1/10 日経米国株、3日ぶり反落 ダウ170ドル安、利益確定売りや原油安で以下、抜粋
「・・・米労働省が9日発表した2014年12月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月から25万2000人増えた。市場予想(24万人増程度)を上回ったほか、失業率も5.6%と6年半ぶりの水準に低下した。一方で、賃金の伸びの鈍さが目立つなど市場では強弱入り交じった内容と評価され、相場の反応は限定的だった・・・」
原油安もさることながら、僕の目に留まったのは「アメリカでは失業率が改善しているものの賃金の伸びが鈍い」ということです。
グローバル化により、モノに一物一価が作用するのは当たり前ですが、一物一価はヒトにもガンガンに作用します。労働者にはますます厳しい世の中となります。
2013/12/13 の日経にはこんな記事もありました。米製造業、雇用配慮で「賃下げ」広がる 一部労組で容認以下、抜粋
「雇用か賃金か米企業迫る・・・ケンタッキー州にあるゼネラル・エレクトリック(GE)のルイビル工場。約1千人を新規採用した上で温水器の生産を中国から移管したが、その条件は4割の賃下げだった。時給13ドルは米大手製造業の給与としては異例の安さだ。オーチス・エレベータもメキシコからサウスカロライナ州に生産を移管する際、労働コストを切り詰めた」抜粋終わり
従業員の給料が下がると、その企業のグローバル競争力がアップする面ではプラスであり、トマ・ピケティの言う「rはgより大きい」(資本利益率は真面目に働いたことによるGDP成長率より高い)という厳しい現実を直視さざるをえないのですね。僕の会社でも他人事ではなくなっています・・・