日本一の紅葉を見に行ってきた。上高地の涸沢(からさわ)カールだ。
[登山データ(徒歩)]
実施日:2015年10月3日(土)
距離:36.6㌔(往復)
最大標高差:831㍍
所要時間: 往路4時間、復路3時間30分(休憩時間含まず)
本日朝5時半、夜行バスで上高地のバスターミナルにやってきた。涸沢ヒュッテへは片道15キロ以上、標高差800メートル以上の道のりだ。これを徒歩でいく。
いつものようにブロンプトンでなく徒歩なのは何故かという質問に答えよう。上高地では河童橋より先のトレイルは自転車禁止なのだ。いつもと同じなのは日帰りで強行突破する点だ。歩いていては帰りのバスに間に合わない。従ってトレイルランではないが、一部、小走りで行く必要がある。相変わらずヘルメットおじさんは無茶をする。 (注意:北アルプスの登山道でトレイルランは原則禁止です。)
おなじみの河童橋から見た早朝の穂高連峰だ。本日は梓川から回りこんであの岩稜のちょうど裏側に位置する涸沢カールに行ってみる。
早朝の梓川沿いを早足で行く。涸沢は梓川の上流のひとつであるので梓川を辿っていけばよいのだ。まずは、明神、徳澤、新村橋を経て、横尾まで約12㌔を行く。ここまでは標高差150㍍程度と比較的フラットである。足元が未だ暗いのでつまずかないように歩く。
スタートから2時間が経過した。ようやく横尾出合についた。槍沢と横尾沢の合流地点であり、梓川はここからはじまる。
ここで川を渡る。
屏風から前穂への稜線が朝日に照らされて美しい。
横尾谷を回り込んでいくと
北穂が見えてくる。
横尾と涸沢のほぼ中間地点に達した。
そこにつり橋がある。本谷橋だ。この先から登山道が厳しくなる。足に来る。
キツイ登山道をこれでもかこれでもかと登っていく。なかなか着かない。
しかし、あるコーナーを左に曲がったとき、突如としてこの光景が現れた。美しい。涸沢ヒュッテは奥のモレーン(氷河による堆石)上にある。
モレーンの端にとりついて後ろを振り返ると。 最奥に見えるのは大天井岳(おてんしょうだけ)だろう。
さらに登る。涸沢ヒュッテの下の岩場に列を成して登る人々が見えてきた。ゴールは近い。
あと数百メートルで涸沢ヒュッテだ。
9時40分に到着。スタートから約四時間だ。標準タイムの五時間半から一時間半縮めた。さすがに足が疲れた。
カレーとおでんを注文する。おでんは涸沢ヒュッテの名物メニューだ。
涸沢ヒュッテの屋根の上に設けられた展望スペースで皆食事をとっている。寒いのでラーメンが人気だ。
尚、本日(2015年)10月3日(土)午後8時00分~午後9時30分、NHK BSで「ザ・プレミアム にっぽんトレッキングBest20!・秋▽紅葉・錦秋・絶景コース」が放映されたが、上高地・涸沢の紅葉が見事「全国ナンバーワン」に輝いた。上高地から帰宅して夕食を食べているときに見た。再放送もあると思われるのでぜひ見てください。
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