ムラにならない薄付きエマルジョン ~ソニアリキエル~ | 鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~

ムラにならない薄付きエマルジョン ~ソニアリキエル~

JILL cosme*SONIA RYKIEL エクラタン・エテルネル(ぷるぷるファンデ)JILL cosme*


エマルジョンタイプのコンパクトファンデーションの中でも、
根強い人気と高いリピーター率を誇るソニアの通称ぷるぷるファンデを買いました。
私が初めてエマルジョンを使ったのは確か高校時代で、赤い楕円型のSK-IIのものでした。
乾燥肌に良いし、リキッドよりも簡単に綺麗に付けられると言われて買ったのですが、
当時の私の技量に致命的な問題があったのか、なんだかいつも厚塗りになる。
しかもムラになりやすいという点をいつまでたっても克服できず、なんとなくフェードアウト。

それ以来エマルジョンには苦手意識があって避けていたのですが、
巷での評判を聞いていると使ってみたい気持ちがむずむず。
ぷるぷるファンデを紹介しているブログを夜な夜な徘徊しながら、暫く悶々としていたのです。
でもゲランの新作パリュールを買ったばかりだしなぁ、などと考えていたのですが、
エマルジョンにはまた違う利点があるのです。

もちろん何をもってエマルジョンを選ぶかという基準は人それぞれですが、私の中では、
■リキッドを塗る暇はないけど、きちんと感を出したいとき
■短期の出張や旅行で、きちんと化粧はしたいけど荷物を軽くしたいとき
という2点が、エマルジョンが欲しいと思う瞬間なのです。

まあ、迷うより試してみてから決めればいいと思ってカウンターへ赴いたところ、
いやー、良かった!噂に違わぬ良さを発揮しちゃってた。



まず質感がやはり独特です。
エマルジョンというのは一般的に、

こくのある練り系ふわっとしたスフレ系に別れますが、
これはそのどちらでもないような、なんとも形容しがたいテクスチャー。
指で触れると不思議なふわふわ感があり、それでいてしっとりしているのです。

質感としては、銀のぶどうの【白らら】 (かご盛りチーズケーキ)に似ています。

ふわっとしているのですが、水分を含んでいてじゅわっとしている、

なめらかなテクスチャーがそっくり。

(※白ららの名前思い出すのに3日かかった)

肌にのせると、やはりパウダリーにはないしっとりとみずみずしい感じ。
ファンデーション自体は軽いので、基本的には薄付き。
クリームファンデほどのカバー力はありませんが、

カバーしたい部分には更に重ねづけしてもよく、
重ねたときの厚ぼったさが出にくいので、

肌の部分ごとの悩みやコンディションによって、
薄付きとカバーを自己調節しやすいのは魅力的です。

あと、肌が極端に乾燥してしまって、表面が細かく毛羽立ったようになっているところは、
パウダリーだとそこにファンデがたまってしまい、
隠れるどころかよけいに目立つことがあるのですが、これだと大丈夫でした。



付属のスポンジ(左)は小さくて薄いので、

同じくソニアが出している大きなスポンジ(右)を買ったのですが、
正直に言うとあまりおすすめの品ではありません。
400円くらいで、使ってみますか?と聞かれたので一緒に買ったのですが、

なんかこれくさいよーーー!!!

ウレタン自体のにおいなのかもしれませんが、とりあえずくさい。

鼻にツーンとくる、独特のすっぱいようなにおい。これ何!?
別になんの特徴もないフツーの卵形スポンジなので、
別に他メーカーや他ブランドでおきにいりのものを探すことをおすすめします。
パフって結構しあがりを左右するくらいの力があるので。

エマルジョンだと、乾燥崩れしにくいので、もちは良いように感じました。
また、それでも乾燥してしまったところを直すときも、

パウダリーだと余計粉っぽくなりがちですが、
エマルジョンなので直接指の腹にとってなじませるようにすると元通り。

夕方浮き出てくる目元や口元の乾燥ジワもなかったことにしてくれます。
私にとってエマルジョンで一番ネックだったのは、この化粧直しに関してで、
お直しにさ使いづらいのではないかと勝手に想像していたので、
むしろ使いやすいことがわかってほっとしました。

ちなみにこのぷるぷるファンデは上からフェイスパウダーでしあげる必要があるので、
私は直したら上からエレガンスのプードルをはらっておくのですが、
フェイスパウダーのプレスト持ち歩くの面倒臭い、という方はブラシに含ませて持ち歩くことをおすすめします。
スライド式などでキャップがついている携帯用フェイスブラシに、
あらかじめたっぷりとフェイスパウダーを含ませておけば、化粧直しだけなら2~3回はつかえます。

フェイスパウダーもなかなか質がよくて気に入ったのですが、
長くなってしまったので次の記事で紹介することにします。