七色に見えない虹  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

   
   
   
   今のフランスの労働者層で最初の大規模なストライキ が勃きてから一ヶ月、
   その間、4月4日に、300万人以上という、2度目の大規模なスト もあったけど、
   その後、日本のマスコミは、ここ数日のフランスの現状に関して特に主だった報道はしていない。
   それどころか、今回のフランスのデモや暴動が勃発した当初に公開されていた報道内容のうち、
   ネット上の幾つかのニュース記事が削除されてしまっている。
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000016-mai-int
   http://www.asahi.com/international/update/0319/001.html
   
   これはどういうことなのか? ・・・・なにかマズイことでもあるのでしょうか? 無責任だよな。
   
   
   
   かつて、ベルリンの壁が崩壊する以前、
   その貧しい生活に虐げられていた東ドイツの一般庶民は、
   外側の情報を常に、ラジオ電波や輸入雑誌から収集していたという。
   そして、「生きる」ということを絶対に諦めず、
   「時代を変えてゆきたい」と願う人々が振りかざした、あのハンマーを握る手には、
   “必ず自由を勝ち獲る”という思いが込められていた。
   それまではとにかく、壁の向こうにある“自由の世界”の情報は、
   たとえボロボロになった古雑誌であろうと、隅々まで読み、
   そうやって大勢の人が、いつの日か必ず、人間として生活できる日々を夢見ていたらしい。
   
   21世紀の今、世の中には、“役に立つ情報” と “役に立たないクズな情報” が入り乱れてる。
   とくにインターネットの世界。そのうち、日本も含め、“アジア圏のネット”という、
   多くの黄色人種が管理運営する様々なウェブサイトや数々のプログラムには、
   マナーやモラルに欠ける以上に、ほぼ犯罪に近いほどの薄汚いモノが多すぎる。
                              (…みなさんのサイトではないですよ。)
   欧米諸国から配信されるウィルスやスパイウェアの氾濫がどうあろうとも、
   それに輪をかけてアジア圏のインターネットは、根本的に、
   人の命をなんとも思ってないようなネタが情報網となっている…に等しい。
   どこかの業者がセキュリティ・ソフトの売り数業績をあげるために
   ネット・ウィルスをバラ撒く者にカネを回してる者もいるほどだ。
   そういう中で踊らされている我々日本人もいる。
   
   一般的に普通の人が使える通信回線には ある程度の枠組みがあるので、
   そこから食み出さない限りは CIA や FBI のほか、
   その他の機密情報機関にもマークされることはないかも知れないが、
   そういう、あらゆるクズな情報が氾濫する情報網をカムフラージュに、
   たとえばかつての“モールス信号”に似せたような形の暗号通信で、
   それぞれに秘密情報を交換し合っているセクトもある。
   世界各地に分布し各都市に潜伏するテロリスト人派(日本にもいる)も、
   常に西洋文化圏の動きを見張り、その情報を交換し合うことで、
   世界各地で勝手きわまりない野蛮なテロ活動を繰り広げてきた。   
   それをまた欧米の一部の権力や財力者が、
   その世界規模の勢力維持を揺るがされないために、 
   エシュロンやフレンシェロンの監視システムがある。
      http://tanakanews.com/a0302echelon.htm
      http://www.jiten.com/dicmi/docs/k4/14456s.htm
      http://72.14.203.104/search?q=3
      http://fukuma.way-nifty.com/fukumas_daily_record/2005/04/post_f8b8.html
      http://www.infovlad.net/underground/asia/japan/dossier/echelon/frenchelon.html
 
   
   名目上は、スパイやテロの破壊活動防止に用意された設備でも、
   我々が日常利用している電話回線や無線電波のすべてが人工衛星を通して傍受され、
   常時、特殊訓練を受けた職員が配備された中で、 (巷の経済競争の情報も含め)
   何億何千の あらゆる情報と、そこに流される暗号の遣り取りの解析や分析がなされている。

   そういう世界での情報処理に関しては、
   云ってみれば、一人の人間の命など、雑多な書類の一つに過ぎないかも知れない。
   
   でも生きている。
   なにを機械的に管理されていようが、人間は生きている。
   我々一般庶民、民衆、ピラミッドの上を支える底辺の存在が忘れてはならないのは、
   「この先どんなことがあっても投げ出さずに生きる、生き続ける」ということの大切さだ。
   
