安倍総理TPP「交渉への参加」表明の解説2 | 『ネトウヨ』=ネットにウヨウヨ居る日本人

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日本経済成長(GDP増加)アベノミクスと三橋先生を心から応援します。

<この記事は安倍首相TPP交渉参加表明シリーズです。>


【その1:事前説明編】
 緊急声明&安倍さんとTPPについて4の再掲載
 http://ameblo.jp/charocharo01/entry-11490847111.html


【その2:会見全容】
 安倍総理TPP交渉への参加表明文字起こし
 http://ameblo.jp/charocharo01/entry-11491266799.html


【その3:解説前編】
 安倍総理TPP「交渉への参加」表明の解説1
 http://ameblo.jp/charocharo01/entry-11491291980.html


【その4:解説後編】
 安倍総理TPP「交渉への参加」表明の解説2
 http://ameblo.jp/charocharo01/entry-11491308097.html


時間があれば、こちらの記事をお勧めします。
ポイントが網羅されており、お勧めです。
MGRブログさん
TPP交渉参加について

http://mgr-blog.jugem.jp/?eid=403


※この記事は上記リストの【その4】です。

  先に【その3】↓から見てくださいね。

  http://ameblo.jp/charocharo01/entry-11491291980.html


【新聞記者】
「東京新聞、中日新聞の古田と申します。

 総理は今、国民に対して、
 交渉過程については丁寧に
 情報を提供してゆくと言う事を約束すると
 述べられましたが、
 今後の交渉過程及び、
 今後の交渉参加にかかわる情報については
 どのように公表をされてゆくおつもりか。

 例えば会見をなさるとか、
 定期的に政府として報告を出されるとか
 どのような形で
 公表をされてゆかれるのか。
 その考えをお聞かせいただきたい。

 それと、先ほど総理は
 既に参加を決めて交渉に入っている国々
 11か国ですけども、
 こちらでいったん合意したことに関しては
 ひっくり返せないということは
 厳然たる事実だと認めるとおっしゃいました。

 こちらが聞いてる限りでは、
 カナダ、メキシコが交渉参加を決める際には
 今の「合意したことをひっくり返さない」の他に
 例えば「交渉を打ち切る権利は最初の参加を決めた
 9か国にしか認められない」といった
 不利な条件も受け入れさせられたと
 いう風に聞いています。

 総理はこういう不利な条件に関しては
 参加をすることを重視して
 受け入れざるを得ないと言う風に
 お考えになっていると言う事なんでしょうか?

 今後そういう条件が提示された場合に
 政府としてどのような対応をされるのか、
 そのお考えをお聞かせください。」


【解説】

これは良い質問ですね。
古田さん、ナイスです。(*^▽^*)
(質問は二つあったけど。)


【安倍さん】

交渉でありますから、相手国との関係で
公表できることとできない事がありますが、
交渉に参加すれば今よりも
大分情報が入手しやすくなると考えています。


【解説】
確か、TPPって、参加した国にだけにか見れない
秘密の内容があるんでしたっけ。
確かに交渉に参加すれば見れることは事実です。
(見たくないけど。)

【安倍さん】
公開できることは進捗に応じて
しっかりと国民の皆様に
提供していきたいとこのように考えています。

【解説】
TPPのヤバさをどう政府として公表して
「こんなの『国益』と矛盾するから
国民の皆様との約束を守れないよ」と
国民を説得するかが勝負になりそうですね。


【安倍さん】
 そして交渉について。
 今までのすでに参加をしている国が決めたルール。
 後から入ってきて既に決まっていることは
 押し返すことは難しいと言う事は、
 十分承知の上でありますが、
 ただ、今まで例えば関税については
 ほとんど議論がされていないわけでありまして
 ここから決めていくことがむしろたくさんあると
 言ってもいいと思いますね。


【解説】
交渉力、ですよね。
ここは安倍さんに任せるしかありません。
ここをミスると、安倍さんとしてはつらいところ。
確実に成果を出して下さいね。


【安倍さん】
 むしろここで、ここで交渉に参加しない事は
 もうTPPを事実上諦めなければならないと。
 交渉に全く参加できないのですから。
 全く日本はルール作りには参加できない、
 と言う事になってしまっては、
 そうなってはそういうTPPは
 参加は国益にかなわない
 と言う状況になっていくんですね。

 その先に、アールセップ、エフタップという、
 TPPで決めたことを核に
 新しい体制が出来ていく、その全て、
 これを手放さなければならない、と言うところに
 来ていることを認識しなければならないと思います。


【解説】
?????
TPPのさらに先の話ですか?
将来の国益のためにはTPPが必要だと言う事ですか。
ここを把握しないと、安倍さんの話自体が
うまく中身がつかめなくなってきますね。
この辺りは、勉強しないといけませんね。


※コメントにて、有志の方が解説されています。

  ご協力ありがとうございます。


【安倍さん】
 そのうえでですね、報道にてメキシコとカナダに
 送付されたと言う念書については、
 我が国は受け取っては参りません。


【解説】
おおっ!!これはでかい!!
要は、「日本に変な条件付けるなよ!!」という
安倍政権からの宣戦布告ですね!!

