高島屋と阪急阪神百貨店の統合 | 思うように資金調達ができない方へ

高島屋と阪急阪神百貨店の統合


 

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10月11日

いまや未曾有の世界的な経済金融危機の真っ只中、

どうでも良いような話題のように感じますが、

高島屋と阪急阪神百貨店が3年以内に経営統合するようです。


高島屋と、「阪急阪神百貨店」を傘下に納めるエイチ・ツー・オーリテイリングは10日、3年以内に経営統合すると発表した。まずは資本・業務提携を結び、株式を10%ずつ持ち合う。商品開発や物流面などでも連携する。

 統合後の合計売上高は1兆5000億円規模となり、三越伊勢丹ホールディングスに次ぐ業界2位グループとなる。

 

記事では業界2位になるとありますが、

間違いなくこのグループの売上高が次の日経の表のように当面は首位になると思います。

 

        三越+伊勢丹   高島屋+阪急阪神  大丸+松坂屋    そごう+西武  

売上高    15,400億円   15,585億円     11,310億円    9,680億円

営業利益率    2.2%      3.3%        3.0%       3.1%

有利子負債  2,254億円   1,072億円     1,030億円   3,782億円   

ご覧のように、三越+伊勢丹と高島屋+阪急阪神を表で比較するとよく分かるように、

売上高はほぼ同じですが、営業利益率と有利子負債の2つの点で、

明らかに高島屋+阪急阪神が三越+伊勢丹よりも優れていて、

今後の新店舗開発や既存店舗の改装など巨額の投資に対するゆとりが違うのがよく分かります。

なぜこのような数字になるかと言えば、

現在首位の三越伊勢丹ホールディングスの伊勢丹は素晴らしいのですが、

三越の状況は相変わらず芳しくなく、営業利益率でも負債の額でも、

大きく伊勢丹の足をひぱっています。

そのため現在、三越+伊勢丹は三越の不採算店の整理に躍起で、

三越大阪店や銀座三越の増床など前向きな相乗効果が出る計画があるにせよ、

伊勢丹による三越の救済合併であったことが分かります。

さらに伊勢丹と統合した効果は、閉鎖しない店舗でもまだ効果が出ず、

三越の店舗は押しなべて業績の改善が見られないようです。

 

その一方、今回の高島屋・阪急阪神百貨店の合併は、

言わば勝ち組同士の統合で、すぐに閉鎖しないといけないような不採算店なもどないし、

首都圏、東京については伊勢丹と三越と比較すれば弱く、課題は残るものの、

大阪における存在感はものすごいものがあります。

高島屋大阪店、阪急百貨店梅田本店、阪神百貨店本店の3店の年間売上合計は、

07年度で4400億円を超え、多分大阪の百貨店全店の売上高の60%程度を抑えることになります。

そして何よりの強みは、先ほども言ったように、

営業利益率、有利子負債の点で他の3つのグループよりも数段優れているところです。

 

つまり三越+伊勢丹は三越の不振が足を引っ張り、前向きな経営よりは、

まずは三越の不採算店の整理や非効率な部分の改革をまずやる必要があるのに対して、

高島屋・阪急阪神の方は、勝ち組同士の統合であるところから、

すぐに思い切った前向きな経営ができるところが大きな優位点だと思います。

事実、台湾など海外事業を、シンガポール店で成功している高島屋のノウハウを使って、

積極的に展開することが報道されたり、

高島屋も狙っていて阪急阪神に奪われた2011年オープン予定の福岡の博多駅の店舗についても、

思い切った投資ができるとろは大きな強みだと思います。
 

いずれにしても、毎日書いているように、

アメリカの失政による世界の金融危機は日本の消費にも大きく悪い影響が出ることは必至で、

それでなくても構造的な理由で百貨店全体の売上が落ちているのに、

不景気のあおりを一番受ける百貨店において再編が起きるのは時間の問題でした。

 

以前も書きましたが、大学を卒業して2年弱高島屋にお世話になった私は、

どうしても百貨店業界に興味があり、まあこんなことから、

今の大変な経済状況の中、書く価値もない話題かもしれませんが今日書いたわけですが、

百貨店も銀行同様数が減ったものだと思います。

多分まだこの流れは進んでいくと思うので、

電鉄系や地方の百貨店が、

上記表にも出てくる4つのグループに集約されていくかも知れませんし、

あまり百貨店と言う経営形態に好意的ではないセブン&アイホールディングスに属するそごう+西武は、

再編の対象になるのかもしれないと予想します。

正直なところ、この4つのグループの中で、

そごう+西武は売上規模も小さく財務内容も良くないので、

一番積極的な経営がでないし、既存の店舗も、他のグループと比較すると、

私の好みかも知れませんが、特に魅力ある店舗があるわけでもありません。

景気がもっと悪くなれば、ドラスティックなセブン&アイホールディングスのことですから、

グループ内に置いておくことは考えにくく、

近々にも再編の対象になるかもしれないと思います。

 

話は飛びますが、平素よく行く玉川高島屋は規模は大きくありませんが魅力的なところで、

このノウハウで阪急阪神沿線の商業施設を開発すれば、

イオンとかイトーヨーカドーなどのいも臭い画一的な商業施設とは違う、

もっとセンスある良いものができるように思います。

このことは新聞にも取り上げられていましたが、

高島屋・阪急阪神の経営統合の大きなメリットになるように感じます。

 

いずれにしても、国内消費がどんどん伸び、

百貨店の売上も伸びるような日本になって欲しいと思います。

 

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