   たとえば、1989年のルーマニア革命  http://ja.wikipedia.org/wiki/AF
   をはじめとする東欧革命 前後の東ヨーロッパ諸国の中では、
   おんな子供に関係なく、一般大衆において銃の使い方を知っている人が多い。
   普通の一般家庭で生活するフツーの20歳代の女性であっても軍事訓練を受けている人もいる。
   そういう時代に産まれてしまったのだから、それを受け入れる受け入れない以前に、
   あちら側の人達にとっては、意識することなく、それが普通の世の中なんだと思う。
   その人達は今、「世界の動きがどうある」とか、
   そういう教育や情報の中にいなかった時間も長かったので、身近なところでは、たとえば、
   西洋文化圏のロック・ミュージックの歌や踊りの最新情報とか、
   いま世の中に何が流行っているとか、 
   無論、そのロックンロールの元となったソウル、
   リズム&ブルースやブルース・ミュージックが、
   ジャズの発祥地、ニューオーリンズに由来する
…などということは知らない。
   ただ東欧諸国の多くの若者の愛読書の一つに、
   アーネスト・ヘミングウェイ の『武器よさらば 』が浸透している。
   これも、
   自分が産まれる以前に既に東西が分離され、
   生まれた時から人類世界から隔離された場所で生活していた彼等にとっては、
   外側のスゴイ情報の一つだった。
   常に他人の生き死にを目にして耳で聞いて過ごしてきた生活の中で、
   「自分がどうして生きているのか?」
   「自分が今、何を成すべきなのか?」
   決して自分の人生を投げ出すようなことはなく、真剣に生きている人々が存在する。
   生きることをナメてるような今の多くの日本人とは かなりちがう。同じ人間なのに。
   
   また、かつての英国が今のような落ち着きをみせるまで
   悪名高きサッチャー政権の時代には、ブラッドフォードをはじめ、 

   数々の黒人暴動が勃発していた時代があった。(1980年代) 
   その当時、コックニーにも憧れていた俺は、ロンドンへもいけなかったけど、
   エルヴィス・コステロやビリー・ブラッグ、Smiths、TheThe、U2、UB40…という
   色々なアーティストの音楽を通して、彼等が演奏して訴えるモノの中に、
   底辺にいる人々が不当な扱いに虐げられている事実を捉え、また、
   日本人に生まれた自分には想像もつかないほど過酷な人生を送っている人々が
   この広い世界に存在していることを知らされた。
   フォークランド紛争などが、当時のイギリスの失業対策のためにあったかどうかの問題。
   その詳細
については ここでは触れないけど、 
   とにかく、どこかの国を槍玉にあげて戦争をしかけることで自国の不況を凌げる
   と、そう考える権力や財団が世の中には存在する。 
   そういう世の中は16世紀頃から変っていない・・・・・・・・はずだった。
   
   もしも人類に一日だけでも、アホな殺し合いやテロ活動が存在しない日があったとしたなら、

   それは、生きている人間全員、全人類が、全面的に自然界の支配を受けていた原始時代に、
   「もう太陽が沈んで暗くなったから寝よう」てな具合で、
   みんなが安心して眠っていたときかも知れない。
   しかし我々は、もう、この便利な時代に、そこへ後戻りすることはできない。 
   だから、フランス政府の苦肉の策の雇用対策がどうあろうと、
   世界中から失業者がいなくなる日はないし、
   テロも破壊工作も、それを闇で支援する武器商人も、消え去りはしない。
   あるいは、一部の無様な権力争いも含め、そういう世界に媚び諂う各種企業の天下りも、
   人々の妬みや買い被りも、
   この2千年程度の間に人類が築き上げた教育や思想の常識をきれいサッパリ捨て去るか、
   それによる弊害が頂点に達して やがてこのまますべてが滅びるかしない限りは、
   人間の醜さがこの世から消えることはない。
   また今後、これまでの何の宗教宗派であろうとも、それが人々の慰めになることもない。
   ただ、目鼻耳口を塞がれ、踊らされたままの人がいっぱいいるには違いない。
   
   
   
   
   
    

   さて、
   そんな中で(?)、昨年末にも幾つかのページで紹介してきた
      http://ameblo.jp/badlife/entry-10007878436.html
   “ニューオーリンズの今”を伝えるホームページやブログほどではないが、
   現代のフランスを即日、判りやすく教えてくれるページを発見した。
   
     http://www.francezappa.fr/


   
   このページのURLやタイトルは、おそらく、
   1980年代、ギタリストの渡辺賀津美 さんが、

   ジェームス・ブラッドウルマーと共に絶賛したビョーキ音楽の最前線、
   あの、『フランク・ザッパ 』 http://homepage.mac.com/club_k2/zappa/
   に掛けているんだと思うけど、
   “雑波秘密基地”なるアジト(?)も どこかに存在するのか、
   ここは、「パリのKSM社が運営しています。」ということで、
   今も海賊電波が街中に飛び交うという雰囲気漂う、
   革命都市フランスならではのページだ。
     