これをきいたら、メキシコやカナダや
他の国も怒りますよ。(ワクワク)
「もう日本なんか来なくていいよ!」って言うかも。


【安倍さん】
ですから、それがどうなのかと言う仮定の質問には
お答えすることはできませんが、
可能な限り、早期に交渉に参加をして
強い交渉力を以て
我々は国益を守って生きたいと
こう考えていますし、
なんど言っても世界第3位の経済力を持つ日本です。

その存在感は、大きなものがあるはずでありますから
我々はこの力をフルに活用していきたいと
そう考えています。


【解説】
国力のフル活用、今は私には未来が見えませんが、
安倍さんの出方を拝見いたします。
納得行けば、次の選挙で支持しますので。


【新聞記者】
「○○(聞き取れない)、関口と申します。

 TPP交渉参加の論争では、
 日本の農業を守るための
 農産物関連の扱いが、
 最大争点のような印象を受けますが、
 関税を撤廃することによって
 消費者が受ける恩恵の優先順位は
 これより下に位置するのでしょうか?

 大企業は所得増を次々に発表していますが
 マーケットの好調が反映されにくい、
 中小企業零細企業や年金生活者には
 総理の掲げる物価上昇目的などが
 生活を苦しくさせる面もあります。

 安い外国米や畜産物が入ってくることを望む
 消費者と、農業の聖域化の狭間にある溝を
 総理はどのように受けていらっしゃるか?
 お聞かせください。」


【解説】
ぐわーーっ!!この記者、カスだあーーっ!!
最低の質問だ!!

第一にTPPの争点を農業争いに矮小化してます。
この時点で落第です。最低です。
TPPでマスコミ自由化して、こいつらを
もうちょっと鍛えた方がいいかもしれませんね、マジで。

第二に景気が良くなってくると、
年金生活者が置いてきぼりを食うのは当たり前。
景気が良くなって真っ先に利益があるのは
「デフレでリスク背負って辛かった人」です。
バイトのお兄ちゃんとか、自由業さんです。

公務員とか、年金生活者は
デフレでももともと高かったので
インフレで景気が戻っても
差額となる恩恵はもともと少ないです。

と言うか、先に賃金が増えて、店の商品が売り切れて、
その後で価格上昇に決まってるでしょうが!!
私の記事を読めよ、と言いたくなります。

【財政出動】給料増額と物価上昇はどっちが先?【金融緩和】
http://ameblo.jp/charocharo01/entry-11456318422.html


第三に、安いからって言って、アメリカ牛肉は
私は嫌です!!狂牛病のリスクあるんだし。


第四に、安い事は良いことだみたいな感じで
一般人を洗脳するのはやめなさいよ。

価格が下がってデフレだから辛いんだって、なぜわからない?
なんだか、この記者、朝日新聞みたいな匂いがするなぁ。


【安倍さん】

「まず、多くの関税が撤廃されていくことによって
 物の値段が下がってゆく。
 これは消費者が享受できる利益だと思います。
 
 そしてその分、購買力が増すことによって
 GDPにプラスの影響をします。
 そうした計算を我々はしているのであります。

 つまり消費者の得る利益は我々も計算に入れている、
 と言う事であります。

【解説】
これは、純粋に質問への受け答えですね。
試算の中には、TPP導入による
消費者の利益分も参入済みであると。


【安倍さん】
その上において、農業は多面的機能を保有しています。
 ※スタッフ注釈
  『多面的機能』とは恐らくは、農業の多面的機能。
   >息をのむほど美しい田園風景、
   >日本には朝早く起きて
   >汗を流して田畑を耕し、
   >水を分かち合いながら、
   >五穀豊穣を祈る伝統があります。
   >自由自立を基本としながら、
   >不幸にして誰かが病に倒れれば
   >村の人達がみんなで助け合う農村文化。

  の事だと思われます。 
 
 水を涵養し、地域を守り、環境を保全し、
 そしてCO2を吸収する。
 これは都市の人々も恩恵に浴しているのであります。

 つまり、この多面的な機能を考えれば
 『農業は一つの産業、
  そこで働く人はもういらないんだ』という
 事には決してならないわけでありまして、

 ですからこの重要性、多面的な機能、そして
 これはまさに日本の文化にも通ずるものがありますから
 これについてはしっかりと守ってゆくのが
 私は当然なんだとこのように
 思って居る所でございます。

【解説】
すばらしい!!
国益』であり、国柄の保持そのものを目指す答えです。

理屈だけの自由主義の天敵である、
国柄や民族性、風俗、文化の大事さを
キチンと守ることを国の指導者が明言しました!


