ロッセリーニ家の息子捕獲者/岩本薫

年間目標2つ目の積読崩し、順調に進んでます。
岩本さんの文章は読みやすいので
ぶ厚い本もサクサク読めます。

それにこのお話はホテルの裏側というお仕事描写もたっぷりで
読み応えがありましたー♪

今度のお話はロッセリーニ家次男坊です。
舞台は日本の老舗ホテル。

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ロッセリーニ家の息子捕獲者　著者：岩本薫　イラスト：蓮川愛
角川書店　ＢＬ小説　2007年10月
★★★

捕獲者―ロッセリーニ家の息子/角川書店: ￥1,470; Amazon.co.jp

◆あらすじ（帯）
目があった瞬間に、あなたに捕らわれてしまった。　
タブーだと知りながらも抗えずに―――。
アシスタント・マネージャーとして成宮礼人が勤務する『カーサホテル東京』が、イタリア資本のロッセリーニ・グループに買収されたのはつい先月のこと。　創業40年を誇るホテルの歴史を護るためにも気を引き締める礼人だったが、ミラノから来日した新しいボスは、プラチナブロンドにクールなアイスブルーの瞳を持つエドゥアール・ロッセリーニ―――礼人が10年前、一夜のあやまちをおかした相手だった。　理由があったとはいえ、ゲストと職場で肉体◇関係を持つなど、ホテルマンとして断じておかしてはならないタブー。　しかしエドゥアールは、過去のことなどまるで記憶にないかのように、礼人を改革の右腕にと望んできて――!?　岩本薫が贈る、極上ラブ・ロマンスが登場！　◆　（あく金対策でひらがな表記＆◇挿入あり）

感想は読メからコピペしたものに少々加筆修正しています。

3作読んできてこの話が一番好き。
恋でもカプでもなく仕事描写がその理由。
私、お仕事BLが大好きなのです。

二人の出会いからすると
恋の発端があまりに唐突だったので
10年後に再会してエドゥアールへの想いを
再燃させる礼人にはピンときませんでした。

でも、自分の想いを持て余しながらもそれはそれとして、
先代から託されたホテルをどう護りどう再建するのか
そのためには何をすべきかを
しっかりと見定めて動いていく姿に共感できました。

恋の行方は、ふたを開けてみれば
不運なすれ違いが重なっておりまして。
エドゥアールも意外にヘタレな成分ありで可愛かったり（笑）

そして物語は、恋についてもホテルについても
綺麗にまとめられていてさすが岩本さんだなという読後感でした。

作中のリニューアル案で出てきた
バトラー・サービス付の女性専用ルーム、
泊まってみたいーーー！（喫煙ルームでねｗ）
リーズナブルなお値段希望だけど（無理だろ）

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