最初から読まれる方はこちら

右【第1章】オーラソーマとの出会い~心身ボロボロだった私が出会った1冊の本

 

前の記事から読まれる方はこちら

右【第5章】母との関係~オーラソーマのおかげで関係改善

 

 

 

【第6章】自然が好き・山が好き・トレッキングが好き

 

トレッキングがお好きだと聞きました。トレッキングというと山歩きですよね。どんな場所に行かれるんですか?

 

長野県にはよく行きますね。戸隠や八ヶ岳、美ヶ原など。もちろん関西の山も大好きですよ。友達と行くこともありますし、ひとりでも行っちゃいます。山や森の中を歩くのが好きなんです。

 

 

 

トレッキングの魅力とは?

 

自然の中にいるだけで気持ちがいいのはもちろんですが、山は歩いているだけで、パワーをもらえます。プラスのエネルギーが充電されていく感じ。少し落ち込んでいても、もやもやした気持ちを抱えていても、自然の中を歩いているだけで清々しいし、落ち着くんです。そして「ああ、私は地球の住民なんだ」ということを確認できる場所です。山、森、土、草木、自分もすべての自然界の一部なんだ、と。自分を大きく見せる必要もなく、卑下することもなく「あるがまま」に、自分の与えられたことをやっていこう、と思えるんです。

 

 

戸隠神社は山の中を歩きながらお参りもできます。そしてサルもクマも出ます。

 

サルにクマ!

 

宿泊した宿に泊まっている、あるおじさんの部屋から、サルが窓から入ってきてお菓子を盗っていった瞬間も目撃しました。袋ごと持って行って、おじさんのタバコとか食べられないものは捨てて。サルって頭がいいんですよね。サルが出た!と、キャーキャー叫んでる私たちをベランダから、まるで高みの見物のように見下ろしてるんです(笑)。クマ出没注意、の看板もあります。そういう何が起こっても不思議ではない大自然の中に私たちがいる。感じることはいろいろあります。私はもともと大阪の山育ちなので、山の中にいると落ち着くんです。

 

ご実家が山の近くなんですか。

 

実家は大阪と奈良の間にある“生駒山”のふもとにあります。生駒山の頂上まで実家から歩いて45分。私の住んでいた大阪は都会と正反対で、起きて窓を開けたら山、という環境でした。山と畑ばかり。そんな山の近くで育ったので、山の中を歩いているとすごく落ち着くんですよね。人の手が入ったところではなくて、自然の草木などがそのまま生い茂っている場所が好きですね。

 

オーラソーマの本拠地も、イギリスの片田舎です。私も何度か行きましたが、山や自然にあふれたとてもいい場所です。私にすごく合っているなと感じました。

 

自然にあふれた土地で育った寿史子さんだからこそ、大自然の中で生まれたオーラソーマに惹かれたんですね。

 

そう思います。オーラソーマのボトルの中に入っているのもハーブ、アロマオイル、鉱物と自然の中で生まれたものばかりです。オーラソーマに惹かれたときは、ボトルの中身も知らず、ただただ惹かれて導かれるように講座を受け、ティーチャー(講師)になり、オーラソーマの道に入りました。どうしようもなく惹かれたのには、やはり理由があったんですね。

 

すべてつながっているんですね。

 

オーラソーマをやっていると、「生かされている」ということを心から感じます。ハーブ=植物やクリスタル=鉱物を扱っていますから、地球全体のこと、自然の成り立ちまで必然的に考えることになります。オーラソーマでは「水に感謝を」をいう言葉もよく使うんですが、私たち人間は70パーセントの水分でできているし、地球も70パーセントが水です。人間と地球の水分の割合が一緒。だから自分の中の水を大切にすると、地球もきれいになっていく、という考え方もできます。感謝や癒しを外に求めるのではなく、自分の内側、自分のからだに感謝をする。

 

昔の人は普通にやっていたことですよね。

 

そうなんです。「スピリチュアルは怪しい」「オーラソーマもよくわからない」という方もいますけど、大地に感謝する、自然に感謝する、神様に感謝する、ということは古代からみんな日常生活の中で、普通にやってきたことなんです。

 

オーラソーマの元をたどっていくと「カバラ」という思想につながります。カバラには「私たちがやってきたところ」という意味があります。私たちは地球から生まれ、地球に住んでいる。だから地球のものと仲良くしていこう、というのがカバラの概念。それを色やボトルでわかりやすく観ていくのがオーラソーマなんです。「植物を大事にする」「薬草を体につける」というのもカバラの考え方から来ています。

 

「カバラ」にはヘブライ語で「受け入れる」「伝承する」という意味があるようです。

 

あるがままに受け入れる、というオーラソーマの考え方につながりますよね。自分をあるがままに受け入れる。自分の感覚をあるがままに受け入れる。トレッキングのことから話が壮大になってしまいましたが(笑)、あるがままを受け入れて、惹かれる、落ち着く、心が安らぐ、という感覚は私自身も大切にしたいし、オーラソーマを受けてくださる人にも感じてほしいですね。

 

 

右【第7章】映画とミュージカルからわかること

右【目次】はこちら