参照 http://www.francezappa.fr/contact.html  
   
   ここを読んでると、現代フランスの実情が手に取るように判る。
   これは便利なサイト。
   俺のネット検索(徘徊)も たまには読者のみなさんに役立っているかも知れない。
   最近は、それなりに読者の方も増えてきたので、
   たまには世間一般的に、ページ読者に対するサービスも必要かも知れない。
   たとえば、
          http://ameblo.jp/lapeace-dream/
 

   先日、同じアメーバ・ブログ内で読者になってくれた六本木の社長は、
   フランスではなく、イタリアン・レストランとかの経営者らしいが、
   若い。情熱に満ち溢れている。
   しかも、“最近の女性受け”するマスクは、今にも仮面ライダーに変身しそうな雰囲気。
   そのまま日曜朝8時の『スーパーヒーロー・タイム! 』に出演してもやっていけるかも知れない。
              
http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/04_cast/index.html
      オマケ ☞ http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/11_tendo/index.html
   
   冗談はさておき、きっと、人に奉仕することが好きな、優しい人物なんだと思う。
   …俺も東京にいたときは、こういう人と友達になって、
   築地の魚市場の脇にある食堂で、¥2,500の伊勢海老のエビフライ定食を食べたかった。

   
   
   
   ということで、単に目ラめっぽう何百、何千件と読者登録をして、(マトモに読みもしないのに
   トップランキング目指し、日々のアクセス数を増やそうと考えるコソクな連中とはちがい、
   (俺は そういう浅はかなコンタンで読者登録した者はID公開もしない
   こんな俺のページでも、アメーバ内には意外な人が読者登録してくれている。
   今はなき自分ホームページの管理ソフトがヘボクレだったために、
   思い切って大衆の眼に晒される WebLog へ、そこに書いた幾つかのコラム記事を移したのが
   昨年の7月5日だった。
   当初は、しばらくの間、3人の読者しかいなかった。 (たけちゃんと、渋谷の女社長と…)
   今や70人近い。
   そのほかにも、毎日大勢の人がこのページを閲覧してくれている。
   「よくもまぁ、こんなサイトに付き合ってくれるもんだ」と、口では云いながらも、内心は
   うれしい。
   
   みなさんどうもありがとう。
   
   
   
   
   であっても、このサイト、“mind resolve”は、
   全日本 平和ボケ安泰連合会の“巷”に対して 常に強行突破する構えを崩さない。
   ごめんなさい。
   これからも破滅することなく、いつもの調子で書きつづけます。
   
   
   んで、
   フランスでは、白人と黒人の混血…俗にいう、“ハーフ”の人のことを
   「カフェオーレ」という言葉で表現する人もいる。
   決して差別用語ではなく、ユーモアのある親しみを持った言い方で、
   子供でも使っている俗語の一つだ。
   フランス映画とかを観ていても出てくる。
   
   では、どうして黒人と白人の混血人が世の中に存在するのか? 
   
   このことに世界の歴史や文化を通して
   あますことなく子供に正しい情報を伝えられる親は少ない。
   日本人には特に少ない。
   これが国際社会をリードする先進国として、
   その情報化社会の発達が素晴らしいと頷ける人もヘンだと思う。
   どこが世界有数の教育水準の高さを誇れる国なのか? 
   何が、登校拒否や学習障害児を考える立派な教育機関や行政なのか? 
   もう使い物にならない明治・大正・昭和の旧い常識を引き摺った文部科学省と、
   その下請け 請け負い業務しかできない全国各地の教育機関や学校施設に配備されている職員が、
   子供たちの未来や日本の明日を考えられるわけがない。
   この将来に先延ばしにされた問題は、
   次の世代にはあまりにも荷が重過ぎる。
   膨大な国の借金も、必要以上な情報も。
   教育と医療における様々に入り組んだ問題が、今後、
   一人一人の肉体の中にある精神をことごとく押し潰すかのように、
   自分の器には不似合いな財産や資産の確保、維持、追求をさせる世の中の常識。
   
   「これが美味しそう!」「あそこが面白そう!」「こいつはヘンだ!」・・・・
   という具合に、個人の欲求を満たすためだけのためには、
   今や、あらゆる情報が必要異常なまでに簡単に手に入る時代。
   世の中には、インターネットで情報交換が出来る環境にいる人と、
   パソコン端末と画面の向こう側にある世界など知る由もなく、
   そんな余裕などまったくなく、生活に事欠き、がむしゃらに働いてる人もいる。
   俺の生活は今も、その中間に位置する。
   
   
   夢に向かって生きられる時間が僅かだとしても、
   自分の力を過信することなく、
   かけがえのない若さと情熱で
   やがて遠からぬ日に、
   あらゆる束縛から解放される自由を手に入れることが可能な人と、
   そうではない人がいる。
   反対に(?)

