11/13 旅友と行く晩秋の韓国ツアー⑨栄州日帰り旅 紹修書院・浮石寺見学と特産リンゴのおやつ | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

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7月26日「韓国ひとめぼれ感動旅~韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行」出版。
韓国全自治体162市郡を制覇!渡韓回数は200回超。
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旅友と行く晩秋の大邱・栄州(ヨンジュ)ツアー(11/11~11/15)

こちらの記事↓のつづきです。

11/13 旅友と行く晩秋の韓国ツアー⑧栄州日帰り旅 ムソム村散策&特産の韓牛&高麗人参のランチ  


長音記号22日目スケジュール


雨が激しく降る中、紹修書院(ソスソウォン)を訪問。

こちらでは日本語が堪能な文化観光解説士の方に説明していただきました。

こちらの2本の石塔は韓国の寺院の入り口にある幢竿支柱(寺で特別な教義があるときに立てる旗を支えるもの)。

以前この地にあった宿水寺のもので、紹修書院は宿水寺の址に建てられたのだそうです。


新羅や高麗時代にはたくさんの寺がありましたが、朝鮮王朝時代になり仏教が否定され儒教が重んじられるようになると、寺は撤廃されたり中心部から移転させられました。

代わりに全国のあちこちに、その土地の出身者である高名な儒学者を祀り儒教を教える目的で書院が作られました。

紹修書院は、中国から韓国に初めて儒教を伝えた儒学者 安珦(アニャン)を称えるため、高麗末期に豊基(プンギ)の郡主が建てた韓国初の書院だそうです。

当初は白雲洞書院と命名されましたが、1550年に紹修書院と改名。

巨大な松林の中に、

樹齢500年のイチョウの大木がありました。既に落葉・・・ザンネン。


槍のように先が鋭くとがった紅矢門(홍살문)は宮殿や廟などの前に建てるもので、「高貴な方が祀られているので、声を静めるように」と来訪者に教えるためのもの。

儒学を学ぶ学生たちが合宿に来ていて、朝鮮時代のソンビの衣装を身にまとっていました。

安珦の位牌が祀られている文成公廟。

通常の書院では「○○祠」という祠に祀られるのですが、「祠ではなく王の墓に付けられる『廟』がつけられていることからも、安珦が如何に偉大な人なのかがわかりますよね」と解説士。

手前は書院長と副書院長の宿舎。

奥の儒学生たちの宿舎よりも基壇が高く部屋も広く作られています。

儒学生の宿舎の名は「学求斎=一生懸命勉強すれば」と「至楽斎=楽しみに至る」。

あ~ん、雨でレンズが濡れてボケちまいました(泣)

建物の配置が一般的な書院と異なっており、見所満載です。

在ユネスコ世界文化遺産に登録申請中だそうです。

合格紹修書院(소수서원)
住所 栄州市順興面内竹里151-2(경북 영주시 순흥면 내죽리 151-2)
道路名住所  栄州市順興面小百路2740(경북 영주시 순흥면 소백로 2740)
電話番号 054-639-5852
拝観料 大人3千ウォン

右矢印KONEST地図


栄州最後の見学地 鳳凰山(ポンファンサン) 浮石寺(プソクサ)へ。

676年新羅 文武王の時代に王命を受けた義湘大師が華厳宗の教えを広めるために建てたお寺です。

またまた予約しておいた文化観光解説士さんから説明していただきました。

真っ赤なモミジがなんて綺麗なんでしょうか。

太白山(テベクサン)、小白山(ソベクサン)、そして鳳凰山(ポンファンサン)の麓に建つ浮石寺は、雛段のように9段に構成されており、

仏教の教えである108の煩悩からの救いの意味を込めて、入口の天王門から安養門に着くまで108段の石段を登らなければなりません。(↓ナウリ提供)

「この位置から『浮石寺』と書かれた看板が掲げられている楼を見ると、柱と柱の間にくりぬかれた部分が5体の仏様のように見えるでしょ」という解説士の方からの説明に、一同「おおーーー!」と感動。

「こんな風に階段の下から上の段を見上げるのもいいですよ」と、解説士の方ならではのアドバイスが。

浮石寺の見学を最後に設定したのは、美しい夕焼けをここから見たかったから。

なのに雨は益々激しくなるばかり。

でも眼下に見える雲海もステキでしたよ~(負け惜しみ?w)

更に上の段にある韓国最古の木造建築のひとつ 無量寿殿(ムリャンスジョン)も見上げてみました。



国宝第45号に指定されている塑造如来像。

この寺を建立した義湘大師が中国の唐に留学した時出会った善妙は、義湘が国に戻ると伝えると海に身を投げ死んで龍になったそうです。

義湘を慕い新羅までついてきた善妙は、浮石寺を建てようとする義湘大師を妨害する群れの前で岩になって宙に3回浮き、敵を蹴散らしました。
その浮石がこちら。

更にこちらの階段を登っていくと、

浮石寺を創建した義湘大師の像を祀った祖師堂がありました。

光ってよく見えませんが、こちらが義湘大師。

栄州は高麗に近い場所に位置していたため、高麗からの反発を抑えるために、統一新羅時代である676年にこの寺を創建し「1つになる」という意味を持つ華厳宗の教えを広めようとしたのだそうです。

数々の文化財を保有する寺院ですが、個人的に浮石寺の最大の魅力は眼下に見える美しい山並みと夕景だと思うんです。

この日はあいにくのお天気で楽しみにしていた夕焼けを楽しむことはできませんでしたが、雲に包まれた幻想的な景色を眺めることができ大満足でした。

長音記号2浮石寺への行き方等詳細についてはこちらの過去記事で → 


栄州まで来たからには、特産品のリンゴをいただかなくては!

ってことで、栄州ツアーの〆としてAPPLEBEAN COFFEEでティータイム。

自家栽培しているリンゴを使ったドリンク&スイーツをいただくことができるんです。

リンゴの販売もしています。



有機農の砂糖を使ったアップルティ(4,500ウォン)と手作りアップルパイ(3,500ウォン)。


甘さ控えめでリンゴの爽やかな酸味とシャリシャリッとした食感を活かした中身と、サクッサクのパイがベストマッチしています。

アップルパイが苦手な旅友がオーダーしたクルミタルト(3,500ウォン)もおいしそう!

合格APPLEBEAN COFFEE(애플빈커피)
住所 栄州市浮石面韶川里388-8(경북 영주시 부석면 소천리 388-8)
道路名住所 栄州市浮石面浮石寺路1(경북 영주시 부석면 부석사로 1)
電話番号 054-632-4021
営業時間 11~21時

右矢印KONEST地図


こうして7時間半に亘り栄州観光と特産品を満喫し、大邱へ戻りました。


長音記号2大邱の情報は↓こちら↓をクリック
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