華麗なる紳士のウエディング 著者:ふゆの仁子 イラスト:奈良千春
ラヴァーズ文庫  2007年6月発売
★★★★
華麗なる紳士のウェディング (ラヴァーズ文庫)/ふゆの 仁子
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嘘つきな天使 (ラヴァーズ文庫)/ふゆの 仁子
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『蜜約はスーツを脱いで』に出てきたFAのリシャールとウェルネスCEOのヘンリーのお話。

ヘンリーのフランス読みがアンリなのです。
那義レビュ→華麗なる紳士のウエディング、蜜約はスーツを脱いで

出会ってから10年分かれてから10年、かつて恋人同士だったリシャールとアンリ。
彼らの出会いから別れ、再会そして現在のお話が書かれてます。
出会いはリシャール13歳、アンリ15歳の時。

『駆け引き…』に出てくるヨシュアもかなり性格悪いですが
『蜜約…』で出てきたリシャールはさらに性格悪いやつですw
白人至上主義で、有色人種に対する偏見、差別、嫌悪がものすごい。
それが、アンリがリシャールと別れた一因でもあるんですけどね。

でもそのリシャールが、ラストに向けてすごく切ないです!
読んでて胸がきゅ~んとしてきます。
そしてヨシュアがイイところ見せてます!
友情に厚いんですよね!
性格に少々難ありですが、やっぱめっちゃイイ男です!

この作品の表紙絵、奈良さんじゃないのかと思いました。
いつもの奈良さんのタッチと違って柔らかい雰囲気で!
天使の二人のイメージにあわせたのでしょうか!

この話は『龍』の4年後だそうです。
このシリーズの時間的流れは『龍』→『獅子』→『駆け引き』→『華麗』ってことですかね。



嘘つきな天使     2008年10月発売

『駆け引き』に出てきた片岡の話です。
片岡は、外見はヤのつく職業の人のような強面なんですが
中身は朴訥としたいい人。
遊佐に憧れてて、遊佐としゃべる時は頬を赤らめてるようなヤツ。
とても二枚目キャラじゃないんだけど「二枚目っぽく」と指示があったようで…。
さてどんな片岡になってるんでしょうね?(ΦωΦ)ふふふ・・・・

経営難の百貨店高砂屋社長の息子の遥は大学生です。
父とは折り合いが悪い状態ですが、高砂屋を何とかしたいと考えてます。

高砂屋は生き残りのためウェルネスとの提携を画策するも
初顔合わせの会談で、父派の頭の固い重鎮のせいでヨシュアが腹を立て、
会談開始10分で椅子を蹴って帰ってしまった。

それとは関わりのないカジノで遥は、ヨシュアに誘われた賭けにのり、
10連勝してヨシュアを怒らせて・・・。
(ってか、ヨシュアって賭け事やめたほうがいいと思う。負けすぎだろwww)

そしてまたそのヨシュアとのこととは全く関係なく
偶然、遥は新宿二丁目で、片岡と出会います。

ウェルネスとの提携のため、ヨシュアから提案された片岡攻略に身体を張る遥の話です。


これで今現在発行されているウェルネスシリーズ制覇したはず!
面白かったです!
単品で読んでも話がわかるようになってます。
別の話のメインキャラたちが、あっちやこっちでチョロチョロ出てきて楽しい!

シリーズの中で、私が好きなのは『龍』と『獅子』ですね~!

獅子の黒炎&獅子の爪牙レビュ
龍を飼う男&龍の後継者レビュ
駆け引きはベッドの上で&蜜約はスーツを脱いでレビュ





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