銀行経営者の見識を疑う  銀行の国債保有、最高水準 6月末の残高111兆円 | 思うように資金調達ができない方へ

銀行経営者の見識を疑う  銀行の国債保有、最高水準 6月末の残高111兆円

思うように資金調達ができない方へ

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9月2日

相変わらず中小企業の経営者にとっては、思うように資金調達ができない状況が続いています。

そんな中、銀行の融資姿勢の分かる記事がありました。

   

銀行に預金の形で集まったお金が国債市場に流れ込んでいる。資金需要の低迷により銀行が運用難に陥っているためで、国内銀行が保有する国債の残高は昨秋から急増、6月末には111兆円台と最高水準に達した。企業や個人への融資金利の基準となる長期金利の上昇を抑える効果がある一方、預金で集めたお金が民間の経済活動に回らない構図も鮮明になっている

 銀行は預金で集めた資金を企業や個人に貸し出しているが、余った分は有価証券などで運用している。日銀の「民間金融機関の資産・負債統計」(オフショア勘定含む)によると、国内銀行の6月末の預金額は過去最高の約573兆円に拡大。一方、貸出金は約431兆円と3カ月連続で減った。預金から貸出金を引いた「預金超過額」は過去最高の142兆円に達している。この8割程度が国債に回っている計算になる。

 

確かに資金調達の多様化や現在の経済状況から企業の投資活動が活発でないこともあり、銀行の貸出金が伸びていないのは分かります。また、不動産案件に対する貸出も積極的ではないことも大きな理由と思います。 

でも一方で、中堅企業や中小零細企業には資金需要があるのにも関わらず、これらの企業が満足する対応を銀行がしていないのも事実です。

確かに銀行にとって見れば、大企業に対する貸出と比較すれば、リスクが高いことも事実だと思いますし、中には、粉飾決算をして融資を引き出そうとする不心得ものの企業があるのも事実だと思います。

 

でも、これらの事実があっても、信用保証協会の保証がなければ原則融資はしないとか、商工ローンとの取引があれば融資をしないとか、赤字決算をすると2年間は融資をしないとか、あまりにも審査の基準を一元化し単純化し、コンプライアンスと言う言葉に過剰反応して、ともかく企業の潜在的なポテンシャルとか、現状を掘り下げるような審査をすることなく、中堅企業や中小企業への融資に消極的な銀行の姿勢には大きな疑問を感じます。

効率経営もいいですが、銀行の幹となる事業を疎かにするのは本末転倒で、もっと企業との接点を普段から密にするような、ドブ板営業的な、一見非効率に見える業務も銀行には絶対に必要だと思います。

でも今の銀行、特にメガバンクは、本音は国内の中小企業などには、本当は貸す気がないから、信用保証協会の保証案件のみ貸出し、世間体を繕っているのが現状です。

 

言い古されたことですが、銀行は雨が降った時に傘を貸さないとよく言われます。

貸し手の論理から言えば、当然かもしれませんし、民間の銀行であれば株主に対する責任があるのも事実でしょう。でも銀行は社会に対するお金の仲介機能を果たすと言う公的な存在であるからこそ、経営がやばくなれば公的資金などで救われるわけで、社会に対する責任を果たさないで、経営に失敗しても救われるのであれば、多くの国民の支持を得ることはできません。

でも、多くの銀行員はお金を扱うことから来る優先的地位にいることで鈍感になってしまい、このような事実が見えず、感じることもなく、一般の社会とかけ離れた意識を持ち、非常識な論理で行動をしています。

とにかく、顧客の都合より銀行の都合やメリットを優先し、銀行も顧客満足度を満たす行員よりも、顧客をないがしろにしても、数字を上げる行員を評価する傾向から、そのような行員が出世して経営者になっていて、今の銀行経営者に、銀行が果たす必要がある社会的責任を自覚しろと言ってもそれは無理で、彼等の頭にあるのは、手段は何でもいいから収益を上げる経営判断をし、過剰にリスクを回避して、自分の保身とメリットしか頭にない傾向があるように感じます。

 

だから、今日の記事のように、安全な先への貸し出し以外は、安全な国債で運用することしか思いつかない状況に銀行が陥るのは当然で、このような銀行しかない日本では、元気な中小企業が増えて、中には世界的企業に発展するような環境がないため、ソニーやホンダや京セラのような大企業に育つ新興企業が、以前と比較して、あるいはアメリカなど諸外国と比較しても少ないのは、このような銀行の堕落に大きな原因があると思います。

 

確かに、銀行に対する締め付けも、前回のバブル崩壊で不良債権の山を持って経営がおかしくなったことから、国の過剰な管理にも問題があるとは思いますが、ここ数年の中小企業などへの貸出に対するやる気なさは異常で、信用保証協会の保証という質草がなければ原則融資をしないと言う現状は、日本経済の元気をなくす大きな要因になっていると思います。

銀行は社会的な側面が大きいこともあって国の認可事業になっているから、今度の政権交代で、銀行行政から大きく見直し、金融庁の改革とともに、銀行が中堅企業以下の企業にも、自分の裁量とリスクでお金を貸すようになるよう、強いリーダーシップで望むことを民主党の新しくできる政権に期待します。

以前にも書いたように、民主党のマニフェストには、お金の仲介機能を果たそうとしない銀行に対する指導を強めることも明記されていて、民業圧迫などとくだらない批判を恐れず、非常識で自分勝手な行動しかしない銀行の改革を是非やってほしいと思います。

 

今の銀行の現状を容認すれば、潰れなくてもいい企業がつぶれ、発展する企業を発展させないと言う国益にも関わる問題を抱えているから、早急に銀行改革をやる必要があると思います。

今回の選挙で、自民党のくだらない政治家にNOを突きつけたように、不遜で偉そうで見識のない今の銀行経営者を一掃することを期待します。

 

本来なら、銀行経営者自身、銀行とは何ぞや?銀行の社会的責任は?と自問自答して、自浄作用が働き、もっと心ある経営者が出てこないといけないのですが、今の銀行にこんなことを求めても、今の現状を見る限り無理と思わずにはいられないので、本意ではなくても、銀行を強権で改革しないと、霞ヶ関と同様、非常識な銀行が横行し、国民が大迷惑を蒙るので、新政権にはマジで期待したいと思います。

 

こんな今の現状から、くだらない制度とは思うものの、余裕のある中小企業なら検討したほうが良いと思う、中小企業新事業活動促進法の承認をサポートする親しいコンサル会社の説明会が、東京、名古屋、大阪をはじめとして札幌から福岡など全国で行なわれるので、詳細ご希望の場合はご連絡ください。

こんな制度を利用しなくても、銀行がまっとうな審査をし、まっとうな企業には、まっとうな融資が行なわれるような日が来ることを切望します。

でも、まだ現実は現実。検討される価値は大なので、お気軽にご照会ください。

 


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