こんな受け答え、橋下さんやミンスでは
絶対にありえません!!
もちろん、石破幹事長でも無理でしょう!!


そして、裏の意味から考えても、

多面的機能』を連呼したことが大きい!!

詳しくはこの記事の末尾で延べます!!


【安倍さん】
また、今私たちが進めている、
経済財政金融政策についての
お話がございましたが、
もし我々が今の政策を行っていかなければ
毎年、毎年、国民の収入が減っていくんですから、
更にどんどん収入が減っていくと言う状況になります。
 
年金は物価にスライドしていきますから、
デフレになれば、年金収入は減っていきます。
株価が下落をしていけば、
年金の運用損がどんどん出ていきます。
 
例えば株価を売却をして、
それを被災地のために使う。
JTの株の売却も、売却益は減っていきます。

つまり、今やっている政策をやらなければ、
受けるマイナスが遥かに遥かに大きいと言う事を
考えて頂きたい、そのように思うわけでありまして
つまり、行き過ぎた円高によって、
根っこから仕事を失ってしまう、と言う状況を変えて
まさに日本の経済を上昇させてゆく事によって、
経済を活性化させ、そして職を増やし、
雇用を増やし、賃金を上げてゆく。

今、そういう局面に入っていったわけでありますから、
大切なことは更にそれを多くの方々に均霑してゆく
広めてゆくことではないかとこのように思っています。」

【解説】
安倍総理、完璧な受け答えです。
マクロ経済を完全に理解されていますね。

三橋貴明先生も、大喜びでしょう。

記者の「安い方がいい」発言を
完全に撃退しましたね。
安倍総理、お見事でした!!

【新聞記者】
「時事通信、佐々木です。

 今回のTPP参加表明に当たって、
 これまで政府はアメリカと事前協議を行ってきました。

 特に、コウコクセイ(?)自動車に関する
 関税の段階的撤廃の受け入れ等ですね、
 一定の進展があったと思うんですけど、
 この事前と言う言葉は取れるかもしれませんが、
 事前協議はもう終わりなのでしょうか?

 そんなことはないと思うんですけど、
 いわゆる90日ルールというものを考慮すると
 夏以降に始まるとみられる交渉会合参加に向けて
 他に自動車や保険など、残る課題について
 どのような姿勢でルール作りにかかわっていくのか
 そのあたりを具体的にお聞かせください。」

【解説】

時事通信、佐々木さん。
あんたね、早口でもごもごしゃべるな!!
聞き取りづらいわ!!
社会人がそんな話し方をするな!!
ハキハキしゃべれ!!

こんな質問者じゃ、答える総理も大変ですよ、全く。

【安倍さん】
「先般の日米首脳会談において、
 日米間の協議を継続してゆくことで
 一致を致しました。

 その事を受けて、今、
 協議を実施をしているところであります。

 我が国のTPP交渉に対する、
 米国の同意が可能な限り、速やかに得られるよう
 今後更に取り組んでゆく考えであります。」

【解説】
日米協議は今後も継続。
当然ですよね、TPPの残り5本の毒牙も
しっかりと取り除かないといけませんからね。

【今回のまとめ】


総括をしますと、『国益』『国柄』『多面的機能』を守ると言ってるんですよ。


なぜ安倍さんは『多面的機能』という聞きなれない言葉を

あの時に何回も言ったと思いますか?

実は、これ、自民党のTPP対策委員会の

決議を象徴する言葉なんですよ。

三橋先生のブログの記事の

自民党TPP対策委員会の決議

にも載っていますが、

自民党は記者会見の前日にTPP反対の決議をしています。


これです。↓

【TPP】自民党TPP対策委員会の決議
http://www.jacom.or.jp/news/2013/03/news130314-20126.php


ここには

1.先の総選挙において、自由民主党は、TPP交渉参加に関し6項目の約束を国民に対して行って選挙戦に臨み、政権復帰を果たした。これらの公約は、国民との直接の約束であり、党として必ず守らなければならない

と書いてあります。


そして、安倍さんはこれを必ず守ると、

暗号のようにメッセージを忍ばせていたのです。


この決議、続きを読むとこう書いてあるんです。

2.TPP交渉参加については、国民の間に様々な不安の声が存在している。
 (1)もし、聖域の確保が達成できなければ、食料自給率の低下、農地の荒廃、担い手の減少などにより、国民に安定的に食糧を供給する食料安全保障が確保できなくなるのではないか、離島や農山漁村地域などにおける社会基盤が維持できなくなるのではないか、また、美しい故郷と国土を維持する多面的機能が維持できなくなるのではないか、との声が大きい。



金曜日の会見、安倍さんが何度も

農業の多面的機能なんて聞きなれない言葉を

何回も連呼してたでしょ?