   年老いた容姿の自分にある体力の限界や
   何かに乗り遅れたような気持ちの中で、
   常に不安を抱える毎日を過ごしている人もいる。
   俺は常に、その中間にいる。
   
   貧乏人と金持ちの中間。 (どちらかというと貧乏より。かなり。
   世間を捨てた人と、捨てがたいところで頑張っている人の中間。
   失業者とニートの中間。
   普通に他人と言葉を交わせない人と
   そういうことをまったく意識もしない、心身共に健康な人との、その中間。
   白と黒の中間。
   素晴らしいモノと臭いモノの中間。
   
   
   虹が七色だということを誰が決めたのか? 
   色と色の境はなく、七色とは別の色もある。
   その中間色の全部をひっくるめて「虹」だ。
   
   「雨があがってよかったね」
   
   道を歩いていて素直にそう云える子供が、
   ある時、大人より先に、空の彼方に発見する。
   それが虹。
   そして、夕焼け小焼けに輝ける いちばん星
   決して、俯いて歩いている大人には、子供よりも先に、
   その空に虹や金星を見つけることはない。
   なぜなら、俯いて歩いているから。
   途方に暮れることばかりに苛まれ、
   未来を見つめようとすることに後ずさりしてしまうからな。
   
   
   
   現実に生きている人が知りえない世界のうち、
   肉体を失ったあとの魂が 地球上の至るところに、
   夥しい数で彷徨っている。
   獣も人も、次の再生のために分解され、浄化されるべき者が、
   その道理に適うことなく、ただ肉体を失ったままの状態で
   暗く湿気ったような場所に浮遊している。
   光りもなにもなく、ひしめき合う場所・・・・
   俺は、現実に肉体を持って、生きて生かされている世界と
   その中間にいる。
   
   
   
   普通の人が足を踏み入れてはならない場所、
   決して、中をあけてみて、覗いてはならない場所がある。
   そしてその場所の奥には更に扉があり、
   その奥にはまた更に扉があり、
   何重にも重ねられた部屋の向こうには、
   常に新鮮な世界がある。
   しかし、扉をあける度に、
   もう元いた場所へは戻れない。
   一つ一つの部屋に用意された椅子や机を使い、
   そこで与えられた自分の役割を果たさないうちは、
   次の部屋へ進むことが許されない。
   しかも、立ち去るときは、
   最初に自分の足が一歩踏み入れた場所から、
   壁も天井も、その隅々まで きれいに掃除しない限りは
   次の部屋の扉の前へ立つことは許されない。
   
   俺も、その最初の扉をあけてから、
   二枚目のドアの前に立ち、
   ある時、振り向くこともせず、
   なんのためらいもないまま、
   あけたドアが後ろで閉まる音を聞いた。そして、
   その部屋をあとに、次へ進もうとしたとき、
   三枚目のドアのノブが回せないことに気づいた。
   どうやら、部屋の掃除が終わっていないらしい。
   以来、そこから出られなくなってしまい、
   俺は今も、その中途半端な場所にいる。
   
   そこで、三枚目の扉の向こう側から聞こえる声や音に耳を傾け、
   その向こうに何があるのかを理解しようとしている。
   掃除を怠ったまま…。
   
   誰か ここから俺を出してくれ!
   扉の向こう側にかけられた鍵を開けてくれ! 
   
   そんな者 はもう、どこにもいやしない。  
   
   
   たぶんな。
   
   
   
   
   
   
   
   
    Blinded By Rainbows ”     real player open
   
 
                  The Rolling Stones from Voodoo Lounge
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
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      追記 05月11日(木) 22時
   
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   このページにコメントを頂いた lithium さんのページを紹介させて頂きます。
   少なからず、現状のフランスに関係しているということで…。   
   
   
 http://ameblo.jp/lithium/entry-10012210543.html
   
   
   
   ちなみに、そちらでご案内のモノをここでスグに開けるようにリンクさせていただきます。
   
   
 http://www.ina.fr/archivespourtous/index.php