さあ、いよいよきょうからバンクーバーオリンピックが開幕しました!
開催の数日前から、テレビでもバンクーバーオリンピックの選手村の様子が公開されたり、現地でリポートする芸能人やタレントさんもおられたものの、あぁ~、ついに始まったんだな~と実感し始めたのは、開会式に先立って行なわれたスキーのジャンプのうち、ノーマルヒルの予選でした。
もちろん、開会式の中継を見たときは、ようやく始まったことを実感できましたけどね。(実感するのが遅すぎ…笑)。
◆最も注目したいのはフィギュアスケート女子シングル!
冬のオリンピックの競技種目はいろいろあれど、私が最も注目したいのは、やっぱりフィギュアスケート!
特に、今回のバンクーバーオリンピックのフィギュアスケート女子シングルの日本代表に決まった、浅田真央選手、安藤美姫選手、鈴木明子選手は大注目です!
そこで、まずはこの3選手について、私なりに記事を書いてみたいと思います。
●金メダルの期待が最も高い浅田真央選手
まずは浅田真央選手こと真央ちゃんからまいりましょう。
バンクーバーオリンピックの調子を占う意味で、2009年度に真央ちゃんが出場したフィギュアスケートの大会の成績を振り返ってみますと、10月15日にパリで開催されたISU(国際スケート連盟)グランプリシリーズ(以下、グランプリシリーズ)では、真央ちゃんが得意としているはずのトリプルアクセルのジャンプが6回中1回しか成功せず、エリック・ボンパール杯では2位。
10月22日にモスクワで行なわれたロステレコム杯は、シニアワーストの5位に沈み、その結果グランプリファイナル進出を逃してしまうことに。
オリンピック出場の最後のチャンスは、12月25日に大阪で開催の全日本フィギュアスケート選手権(以下、全日本選手権)だけとなってしまった中、4連覇達成とともに、見事バンクーバーオリンピックの日本代表選手に決定!
さらには、バンクーバーオリンピックの前哨戦ともいえる、今年2010年1月27日に韓国の全州市で開催の2010年四大陸フィギュアスケート選手権(以下、四大陸選手権)では、フリーで2度の3回転アクセルを成功させて優勝。
真央ちゃんもバンクーバーオリンピックに向けて、たしかな手ごたえを感じた大会となったようでした。
金メダルの期待が最も高い真央ちゃんがオリンピックでメダルを獲るためには、なんといってもトリプルアクセルの成功が不可欠。
しかも、フリースケーティング(以下、フリー)での2回のトリプルアクセルの成功が鍵を握っているのではないかと思われます。
ぜひ、ショートプログラム、フリーでのトリプルアクセルのジャンプの成功はもちろん、その他のジャンプもノーミスで滑ることにより、納得した素晴らしい演技で金メダルを獲得してほしいですね。
●摂食障害を克服し、24歳という遅咲きのオリンピック出場の鈴木明子選手
次に鈴木明子選手についても、同じく2009年度に出場した大会の成績を振り返ってみますと、まず10月に北京で開催されたグランプリシリーズ中国杯では初優勝。
11月のカナダのキッチナーで開催のグランプリシリーズスケートカナダでは5位でしたが、12月に東京で開催され、初出場したグランプリファイナルでは3位に入り、初のメダルを手にすることに。
さらに、全日本選手権では準優勝したことで、バンクーバーオリンピックの出場権を得ました。
そして、四大陸選手権ではショートプログラムで、なんと全ての要素でレベル4を獲得し、総合でも2位となるなど、かなりの好成績を得ています。
そんな鈴木明子選手は、ジュニア特別強化選手兼シニア強化選手となったころに摂食障害となり、48キロあった体重は、一時期33キロまで落ちたこともあったそうです。
それを見事に克服し、24歳という遅咲きのオリンピック出場となりましたが、鈴木選手の生まれ故郷である愛知県豊橋市の豊橋市役所を訪れ、市長応接室で佐原光一市長と歓談した際、
「これまで大勢の人が私の背中を押してくれた。
支えてくれた人たちに、スケートで感謝の気持ちを伝えたい」
とおっしゃっていたので、ぜひバンクーバーでは感謝の気持ちが伝わるようなスケートができるようにがんばってほしいですね。
●トリノオリンピックのトラウマを抱えつつも、出るかバンクーバーでの4回転? 安藤美姫選手
安藤美姫選手については、大会の成績を振り返るよりも心配な、心理的な面についてのことを書いてみたいと思います。
安藤選手は、3人の中で唯一オリンピック経験者であるんですが、この前、トリノオリンピックの金メダリストで、現在は主にスポーツコメンテーターとして活躍の荒川静香さんとのテレビのインタビューで、安藤さんいわく、4年前のトリノオリンピックでのトラウマがまだ残っているとのこと。
そういえば、トリノのフリープログラムで安藤選手は、4回転が失敗しただけでなく、その後のコンビネーションジャンプを含めたジャンプも思い通りにいかなかったことで15位と、10位内にも入れませんでしたからね。
インタビューでの安藤選手は、バンクーバーではとにかくトリノを上回るいい演技をしなければといったプレッシャーというか、緊張感がただようような固い表情をしていただけでなく、時おり涙を見せる場面もあったので、見ているこちらまでその緊張感が伝わってくるようでした。
安藤選手にとって、今回のバンクーバーオリンピックはトリノの雪辱戦ともなるわけですが、フリーの演技で、出るかバンクーバーでも4回転? と期待しつつも、もし調子が悪ければ無理をせずに、たとえば3回転・3回転などのコンビネーションジャンプをミスなく飛ぶなど、目標としては10位内入賞を目指していい演技をしてほしいと思うのでした。
そして、下の画像のように、自分の納得のいく演技ができたときには「ミキティスマイル」とも言われている素敵な笑顔も見せてほしいですね。
◆金メダル争いは真央ちゃんとこの選手に? キム・ヨナ選手
そして、日本代表ではありませんが、女子シングルの出場選手で忘れてはならない、真央ちゃんよりもひと足早くバンクーバーオリンピックの出場を果たした、女子フィギュアスケートでの金メダル争いは真央ちゃんとこの選手かもしれないと言われている、韓国代表のキム・ヨナ選手です。
なにしろ、2009年に参加した大会の成績を振り返っても、四大陸選手権では、女子シングル優勝を始め、3月の世界フィギュアスケート選手権でも優勝。
その後も、グランプリシリーズエリック・ボンパール杯の女子シングルでは、フリーと総合得点でISU歴代最高得点を更新して優勝!
同じく、11月のグランプリシリーズスケート・アメリカでは、ショートプログラムのISU歴代最高得点を更新して優勝。
さらには、2009年12月に東京で開催されたグランプリファイナルでは、なんと3度目の優勝に輝くなど、もう女子シングルの優等生であるかのごとく、2009年に参加した大会では次々と優勝している選手でもあります!
まさに、真央ちゃんのライバルにふさわしいと言えますね!
ということで、真央ちゃんがバンクーバーオリンピックに出ることで、フィギュアスケートのうち、女子シングルのキム・ヨナ選手との対決が本当に楽しみになってきました♪
下のリンクは、浅田真央選手、高橋大輔選手、安藤美姫選手ら注目の日本人選手に、海外のライバルスケーター、オリンピックの見どころなど、観戦に不可欠の情報が満載の、バンクーバーオリンピックのフィギュアスケートを楽しむためのガイドブックとなっています。
バンクーバーオリンピックフィギュアスケート完全ガイド
なお、バンクーバーオリンピックについては、近日中にオリンピック応援に関するCMの記事を書く予定にしていますからね。