ジョルジオ・アルマーニで『凛々しい肌』を作る① | 鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~

ジョルジオ・アルマーニで『凛々しい肌』を作る①

前々から密かに使ってみたいと思っていたのが、

ジョルジオ・アルマーニのリキッドファンデーション
新商品や新色がリリースされたときだけでなく、

何かと雑誌やメディアに取り上げられることの多い、

質に定評のあるブランドなので気になってはいたのですが、

いかんせん、ちょっと敷居が高いように感じていました。


個人的な思いこみなのですが、

私にとってMAC、ボビイブラウン、アルマーニは近寄りがたい。

あの黒で統一された「プロフェッショナルです!」という外観と、

1ミリの隙もなく作り込まれたBAさんのヘアメイクを見ると、

「うっ・・・私ごときが使いたいなんておこがましいです・・・」

と気後れしてしまうのです。


でも、基本的に私はしっかり作り込んだメイクが好き。

「素肌感」とか「すっぴん風」という言葉にはあまり興味がわかなくて、

化粧してます!やる気まんまんです!というメイクの方が、

見るのも好きだし憧れるのです。


そういうわけで、なるべく空いている時間をねらって、

キヨミズな気持ちでアルマーニのカウンターを訪れました。


ハートジョルジオ・アルマーニ ルミナス・シルク・ファンデーションハート


というわけで買ってきたのがこちらのリキッドファンデーション。

一応アルマーニの中では最も売れている、定番中の定番だそうです。

私は乾燥肌なのでオイルフリーではないほうがむしろ良いだろうということで、

しっとりタイプのこちらを勧められました。


ジョルジオ・アルマーニといえば、リキッドファンデのブラシ塗りの元祖

雑誌で初めて見たときは、

「いやいやいや、私の顔面はキャンバスではありません」

などと思いましたが、ブラシ塗りは案外塗りやすいし崩れにくいので好きです。

実際に初めてブラシ塗りを経験したのはアルマーニではなく、

ジェルアイライナーを愛用しているボビイ・ブラウン。

練りチークを購入した際に、お直しで使って貰ったのだと記憶しています。


なのでブラシはボビイブラウンのものを既に持っているので、

アルマーニではブラシは特に勧められなかったのですが、

タッチアップしてもらいながら目と肌で観察してみたところ、

ボビイブラウンのブラシは毛足長めの毛量少なめ(筆が薄い)

アルマーニのブラシは毛足短めの毛量多め(筆がぶあつい)。

ボビイのブラシは薄く均一にファンデーションが滑っていくので、

カバー力を出したいなら、もしかするとアルマーニのブラシの方が良いかも知れません。


BAさんが言うには、

「髪の生え際は、カスカスになったブラシで払うようにつけると綺麗にぼかせます。

 やりにくいなら、顔の輪郭から1センチほど狭めにファンデを塗って、

 スポンジで叩いて伸ばすと生え際からピッチリファンデが別れなくて自然ですよ」

とのことでした。

自分でもやってみましたが、このテクニックはなかなか便利。

また、BAさんは全てブラシで仕上げてくれましたが、自分で何回か使用してみた結果、

鼻まわりは指やスポンジでしっかりたたき込んでおいた方が崩れにくくなります


ファンデーション自体のテクスチャーは、

ローラメルシエのリキッドと似ているように感じました。

するすると肌の上を滑っていくようななめらかな液体で、

ぴたっと密着して均一な仕上がり。

ただ、ローラメルシエのほうがカジュアルだと感じました。

ローラメルシエは生っぽく、健康的な肌になりますが、

アルマーニが演出するのは、フォーマルで上質な大人の肌


このファンデーションで特に気に入ったのは、凜とした化粧感が出せること。

もちろん厚塗りという意味ではなくて、どちらかというとファンデ自体は薄付きです。

ただ、気になるところだけ重ね塗りすれば、しっかりカバーできます。

化粧感というと、「厚塗り」「おばさん」「マット」「古くさい」といったように、

なんとなくあまり良いイメージが感じられないような気もしますが、

アルマーニのファンデがすごいのは、決してそうはならないところ。


薄く均一な膜が肌にぴったりと密着するから、

作り込んでいるのに暑苦しくない、貴重なファンデーションです。

ふんわりしたシフォン素材のワンピースではなく、

ジーンズとTシャツのカジュアルスタイルでもなく、

スーツや女優ワンピのようなきりっとした服装に合わせたくなる感じ。


ただ、買ってからしばらく使ってみて思ったのですが、ちょっと艶感が足りない。

ハーフマットで、これはこれでもいいと思うのですが、

もう少しツヤがあったほうが華やかさがプラスされて、

より洗練されたベースメイクになるのではないかと思うのです。


もちろんツヤ系のベースを使ったりしてもいいのですが、

アルマーニが出しているフルイドシアーを混ぜると、

良い感じのツヤが出ると聞いたので、

次はそちらも試してみたいな~と思っています。


合わせて化粧下地も2種類購入したのですが、

長くなってしまったのと、なんとなく締めの言葉みたいなのを書いてしまったので、

そちらは次回の記事でご紹介したいと思います。


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