イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(1) | ちゃぬの裏韓国日記

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カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

■文教祖はみ言葉で「イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた」と言っている

ブログ奇知外記(【シリーズ】驚くほどの、古今東西の予言書(3)-- 弥勒仏とメシア:救世主は誰か)を検証http://plaza.rakuten.co.jp/peace3world/diary/201104090001/

イエスの血統にはザカリヤの血統でありヨセフの血統ではないというのは、統一教会である程度教育を受けた信者なら誰でも知っている内容ですが、ユダの血統からイエスが生まれると語っているのは、実は文教祖本人であり、原理講論なのです。

<アダムからイエスの系譜>

※イエスは「ユダ族の獅子、ダビデの若枝」の子孫でしょうか?

アダム-セツ-エノシュ-ケナン-マハラルエル-エレデ-エノク-メトシェラ-レメク-ノア-セム-アルパクシャデ-シェラフ-エベル-ペレグ-レウ-セルグ-ナホル-テラ-アブラハム-イサク-ヤコブ-ユダ-ペレツ-ヘツロン-アラム-アミダナブ-ナフション-サルモン-ポアズ-オベド-エッサイ-ダビデ-ソロモン・・・ヨシア・・・マタン-ヤコブ-ヨセフ-イエス

●ブログ奇知外記での意見
『聖書からも系譜を出され、イエスは「ユダ族の獅子、ダビデの若枝」の子孫であると。確かに、マリアはヨセフと結婚したが、聖書には「マリアは、聖霊によって身重になった」と記されている。イエス様は、父親がわからない私生児として誕生された。しかし、この系譜にこそ、秘密が隠されていることを悟るべきである。』

私も統一教会信者だったのでイエスの父はザカリヤであることは教会から講義を受け知っています。奇知外記氏に限らず統一教会信者なら誰でも、そういうことを考えるのは理解できます。しかし、ザカリヤがイエスの父だというのは「世紀の大発見」ではなく、長い間、ユダヤ教とキリスト教の間に「イエスは預言者かキリストか」と意見が分かれるくらいに、血統問題というのは大きな問題でした。なぜならユダ-ダビデの系譜から、もしイエスが出ていなければ、メシアとして認められない宗教的背景があるからなのです。
(参考記事:文教祖は予言書に出てくる再臨主なのか?(3)

ザカリヤ ⇒ レビ族
ヨセフ(マリア夫) ⇒ ユダ族




■み言葉からみる「イエスはユダ族の血統継承者である」ということ

『ところで、争いは母の胎内で起こりました。次男ペレヅは、ゼラを押しのけ先に出てきました。この復帰、この逆転は、母の胎内で起こったのです。イエス様がユダの血統から生まれなければならないという原理は、この点において立てられたのです。
(復帰の道 1972年4月1日 フランス・パリ教会)

『さあ、歴史始まって以来、初めて兄と弟が腹中で入れ替わるということが起こったのです。ユダの時になってタマルという不法的な行動をした女性により、初めて歴史が正されたという事実を私たちは知りました。このようなタマルの勝利の伝統を受け継ぎ、信じて進む人にはサタンが侵犯できないという起源が、ここから始まるのです。タマルのような心情的歴史的伝統を受け継ぎ、ユダの支派の伝統を受け継いで信じて進む人には、サタンが侵犯できないのです。入れ替えられたことを中心として、伝統が受け継がれてきたのです。』
(罪と蕩減復帰より 1974年6月2日)

『御存知のように、ヤコブには十二部族があり、ユダ族はその一つで第四部族でした。そのユダ族の血統からイエス様が生まれました。言い換えればユダはイエス様の先祖にあたります。さらに旧約聖書を通して、レビ族のようにユダ族がずっと幕屋をかついできていました。それはとても秘密のある位置だったのです。ユダ族は神により特別な摂理を授かっていたからです。ユダにとって最も重要なことは、イエス様の先祖たることなのです。イエス様はユダの血統から生まれました。』
(天勝日のみ言葉 1979年10月4日)

『ここからイスラエルが始まったのです。そしてユダの支派からイエス様が生まれるようになってきたのです。人間的な倫理を中心として見た場合には矛盾する環境なのですが、このようにユダの支派を中心としてイエス様が生まれたということは、今日まで神学界において大きな問題でした。このことが分からないと解けないのです。ここからイスラエル民族が大きくなっていきました。イスラエルとは血統を清めたということなのです。ここで、勝ったということを知らなければなりません。何に勝ったのかというと、血統において勝ったというのです。血統を清めたユダの血統を通して、家庭時代、氏族時代、民族時代、国家の時代まで二〇〇〇年もかかりました。なぜこうしなければならないのかというと、天の世界の家庭として、国を成したサタン世界を蕩減復帰することはできないからです。天の側にも一つの国が必要であるというのです。』
(再臨メシヤの再現と成約時代1993年1月10日 米国・ベルベディア)

それでユダの血統を連結させて、四代を超えて五代から始めて、イスラエルの血統が清くなるというのです。神様の保護を受けて出てくるのです。これを育てて、二千年間を中心として、このような事実が家庭において成されたので、民族で成されるのです。そのような事実が、ヨセフ家庭とザカリヤ家庭で展開するのです。』
(第十五回「八定式」におけるみ言葉2003年8月31日NYイーストガーデン)

