那さんね」と言われている人。
お友達には少しはモラハラの事を話しているけれど、さすがに全部は話せない。
子どものママ友や近所の人には話せない。
そんな時、
以前からずっとブログを読んで下さっていたそうで、
「ちえ先生に聞いて貰いたい。私の決意をちえ先生に知ってもらいたかったんです」
と話して下さいました。
”沈黙しない”という意思表示と、新しい自助的な場として
実は今回のブログ掲載は、Aさんの方から
「ブログに書いて下さい」
とお願いされた経緯があります。
「途中でくじけない様に、多くの人に私の決意を知って欲しいんです」
と。
もちろん、決意は途中で代わってもいいし、計画は必要に応じて変更していきましょうね、という話はしていますが、
でも、
私も少しは、Aさんのお気持ちが分かるんですよね。。
ずっとモラハラによって意思を抑え込まれてきて、言葉を奪われて黙らされて。。
そんな時に何かのきっかけで強い気持ちが出て来たなら、
それを誰かに知って欲しい、
ジャッジメントは必要ない、ただ知って欲しい。
そういう思いに駆られるのは、自然な人間の思いの一つなのでは無いかと思うのです。
実は弊事務所では、
「私もちえ先生のブログのAさんになってみたい」
「この事、(ブログに)書いていいですよ」
「ブログに書いて下さい」
と言われることは少なくないのです。
もちろんプライバシーの問題が一番大きいですし、
あまりにレアなご経験や、お子さんが深く関わっている事、犯罪などに関わる事などは、
書いて欲しいと言われてもさすがに先の事を考えて「やめておきましょう」とする事も多いです。
一方で私は、このブログが
「ゆるやかで大きな自助グループの場」
みたいに育って行ったらいいな、と言う思いがあります。
個人的な関わりのある人には話しにくいことで、
でも二次被害もあるから匿名であれば誰にでも話せるかというと、そういう話でも無い。
そんな時”Aさん”として、
ブログだからこその全国(場合によっては世界中)のどこの誰かもわからないという必要な匿名化はされ、
けれど具体的な経験は共有されるという不思議な(?)絶妙な(?)状態で登場し、
同じ経験をしているであろう多くの人の目にとまり、共有共感され、
お互いに目には見えない心のエールを送り合う。
その具体的な部分も、実際どの程度かはご本人と私しか知らないという安全性と、
けれど同じ経験をした者同士では、
「あ〜、わかる」
となる共有ができる。
そんな場になればという考えがあります。
(良い機会なので、わたしのブログに対する考えも共有させて頂きました)
Aさん、今回はブログ掲載の許可をありがとうございました。
これからも良かったら応援させて下さい。
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