その出所は、自民党のTPP反対決議の中にあったんですよ。


このキーワードを何回も口にして「守る」といったという事は、

安倍さんは記者会見をしながら、

自民党のTPP反対派議員たちに対して

「わかってるって。ちゃんとTPP反対方向で動くからね。」と

メッセージを送っていたんですよ。


そして、自民党6か条についてもキッチリと主張すると言っている。
メキシコたちが辛酸をなめた「念書」も拒否すると断言している。

これでTPPの国たちが日本をテーブルに乗せる気があるか、
この時点でもう見通しが立ちにくいですよ。
こんなワガママ、TPPの枠組みの中では邪魔ですもんね。

で、もっと言えば、アメリカもTPPするとまずいんですよ。
2013/03/14のザ・ボイス上念さん動画によると、
アメリカの農業が、オーストラリア農産品の安さに押されて
大ピンチになるという試算があり、アメリカの農家がTPP反対しています。

なので、TPPそのものがグダグダなんですよ、既に。

更に言えば、オバマさんはまだ米国議会に
「TPPという条約を締結して良いよ」という許可を
まだもらっていません。


なぜならTPP条約案自体、まだ議会には秘密だから。
TPP条約案を読めるのは、
議員でなく、グローバル企業幹部だから。
だからオバマさんがバスに乗れない可能性すらあります。

というわけで、残りは国内マスゴミ対策だけなんですよ。

はっきり言いますけど、来週からマスコミは
先週までと逆の事を言い出します。


先週までは
「アジアの成長を取り込め!」
「バスに乗り遅れるな!!」
「TPPすると物価が下がってお得だ!」
「TPP消極派の安倍はダメだ!!」
でした。

来週からは
「TPPって、国民皆保険制度ヤバイ!?」
「TPPだと、供給増えてデフレが加速だ。」
「TPP参加の安倍はダメだ!」
になります。


結局、安倍さんをつぶすしか能がありません。
日本のマスゴミは、朝鮮汚染されてますから。

結局、安倍さんは国民の賢さに賭けたのだと思います。
先週と来週で真逆な事を言うテレビに対して
不信感や嫌悪感を持つかどうか。

はっきり言えば、日本人が
痴呆症か健忘症でない限りは、
次の参院選、安倍自民が勝てます。
マスゴミが来週以降、手のひら返しの報道をして
国民から総スカン食らいますから。

後は、落ち着いて国民の側が
「自民党6か条に反するTPPなら反対!!」を
ひたすらに連呼すればいいんです。


それで、国民も反対、自民党議員も反対、
安倍潰しに躍起なマスゴミも反対
となれば
安倍さんも堂々と反対に回れます。

しかも記者会見をよく見たら、
安倍さんは『絶対にTPP参加を目指す!』なんて
一言も言っていません。


最初から最後まで
『国益のために最善の道を目指す!』のみです。
つまり、TPPやめる事が国益だと言う結論が
国内世論で固まれば、安倍さんは
国益の為に堂々とTPPやめたらいいんです。

だからこそ、国民は
「自民党6か条に反するTPPなら反対!!」を
ひたすらに連呼すればいいんです。

お分かりいただけましたでしょうか?

さあ、全てわかればやることは一つ。

今日はメールで、明日は電話で、
国民の声として
「自民党6か条に一つでも反するTPPは絶対反対」を
叫び続けましょう!!


【追伸】

よくよく考えたら、もう一つ思い当たることがありました。

成長戦略って、アベノミクス3本目の矢ですよね?


発射の条件は1本目と2本目の

財政出動と金融緩和を打ち出すこと。


こうは考えられないでしょうか?


TPP「交渉への参加」を打ち出すことで

野党やマスコミの協力を取り付け、

財政出動、すなわち、

2013年度本予算の成立見通しをつける。


さらに言えば、安倍さんは

金融緩和にも自信があるのではないでしょうか?

TPP交渉参加ならば、みんなの党は大賛成ですし、

維新の会も大賛成です。

ならば、日銀法改正にもめどがつく。


日銀法改正さえ成立させてしまえば、

問答無用で、副総裁や総裁が誰であれ、

いう事を聞かなければ更迭して、再任命が可能となる。

よって、金融緩和が確定できる。


アベノミクスの安倍さんが、あえて成長戦略の段階に

足を踏み入れるから国民は混乱してるわけですが、

もしかしたら安倍さんの中では財政出動と

金融緩和についての見通しが立っているのかもしれません。

ペタしてね