文教祖のみ言葉の見解が正しいとすると、イエスは「ユダの血統」つまりザカリヤの血統ではないということになってしまいます。もしかして、文教祖はザカリヤがユダの血統だと錯覚していたのでしょうか?ザカリヤの血統のレビ族に関してもみ言葉を語っていますが、「教会長や牧会者についてのみ」でザカリヤとの血統の関連性は語られていません。

しかし2003年まであれほど大会等で大々的に語っていた「イエスはタマルによる胎中聖別したユダの血統を受け継いだ」という内容は、2004年からピタッと語られなくなりました。代わって登場してきたのが「セムの子孫である蒙古斑同族世界平和連合」です。つまり、黄色人種からイエスが現れ、再臨主が現れるという拡大解釈の内容です。

では、2003年と2004年の間に統一教会では何があったのでしょうか?



■2004年からイエスはユダの血統であると語らなくなった理由の推測

①イエスがユダの血統であることが不快な組織との癒着があったため?
②ザカリヤがユダの血統でないことがわかったため?
③神の血統はタマルの胎中聖別からと言ったが血統的理屈が合わなくなった?
④血統系譜解釈にこだわると再臨主の証がしにくいため?
等々・・・・

2003年に統一教会に何があったか記憶されているでしょうか?
イスラエルで「エルサレム宣言」をした年です。

2002年11月30日 イスラエルのシャロン氏が統一教会の資金援助で首相当選
2003年5月18日 エルサレム宣言(イスラエル・エルサレム)
2003年5月20日 文教祖エルサレム宣言に署名(イーストガーデン)
2003年6月29日 ワシントン宣言(中東平和イニシアチブ)
2003年8月15日 ソウル平和宣言
2003年9月23日 エルサレム平和決議文(イスラエル・エルサレム)
2004年9月23日 蒙古斑同族世界平和連合創設
2005年9月12日 天宙平和連合(UPF)創設(本部は米国ニューヨーク)

※国連のNGOとして1992年世界平和女性連合に認定され、悲願だった天宙平和連合(UPF)の加入も2004年7月に認定されました。ちなみに国連はロスチャイルド傘下であることは充分にご存知だと思います。イスラエルのシャロン首相とロスチャイルドは同じスファラディ系ユダヤ人です。軍産複合体のロックフェラー(WASP白人系)とのつながりを捨て、新たにスファラディ系ユダヤ人と手を組んだのです。そのときから「セム族血族の一体化」を叫ぶようになりました。

顕進派はUPFで国連ロスチャイルド系vs国進派は全米ライフル協会会員でロックフェラー系の構図も見えてきます。



■セム族(蒙古斑同族世界平和連合)のみ言葉

『先生を中心として見れば、個人的な王権時代を越え、家庭的な王権時代を越え、氏族的基準、民族的基準も越えることができるものが「蒙古斑同族世界平和連合」の創設(二〇〇四年九月二十一日)です。モンゴルに行って反対する環境をひっくり返し、ここに来て先生と一体化した土台の上で、先生が「蒙古斑同族世界平和連合」の創設を発表したのです。
 蘇生、長成はサタンが動かしてきましたが、蒙古斑同族は全人類の七三パーセント以上になるので、それをすべて祝福すれば、完成時代を越えるのです。完成時代の七年過程を越えるというのです。完成時代を越えて神様の直接主管圏内に入っていくことができる時代的出発が、ここで旗を掲げて顕現したというのです。
 それで、きょうを何の日に定めたのかというと「天宙統一国開天日」です。今までは「世界統一国開天日」と言ってきましたが、これは韓国を中心として言う言葉です。今回、開天して天宙的統一国を連結させることをしたのですが、それは何かというと、モンゴルと韓国が一体になったということです。それは長男と末の弟です。カインがアベルを殺して、アベルの代わりにセツが出てきたのです。長男と末の弟が怨讐だったのですが、一体になったので「天宙統一国開天日」を定めたのです。』
(神の血統と平和理想世界王国より 2004年10月3日)

『私は、「蒙古斑同族世界平和連合」を創設し、全世界に広がっている蒙古斑同族を糾合する運動を出発させました。決して、新しい民族主義運動を始めようということではありません。歴史的にアダム家庭での失敗を蕩減復帰した立場であるノア家庭の長子セムの後裔として、摂理の結実期を迎えて人類の長子となったという使命を呼び覚ます総体的平和運動です。堕落によってアダム家庭でアベルを失い、百三十年目にセツを再び探し立てた神様の悲痛な心情を、慰労し得る長子圏を立てるための運動です。一つの兄弟、一つの家族となり、お互いに心の壁を崩し、国家間の国境を除去し、共に暮らそうという共生共栄共義社会の実現運動です。神様の祖国創建を早める摂理的召命です。』
(神の血統と平和理想世界王国より 2004年12月13日)

※「国家間の国境を除去」するのもロスチャイルドも同じです。ロスチャイルドは世界支配のための国境撤廃が目標だというのはご存知ですか?

統一教会の摂理や教義は結びつく勢力団体との関係で変遷すると推測されます。真理だから生き残るために勢力団体と癒着するのか、生き残りたいから真理と言って勢力団体と癒着するのか、果たしてどちらが本当なのでしょうか?

■イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(2)へつづく