起業に向けてスタート【3】 | 大分・別府のレンタルドレス closetMoonhillクローゼットムーンヒル

大分・別府のレンタルドレス closetMoonhillクローゼットムーンヒル

レンタルドレスショップclosetMoonhillオーナーmomoのブログ

さーて、長くなったな、このシリーズ。。。
早く終わらないかな。。。w

今思い返してみると、次から次へと色んなことがあったんだな。と、自分で驚きます。

最近目にしたとある記事で、起業をする人としない人の違いはなにか?
というもの。

起業するXデーって、「起業せざるを得なくなることが起きた日」

って書いてあった。

全くその通りだと思う。

私には、それが「米びつ空っぽ事件」だったのかもw



ビンボー人、起業する。シリーズ
前回までのあらすじ

目指せ!子持ち起業
なんでパートじゃなくて起業なの?(1)
なんでパートじゃなくて起業なの?(2)
なんでパートじゃなくて起業なの?(3)
なんでパートじゃなくて起業なの?(4)
⑥なんでパートじゃなくて起業なの?(5)
なんでパートじゃなくて起業なの?(6)
起業に向けてスタート(1)
起業に向けてスタート(2)



さて、妊娠がわかってから、戸惑いながらも仕事へ向かい、日々を過ごしていました。

起業するの、もう少し先延ばしにした方がいいのかな??
なんて気持ちもありつつ。。。


でも、せっかく授かった命、嬉しい気持ちももちろんありました。

長男の時もそうだったけど、妊娠中って得も言われぬ暖かい気持ちになる。
まるで自分の体がとてもとても大切なものに思えてきて、幸せな気持ちになる。

それは、私一人だけの体ではなく、大切な新しい命の寝床でもある。

だから、つわりなど体調が辛くても、お腹が大きくて思うように動けなくても、それらを全て受け入れることが出来る。

私だけの事ではないから。


主人とも、これからもっと頑張らなきゃね!!
とか、長男ももうすぐお兄ちゃんなんだね。とか、色々話しました。


そして、心拍確認も出来て、

順調にいってるはずだった。







ある日、いつものように病院へ検診へいく。


「赤ちゃん、成長していないね。胎嚢がしぼみかけてる。」


突然言われたその言葉。


そう、赤ちゃんは、お腹の中で成長を辞め、もう死んでいる状態だったのです。

稽留流産でした。



私は、予想だにしていない事で

「あ、そうですか。。。」

としか言えなった。



それから、看護師さんに別の部屋に案内されて、手術の説明を聞きました。
仕事中の主人には、メールで手術日を伝えました。

頭の中は真っ白で、よくわからなくて、ふわふわしていました。



看護師さんには、
「結構取り乱してしまう人が多いけど、冷静だね。大丈夫?」

と聞かれたけど、感情を表に出すことの方が怖かった。



家に帰り、主人と淡々と話しました。


その日、主人があまりに長いことお風呂に入っているので、大丈夫かな?
と思って様子をそっと見たら、シャワーを流しながら、泣いているのが見えました。



どうして、こうなってしまったのだろう。。

何が悪かったのだろう。


起業、起業なんて言いながら、夜中まで色々作業していて、体に負担をかけてしまっていたのだろうか?

無理していたのだろうか?

それが赤ちゃんを苦しめていたんじゃないか?

自分を責めていないと、感情のぶつけどころがなかったので、ひたすら自分を責め続けました。


もう、体に負担をかける起業なんて辞めてしまおうか。
短時間でパートにでも出ようか。

色々考えました。




手術が終わり、私の体の中は空っぽになったような虚無感に襲われました。

ぽっかりと、体の中が空洞になってしまったかのような感覚。


手術が終わって、数時間後には退院できるのですが、
気分転換がしたくて、主人と二人で病院近くの百貨店へいきました。

ちょうど全国の駅弁フェアーのようなものをしていました。

主人が、栄養つけなよ。と、仙台の牛タン弁当を買ってくれました。

一つ、1200円もするお弁当。二つも買えないので、

二人で半分こにして食べました。

美味しかったけど、もうこの栄養が赤ちゃんには届かないと思うと、空しい気持ちでした。




百貨店では、高級ブランド店でお買いものをする人たち。

そんな人たちに対して、1200円のお弁当を一つしか買えない私たち。

何やってんだろう。。。。。




もう、気持ちはぐっちゃぐちゃ。

どん底気分。

情けないし、みじめだし。


もう、起業やめちゃおっかな。
こんなギリギリで貯金とかしてる場合じゃないよ。

お金、使っちゃおうかな。
ぱーっと。




。。。とまぁ。また再びどん底です。





でも、そこからは、早かった。
我ながら頑張ったと思います。


いつまでもどん底気分で、不幸ぶってることほど、無駄なことはありません。

今まで色んなピンチがありました。

でも、その度にたくさんの方に支えら助けられ、なんとかなってきました。

そして、どんな選択をしても、人間はそうそう不幸にはならないというのが私のモットー。
選択をした、その道でベストを尽くせばいいだけだから。



だから、私が選択した道。

起業という道で突っ走ろう。


そしてまた出発です。


期限付きのお仕事も残すところあと一か月。


そろそろ本格始動です。



そして、そのころ目星をつけていた分野。


それが、当時大分にはまだ無かった、「パーティードレスレンタル」というものでした。

つづく。